16 / 104
第一章 ガルディア都市
勇者召喚
しおりを挟む
この世界はいくつもの犠牲の上で成り立っている。
醜い争いを繰り広げ、奪い合うことで大切なものを守ってきていた。
こんな世界に平定は訪れるのであろうか。
ここガルド大陸首都ガルディアでは今まさに時代の変革が訪れようとしている。
王宮を突き抜け、見晴らしのいい崖の上には騎士団の最高戦力が集っていた。
こんな心苦しい気分であっても空は晴れやかで、むしろ少し暑いくらいに感じる。
じんわりと汗が滲む、整えられた舞台を見ればもう避けようのない事なのだと胸が痛む。
騎士団長トリシア=カスタールは、赤とシルバーのアルマタイトフルプレートで出来た鎧を身にまとい大きなハルバードを背負い、儀式の台座の一番近いところで台座までの道に敷かれたレッドカーペットを挟む形で横に並ぶ。
緑の髪をポニーテールに結わえ、前を見据える姿は普段のスーツの姿とは違い、厳かな雰囲気はまさしく強者たる者であった。
その隣には各騎士団の名だたる隊長達が横一列に並ぶ。
第一部隊隊長である私、アリア=シュタインは普段の騎士鎧姿で、背には弓を腰には剣を差した姿で立つ。
断然たる覚悟のある顔はこれから起こるであろう惨劇に目をそらさぬ為のものである。
第二部隊隊長ストライフ=バーン、緑の髪の短髪であり褐色のエルフはアリアより少し背が低く、幼い顔立ちでありながらこの騎士隊長の中では一番の年長者であり、戦闘経験も豊富で郊外任務から戻ったばかりである。
第三部隊隊長カルマン、三メートルを超える体躯と筋肉質なおかげで鎧は着ておらずシルバーの胴当てと腕にはアルマタイトのガンドレットを両手につけている。赤い大きなマントが風になびきその存在感を主張する。
第四部隊隊長トロン、アリアと同じような鎧に身を包み、腰に剣を携え、悲痛な面持ちで静かに前を見据える。その感情はおそらく怒りであろう、トロンは今回の巫女と同じように小さな妹もいる。トロンは最後までこの勇者召喚に納得がいっていなかった。
第五部隊隊長アルフレア、カルマンと同じく三メートルを超える赤髪の長髪でギガントの女性、姉御肌な性格でカルマンよりも多くの鎧を着ていて背には大きな大斧を提げている。アルフレアも郊外任務から戻ってきたばかりであり、この召喚の儀もトロンと同じく怒りを覚えていた。
第六部隊隊長カナリア=ファンネル、今日も変わらず黒いドレスに身にまとい、ピンク色のツインテールが風になびき鬱陶しそうに顔をしかめていた。
第七部隊隊長キール、青いウルフのような髪型で褐色のヒューマンである彼は、ストライフとともに昔から騎士団の隊長を務める古参であり、刀と呼ばれる異世界の武器を使う。キールも今回郊外任務から戻ってきていて腕を組み目を閉じて立っている。
トリシア=カスタール騎士団長の対面に並ぶのは元騎士団長であるアルバラン=シュタイン、教皇であるドンナム=イルレシア、ガルディアンナイト騎士団長テオ、セーブザガーディアン商業統括ドルイド=アンダーソンと各大臣達が一堂にそろっていた。
教皇が辺りを見渡し宣言する。
「これより勇者召喚の儀を始める!」
王宮側の扉が空き、国王が巫女を連れてレッドカーペットの上を歩いてゆく。
巫女であるサーシャ=ウル=ガルディアは白いドレスを身にまとい国王ナグル=ウル=ガルディアの手を掴みながら確かな足取りで歩いていく。
その瞳はしっかりと前を見据え、幼いながらも自分の役割を理解しているようであった。
「くっ……」
「耐えるんだトロン」
「アンタの気持ちは痛いほどわかるよ……」
握った拳に必然的に力が入る。
怒りの感情を飲み込みただ前を見据える。この小さな少女の覚悟をこの目に焼き付ける為に…
巫女は切り立った崖の上の台座に立たされる。
「これより我が精鋭なる魔導士四人が勇者召喚の補助を行う。魔法陣が完成次第巫女はその血を捧げ扉を開くのじゃ、それまでに最後に別れを告げる時間をやろう」
四人の魔導士による詠唱が始まり、大きな魔方陣が空中に浮かび上がる。
それまで繋いでいた手を放し国王であり、父であるナグルに少女は話し始めた。
「パパ、そんな顔をしないで…… 私ママに会いに行ってくるよ」
最後であるのにもかかわらずサーシャの顔は笑顔であった。
「ああ、先に行ってパパの帰りを待っていてくれないか」
「うん…… わかった待ってる…… それじゃあ元気でねパパ」
サーシャは崖のほうに向きなおり前を見据えた。
吹き抜ける風が残酷にも背を押しているようで、その手は恐怖で震えている。
「サーシャ!!」
大きな声でサーシャは呼び止められ思わず振り向く、その顔は涙でぐしゃぐしゃに濡れており悲痛さを際立たせた、覚悟を決めたサーシャでさえ死ぬのは怖いのだ。
その声の主であるナグル=ウル=ガルディアは涙を流しながら叫ぶ。
「サーシャお前は…… 私の自慢の娘だ!! 愛し…… てるぞ……」
振り絞るように、震える声で、国王は思いを口にする。
もはやそこには王という地位に座った男などではなく、一人の父親としての必死な姿だけがあった。
「パパは…… ほんとに…… 泣き虫だね…… 生まれてきてよかった…… パパとママの子で良かった…… 私も…… 愛してるよパパ」
涙交じりの笑顔。 サーシャは一歩踏み出す。
「サーシャァアア!!!」
国王の悲痛な叫びが響き渡る。
魔法陣の完成とサーシャが飛び降りるのは同時だった。 サーシャの幼い体は無残にも地面に叩きつけられたことだろう。
「ぅおああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
膝から崩れ落ち声にならない声を上げ泣き叫ぶ国王ナグル。
無情にも魔法陣には血の魔力が満ち、溢れていき大きな扉を作りあげる。
なんて惨い光景だろうか、奥歯を強く噛みしめ強く握っていた手のひらからは血が流れ出ていた。
「ちくしょう…… ただ見てることしかできないなんて……」
「あの子は立派に生きたよ…… アタシは自分が不甲斐なくて嫌いになりそうだよ」
トロンとアルフレアは後悔に顔を歪ませていた。
「最悪の気分ですわ」
「反吐が出る」
カナリアとキールも悪感情を露わにしていた。
崩れ落ちた国王をアルバラン=シュタインが抱え用意していた椅子に座らせた。
国王ナグル=ウル=ガルディアは叫び終わった後、目から生気が抜けてるような虚ろな瞳で虚空を眺めていた。
「これではきたる勇者に説明ができませんな、私が国王の代わりとなって勇者には説明いたそう。 教皇かまいませんか?」
アルバラン=シュタインは非情にも淡々たる声で言い放った。
「かまわんよ、儂は魔力を使いすぎてしまったからな、勇者の対応は任せるぞ、アルバラン」
虚空に現れた巨大な扉が開いていき、中から一人の青年が現れる。
「ここはいったいどこだ…… 」
出てきた青年は黒髪で軽い猫背の痩せた体をした目の下に隈のある不健康そうな青年だった。服装は異世界人でよく見られるセイフクと呼ばれる格好であった。
「おお! 勇者よ! 私はこの大陸納める者の代理であるアルバラン=シュタインと申す者である。失礼ながらそなたの名を教えてはくれぬか?」
男は一瞬驚き把握できてないまま話始めた。
「え!? ああ…… これはどうもアルバランさん、えっと俺はオクムラタダシって言います。高校生です」
視線をあちこちにさまよわせ「すげー、ゲームみたいな世界だ」とぶつぶつ独り言を話していた。
「コウコウセイというのはなにかは知らないが、現状を把握できていないのも無理はない、この世界は大きな大陸戦争の真っただ中だ、君はこの大陸を救うべく召喚された勇者なのだよ。いま我が国は敵の攻撃を受け続けていて、罪もない人々が苦しんでいる。戦争を終わらせるために私たちに協力をしてはもらえないだろうか? 謝礼はいくらでもだそう」
「え!? そうなんですか! 俺が勇者…… 任せてください!この勇者である俺がこの世界を救って見せますよ!」
「そういってもらえると助かるよ、君はこれからこの街でいろいろなものを学んでいくといい、我が騎士団も全力で君をサポートしていく」
「ありがとうございます! ちょっと異世界にきたら体験したいこととかもあったんで」
「では、君はこれから私の後任にあたるトリシア=カスタールの騎士団の管轄に入ることとなる。 ではよろしく頼むよトリシア」
「はっ!承りました! 私は、騎士団ブレインガーディアンの騎士団長を務めるトリシア=カスタールと申します。騎士団全体で君をサポートしていくのでこれからよろしく頼む。」
「すごい美人さんですね! 俺もこんな美人さんのサポートが受けれるなんて嬉しいっすよー…… これからよろしくお願いします!」
急に把握した勇者はさっきまでのおどおどした態度を変え、意気揚々と話し出した。
「詳しい話はあとでじゃ、これにて勇者召喚の儀は終了じゃ!解散せよ」
ぞろぞろと人が減っていき私たちは勇者に詳しい話をするべくブレインガーディアン本部へと移動する。
後ろを振り返り見ると取り残された国王は変わらず椅子に座って虚空を眺めていた。
その姿がとても心苦しく見ていることができなかった……
醜い争いを繰り広げ、奪い合うことで大切なものを守ってきていた。
こんな世界に平定は訪れるのであろうか。
ここガルド大陸首都ガルディアでは今まさに時代の変革が訪れようとしている。
王宮を突き抜け、見晴らしのいい崖の上には騎士団の最高戦力が集っていた。
こんな心苦しい気分であっても空は晴れやかで、むしろ少し暑いくらいに感じる。
じんわりと汗が滲む、整えられた舞台を見ればもう避けようのない事なのだと胸が痛む。
騎士団長トリシア=カスタールは、赤とシルバーのアルマタイトフルプレートで出来た鎧を身にまとい大きなハルバードを背負い、儀式の台座の一番近いところで台座までの道に敷かれたレッドカーペットを挟む形で横に並ぶ。
緑の髪をポニーテールに結わえ、前を見据える姿は普段のスーツの姿とは違い、厳かな雰囲気はまさしく強者たる者であった。
その隣には各騎士団の名だたる隊長達が横一列に並ぶ。
第一部隊隊長である私、アリア=シュタインは普段の騎士鎧姿で、背には弓を腰には剣を差した姿で立つ。
断然たる覚悟のある顔はこれから起こるであろう惨劇に目をそらさぬ為のものである。
第二部隊隊長ストライフ=バーン、緑の髪の短髪であり褐色のエルフはアリアより少し背が低く、幼い顔立ちでありながらこの騎士隊長の中では一番の年長者であり、戦闘経験も豊富で郊外任務から戻ったばかりである。
第三部隊隊長カルマン、三メートルを超える体躯と筋肉質なおかげで鎧は着ておらずシルバーの胴当てと腕にはアルマタイトのガンドレットを両手につけている。赤い大きなマントが風になびきその存在感を主張する。
第四部隊隊長トロン、アリアと同じような鎧に身を包み、腰に剣を携え、悲痛な面持ちで静かに前を見据える。その感情はおそらく怒りであろう、トロンは今回の巫女と同じように小さな妹もいる。トロンは最後までこの勇者召喚に納得がいっていなかった。
第五部隊隊長アルフレア、カルマンと同じく三メートルを超える赤髪の長髪でギガントの女性、姉御肌な性格でカルマンよりも多くの鎧を着ていて背には大きな大斧を提げている。アルフレアも郊外任務から戻ってきたばかりであり、この召喚の儀もトロンと同じく怒りを覚えていた。
第六部隊隊長カナリア=ファンネル、今日も変わらず黒いドレスに身にまとい、ピンク色のツインテールが風になびき鬱陶しそうに顔をしかめていた。
第七部隊隊長キール、青いウルフのような髪型で褐色のヒューマンである彼は、ストライフとともに昔から騎士団の隊長を務める古参であり、刀と呼ばれる異世界の武器を使う。キールも今回郊外任務から戻ってきていて腕を組み目を閉じて立っている。
トリシア=カスタール騎士団長の対面に並ぶのは元騎士団長であるアルバラン=シュタイン、教皇であるドンナム=イルレシア、ガルディアンナイト騎士団長テオ、セーブザガーディアン商業統括ドルイド=アンダーソンと各大臣達が一堂にそろっていた。
教皇が辺りを見渡し宣言する。
「これより勇者召喚の儀を始める!」
王宮側の扉が空き、国王が巫女を連れてレッドカーペットの上を歩いてゆく。
巫女であるサーシャ=ウル=ガルディアは白いドレスを身にまとい国王ナグル=ウル=ガルディアの手を掴みながら確かな足取りで歩いていく。
その瞳はしっかりと前を見据え、幼いながらも自分の役割を理解しているようであった。
「くっ……」
「耐えるんだトロン」
「アンタの気持ちは痛いほどわかるよ……」
握った拳に必然的に力が入る。
怒りの感情を飲み込みただ前を見据える。この小さな少女の覚悟をこの目に焼き付ける為に…
巫女は切り立った崖の上の台座に立たされる。
「これより我が精鋭なる魔導士四人が勇者召喚の補助を行う。魔法陣が完成次第巫女はその血を捧げ扉を開くのじゃ、それまでに最後に別れを告げる時間をやろう」
四人の魔導士による詠唱が始まり、大きな魔方陣が空中に浮かび上がる。
それまで繋いでいた手を放し国王であり、父であるナグルに少女は話し始めた。
「パパ、そんな顔をしないで…… 私ママに会いに行ってくるよ」
最後であるのにもかかわらずサーシャの顔は笑顔であった。
「ああ、先に行ってパパの帰りを待っていてくれないか」
「うん…… わかった待ってる…… それじゃあ元気でねパパ」
サーシャは崖のほうに向きなおり前を見据えた。
吹き抜ける風が残酷にも背を押しているようで、その手は恐怖で震えている。
「サーシャ!!」
大きな声でサーシャは呼び止められ思わず振り向く、その顔は涙でぐしゃぐしゃに濡れており悲痛さを際立たせた、覚悟を決めたサーシャでさえ死ぬのは怖いのだ。
その声の主であるナグル=ウル=ガルディアは涙を流しながら叫ぶ。
「サーシャお前は…… 私の自慢の娘だ!! 愛し…… てるぞ……」
振り絞るように、震える声で、国王は思いを口にする。
もはやそこには王という地位に座った男などではなく、一人の父親としての必死な姿だけがあった。
「パパは…… ほんとに…… 泣き虫だね…… 生まれてきてよかった…… パパとママの子で良かった…… 私も…… 愛してるよパパ」
涙交じりの笑顔。 サーシャは一歩踏み出す。
「サーシャァアア!!!」
国王の悲痛な叫びが響き渡る。
魔法陣の完成とサーシャが飛び降りるのは同時だった。 サーシャの幼い体は無残にも地面に叩きつけられたことだろう。
「ぅおああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
膝から崩れ落ち声にならない声を上げ泣き叫ぶ国王ナグル。
無情にも魔法陣には血の魔力が満ち、溢れていき大きな扉を作りあげる。
なんて惨い光景だろうか、奥歯を強く噛みしめ強く握っていた手のひらからは血が流れ出ていた。
「ちくしょう…… ただ見てることしかできないなんて……」
「あの子は立派に生きたよ…… アタシは自分が不甲斐なくて嫌いになりそうだよ」
トロンとアルフレアは後悔に顔を歪ませていた。
「最悪の気分ですわ」
「反吐が出る」
カナリアとキールも悪感情を露わにしていた。
崩れ落ちた国王をアルバラン=シュタインが抱え用意していた椅子に座らせた。
国王ナグル=ウル=ガルディアは叫び終わった後、目から生気が抜けてるような虚ろな瞳で虚空を眺めていた。
「これではきたる勇者に説明ができませんな、私が国王の代わりとなって勇者には説明いたそう。 教皇かまいませんか?」
アルバラン=シュタインは非情にも淡々たる声で言い放った。
「かまわんよ、儂は魔力を使いすぎてしまったからな、勇者の対応は任せるぞ、アルバラン」
虚空に現れた巨大な扉が開いていき、中から一人の青年が現れる。
「ここはいったいどこだ…… 」
出てきた青年は黒髪で軽い猫背の痩せた体をした目の下に隈のある不健康そうな青年だった。服装は異世界人でよく見られるセイフクと呼ばれる格好であった。
「おお! 勇者よ! 私はこの大陸納める者の代理であるアルバラン=シュタインと申す者である。失礼ながらそなたの名を教えてはくれぬか?」
男は一瞬驚き把握できてないまま話始めた。
「え!? ああ…… これはどうもアルバランさん、えっと俺はオクムラタダシって言います。高校生です」
視線をあちこちにさまよわせ「すげー、ゲームみたいな世界だ」とぶつぶつ独り言を話していた。
「コウコウセイというのはなにかは知らないが、現状を把握できていないのも無理はない、この世界は大きな大陸戦争の真っただ中だ、君はこの大陸を救うべく召喚された勇者なのだよ。いま我が国は敵の攻撃を受け続けていて、罪もない人々が苦しんでいる。戦争を終わらせるために私たちに協力をしてはもらえないだろうか? 謝礼はいくらでもだそう」
「え!? そうなんですか! 俺が勇者…… 任せてください!この勇者である俺がこの世界を救って見せますよ!」
「そういってもらえると助かるよ、君はこれからこの街でいろいろなものを学んでいくといい、我が騎士団も全力で君をサポートしていく」
「ありがとうございます! ちょっと異世界にきたら体験したいこととかもあったんで」
「では、君はこれから私の後任にあたるトリシア=カスタールの騎士団の管轄に入ることとなる。 ではよろしく頼むよトリシア」
「はっ!承りました! 私は、騎士団ブレインガーディアンの騎士団長を務めるトリシア=カスタールと申します。騎士団全体で君をサポートしていくのでこれからよろしく頼む。」
「すごい美人さんですね! 俺もこんな美人さんのサポートが受けれるなんて嬉しいっすよー…… これからよろしくお願いします!」
急に把握した勇者はさっきまでのおどおどした態度を変え、意気揚々と話し出した。
「詳しい話はあとでじゃ、これにて勇者召喚の儀は終了じゃ!解散せよ」
ぞろぞろと人が減っていき私たちは勇者に詳しい話をするべくブレインガーディアン本部へと移動する。
後ろを振り返り見ると取り残された国王は変わらず椅子に座って虚空を眺めていた。
その姿がとても心苦しく見ていることができなかった……
1
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
鬼の兵法伝承者、異世界に転世せしむる
書仙凡人
ファンタジー
俺の名は桜木小次郎。
鬼一法眼を祖とする鬼一兵法の令和の伝承者。
だがある時、なぜか突然死してしまったのだ。
その時、自称神様の変なペンギンが現れて、ファンタジー世界の転生を持ちかけられた。
俺はヤケになって転生受け入れたら、とんでもない素性の奴にログインする事になったのである。
ログイン先は滅亡した国の王子で、従者に毒盛られて殺されたばかり。
なにこれ? クーリングオフねぇのかよ!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります
はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。
「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」
そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。
これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕!
毎日二話更新できるよう頑張ります!
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる