学科魔法士の迷宮冒険記(最終版)

九語 夢彦

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6章 逢魔が時

6章ー20:マイコの心の傷と、目覚めたマヒコ

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「はあ、はあ……くっ!」
 暗い廃墟を必死に走っていた舞子は息が切れ、足が絡まって瓦礫の上に倒れ込んだ。
 土埃にまみれた顔で背後を見やった時。廃墟の建物が次々に倒れ、魔竜種魔獣【水竜】が現れる。
 ギョロリとした目が舞子を捉え、縦に割れた瞳孔がその脆弱ぜいじゃくさを嘲笑あざわらった。
 びっしりと牙が生える口がガバリと開き、物凄い速度で舞子に迫って来る。
 そして、舞子は絶叫した。
「……ぃいやあぁぁああぁぁーっっ! はあ、はあ、はあ……ゆ、夢?」
 自分の叫び声と共に自室の寝台から跳ね起き、舞子は身を丸める。
 乱れた寝間着をギュっと手で握り、豊かに実る胸の谷間に水滴が落ちた。
 顔にかかる髪をかき上げると、頬が濡れている。頬を伝う涙が、また胸に落ちた。
 ミズチとの戦闘後、命彦が昏睡状態に陥ってからすでに3日が過ぎていた。
 舞子はその3日間、毎晩のようにミズチとの戦闘を思い出しては、眠りから目を覚ましていたのである。
 3日も経っているのに昨日のことのように思い出す、ミズチとの一戦。
 メイアの神霊結界魔法に守られるだけであった舞子にとって、自分の目前まで迫り、牙や爪を突き立てようと、剥き出しの殺意をぶつけて来る巨躯の魔獣は、ミズチが初めてであった。
 殺意を宿す眼が、牙が、爪が、全てが舞子にとって死を連想させ、死神として記憶にこびりつき、いつまでも心を締め付ける。
 ミズチによって心へと刻み込まれた死への恐れを、舞子は繰り返し夢に見ていた。
 まさに、神樹家の女性家令が診察で言っていた通りである。
 舞子はミズチよって刻み付けられた心的外傷に、苦しんでいた。
 舞子にとっては的外れに思えた診断結果も、実際は、舞子の隠れた心の傷を、確かに見抜いていたのである。
「ふぐっ、ひっく……」
 舞子の両の眼から、拭っても拭っても涙が落ちた。
 弱い自分への悔し涙か、それともミズチに、魔獣に怯える心の表れか。
 舞子は両目から伝う涙を、止まるまで幾度も拭い、寝台から立ち上がって、机の上に置いていたポマコンを手に取った。
 やつれた自分の顔が暗い端末画面に映り、起動させた画面には午前4時の時刻が表示される。
「止まっちゃ駄目、負けちゃ駄目……自分で乗り越えるのよ」
 舞子は時刻を見て、必死に自分へ言い聞かせ、寝間着を脱いだ下着の上から〈地礫の迷宮衣〉を着込み、〈旋風の外套〉を身に付けて、両親がまだ眠る家を出た。
 寝不足の顔は目の下に隈を作っており、肌もカサついていたが、それでも気にせずに舞子は路面電車の常設駅を目指して走り出す。
 目的地は依頼所であった。どうせ寝ても、眠りが浅いとすぐミズチの夢に怯えて起きてしまう。
 それだったら、倒れるまで自分を追い込み、疲労困憊によって深い深い眠りにつけばいい。
 眠りが浅いから夢を見るのだと、そう思ってこの3日間の舞子は、依頼所の訓練場で激しい修練に打ち込んでいた。
 日が昇り切らぬ時間帯から依頼所へ行き、夜間勤務のバイオロイドに訓練場の使用申請を行って、精霊付与魔法と精霊探査魔法の自主練に励む。
 魔力を自主練で使い切り、仮眠を取って昼前に勇子と合流し、魔法訓練を指導してもらって、午後には神樹邸で心理療法を受ける。
 そして、心理療法が終わると、神樹邸で昏睡状態の命彦の様子を見に行き、また魔力を使い切るために、《旋風の纏い》を使って飛行しつつ家へ帰り、食事してすぐ寝る。
 学校を休んで、舞子はこの一連の行動を3日間ずっと繰り返していた。
 今の舞子にとっては、どうにかして心の傷を克服することが、最優先の課題だったのである。

 24時間運行している路面電車に乗り、依頼所に到着した舞子は訓練場の使用申請を、2階受付の女性バイオロイドに出した。
 2階の依頼所と1階の喫茶店は、夜間はバイオロイドの従業員だけの勤務だが、基本的に24時間営業している。
 その1階喫茶店で、閑散とした座敷席に着き、舞子は軽く腹ごしらえをした。
 店内の上部空間には、フワフワと浮かぶ平面映像に報道番組が延々と表示されており、舞子の目に入る。
「……どこも暗い話題ばかり。気が滅入ります」
 そう言うと、舞子はそそくさと卵かけごはんと味噌汁、紅鮭をたいらげ、席を立った。
 ミズチ戦後の3日間で、日本の迷宮事情はより一層混乱した。
 関東迷宮と九州迷宮で発生した【逢魔が時】は終結するどころか、魔獣が増加する一方であり、国家魔法士委員会や政府の出した試算である終結期間が、当初よりも延期されてしまった。
 眷霊種魔獣が2つの迷宮で2体ずつ、計4体も確認され、折角の【神の使徒】の増援も、眷霊種魔獣の対処に追われて、効果が限定的だったのである。
 その結果、関西地方の守護者たる梓の帰還も当然延期され、関西地方の4つの迷宮防衛都市に暮らす住人達は、不安をより深く感じていた。
 また、この3日間のウチに関西迷宮【魔竜の樹海】において、魔法士殺しの高位魔獣討伐作戦が都市自衛軍の合同で行われたが、それも失敗して住人達の不安と焦慮を煽った。
 一葉市、二葉市、三葉市、四葉市の、関西迷宮と隣接する4つの迷宮防衛都市に常駐していた都市自衛軍が、第3迷宮域に巣食い、学科魔法士を優先的に狙う高位魔獣を排除するため、4つの都市自衛軍合同の討伐作戦を実行したが、魔獣側から思わぬ反撃を受け、この討伐作戦が失敗に終わったのである。
 種族の違う魔獣達が群れを作り、四方から同時に進攻した自衛軍の討伐部隊を各個迎撃したのが、作戦失敗の主たる原因であった。
 高位魔獣のファフニールとノズチ、トレントを軸にした3つの魔獣の群れは、それぞれ一葉市、二葉市、四葉市方面の第3迷宮域に現れ、その方面の防衛都市から同時に進軍した都市自衛軍の魔法士部隊と戦闘し、敗走させたのである。
 各都市自衛軍の指揮官が有能であり、違う種族の敵性型魔獣達が群れとして統率され、地形を利用して迎撃して来るという異常さにすぐ気付いたおかげで、人的被害が増える前にすぐ撤退でき、負傷者自体は限られていたが、関西迷宮と隣接する迷宮防衛都市の住民を動揺させるには、十分過ぎるほどの敗戦であった。
 肝心の三葉市の都市自衛軍はどうしたかと言うと、1番おぞましい魔獣の群れと交戦し、同様に敗走している。
 三葉市方面の第3迷宮域に出現した魔獣は、霊体種魔獣【霊王ファントムロード】を軸とする群れであり、リッチやファントムといった多数の霊体種魔獣が混じっていた。
 特に霊体種魔獣で最も恐ろしく、魔竜種や巨人種に匹敵する力を持つファントムロードは、ワイバーンの身体にグリフォンの頭部を持ち、オニグモの足が羽根のように生えた、吐き気を催す霊体の姿を有しており、3種の高位魔獣の残留思念を取り込んだ、相当の力を持つ魔獣ということがうかがい知れた。
 ファフニール、ノズチ、トレント、ファントムロードの4体が率いる魔獣混成群まじゅうこんせいぐんによって、自衛軍の合同討伐作戦は失敗に終わり、今や関西迷宮の第3迷宮域は、人類の進入を拒む魔界と化していたのである。 
 命彦達が苦労して討伐したミズチも、当初想定されていた魔法士殺しの高位魔獣4体のうちの1体と目されているが、ファントムロードというミズチの代わりの高位魔獣がすぐ出現したことで、はたして倒した意味があったのか、本当に魔法士殺しの高位魔獣の1体だったのかと、戦闘したメイア達や舞子に疑念を抱かせた。
 一応、以前のドリアード討伐分と合わせて、依頼所から1人3000万円ほどの報酬を得た【魔狼】小隊だったが、都市自体が暗い空気に呑まれているせいで、喜びも半減していた。
 訓練場へ移動した舞子は、暗い話題を振り払うように自分の両頬を叩き、まず精霊探査魔法《旋風の眼》を詠唱して具現化する。
 魔力を放出し、風の精霊を使役して、ミサヤに似た子犬達数匹を作り出し、自分の周囲へと解放する魔法の想像図を思い描いた。
「其の旋風の天威を視覚と化し、周囲を見よ。映せ《旋風の眼》」
 魔法の具現化と共に、脳裏へ自分の全周囲の情報が映像として投影され、その情報を即座に読み解き、不要情報を排除して、舞子は自分が見通せる限りの、周囲を1度に見回せる魔法視覚を手に入れた。
 見通せる範囲は、命彦と同調した時よりも圧倒的に狭いが、それでも進歩は感じていた。
「よし、次よ」
 舞子は拳を握り締め、精霊付与魔法《火炎の纏い》を詠唱して具現化する。
「其の火炎の天威を衣と化し、我が身に火の加護を与えよ。包め《火炎の纏い》」
 薄赤色の火の魔法力場が瞬時に全身を覆い、舞子の身体を温めた。
 付与魔法の具現化後、拳を突き出すと、ゆっくりとだが火の魔法力場が拳へと移動する。
 《旋風の眼》を介して、全身の魔法力場が拳に集束して移動する様子を確認し、舞子はこの日初めて笑顔を浮かべた。
 心的外傷に追い詰められつつある舞子に、それでも行動を起こさせている原動力こそ、この3日間で進歩が見られた魔法の腕であった。
 命彦達の戦闘を見て、その魔法の使い方を間近で体感していた舞子は、戦闘における魔法の使い方というモノを理解し、少しづつではあるが修得しつつあったのである。
 特に進歩が見られたのは、命彦に手ずから教わったと言える《旋風の眼》と、勇子との魔法訓練で多用する《火炎の纏い》であった。
 脳裏にこびりつくミズチの幻影を振り払うかのように、舞子は魔力が切れるまで黙々と魔法を使い続けた。

「舞子、舞子て!」
 魔力を使い果たし、訓練場の隅にある椅子に腰かけ、泥のように眠っていた舞子は、身体を揺すられ、目を覚ました。
「あ、勇子さん……」
「勇子さんやあらへんよ! またここで寝て、風邪ひくで!」
「あははは、すみません」
 舞子はやつれた笑みを浮かべ、疲れた身体で立ち上がった。
 〈地礫の迷宮衣〉を装備したまま座って寝ていたせいで、下半身が微妙に痺れてごわつき、一瞬フラつく舞子。
 その舞子に手を貸して立たせ、勇子が言う。
「約束した時間より早く来るのはいいとして、3日連続で訓練する前から疲れ果てて寝てるって、どういうこっちゃねん?」
「いえ、自主練が楽しくて、つい……」
「楽しくってって言うても限度があるやろ? ……無理しとるんとちゃうか? 確かにここ3日間で実感できるくらいに成長が見えて、ウキウキするのは分かるんやけど、今の舞子はこう、生き急いどる気がするんや。この言い方が適切かどうかわからんけど、焦ってる感があんねん。心的外傷はゆっくり克服するもんやろ? あんま急がん方がええで?」
 勇子が遠慮がちに言うと、舞子は苦笑して首を横に振った。
「心配ご無用です。身体を動かしてた方が落ち着きますし、それに紅葉さんは、日常生活で幸せを感じたり、自分に自信を持ったりすることが、心的外傷を克服する第1歩だと仰ってました。魔法の腕が上がることが、今の私にとっての一番の幸せですから」
 やつれた顔で笑う舞子を見て、かける言葉に勇子は迷った。
 舞子がミズチ戦で軽度の心的外傷を抱えたことは、勇子もメイアから聞いて知っていたが、それは魔獣と戦う戦闘型や探査型の学科魔法士であれば、誰にでも起こり得るモノであり、そうした心の傷を癒し、克服してこそ、一人前の戦士と言える。
 そのため勇子は、できる限りいつも通りに舞子へ接するよう心がけていたのだが、ここ3日間の舞子の過剰訓練気味の行動については、勇子も心配していた。
 自暴自棄とは違うのだが、早く心的外傷を克服しようとして、かえって心の傷を重症化させている、そういう気がしたのである。
 しかし、今の勇子が舞子にしてあげられることは限られていた。
 結局、好きさせた方がいいと勇子は判断し、口を開く。
「……分かった。じゃあ無理はせんように、訓練始めるで?」
「はい!」
 勇子と舞子が精霊付与魔法を身に纏い、魔法による戦闘訓練を始めた。

 舞子が勇子と魔法の訓練をしていた頃。
 神樹邸の客間で昏睡状態だった命彦は、ゆっくりと目を開けた。
「う、むぅ……ここ、どこだ?」
 とりあえず首を動かすと、人間形態のミサヤと姉の命絃が、どちらもゆったりしたお揃いの浴衣姿で左右から命彦を挟み込んで寝ている。
 上質で、やけに広い寝台の上に、お揃いの浴衣を着て3人で寝ている命彦達。
 その寝台傍の椅子には、同じ浴衣に羽織を着ている魅絃が腰かけて眠る姿もあった。
 周囲を見回し、記憶を整理して、命彦は現状を理解する。
(ああ、神樹邸に泊まる時、いつも借りてる客間かここは。旅館っぽい浴衣もここで客人用に置かれてるモンだし……。ミズチを源伝魔法で消し飛ばしてぶっ倒れた俺を、ミサヤが神樹邸に運び、紅葉さんに診察してもらったと)
 ミサヤと姉の豊満に実る胸の感触に、命彦はぬふふと顔を緩めて鼻の下を伸ばしていたが、ふと真顔に戻る。
(全員がここにいるってことは、診察後に家族で代わる代わる俺に魔力を注ぎ、看病してくれてたのか。母さん達は仕事もあるのに……迷惑かけちまった。ミサヤにも心配かけたし)
 源伝魔法を使ったことが誤りだったとは欠片も思っておらず、あの時あの場での自分の行動は、あれで良かったとさえ思っている命彦であったが、とりあえず家族に心配をかけたこと、迷惑をかけたことは、まず謝ろうと思った。
 命彦が尿意を憶えて僅かに身を起こそうとすると、それだけでカッとミサヤと命絃の目が見開かれる。
 命彦が突然のことにビクッとして、口を開いた。
「……お、おはよう、ミサヤ、姉さん?」
「ま、命彦が」
「目を覚ましました、良かったっ!」
「もう、心配させて!」
「どわっ!」
 首筋に左右から飛び付かれ、ぎゅーっと力一杯抱き締められる命彦。
 息苦しいが振りほどくこともできず、嬉し涙を目に浮かべる2人に、命彦はされるがままだった。
「ごめん、2人とも……心配かけて。母さんもごめんね?」
 娘達の声に目を覚ました魅絃も、ホッとした表情で笑っている。
「いいのよ。ちゃんと帰って来てくれた。戻って来てくれた。それだけで全部報われるからね?」
 そう言って魅絃も命彦の頭をそっと抱き締める。
 気持ち良い感触に全力で身を委ねたいが、そろそろ尿意が限界だった。
 この感動の場面で、どうやってそれを切り出しそうかと、命彦は真剣に苦悩した。

 命彦が目を覚ましてから30分後。
 訓練場で対峙し、涼しい顔の勇子と荒い呼吸の舞子は、訓練場に突然現れた梢とミツバを見て、揃って口を開いた。
「あれ、梢さん達や。どうしたん?」
「はあ、はあ……ふぅうー。どうされました、お2人とも? 訓練場の使用時間は、まだもう少しあったと思うんですが?」
「使用時間が終わったから呼びに来たわけではありませんよ」
「命彦がさっき目を覚ましたって、ウチから連絡があってね?」
「え、ホンマかいっ!」
 勇子が嬉しそうに言うと舞子もやつれた顔を、この時ばかりは輝かせた。
「命彦さん、目を覚まされたんですか? 良かったです!」
「ええ。【精霊本舗】の開発棟に籠られて、壊れた魔法機械達の修理をしてるメイアさんと、ご自宅で妹さんの面倒を見ている空太さんにも、すでにお伝えしています」
「現状じゃあ依頼所の業務も限られてるし、私達もこれから命彦に会いに行こうと思ってるんだけど、一緒にどうかしら?」
「勿論行くわ! 善は急げや、駆け足やで舞子!」
「はい!」
 勇子と舞子が訓練場を駆け出して行く姿を見送り、梢とミツバが苦笑し合う。
「これをきっかけに、舞子の心的外傷が少しでも癒されるといいんだけどね」
「可能性はありますよ? 命彦さんは口が上手いですし、舞子さんは命彦さんに憧れている。命彦さんの言葉が、舞子さんへ与える影響は相当のモノです。案外、簡単に癒えるかもしれません」
「あら、そういう未来を予知したみたいに言うのね?」
「いえ。私は機械ですから、計算に基づいた予測を言ったまでです。そういう可能性が高いと、そう判断しただけですよ」
 くすくす笑う魔法士と人工知能の姉妹も、訓練場を出て行った。
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