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調理実習
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調理実習当日。
「えー、各班に分かれて調理を始めてください」
はーい。と、皆の声が上がる。
「雪野さん達のグループは、確かオムライスだったわよね。材料お持ちになってるわよね?」
先生が調理台に近づいてくる。
「はい。ですが…友香、遠山さんはまだ来てなくって…」
「遠山なら休みだってよ。あいつが材料持って来るんじゃなかったか?」
男子がしかめっ面でまどかを見やる。
「え…どうして?まどか休みなの!?」
「あら、本当だわ。どうしましょう」
先生も困り顔だ。
私も動揺していた。
昨日友香と話し合って、その時は元気で、材料を買いに一緒に行ったのに。
すると。
「お前ら友達なんだろ?」
「雪野さん、確か遠山さんと仲良かったよね」
「代わりに持ってくれば良かったのに」
言葉の矢が飛んできた。
「あなたたち、やめなさい。授業中よ!とにかく、材料がないなら話にならないから」
先生まで…。
え?私が悪いの??
頭の中が真っ白になった。
「私、帰ります…」
私は授業を放ったらかしにして家に帰ってしまった。
いつも迎えに来てくれる運転手に泣きついた。
「ねぇ、藤野さん…私、なんか悪いことしたのかなあ?」
「えー、各班に分かれて調理を始めてください」
はーい。と、皆の声が上がる。
「雪野さん達のグループは、確かオムライスだったわよね。材料お持ちになってるわよね?」
先生が調理台に近づいてくる。
「はい。ですが…友香、遠山さんはまだ来てなくって…」
「遠山なら休みだってよ。あいつが材料持って来るんじゃなかったか?」
男子がしかめっ面でまどかを見やる。
「え…どうして?まどか休みなの!?」
「あら、本当だわ。どうしましょう」
先生も困り顔だ。
私も動揺していた。
昨日友香と話し合って、その時は元気で、材料を買いに一緒に行ったのに。
すると。
「お前ら友達なんだろ?」
「雪野さん、確か遠山さんと仲良かったよね」
「代わりに持ってくれば良かったのに」
言葉の矢が飛んできた。
「あなたたち、やめなさい。授業中よ!とにかく、材料がないなら話にならないから」
先生まで…。
え?私が悪いの??
頭の中が真っ白になった。
「私、帰ります…」
私は授業を放ったらかしにして家に帰ってしまった。
いつも迎えに来てくれる運転手に泣きついた。
「ねぇ、藤野さん…私、なんか悪いことしたのかなあ?」
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