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第4話
8・新たな謎
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新たな疑問を抱えたまま、週末が過ぎて、新しい週が訪れた。
その間、サッカー部は新人戦の地区大会で見事優勝して、県大会出場を決めたらしい。
「間中くん、カッコよかったね!」
「1年生なのに2点も取ったもんね!」
これは、決勝戦の応援にいったらしい吹奏楽部の子たちの会話。ということは、結麻ちゃんの前で間中くんはゴールを決めたわけだ。
(すごいな、絶好調じゃん)
なのに、なんかおかしい。
例のごとく、坂田くんに「マナすげーじゃん!」って絡まれても、あまり嬉しそうじゃない。
ううん──いちおう、笑ってはいるんだ。でも、その笑顔がどこかぼんやりしているっていうか。いつもの、パアッて花開くような力強さがどうしても感じられない。
なので、書庫で顔を合わせたときに訊いてみた。
「なにかあった?」
「……へ?」
「最近の間中くん、なんかへんだよ。もしかして悩み事でもあったりする?」
私の問いかけに、間中くんはビクッと背中を揺らした。
ああ、わかりやすい。図星ってわけだ。
それなのに、そこからなかなか口を開こうとしない。しばらく黙り込んで、焦らすだけ焦らしておいて、結局
「なんでもない」
いやいや、嘘じゃん!
絶対なにか悩んでるでしょ。
「私に話せないこと? それとも……」
話す必要がない、ってこと?
私の問いかけに、間中くんはどこか苦しそうな顔を見せた。
けれども、それ以上の反応はやっぱり得られなくて──
「大丈夫! ほんとなんでもないって!」
──うわ、なんなの、その取り繕うような笑顔。
ぜんぜんちっとも間中くんらしくないのに。
その間、サッカー部は新人戦の地区大会で見事優勝して、県大会出場を決めたらしい。
「間中くん、カッコよかったね!」
「1年生なのに2点も取ったもんね!」
これは、決勝戦の応援にいったらしい吹奏楽部の子たちの会話。ということは、結麻ちゃんの前で間中くんはゴールを決めたわけだ。
(すごいな、絶好調じゃん)
なのに、なんかおかしい。
例のごとく、坂田くんに「マナすげーじゃん!」って絡まれても、あまり嬉しそうじゃない。
ううん──いちおう、笑ってはいるんだ。でも、その笑顔がどこかぼんやりしているっていうか。いつもの、パアッて花開くような力強さがどうしても感じられない。
なので、書庫で顔を合わせたときに訊いてみた。
「なにかあった?」
「……へ?」
「最近の間中くん、なんかへんだよ。もしかして悩み事でもあったりする?」
私の問いかけに、間中くんはビクッと背中を揺らした。
ああ、わかりやすい。図星ってわけだ。
それなのに、そこからなかなか口を開こうとしない。しばらく黙り込んで、焦らすだけ焦らしておいて、結局
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いやいや、嘘じゃん!
絶対なにか悩んでるでしょ。
「私に話せないこと? それとも……」
話す必要がない、ってこと?
私の問いかけに、間中くんはどこか苦しそうな顔を見せた。
けれども、それ以上の反応はやっぱり得られなくて──
「大丈夫! ほんとなんでもないって!」
──うわ、なんなの、その取り繕うような笑顔。
ぜんぜんちっとも間中くんらしくないのに。
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