41 / 87
第2部:ゆるふわスローライフに新たな風? ~噂の真相と小さな来訪者たち~
第41話:エリオットの旅立ちと小さな約束。『幸せに過ごしてね』は僕への最高の応援歌!
学者先生ことエリオット・アシュフォードさんが、いよいよ王都へ帰る日がやってきた。
彼は、数日かけて旅の準備を整え、今日、クライネル家の皆に別れの挨拶をするために、父ライオネルの執務室を訪れていた。
俺も、なぜか「ルークも同席しなさい」と父に呼ばれ、モルと一緒に部屋の隅っこでその様子を見守っている。
(なんで僕まで……まあ、エリオットお兄さんとは結構遊んでもらったし、お別れの挨拶くらいはいいけど……)
エリオットさんは、父と長兄アランに対し、今回の滞在中の感謝の言葉を丁寧に述べていた。
「この度は、長期間にわたり大変お世話になりました。クライネル子爵様、並びにアラン様のご厚意により、私の研究も大いに進展いたしましたこと、心より感謝申し上げます」
その言葉に、父は鷹揚に頷く。
「いやいや、アシュフォード殿のような若い才能ある方が、我が領地に興味を持ってくださったことこそ、我々の誉れです。何か一つでも、お役に立てたのであれば幸いですな」
「ええ、もちろんですとも。特に……」
そこで、エリオットさんは言葉を区切り、ちらりと俺の方を見た。
その瞳には、どこか慈しむような、それでいて真剣な光が宿っている。
「特に、末のルーク様……そして、モル殿との出会いは、私にとって何物にも代えがたい、貴重な経験となりました」
突然名前を呼ばれて、俺は少しだけ驚く。
モルも、自分の名前が呼ばれたのが分かったのか、「きゅい?」と小さく鳴いた。
エリオットさんは、ゆっくりと俺の方へ歩み寄ると、俺の目の前で片膝をついた。
そして、俺の小さな手を両手で包み込むように握り、真摯な眼差しで言った。
「ルーク様。あなたは、ご自身では気づいておられないかもしれませんが、本当に素晴らしい、そして類稀な『力』をお持ちです。それは、人々を癒やし、周囲に幸福をもたらす、まさに『祝福』と呼ぶにふさわしい力です」
(え……? 祝福……? 僕の……力が……?)
エリオットさんの言葉の意味が、すぐには理解できない。
俺の力といえば、せいぜいお菓子を美味しくしたり、寝床をふかふかにしたりする程度の、地味でささやかなもののはずだ。
それが、祝福……?
「どうか、その純粋で温かい心を、これからも大切に持ち続けてください。そして、このアスターテの地で、モル殿と共に、あなたらしく、健やかに、幸せに過ごしてください。それが、この土地にとって、そしておそらくは……世界にとっても、かけがえのない宝となるでしょう」
彼の言葉は、どこまでも真剣で、そして熱がこもっていた。
父も兄も、その言葉を静かに聞き入っている。
「……うん、わかったよ、エリオットお兄さん」
俺は、まだよく分からないながらも、こくりと頷いた。
なんだか、すごく褒められているような気がする。悪い気はしない。
エリオットさんは、満足そうに微笑むと、今度はモルに向き直った。
「モル殿。あなたとの出会いもまた、私にとって大きな驚きと喜びでした。どうか、これからもルーク様の良き相棒として、彼をお守りください」
そう言って、モルの頭を優しく撫でる。
モルも、エリオットさんにはすっかり懐いているようで、気持ちよさそうに目を細めていた。
やがて、別れの時が来た。
エリオットさんは、屋敷の玄関で、改めてクライネル家全員に感謝の言葉を述べ、旅立ちの馬車に乗り込もうとした。
その時、俺はふと、あることを思い出した。
「あ! エリオットお兄さん、これ!」
俺は、懐から小さな布包みを取り出し、エリオットさんに差し出した。
中には、昨日俺がマーサと一緒に作った(という名の、俺が『魔法』で風味を最大限に引き出した)ハーブクッキーが数枚入っている。
「旅の途中で、お腹が空いたら食べてね。これ、僕のとくせいなんだ!」
エリオットさんは、一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに破顔一笑した。
「……ありがとうございます、ルーク様。これは……何よりの餞別です。大切にいただきます」
彼は、そのクッキーを宝物のように受け取ると、馬車の中へと消えていった。
そして、馬車はゆっくりと動き出し、王都へと続く道を進んでいく。
俺は、モルと一緒に、その小さな後ろ姿が見えなくなるまで、ずっと手を振り続けた。
エリオットお兄さん。
なんだか不思議な人だったけど、悪い人じゃなかったな。
またいつか、会える日が来るといいな。
俺は、そんなことを思いながら、彼が残してくれた「幸せに過ごしてください」という言葉を、もう一度心の中で繰り返すのだった。
それは、まるで小さな約束のように、俺の胸に温かく響いていた。
彼は、数日かけて旅の準備を整え、今日、クライネル家の皆に別れの挨拶をするために、父ライオネルの執務室を訪れていた。
俺も、なぜか「ルークも同席しなさい」と父に呼ばれ、モルと一緒に部屋の隅っこでその様子を見守っている。
(なんで僕まで……まあ、エリオットお兄さんとは結構遊んでもらったし、お別れの挨拶くらいはいいけど……)
エリオットさんは、父と長兄アランに対し、今回の滞在中の感謝の言葉を丁寧に述べていた。
「この度は、長期間にわたり大変お世話になりました。クライネル子爵様、並びにアラン様のご厚意により、私の研究も大いに進展いたしましたこと、心より感謝申し上げます」
その言葉に、父は鷹揚に頷く。
「いやいや、アシュフォード殿のような若い才能ある方が、我が領地に興味を持ってくださったことこそ、我々の誉れです。何か一つでも、お役に立てたのであれば幸いですな」
「ええ、もちろんですとも。特に……」
そこで、エリオットさんは言葉を区切り、ちらりと俺の方を見た。
その瞳には、どこか慈しむような、それでいて真剣な光が宿っている。
「特に、末のルーク様……そして、モル殿との出会いは、私にとって何物にも代えがたい、貴重な経験となりました」
突然名前を呼ばれて、俺は少しだけ驚く。
モルも、自分の名前が呼ばれたのが分かったのか、「きゅい?」と小さく鳴いた。
エリオットさんは、ゆっくりと俺の方へ歩み寄ると、俺の目の前で片膝をついた。
そして、俺の小さな手を両手で包み込むように握り、真摯な眼差しで言った。
「ルーク様。あなたは、ご自身では気づいておられないかもしれませんが、本当に素晴らしい、そして類稀な『力』をお持ちです。それは、人々を癒やし、周囲に幸福をもたらす、まさに『祝福』と呼ぶにふさわしい力です」
(え……? 祝福……? 僕の……力が……?)
エリオットさんの言葉の意味が、すぐには理解できない。
俺の力といえば、せいぜいお菓子を美味しくしたり、寝床をふかふかにしたりする程度の、地味でささやかなもののはずだ。
それが、祝福……?
「どうか、その純粋で温かい心を、これからも大切に持ち続けてください。そして、このアスターテの地で、モル殿と共に、あなたらしく、健やかに、幸せに過ごしてください。それが、この土地にとって、そしておそらくは……世界にとっても、かけがえのない宝となるでしょう」
彼の言葉は、どこまでも真剣で、そして熱がこもっていた。
父も兄も、その言葉を静かに聞き入っている。
「……うん、わかったよ、エリオットお兄さん」
俺は、まだよく分からないながらも、こくりと頷いた。
なんだか、すごく褒められているような気がする。悪い気はしない。
エリオットさんは、満足そうに微笑むと、今度はモルに向き直った。
「モル殿。あなたとの出会いもまた、私にとって大きな驚きと喜びでした。どうか、これからもルーク様の良き相棒として、彼をお守りください」
そう言って、モルの頭を優しく撫でる。
モルも、エリオットさんにはすっかり懐いているようで、気持ちよさそうに目を細めていた。
やがて、別れの時が来た。
エリオットさんは、屋敷の玄関で、改めてクライネル家全員に感謝の言葉を述べ、旅立ちの馬車に乗り込もうとした。
その時、俺はふと、あることを思い出した。
「あ! エリオットお兄さん、これ!」
俺は、懐から小さな布包みを取り出し、エリオットさんに差し出した。
中には、昨日俺がマーサと一緒に作った(という名の、俺が『魔法』で風味を最大限に引き出した)ハーブクッキーが数枚入っている。
「旅の途中で、お腹が空いたら食べてね。これ、僕のとくせいなんだ!」
エリオットさんは、一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに破顔一笑した。
「……ありがとうございます、ルーク様。これは……何よりの餞別です。大切にいただきます」
彼は、そのクッキーを宝物のように受け取ると、馬車の中へと消えていった。
そして、馬車はゆっくりと動き出し、王都へと続く道を進んでいく。
俺は、モルと一緒に、その小さな後ろ姿が見えなくなるまで、ずっと手を振り続けた。
エリオットお兄さん。
なんだか不思議な人だったけど、悪い人じゃなかったな。
またいつか、会える日が来るといいな。
俺は、そんなことを思いながら、彼が残してくれた「幸せに過ごしてください」という言葉を、もう一度心の中で繰り返すのだった。
それは、まるで小さな約束のように、俺の胸に温かく響いていた。
あなたにおすすめの小説
転生ちびっ子の魔物研究所〜ほのぼの家族に溢れんばかりの愛情を受けスローライフを送っていたら規格外の子どもに育っていました〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
高校生の涼太は交通事故で死んでしまったところを優しい神様達に助けられて、異世界に転生させて貰える事になった。
辺境伯家の末っ子のアクシアに転生した彼は色々な人に愛されながら、そこに住む色々な魔物や植物に興味を抱き、研究する気ままな生活を送る事になる。
小さな貴族は色々最強!?
谷 優
ファンタジー
神様の手違いによって、別の世界の人間として生まれた清水 尊。
本来存在しない世界の異物を排除しようと見えざる者の手が働き、不運にも9歳という若さで息を引き取った。
神様はお詫びとして、記憶を持ったままの転生、そして加護を授けることを約束した。
その結果、異世界の貴族、侯爵家ウィリアム・ヴェスターとして生まれ変ることに。
転生先は優しい両親と、ちょっぴり愛の強い兄のいるとっても幸せな家庭であった。
魔法属性検査の日、ウィリアムは自分の属性に驚愕して__。
ウィリアムは、もふもふな友達と共に神様から貰った加護で皆を癒していく。
異世界転生パン職人の美味しい開拓記~最高の食パンを焼いたら没落令嬢ともふもふが家族になりました~
黒崎隼人
ファンタジー
前世で腕の立つパン職人であり農家でもあった青年トールは、異世界に転生して驚愕した。
この世界のパンは、硬くてパサパサで、スープに浸さなければとても食べられないものばかりだったのだ。
「美味しいパンで人々を笑顔にしたい」
その純粋な情熱を胸に、トールは荒れ果てた土地を自らの手で切り拓き、最高の小麦を育て上げる。
そして魔法の力も駆使し、この異世界に初めて、雪のように白くてふかふかの「食パン」を誕生させた!
その究極の味に衝撃を受けた没落貴族の令嬢セリア、そしてパンの耳が大好きなもふもふ魔獣のアルルと共に、トールは小さなパン屋「食パン商会」を開店する。
一口食べれば誰もが虜になる至高の食パンは、瞬く間に王都中で大人気に!
しかし、その成功を面白く思わない巨大商業ギルドが、卑劣な手段でトールたちの邪魔をしてきて……?
理不尽な妨害も、圧倒的なパンの美味しさと職人の意地で完全粉砕!
やがて彼らの焼くパンは王宮の晩餐会にまで供され、世界そのものを温かく変えていく。
これは、パンを愛する青年が、極上の食パンと黄金の小麦畑で、大切な人たちと一緒に最高の居場所を作り上げる、優しくて美味しい成り上がりスローライフ!
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
神様のミスで死んだので、神獣もふもふと異世界インターネットで快適スローライフ始めます ~最強生活チートと1000万ポイントでポチりまくり!~
幸せのオムライス
ファンタジー
★HOTランキング1位感謝!(2026.1.23) カクヨムコン異世界ファンタジー女性主人公部門 週間ランキング4位!★
山根ことり、28歳OL。私の平凡な毎日は、上から降ってきた神様の植木鉢が頭に直撃したことで、あっけなく幕を閉じた。
神様の100%過失による事故死ということで、お詫びにもらったのは3つのチート能力。
①通販サイトや検索が使える【異世界インターネット接続】
②もふもふ動物と話せる【もふもふテイマー&翻訳】
③戦闘はできないけど生活は最強な【生活魔法 Lv.99】
私の願いはただ一つ。働かずに、可愛いペットともふもふしながら快適なスローライフを送ること!
のはずが、転生先は森のど真ん中。おまけに保護された先の孤児院は、ご飯はまずいしお風呂もない劣悪環境!?
「私の安眠のため、改革します!」
チート能力を駆使して、ボロ屋敷がピカピカに大変身!
現代知識と通販調味料で絶品ごはんを振る舞えば、心を閉ざした子供たちも次々と懐いてきて……?
気づけばギルドに登録し、薬草採取で荒稼ぎ。謎の天才少女として街の注目株に!?
あれ、私のスローライフはどこへ?
これは、うっかりチートで快適な生活基盤を整えすぎた元OLが、最強神獣もふもふや仲間たちとのんびり暮らすために、ついでに周りも幸せにしちゃう、そんな物語。
【今後のストーリー構想(全11章完結予定)】
第1章 森の生活と孤児院改革(完結済)
第2章 ヤマネコ商会、爆誕!(完結済)
第3章 ようこそ、ヤマネコ冒険部へ!
第4章 王都は誘惑の香り
第5章 救国のセラピー
第6章 戦場のロジスティクス・イノベーション
第7章 領主様はスローライフをご所望です
第8章 プロジェクト・コトリランド
第9章 ヤマネコ式教育改革
第10章 魔王対策は役員会にて
第11章 魔王城、買収しました(完結予定)
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。