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第13話 リナージュは自分が出てくるというゲームに触れてみる
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マウスというものを操作してキーボードというものを叩く。
これが基本的なパソコンの操作のようです。
《ええっと……その金髪の女の子が笑ってるちっちゃいのを二回クリックして》
言われた通りにするとパソコンの画面いっぱいに動く絵が映し出されます。
これが人の絵……? アニメーションというらしいですが、正直言って人には全く見えないのですが。
《ああ! 今のがリナージュだよ!》
「え……!?」
銀色の髪の毛。やたらと吊り上がり気味の目。
なんとなく雰囲気の悪い感じに描かれているこれが私?
まるで似てないと思うのですが……というよりこれはなんですか……。
「これが私なのですか? 確か……私は悪役なのですよね?」
思わず口に出てしまったのも仕方がないと思うんです。
あまりに驚いてしまったもので。
《そーだよ! 似てるでしょ? 右の二人がアイゼンとフローリアだよ》
「えええっ!?」
淑女としてはしたない声を上げてしまいました。
しかし確かに髪型や色は同じだと言えるとは思いますが、これではあまりにも……。
うちにいる専属の画家が描く絵とはまるで違います。
(全く似てませんよ! だれですかこの人達。というより、これは人なのですか!?)
《え、うん……そうだけど……。そうかーアニメってそういう風に見えるんだ。可愛いとは思わないの?》
(え、うーん……そうですね、人と言っていいのか分かりませんが……可愛いのは可愛いと言えるのかもしれません。
けれど、何とも複雑な気分です)
《ふむふむ。私はこれに慣れてるからなー。確かにリナージュの家に飾ってた絵は美術館の絵みたいな感じだったね》
(美術館ですか……?)
《あ、そうだ。パソコンでも美術館の絵とか見えるよ。えっと、一度右上の棒線をクリックして最小化して……》
カオリに言われた通りに操作していくと、画面に見慣れた絵が映し出されました。
パソコンというものは本当にすごいものだと思います。
原理はさっぱりわかりませんが。
(これです、これです。これが人の絵というものではないんですか?)
《あーうん、うーん? そうなんだけど、まるで別のジャンルというか……。どちらも人なんだけどね》
(ジャンル……ですか。しかし、この世界の人たちは絵も異様とも言えるほど上手ですね)
《そうかな? 多分人が多いから競争が起きるんだね。切磋琢磨して人は成長していくんだよ》
(それは良い事です。世界の発展もそこに鍵があるということでしょうか)
《かも? 私にはよく分かんないけど。ま、さっきのゲームやってみようよ。リナージュは複雑な気分になるかもしれないけど》
パソコンは簡単な操作で画面が切り替わりなんでもできるようです。
調べ物や買い物もできてしまうんだとか。知識で分かっていても実際にやってみないとなんとなく納得いかない気がしますが。
《声は似てるけど、全然違うよね》
音楽が鳴り動画が動き、人みたいな絵が喋ります。
なんだか楽しい気分になってきました。
(カオリが私の体に入ってるときに聞いた声に凄く似ています)
《あーそういうことか。言われてみれば確かに……今リナージュが喋った声っていつもの自分と違うように聞こえてたけど、それはリナージュだからってわけじゃないってことか》
(……? よく分かりませんが。私が声を出したときに聞こえているカオリの声は、カオリの声じゃないということですか?)
《いやいや、私の声だよ。ええっと……音ってのは振動なんだけど……》
(そうみたいですね。不可思議な気持ちになりますが……)
《うん。それが空気を伝わって届くのと、骨を伝わって届くのがあるんだ。だから声が違って聞こえるって聞いたことがある》
(そんなことまで分かっているなんて凄いですね)
《ま、いいよ。じゃあリナージュの声はゲームと同じだったってことなんだね。声優の相田さんと同じってことか……》
どうやらゲームの声はちゃんとした人が喋っているようです。
物凄く複雑な要素が絡み合ってゲームというものはできている。
本当に興味深いです。
《ま、進めていこ。主人公はフローリアだから気分悪いと思うけど……》
(構いませんよ。知識と経験を蓄えるために……。それになんだか面白そうです)
と二人で会話しながらゲームというものを体験することになりました。
出てくる私の屋敷も似ていますし、お城の様子もそっくりです。
ただ時間が物凄くかかるということらしいので、私が婚約破棄されるシーンを先に見せてもらうことにしました。
大切な話だとアイゼンに伝えられていて喜んで屋敷を出る私。
道中、スパイだと知らずにその喜びをアーシャと分かち合い幸せそうに笑う私。
明らかな孤独の中での主席卒業の表彰だけど、一切嘆くことなく凛とした態度を保つ私。
壇上でアイゼンに結婚の宣言でもされるのかと楽しみに待っていると、マリエアを苛めていたことを突然宣告され驚愕に顔を染める私。
アーシャが実は私の事を裏切るためにそばにいたんだと知って、大粒の涙を零す私。
アイゼンに婚約破棄をされて絶望しているところを、兵士たちに魔封錠で縛りあげられ連れていかれる私。
その後の私の様子は分からなかった。
けれど、まるで悪役を退治したかのように振舞っているアイゼンとフローリア。そしてマリエア……。
まるで嘲笑うかのように私を見つめていて、そのまま歓声を上げる衆目……というか学業を共にした生徒たち。
私は孤高でしたが、誰かに物を教えを請われた回数は数えきれないほどあります。
それはただ私の力を利用するためだったという訳ですか!
絶対に許せません。
(カオリ……。私、悔しいです。なんで私はこんな目にあわされてるのですか? 私が一体何をしたというのですか?)
私の眼、いえ、カオリの体ですが眼からぽろぽろと涙が溢れていました。
自分じゃないように見えるゲームの自分。それでも、状況も台詞もほとんどが同じで……。
《ごめん……。見せないほうが良かったね……。うん、私もよく分からない。このゲームはちょっとおかしいよ……》
(いえ、いいんです。私……いえ、カオリに頑張っていただきますから)
《あ、あはは……お手柔らかに……。代わりにこっちはお願いね》
(ええ。もしかしたら復讐10倍じゃぬるかったかもしれません)
《いや、とりあえずそれでいいよ。目標10倍! 人の人生ってものがどれだけ重いのか思い知らせてやれれば!》
(そうですね。今頃ほくそ笑んでるのかと思うと、はらわたが煮えくり返りそうです)
《うん、許せないね。ま、ちょっと気分悪いかもだけど、体力は温存しとかないとだからそろそろ寝るとしよっか?》
(明日から動かないといけませんからね。まずは……カオリの実家に行くことからですか)
《うんうん。ちょっと嫌だけど……お願いしまぁす。じゃ、おやすみなさい!》
(ええ、おやすみなさい。カオリ)
電気を消し、カオリの匂いがついた布団をなんとなく心地よいと思いながら、柔らかな温かみに体重を預けました。
この先の事を考えると心身が昂ります。
初めての場所なので少し心ももやもやします。
それでもカオリが共にいるという安心感、温もり、優しさが次第に私を夜の迷宮へと誘ってくれました。
これが基本的なパソコンの操作のようです。
《ええっと……その金髪の女の子が笑ってるちっちゃいのを二回クリックして》
言われた通りにするとパソコンの画面いっぱいに動く絵が映し出されます。
これが人の絵……? アニメーションというらしいですが、正直言って人には全く見えないのですが。
《ああ! 今のがリナージュだよ!》
「え……!?」
銀色の髪の毛。やたらと吊り上がり気味の目。
なんとなく雰囲気の悪い感じに描かれているこれが私?
まるで似てないと思うのですが……というよりこれはなんですか……。
「これが私なのですか? 確か……私は悪役なのですよね?」
思わず口に出てしまったのも仕方がないと思うんです。
あまりに驚いてしまったもので。
《そーだよ! 似てるでしょ? 右の二人がアイゼンとフローリアだよ》
「えええっ!?」
淑女としてはしたない声を上げてしまいました。
しかし確かに髪型や色は同じだと言えるとは思いますが、これではあまりにも……。
うちにいる専属の画家が描く絵とはまるで違います。
(全く似てませんよ! だれですかこの人達。というより、これは人なのですか!?)
《え、うん……そうだけど……。そうかーアニメってそういう風に見えるんだ。可愛いとは思わないの?》
(え、うーん……そうですね、人と言っていいのか分かりませんが……可愛いのは可愛いと言えるのかもしれません。
けれど、何とも複雑な気分です)
《ふむふむ。私はこれに慣れてるからなー。確かにリナージュの家に飾ってた絵は美術館の絵みたいな感じだったね》
(美術館ですか……?)
《あ、そうだ。パソコンでも美術館の絵とか見えるよ。えっと、一度右上の棒線をクリックして最小化して……》
カオリに言われた通りに操作していくと、画面に見慣れた絵が映し出されました。
パソコンというものは本当にすごいものだと思います。
原理はさっぱりわかりませんが。
(これです、これです。これが人の絵というものではないんですか?)
《あーうん、うーん? そうなんだけど、まるで別のジャンルというか……。どちらも人なんだけどね》
(ジャンル……ですか。しかし、この世界の人たちは絵も異様とも言えるほど上手ですね)
《そうかな? 多分人が多いから競争が起きるんだね。切磋琢磨して人は成長していくんだよ》
(それは良い事です。世界の発展もそこに鍵があるということでしょうか)
《かも? 私にはよく分かんないけど。ま、さっきのゲームやってみようよ。リナージュは複雑な気分になるかもしれないけど》
パソコンは簡単な操作で画面が切り替わりなんでもできるようです。
調べ物や買い物もできてしまうんだとか。知識で分かっていても実際にやってみないとなんとなく納得いかない気がしますが。
《声は似てるけど、全然違うよね》
音楽が鳴り動画が動き、人みたいな絵が喋ります。
なんだか楽しい気分になってきました。
(カオリが私の体に入ってるときに聞いた声に凄く似ています)
《あーそういうことか。言われてみれば確かに……今リナージュが喋った声っていつもの自分と違うように聞こえてたけど、それはリナージュだからってわけじゃないってことか》
(……? よく分かりませんが。私が声を出したときに聞こえているカオリの声は、カオリの声じゃないということですか?)
《いやいや、私の声だよ。ええっと……音ってのは振動なんだけど……》
(そうみたいですね。不可思議な気持ちになりますが……)
《うん。それが空気を伝わって届くのと、骨を伝わって届くのがあるんだ。だから声が違って聞こえるって聞いたことがある》
(そんなことまで分かっているなんて凄いですね)
《ま、いいよ。じゃあリナージュの声はゲームと同じだったってことなんだね。声優の相田さんと同じってことか……》
どうやらゲームの声はちゃんとした人が喋っているようです。
物凄く複雑な要素が絡み合ってゲームというものはできている。
本当に興味深いです。
《ま、進めていこ。主人公はフローリアだから気分悪いと思うけど……》
(構いませんよ。知識と経験を蓄えるために……。それになんだか面白そうです)
と二人で会話しながらゲームというものを体験することになりました。
出てくる私の屋敷も似ていますし、お城の様子もそっくりです。
ただ時間が物凄くかかるということらしいので、私が婚約破棄されるシーンを先に見せてもらうことにしました。
大切な話だとアイゼンに伝えられていて喜んで屋敷を出る私。
道中、スパイだと知らずにその喜びをアーシャと分かち合い幸せそうに笑う私。
明らかな孤独の中での主席卒業の表彰だけど、一切嘆くことなく凛とした態度を保つ私。
壇上でアイゼンに結婚の宣言でもされるのかと楽しみに待っていると、マリエアを苛めていたことを突然宣告され驚愕に顔を染める私。
アーシャが実は私の事を裏切るためにそばにいたんだと知って、大粒の涙を零す私。
アイゼンに婚約破棄をされて絶望しているところを、兵士たちに魔封錠で縛りあげられ連れていかれる私。
その後の私の様子は分からなかった。
けれど、まるで悪役を退治したかのように振舞っているアイゼンとフローリア。そしてマリエア……。
まるで嘲笑うかのように私を見つめていて、そのまま歓声を上げる衆目……というか学業を共にした生徒たち。
私は孤高でしたが、誰かに物を教えを請われた回数は数えきれないほどあります。
それはただ私の力を利用するためだったという訳ですか!
絶対に許せません。
(カオリ……。私、悔しいです。なんで私はこんな目にあわされてるのですか? 私が一体何をしたというのですか?)
私の眼、いえ、カオリの体ですが眼からぽろぽろと涙が溢れていました。
自分じゃないように見えるゲームの自分。それでも、状況も台詞もほとんどが同じで……。
《ごめん……。見せないほうが良かったね……。うん、私もよく分からない。このゲームはちょっとおかしいよ……》
(いえ、いいんです。私……いえ、カオリに頑張っていただきますから)
《あ、あはは……お手柔らかに……。代わりにこっちはお願いね》
(ええ。もしかしたら復讐10倍じゃぬるかったかもしれません)
《いや、とりあえずそれでいいよ。目標10倍! 人の人生ってものがどれだけ重いのか思い知らせてやれれば!》
(そうですね。今頃ほくそ笑んでるのかと思うと、はらわたが煮えくり返りそうです)
《うん、許せないね。ま、ちょっと気分悪いかもだけど、体力は温存しとかないとだからそろそろ寝るとしよっか?》
(明日から動かないといけませんからね。まずは……カオリの実家に行くことからですか)
《うんうん。ちょっと嫌だけど……お願いしまぁす。じゃ、おやすみなさい!》
(ええ、おやすみなさい。カオリ)
電気を消し、カオリの匂いがついた布団をなんとなく心地よいと思いながら、柔らかな温かみに体重を預けました。
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