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第7話「睡姦」
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相楽は、眠っている神崎をそっとベッドに横たえた。名残惜しそうに手を離すと、神崎は「んっぁ……」と艶かしく寝返りをうった。
(……っ)
相楽はマジマジと神崎の体を、頭の天辺から足の爪先まで観察した。
露わになっている生脚を見つめ、ゴクリと息を呑む。
(触りたい……)
聖夜という、特別な日の成せる技なのか、先程まで押し込めていた、相楽の雄の本能のタガは、簡単に外れてしまった。
吸い寄せられるように、神崎の生脚にそっと触れる。一度触れてしまったら、もう欲情を抑えられない。
相楽は、神崎の白い足首から太腿まで、指を這わせながら優しく摩った。その柔らかですべやかな触りごごちに、相楽の鼓動は速くなって行く。
「……っん、あ……」
途中神崎が反応してか、薄い吐息を上げた。ギクッと相楽は手を止めて、神崎の顔を見る。
――目を閉じている。
――眠っている。
起きたわけではないようで、相楽はホッと胸を撫で下ろした。
神崎のあどけない寝顔を見つめていると、相楽の心に僅かな罪悪感が顔を出す。しかし同時にそれ以上の劣情が、相楽の体を支配しているのだ。
気付かれたらマズイと思いつつも、相楽は神崎の生脚を、弄る事を止められなかった。
(……滑らかで、凄く……気持ち……いい)
恋人でもない、ただの友人の体に触れている背徳感が、更に相楽を興奮させた。
相楽は、横向きに寝ていた神崎の肩を、そっと掴んで仰向けにし、足首から太腿の感触と柔らかさを堪能する為、マッサージでもするように、何度も掌を往復させた。
(柔らかくて、温ったかい……ヤバイな、コレ)
途中何度か、神崎が寝言のように呻き声を上げだが、その緊迫感すら、相楽の興奮材料になっていた。
「……んっ、……はぁ……」
眠りながら体を摩られて、無意識に体が反応して発せられる、神崎の喘ぎがもっと聞きたくて、相楽は神崎の内股と付け根付近まで、何度もいやらしく手で摩り上げた。
吸い付くような神崎の肌の感触に、相楽は堪らなくなる。
「ぁ……ぁっ……あっ、……んっ」
更に、神崎の吐息が高くなって行くのを感じ、遂にはショートパンツの上から、神崎の秘部に触れる。ショートパンツ越しにも分かる、恥丘の柔らかさに相楽は息を飲んだ。
そこを指で押すと、ググッと沈み込むのに、柔らかく指を押し返してくるのだ。相楽はその柔らかさに夢中になって、秘部を全体的に指で丁寧に、でも力強く擦り回した。
「……ふ……ぅん……っあ……ぁあ……」
気持ちいいのか、神崎は眠ったまま相楽の手の動きに合わせるように、ビクビクッと腰を動かした。
(……うっわ、エロ……寝ながら、感じてる?)
その腰付きに、相楽も自身の下半身が熱くなり、興奮を抑えられなくなって来た。
相楽は仰向けに寝ている、神崎の上にまたがり、片手で神崎の股間を撫で回しながら、顔を神崎の顔を近づけた。
(……キス、したい……)
自然とそんな感情が、相楽に湧き上がってくる。だが僅かに残っていた理性が、その行動を足止めする。
――まだ、引き帰せる。
神崎はまだ寝ている。自分がされている事に気が付いてない。
たとえ気が付いていたとしても、まだ何とか許してもらえる範囲なのではないだろうか? と相楽は僅かな理性で、都合良く考えた。
でも……
神崎の潤んだ柔らかそうな唇を見つめていると、どうしようもなく自分の唇を重ねたくなる。むしゃぶりつきたくなる。
(……ごめん、神崎……)
そう心の中で謝りながら、相楽は自分の唇を神崎の唇に落とした。その柔らかさと温かさに、僅かな理性が吹き飛んで行く。
そのまま何度も啄むように唇を重ね、半開きになっている神崎の唇に舌を割り込ませ、口内を舐め回し、舌を吸いあげた。
「……んっ! ……んぁっ、んっ……ちょっ、何⁉︎ ……やっ!」
神崎の反応が先程と全く違う。流石に覚醒したのだ。ただ起き抜けで力が入らないようだ。それでも覆い被さっている相楽の体の下で、モソモソともがく。
当然の反応だろうと相楽は思った。だが、そんな事はキスしてしまった時点で、もう覚悟の上だ。
神崎が抵抗出来ないように、相楽は彼女の細い肩をガチリと抱き寄せるように掴み、もう片方の手で、更に彼女の股間を刺激する。
そして逃がさないように、深く無遠慮に、彼女の口内を犯すように、舌で舐め回す。
ピチャピチャ、チュパチュパという、相楽がいやらしく神崎の口内を貪るリップ音が、無機質な部屋に響き渡った。
目覚めたばかりの神崎は、しばらく自分が何をされているか理解出来なかったが、次第に状況が掴めてきて、襲って来た相楽に何とか抵抗しようとする。
「んっ……んんっ、……んっ!」
神崎が無理に抵抗しようとすると、相楽は彼女の口内を貪りながら、ショートパンツの中に手を差し入れて、下着の上から神崎の股間を何度もしつこく弄り出した。
「んんっ! ……んっ! ……んうっん‼︎」
その快感に神崎は力が上手く入れられず、加えて体を強い力で抑えられ、両足は相楽の両太腿にガッチリと挟まれ、身動きが取れない。
「……うんんんっ‼︎」
神崎は口を塞がれ抱きしめられたまま、相楽の腕の中で、体を大きく戦慄かせた。
弄ってくる相楽を跳ね除けられず、遂には相楽の愛撫で果ててしまったのだ。
果てたばかりで力の入らない神崎の腰元を撫でながら、相楽はショートパンツに手を掛けた。そのままショートパンツごと下着を無理やり脱がそうとした。神崎は、慌てて脱がされそうになったショートパンツを、必死で掴む。
「……ちょ、……ちょっ、ちょっと待ってよ!」
その神崎の叫び声に、相楽は我に返った。神崎の瞳には、薄ら涙が浮かんでいた。
つづく
(……っ)
相楽はマジマジと神崎の体を、頭の天辺から足の爪先まで観察した。
露わになっている生脚を見つめ、ゴクリと息を呑む。
(触りたい……)
聖夜という、特別な日の成せる技なのか、先程まで押し込めていた、相楽の雄の本能のタガは、簡単に外れてしまった。
吸い寄せられるように、神崎の生脚にそっと触れる。一度触れてしまったら、もう欲情を抑えられない。
相楽は、神崎の白い足首から太腿まで、指を這わせながら優しく摩った。その柔らかですべやかな触りごごちに、相楽の鼓動は速くなって行く。
「……っん、あ……」
途中神崎が反応してか、薄い吐息を上げた。ギクッと相楽は手を止めて、神崎の顔を見る。
――目を閉じている。
――眠っている。
起きたわけではないようで、相楽はホッと胸を撫で下ろした。
神崎のあどけない寝顔を見つめていると、相楽の心に僅かな罪悪感が顔を出す。しかし同時にそれ以上の劣情が、相楽の体を支配しているのだ。
気付かれたらマズイと思いつつも、相楽は神崎の生脚を、弄る事を止められなかった。
(……滑らかで、凄く……気持ち……いい)
恋人でもない、ただの友人の体に触れている背徳感が、更に相楽を興奮させた。
相楽は、横向きに寝ていた神崎の肩を、そっと掴んで仰向けにし、足首から太腿の感触と柔らかさを堪能する為、マッサージでもするように、何度も掌を往復させた。
(柔らかくて、温ったかい……ヤバイな、コレ)
途中何度か、神崎が寝言のように呻き声を上げだが、その緊迫感すら、相楽の興奮材料になっていた。
「……んっ、……はぁ……」
眠りながら体を摩られて、無意識に体が反応して発せられる、神崎の喘ぎがもっと聞きたくて、相楽は神崎の内股と付け根付近まで、何度もいやらしく手で摩り上げた。
吸い付くような神崎の肌の感触に、相楽は堪らなくなる。
「ぁ……ぁっ……あっ、……んっ」
更に、神崎の吐息が高くなって行くのを感じ、遂にはショートパンツの上から、神崎の秘部に触れる。ショートパンツ越しにも分かる、恥丘の柔らかさに相楽は息を飲んだ。
そこを指で押すと、ググッと沈み込むのに、柔らかく指を押し返してくるのだ。相楽はその柔らかさに夢中になって、秘部を全体的に指で丁寧に、でも力強く擦り回した。
「……ふ……ぅん……っあ……ぁあ……」
気持ちいいのか、神崎は眠ったまま相楽の手の動きに合わせるように、ビクビクッと腰を動かした。
(……うっわ、エロ……寝ながら、感じてる?)
その腰付きに、相楽も自身の下半身が熱くなり、興奮を抑えられなくなって来た。
相楽は仰向けに寝ている、神崎の上にまたがり、片手で神崎の股間を撫で回しながら、顔を神崎の顔を近づけた。
(……キス、したい……)
自然とそんな感情が、相楽に湧き上がってくる。だが僅かに残っていた理性が、その行動を足止めする。
――まだ、引き帰せる。
神崎はまだ寝ている。自分がされている事に気が付いてない。
たとえ気が付いていたとしても、まだ何とか許してもらえる範囲なのではないだろうか? と相楽は僅かな理性で、都合良く考えた。
でも……
神崎の潤んだ柔らかそうな唇を見つめていると、どうしようもなく自分の唇を重ねたくなる。むしゃぶりつきたくなる。
(……ごめん、神崎……)
そう心の中で謝りながら、相楽は自分の唇を神崎の唇に落とした。その柔らかさと温かさに、僅かな理性が吹き飛んで行く。
そのまま何度も啄むように唇を重ね、半開きになっている神崎の唇に舌を割り込ませ、口内を舐め回し、舌を吸いあげた。
「……んっ! ……んぁっ、んっ……ちょっ、何⁉︎ ……やっ!」
神崎の反応が先程と全く違う。流石に覚醒したのだ。ただ起き抜けで力が入らないようだ。それでも覆い被さっている相楽の体の下で、モソモソともがく。
当然の反応だろうと相楽は思った。だが、そんな事はキスしてしまった時点で、もう覚悟の上だ。
神崎が抵抗出来ないように、相楽は彼女の細い肩をガチリと抱き寄せるように掴み、もう片方の手で、更に彼女の股間を刺激する。
そして逃がさないように、深く無遠慮に、彼女の口内を犯すように、舌で舐め回す。
ピチャピチャ、チュパチュパという、相楽がいやらしく神崎の口内を貪るリップ音が、無機質な部屋に響き渡った。
目覚めたばかりの神崎は、しばらく自分が何をされているか理解出来なかったが、次第に状況が掴めてきて、襲って来た相楽に何とか抵抗しようとする。
「んっ……んんっ、……んっ!」
神崎が無理に抵抗しようとすると、相楽は彼女の口内を貪りながら、ショートパンツの中に手を差し入れて、下着の上から神崎の股間を何度もしつこく弄り出した。
「んんっ! ……んっ! ……んうっん‼︎」
その快感に神崎は力が上手く入れられず、加えて体を強い力で抑えられ、両足は相楽の両太腿にガッチリと挟まれ、身動きが取れない。
「……うんんんっ‼︎」
神崎は口を塞がれ抱きしめられたまま、相楽の腕の中で、体を大きく戦慄かせた。
弄ってくる相楽を跳ね除けられず、遂には相楽の愛撫で果ててしまったのだ。
果てたばかりで力の入らない神崎の腰元を撫でながら、相楽はショートパンツに手を掛けた。そのままショートパンツごと下着を無理やり脱がそうとした。神崎は、慌てて脱がされそうになったショートパンツを、必死で掴む。
「……ちょ、……ちょっ、ちょっと待ってよ!」
その神崎の叫び声に、相楽は我に返った。神崎の瞳には、薄ら涙が浮かんでいた。
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