この気持ち　※ soft R18

ぉ蝶

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この気持ち【出会いの予感】

鈍感

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長い綺麗な黒髪に映えるかごとくの
雪肌のように白い素肌。

智子は20代半ばなのだが
童顔でいて歳より若く見える。

目鼻立ちはハッキリしており
中でも際立って目が大きい。
くっきりとした二重まぶたと
すっと伸びる黒く長いまつ毛。
うるっとした綺麗な大きな黒い瞳と
口紅は付けていないがぷるんとした唇は
相手を魅了するのだった。

絶世の美女とまでとは言わないが
自己主張が乏しく控えめで恥ずかしがり
相手と瞳が合うと、ずっと合わせては
おれずに、顔を赤らめ目をそらす。。。

物思いにふけたような眼差しで
そっと静かに景色を眺めている。。。
（実は何も考えてないのだが。。。）
少しミステリアスさを漂わせる女性。

そんな彼女を周囲の男性も
『どう言葉をかけよう？』
と、頭を悩ませている事に

智子自身は気が付いていなかった。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～
そんな彼女に魅了された１人の男性。
週に１度の訪問に時間を合わせていた。
こちらもまた２言３言の言葉を交わす
だけで満足を感じていたのだった。

彼の複雑な素性は後々わかる事なのだが
今は、智子より10歳上の既婚者とだけを
言っておこう。
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智子はいつもの様に訪問をし、皆に
商品を見てもらっていた。

「前髪切った？自分で切ったの？」

智子の少しの変化をも見逃さないように
『いつもそっと貴女を見護ってるよ』を
伝えるかのごとく、優しい眼差しで
優しいトーンで反応を拾いながら話す。

智子は前髪をおさえながら顔を赤らめ
「少し切り過ぎてしまいました。。。」
と、クスンと目を逸らしうつむく。

そんな仕草がまた可愛らしくもあり、
微妙にムラッと色気を感じるのである。

子孫を遺したい！ばら撒きたい！と思う
男の本能を擽ぐるのか？

小柄な童顔とは似ても似つかない
ギャップのある大きな胸に目線がいく。

そう。。。智子は。。。
今までから、彼女が居る男性や
奥様の居る男性にはウケるようだ。。。

ようは都合の良い女には最適だった。

けれどもこの男だけは違っていたのだ。
ただただ　智子に癒されていた。

智子はそれには気が付かなかったし、
自分の本当の気持ちにも
この頃は気が付いていなかった。。。

先に気付いてたのは、この男。

だが！これからの長い道のりの一歩を
踏み出す。。。そこまでの予想は。。。

この頃は出来てなかったのだった。

『時は来た　そしてそれは　動き出す』

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