3 / 52
3・現実はつらい!
しおりを挟む
「ふむ、なにやら訳ありのような子供でしたね。」
神父さんはそうつぶやくと教会の奥へ入っていった。
「さあ、行きますか!」
半ば投げやり気味に街をあるいてく。
「さあこれからどうしますかね?」
腰に見覚えのない巾着がぶら下がっていて、その中にはお金が少し。
「う~ん、金貨2枚と銀貨が5枚、そして銅貨が20枚か、これでどのくらいの価値があるんだろ?」
他には何も入ってなかった……。
「せめてこんな世界に送り込むんだったら短剣とか渡してくれてもいいと思うんだけどなぁ」
ぼやいてても始まらない!
とにかく生活の基盤を作らねば!
「と、その前にっと」
ちょっとおなかが空いたので、定番の串焼きを買ってみよう!
「おっちゃん、1本ちょうだい」
「おう、見かけないガキだな、一本5銅貨だ、金は有るか?」
「はい、銅貨5枚」
「おう、金は有るようだな、ほいよ焼きたてでうまいぞ!」
「ありがとう!」
「おうよ」
「でも、おっちゃん、俺は子供じゃないぞ、歳も18だ」
「ん?何言ってんだぼうず、そんな身長で18の訳ないだろ?」
「へ?」
言われてみて、そう言えば目線が低くなったような……手も少し小さくなってる。
「そんなこと言ってないで早く親の所に帰りな」
「あ、はい」
背が縮んでる?これも、あの神様の場所の影響??
まあ、考えても仕方ないので、とりあえずこの後のことを考える。
うーん、串焼き1本で銅貨5枚か、銅貨1枚100円ぐらい?
すると銀貨1枚で1000円、金貨1枚で1万円ぐらいかな
すると残金は2万6千500円ぐらい……少なっ
まずはお金を稼がないとな……
となると、定番では冒険者ギルドか?
この世界にあるかな?
とりあえず聞いてみるか。
「すみません」
道行くおばちゃんに聞いてみた。
「おや?なんだい?」
おばちゃんは自分の顔をみると、なにやら一瞬はっとした顔をしてる。
「ん?」
「いやね、今ボクの姿がちょっと光って見えてね、ところでなんだい?」
「はい、冒険者ギルドはどこにあるか教えてもらえませんか?」
「冒険者ギルドかい?ならあそこに見える大きな建物がそうだよ」
やった! 本当にあった!
「ありがとう!」
「どういたしまして」
よし、冒険者ギルドはあった!
自分は魔法も使えるらしいので、これでお金は稼げそうだ。
「うん、これが冒険者ギルドか」
その建物は石造りの3階建てで、立派な建物だった。
「結構周りの建物より大きいな」
ちょっとビビりながら正面のドアをそっと開ける。
「テンプレだったら、ここで絡まれるな……」
「おう、坊主!見かけない顔だな!」
あ、やっぱり来た!
身長は190位あるガタイのいい冒険者から声をかけられてしまった!
「はい、今日この町に来ました」
「そうか、で、今日は親の手伝いか?」
「いえ、生活の為にお金を稼ごうかと……」
「ん?そうかそうか、頑張れよ!」
「はい」
ん?なんかテンプレと違って清々しいな……。
まあ、喧嘩売られるより100倍マシか。
勝てる気しないし……。
とりあえずカウンターの方へ行ってみる。
よし、あそこのカウンターが開いてるな。
あの、綺麗なお姉さんの所に……。
「すみません」
「ん?どうしたの坊や」
「冒険者登録はこちらでいいんでしょうか?」
「ええ、ここでいいわよ、ボクが登録するの?」
「はい」
「そう、じゃこの紙に必要な事を書いてもらえるかな?」
「はい!」
なにか冒険者ギルドに入ってからさらに子ども扱いがひどくなってるような……。
「えーと、なになに」
紙には、名前、年齢、得意戦闘を書く欄があった。
とりあえず名前は……”アラタ”でいいか。
年齢は18っと。
得意戦闘は……魔法?
使ったことないけど……。
「はい、書けました」
「ん~名前はアラタね、年齢は18?、ボク嘘はだめよ」
「いえ、嘘じゃなく18ですよ」
「じゃあ、この石板の上に手を置いてもらえる?」
「はい」
石板の上に手を乗せると、薄く石板全体が光って、ぼおっと文字が浮き出してきた。
「ほら、あなた18じゃないでしょう?」
石板の上を見ると……。
名前:アラタ
年齢:12
と出ていた……。
「なにコレ……」
「え~と、アラタくん12歳ね、じゃあ親からの許可証を出してもらえるかな?」
「はい?」
「あれ?知らなかった?10歳から14歳までは冒険者になるには親の許可証がないとなれないのよ」
「え?知りませんでした」
「そう、じゃお父さんかお母さんからの許可証を持って、また来てね」
「……はい」
「やばい、詰んだかも」
街をとぼとぼ歩きながら、今後の事を考える。
この世界には親はいない、よって冒険者になれない。
すなわち、お金が稼げない……。
「どうしよう……とりあえず泊まるところを探すか……」
「とりあえず、ここでいいか」
冒険者ギルドからそう離れていない場所にベッドの絵が描かれた看板のある建物を見つけた。
中に入ると食堂の様な店内の奥にカウンターが見える。
「すみませーん」
「はーい」
「こちらは宿泊できますか?」
「ええ、できますよ、おひとり様食事付きで銀貨4枚です」
「では、2泊お願いします」
「はい、では保護者の方は?」
「え?」
「ボク、ここは保護者と一緒じゃないと泊れないのよ」
「そうなんですか?」
「そうよ、ごめんね」
まさしく、詰んだ!
神父さんはそうつぶやくと教会の奥へ入っていった。
「さあ、行きますか!」
半ば投げやり気味に街をあるいてく。
「さあこれからどうしますかね?」
腰に見覚えのない巾着がぶら下がっていて、その中にはお金が少し。
「う~ん、金貨2枚と銀貨が5枚、そして銅貨が20枚か、これでどのくらいの価値があるんだろ?」
他には何も入ってなかった……。
「せめてこんな世界に送り込むんだったら短剣とか渡してくれてもいいと思うんだけどなぁ」
ぼやいてても始まらない!
とにかく生活の基盤を作らねば!
「と、その前にっと」
ちょっとおなかが空いたので、定番の串焼きを買ってみよう!
「おっちゃん、1本ちょうだい」
「おう、見かけないガキだな、一本5銅貨だ、金は有るか?」
「はい、銅貨5枚」
「おう、金は有るようだな、ほいよ焼きたてでうまいぞ!」
「ありがとう!」
「おうよ」
「でも、おっちゃん、俺は子供じゃないぞ、歳も18だ」
「ん?何言ってんだぼうず、そんな身長で18の訳ないだろ?」
「へ?」
言われてみて、そう言えば目線が低くなったような……手も少し小さくなってる。
「そんなこと言ってないで早く親の所に帰りな」
「あ、はい」
背が縮んでる?これも、あの神様の場所の影響??
まあ、考えても仕方ないので、とりあえずこの後のことを考える。
うーん、串焼き1本で銅貨5枚か、銅貨1枚100円ぐらい?
すると銀貨1枚で1000円、金貨1枚で1万円ぐらいかな
すると残金は2万6千500円ぐらい……少なっ
まずはお金を稼がないとな……
となると、定番では冒険者ギルドか?
この世界にあるかな?
とりあえず聞いてみるか。
「すみません」
道行くおばちゃんに聞いてみた。
「おや?なんだい?」
おばちゃんは自分の顔をみると、なにやら一瞬はっとした顔をしてる。
「ん?」
「いやね、今ボクの姿がちょっと光って見えてね、ところでなんだい?」
「はい、冒険者ギルドはどこにあるか教えてもらえませんか?」
「冒険者ギルドかい?ならあそこに見える大きな建物がそうだよ」
やった! 本当にあった!
「ありがとう!」
「どういたしまして」
よし、冒険者ギルドはあった!
自分は魔法も使えるらしいので、これでお金は稼げそうだ。
「うん、これが冒険者ギルドか」
その建物は石造りの3階建てで、立派な建物だった。
「結構周りの建物より大きいな」
ちょっとビビりながら正面のドアをそっと開ける。
「テンプレだったら、ここで絡まれるな……」
「おう、坊主!見かけない顔だな!」
あ、やっぱり来た!
身長は190位あるガタイのいい冒険者から声をかけられてしまった!
「はい、今日この町に来ました」
「そうか、で、今日は親の手伝いか?」
「いえ、生活の為にお金を稼ごうかと……」
「ん?そうかそうか、頑張れよ!」
「はい」
ん?なんかテンプレと違って清々しいな……。
まあ、喧嘩売られるより100倍マシか。
勝てる気しないし……。
とりあえずカウンターの方へ行ってみる。
よし、あそこのカウンターが開いてるな。
あの、綺麗なお姉さんの所に……。
「すみません」
「ん?どうしたの坊や」
「冒険者登録はこちらでいいんでしょうか?」
「ええ、ここでいいわよ、ボクが登録するの?」
「はい」
「そう、じゃこの紙に必要な事を書いてもらえるかな?」
「はい!」
なにか冒険者ギルドに入ってからさらに子ども扱いがひどくなってるような……。
「えーと、なになに」
紙には、名前、年齢、得意戦闘を書く欄があった。
とりあえず名前は……”アラタ”でいいか。
年齢は18っと。
得意戦闘は……魔法?
使ったことないけど……。
「はい、書けました」
「ん~名前はアラタね、年齢は18?、ボク嘘はだめよ」
「いえ、嘘じゃなく18ですよ」
「じゃあ、この石板の上に手を置いてもらえる?」
「はい」
石板の上に手を乗せると、薄く石板全体が光って、ぼおっと文字が浮き出してきた。
「ほら、あなた18じゃないでしょう?」
石板の上を見ると……。
名前:アラタ
年齢:12
と出ていた……。
「なにコレ……」
「え~と、アラタくん12歳ね、じゃあ親からの許可証を出してもらえるかな?」
「はい?」
「あれ?知らなかった?10歳から14歳までは冒険者になるには親の許可証がないとなれないのよ」
「え?知りませんでした」
「そう、じゃお父さんかお母さんからの許可証を持って、また来てね」
「……はい」
「やばい、詰んだかも」
街をとぼとぼ歩きながら、今後の事を考える。
この世界には親はいない、よって冒険者になれない。
すなわち、お金が稼げない……。
「どうしよう……とりあえず泊まるところを探すか……」
「とりあえず、ここでいいか」
冒険者ギルドからそう離れていない場所にベッドの絵が描かれた看板のある建物を見つけた。
中に入ると食堂の様な店内の奥にカウンターが見える。
「すみませーん」
「はーい」
「こちらは宿泊できますか?」
「ええ、できますよ、おひとり様食事付きで銀貨4枚です」
「では、2泊お願いします」
「はい、では保護者の方は?」
「え?」
「ボク、ここは保護者と一緒じゃないと泊れないのよ」
「そうなんですか?」
「そうよ、ごめんね」
まさしく、詰んだ!
0
あなたにおすすめの小説
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる