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壱章 和風な異世界?
7 暗闇に包まれた世界
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ここは異界にいるのだろうか…。
暗くて寒い…。
意識が覚醒するとそれはいきなり襲ってきた。
「ごほっ…ごほ!」
なんだ!?
胸が苦しい…。
俺は胸を抑え倒れ込んでいた。
あたりに人の気配は無く、何も見えない。
苦しみの中…意識が薄れていく…。
…
再び目を覚ますと胸の息苦しさは消えていた。
一体何が…?
当りを見渡すが暗すぎる。
空を見上げても月も星も見えない。
情報が手に入らないので取り敢えず自分自身をNo.2スーリヤ、にスキャンさせ確認する。
ルーク 妖魔〈小鬼〉
『火』『餓鬼』
聞き覚えの無い情報が頭の中に入ってくる。
妖魔? 小鬼?
聞いたことが無い。
スキルの方は予想していた通りの結果だ。
つまり俺は世界をこえたと。
「くっ…」
起き上がり腕の機械に腕を伸ばした時…異変に気づいた。
自身の腕が赤く変色し黒い尖った爪が伸びていたのだ。
「なんだこれは!?」
両手を広げそれを見た。
冷静に考え、思考する様にと自分を言い聞かせる。
心臓が早く波打ち自分自身が動揺しているのだと感じた。
人が魔物…いや、魔人に変わったと言う事だろうか?
魔素が濃すぎる場所だとそういった現象が起こる。
その知識を引きずり出し今ある情報を整理していく。
まずは先程の妖魔と鬼という言葉。
つまり………うん、分からん。
この赤い体の魔人の存在を知らない事からおそらく俺の知らない…もしくはこの世界特有の魔物と言う事だろうか…。
そう考え、他にもっと大切な事に気づいた。
No.16 多機能通信ブレスレット
まずは報告しなければ。
黒い爪でその腕についているブレスレットに触れた。
ピコン
という音が鳴り明かりが灯った。
が…。
表示されている文字は
No signal…
の文字だった。
これは通信が出来ていないと言う意味を指す。
馬鹿な…例え世界がこえていても通信出来るようにNo.2スーリヤの知識を使用し制作したはずだ。
しかし通信の画面は相変わらずだった。
この現状に頭を片手で触ると額に硬い物が触れる感触がある。
すぐさま両手で額に手を伸ばし触った。
なんだこれ?
角?…だろうか?…小さな骨が額から突き出しているのがわかる。
これも鬼と呼ばれる生物の特徴なのだろうか?
これは獣牙族 ゴブリンやオーク の特徴に酷似している 色は緑では無く赤と違うが
そう考えていた時…。
重い足音が次第に大きくなってきている事に気付かされた。
ズチャリ…ズチャリ
砂を重い何かがゆっくりと歩いている様な音…。
それは大きくなり近くで止まった。
その方角をゆっくり見ると、そこには大きな赤い肌の筋骨隆々、大きな木を鷲掴みに握った鬼の姿が現れた。
大きな鬼は見上げる程に大きくそびえ立ちこちらを赤く光る瞳で見ている。
生唾を飲みこむ。
初めて見る魔物…。
すぐさま解析を始める。
妖魔 大鬼
『怪力』(魔獣化症 状態)
これは!?
一つ…分かる言葉が出てきた。
魔獣…この種類の生物はもといた世界にもいる。
凶暴な性格を持ち魔物も人間も見境なく襲い殺す存在。
なぜ…そんな事をする必要があるのか、どのような生態を持つのか。
今でも研究を進めている絶滅種。
特徴は黒いガスを放出する事。
そして赤く光った目だ。
これは現存する魔物や人に突如、病として現れ体が変異すると古い文献に記されている。
現代ではその様な事例は魔物のみ…それも少なく確認されていた。
問題は凶暴化する事。
グァガアアアアアア!!
そう考えついた瞬間、目の前の鬼は唸り声を上げ手に持つ木を振るった。
「メガフレイム『炎よ』〈上級〉」
そう唱えると手のひらに大きなバスケットボール程の火球が現れる。
それを躊躇なくその迫り来る木へと投げつけた。
ドォオオオン!
直撃した瞬間その火球は弾け木を粉々にする。
木の破片が飛び散り爆風が襲った。
「ぬわっ!!」
とっさにとはいえ近距離すぎた。
爆風に飛ばされ転がるがすぐさま立ち上がる。
まさか、魔法が使えるとはと驚く。
予想では、世界を飛ぶのだから違った科学、魔法 常識があると考えていたからだ。
「だが、助かった!
メガフレイム『炎よ』〈上級〉」
今度は奴に直接!
狙いを定め再び投げつけた。
火球は狙い通りに飛び鬼に命中する。
グガアアアアア!
鬼は火球が直撃し大きく後退し下がった。
今、気づいたが炎がかなり協力になっている。
そこで思い出したスキル『火』。
何か、火に関するものを強化するスキルだったのだろうか?
自分の事だが、スキルを今まで持ったことが無いので分からない。
ここを離れ、安全地帯に出たら実験すべきだろう。
それにしても…。
グガガガガガアアアアアア!
今ので死なないとは。
余計に鬼を怒らせたらしく勢いよくこちらに突進してくる。
クソ!通信機が使えれば…。
「メガフレイム『炎よ』〈上級〉」
真っ暗闇の中、声と唸り声、爆音が入り混じり合いその辺り一帯に響いていた。
暗くて寒い…。
意識が覚醒するとそれはいきなり襲ってきた。
「ごほっ…ごほ!」
なんだ!?
胸が苦しい…。
俺は胸を抑え倒れ込んでいた。
あたりに人の気配は無く、何も見えない。
苦しみの中…意識が薄れていく…。
…
再び目を覚ますと胸の息苦しさは消えていた。
一体何が…?
当りを見渡すが暗すぎる。
空を見上げても月も星も見えない。
情報が手に入らないので取り敢えず自分自身をNo.2スーリヤ、にスキャンさせ確認する。
ルーク 妖魔〈小鬼〉
『火』『餓鬼』
聞き覚えの無い情報が頭の中に入ってくる。
妖魔? 小鬼?
聞いたことが無い。
スキルの方は予想していた通りの結果だ。
つまり俺は世界をこえたと。
「くっ…」
起き上がり腕の機械に腕を伸ばした時…異変に気づいた。
自身の腕が赤く変色し黒い尖った爪が伸びていたのだ。
「なんだこれは!?」
両手を広げそれを見た。
冷静に考え、思考する様にと自分を言い聞かせる。
心臓が早く波打ち自分自身が動揺しているのだと感じた。
人が魔物…いや、魔人に変わったと言う事だろうか?
魔素が濃すぎる場所だとそういった現象が起こる。
その知識を引きずり出し今ある情報を整理していく。
まずは先程の妖魔と鬼という言葉。
つまり………うん、分からん。
この赤い体の魔人の存在を知らない事からおそらく俺の知らない…もしくはこの世界特有の魔物と言う事だろうか…。
そう考え、他にもっと大切な事に気づいた。
No.16 多機能通信ブレスレット
まずは報告しなければ。
黒い爪でその腕についているブレスレットに触れた。
ピコン
という音が鳴り明かりが灯った。
が…。
表示されている文字は
No signal…
の文字だった。
これは通信が出来ていないと言う意味を指す。
馬鹿な…例え世界がこえていても通信出来るようにNo.2スーリヤの知識を使用し制作したはずだ。
しかし通信の画面は相変わらずだった。
この現状に頭を片手で触ると額に硬い物が触れる感触がある。
すぐさま両手で額に手を伸ばし触った。
なんだこれ?
角?…だろうか?…小さな骨が額から突き出しているのがわかる。
これも鬼と呼ばれる生物の特徴なのだろうか?
これは獣牙族 ゴブリンやオーク の特徴に酷似している 色は緑では無く赤と違うが
そう考えていた時…。
重い足音が次第に大きくなってきている事に気付かされた。
ズチャリ…ズチャリ
砂を重い何かがゆっくりと歩いている様な音…。
それは大きくなり近くで止まった。
その方角をゆっくり見ると、そこには大きな赤い肌の筋骨隆々、大きな木を鷲掴みに握った鬼の姿が現れた。
大きな鬼は見上げる程に大きくそびえ立ちこちらを赤く光る瞳で見ている。
生唾を飲みこむ。
初めて見る魔物…。
すぐさま解析を始める。
妖魔 大鬼
『怪力』(魔獣化症 状態)
これは!?
一つ…分かる言葉が出てきた。
魔獣…この種類の生物はもといた世界にもいる。
凶暴な性格を持ち魔物も人間も見境なく襲い殺す存在。
なぜ…そんな事をする必要があるのか、どのような生態を持つのか。
今でも研究を進めている絶滅種。
特徴は黒いガスを放出する事。
そして赤く光った目だ。
これは現存する魔物や人に突如、病として現れ体が変異すると古い文献に記されている。
現代ではその様な事例は魔物のみ…それも少なく確認されていた。
問題は凶暴化する事。
グァガアアアアアア!!
そう考えついた瞬間、目の前の鬼は唸り声を上げ手に持つ木を振るった。
「メガフレイム『炎よ』〈上級〉」
そう唱えると手のひらに大きなバスケットボール程の火球が現れる。
それを躊躇なくその迫り来る木へと投げつけた。
ドォオオオン!
直撃した瞬間その火球は弾け木を粉々にする。
木の破片が飛び散り爆風が襲った。
「ぬわっ!!」
とっさにとはいえ近距離すぎた。
爆風に飛ばされ転がるがすぐさま立ち上がる。
まさか、魔法が使えるとはと驚く。
予想では、世界を飛ぶのだから違った科学、魔法 常識があると考えていたからだ。
「だが、助かった!
メガフレイム『炎よ』〈上級〉」
今度は奴に直接!
狙いを定め再び投げつけた。
火球は狙い通りに飛び鬼に命中する。
グガアアアアア!
鬼は火球が直撃し大きく後退し下がった。
今、気づいたが炎がかなり協力になっている。
そこで思い出したスキル『火』。
何か、火に関するものを強化するスキルだったのだろうか?
自分の事だが、スキルを今まで持ったことが無いので分からない。
ここを離れ、安全地帯に出たら実験すべきだろう。
それにしても…。
グガガガガガアアアアアア!
今ので死なないとは。
余計に鬼を怒らせたらしく勢いよくこちらに突進してくる。
クソ!通信機が使えれば…。
「メガフレイム『炎よ』〈上級〉」
真っ暗闇の中、声と唸り声、爆音が入り混じり合いその辺り一帯に響いていた。
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