49 / 87
第3部:ゆるふわスローライフは守られるべき! ~ちょっぴり騒がしい、お客様と秘密のお手紙~
第49話:鉄壁ディフェンス発動! 末っ子天使は『お昼寝中につき立ち入り禁止』!?
しおりを挟む
クライネル子爵邸の客間に通されたアルフレッドとレオナルドは、当主ライオネル・クライネルと、その長男アランによる手厚い(そして、どこか探るような)歓迎を受けていた。
「遠路はるばるアスターテ領へようこそ、シュトラウス殿、ヴァイス殿。さぞお疲れでしょう」
ライオネルの穏やかな物腰と、アランの涼やかな笑顔。
絵に描いたような温厚な貴族親子だが、アルフレッドはその内側に隠された、鉄のような意志を感じ取っていた。
(やはり、何かを隠している……? それとも、過剰な警戒心か?)
「ご丁寧に恐れ入ります、クライネル子爵。我々は、アスターテ領の豊かな自然と、そこに息づく生活について、学術的な見地から調査をさせて頂きたく参りました」
アルフレッドは、あくまで研究者としての立場を崩さずに切り出す。
レオナルドは、退屈そうに窓の外を眺めているが、その耳はしっかりと会話に集中している。
「ほう、それはご熱心なことで。アスターテは辺境の小領ゆえ、王都のアカデミーの方々にご興味を持っていただけるとは光栄ですな。アラン、何かお二方のお役に立てるような資料はあったかな?」
「はい、父上。領内の主な産物や、気候風土に関する簡単なまとめでしたら。ただ、特筆すべきような『特異な現象』などは、残念ながら我々の知る限りでは……」
アランが、にこやかに、しかしきっぱりと釘を刺す。
アルフレッドとレオナルドは、彼らが本当に聞きたい『奇跡の力を持つ子供』や『幻の聖獣』に関する情報を巧みにかわされていることを敏感に感じ取っていた。
(手強い……! こちらの目的を察知した上で、情報をコントロールしているのか……?)
アルフレッドは内心で歯噛みしつつも、顔には出さずに次の手を打った。
「つきましては、もしご迷惑でなければ、お屋敷の中や、お庭などを拝見させて頂くことは可能でしょうか? 実際にこの土地の空気に触れることで、新たな発見があるやもしれませんので」
「ふむ、それくらいでしたら。妻のセレスティーナか、メイド長に案内させましょう。どうぞ、ごゆっくり」
ライオネルはあっさりと許可を出した。
だが、その背後には、妻とメイド長への無言の指示があったに違いない。
案の定、案内役として現れたのは、優雅な微笑みを浮かべた子爵夫人セレスティーナと、ベテランの風格漂うメイド長マーサだった。
彼女たちの案内は丁寧そのものだったが、なぜかルークの部屋がある棟や、彼が日中よく過ごしているという庭の特定のエリアは、「坊ちゃまがちょうどお昼寝の時間でして…」「あちらはプライベートな空間ですので…」といった理由で、巧妙に避けられてしまう。
「……この屋敷、どこもかしこも異常なほど空気が清浄ですね。それに、中庭の花々の咲き誇りようは、まるで常春のようです」
レオナルドが、感嘆とも皮肉ともつかない口調で呟く。
「まあ、それはわたくしどもの自慢でございますの。アスターテは神々に愛された土地ですから」
セレスティーナは、うふふと微笑むだけで、それ以上の説明はしない。
マーサもまた、鉄壁の笑顔で「奥様のおっしゃる通りでございます」と追従するのみ。
(やはり何かある! この屋敷全体が、何か巨大な『結界』か『祝福』のようなものに包まれているかのようだ……! そして、その中心には、あの『子供』がいるに違いない……!)
アルフレッドは、核心に近づけないもどかしさに焦りを感じながらも、研究者としての興奮を抑えきれなかった。
そんな攻防が続く中、事件は起きた。
見学者たちが、セレスティーナの案内で庭園を散策していた、その時だった。
少し離れた大きなカシワの木の木陰、そこには信じられないほど愛らしい光景が広がっていた。
銀色の毛並みを太陽の光にキラキラと輝かせる、小さな『もふもふ』の生き物――モル。
そして、そのモルを胸に抱き、天使のように無垢な寝顔で、すやすやと眠っている少年――ルーク・クライネル。
まるで時が止まったかのように、アルフレッドとレオナルドは、その場に立ち尽くした。
レオナルドですら、そのあまりの愛らしさと神々しさに、思わず息をのむ。
(な……なんだ、この……筆舌に尽くしがたい光景は……!? あの子供……そして、あの銀色の生き物……間違いない、エリオット殿の報告にあった……!)
アルフレッドは、モルの放つ微弱ながらも極めて純粋な魔力のオーラを敏感に感じ取り、全身が硬直するのを感じた。
それは、彼がこれまでどんな文献でも見たことのない、神聖で、そしてどこか懐かしいような不思議な魔力だった。
その時、ルークがもぞもぞと身じろぎし、ゆっくりとヘーゼル色の瞳を開けた。
そして、きょとんとした顔で、固まっている見学者たちを見つめた。
「んん……だれぇ……? おかし、くれるの……?」
寝ぼけ眼で、そんなことを呟くルーク。
そのあまりにも無防備で、無垢な問いかけに、アルフレッドもレオナルドも、どう反応していいのか分からず、完全に思考が停止してしまった。
「ルーク! 起きたのかい?」
「坊ちゃま、お目覚めでございますか?」
まるで計ったかのような絶妙なタイミングで、アランとマリーが庭に駆けつけ、素早くルークと見学者たちの間に割って入る。
クライネル家の鉄壁ディフェンスは、まだ始まったばかりだった。
「遠路はるばるアスターテ領へようこそ、シュトラウス殿、ヴァイス殿。さぞお疲れでしょう」
ライオネルの穏やかな物腰と、アランの涼やかな笑顔。
絵に描いたような温厚な貴族親子だが、アルフレッドはその内側に隠された、鉄のような意志を感じ取っていた。
(やはり、何かを隠している……? それとも、過剰な警戒心か?)
「ご丁寧に恐れ入ります、クライネル子爵。我々は、アスターテ領の豊かな自然と、そこに息づく生活について、学術的な見地から調査をさせて頂きたく参りました」
アルフレッドは、あくまで研究者としての立場を崩さずに切り出す。
レオナルドは、退屈そうに窓の外を眺めているが、その耳はしっかりと会話に集中している。
「ほう、それはご熱心なことで。アスターテは辺境の小領ゆえ、王都のアカデミーの方々にご興味を持っていただけるとは光栄ですな。アラン、何かお二方のお役に立てるような資料はあったかな?」
「はい、父上。領内の主な産物や、気候風土に関する簡単なまとめでしたら。ただ、特筆すべきような『特異な現象』などは、残念ながら我々の知る限りでは……」
アランが、にこやかに、しかしきっぱりと釘を刺す。
アルフレッドとレオナルドは、彼らが本当に聞きたい『奇跡の力を持つ子供』や『幻の聖獣』に関する情報を巧みにかわされていることを敏感に感じ取っていた。
(手強い……! こちらの目的を察知した上で、情報をコントロールしているのか……?)
アルフレッドは内心で歯噛みしつつも、顔には出さずに次の手を打った。
「つきましては、もしご迷惑でなければ、お屋敷の中や、お庭などを拝見させて頂くことは可能でしょうか? 実際にこの土地の空気に触れることで、新たな発見があるやもしれませんので」
「ふむ、それくらいでしたら。妻のセレスティーナか、メイド長に案内させましょう。どうぞ、ごゆっくり」
ライオネルはあっさりと許可を出した。
だが、その背後には、妻とメイド長への無言の指示があったに違いない。
案の定、案内役として現れたのは、優雅な微笑みを浮かべた子爵夫人セレスティーナと、ベテランの風格漂うメイド長マーサだった。
彼女たちの案内は丁寧そのものだったが、なぜかルークの部屋がある棟や、彼が日中よく過ごしているという庭の特定のエリアは、「坊ちゃまがちょうどお昼寝の時間でして…」「あちらはプライベートな空間ですので…」といった理由で、巧妙に避けられてしまう。
「……この屋敷、どこもかしこも異常なほど空気が清浄ですね。それに、中庭の花々の咲き誇りようは、まるで常春のようです」
レオナルドが、感嘆とも皮肉ともつかない口調で呟く。
「まあ、それはわたくしどもの自慢でございますの。アスターテは神々に愛された土地ですから」
セレスティーナは、うふふと微笑むだけで、それ以上の説明はしない。
マーサもまた、鉄壁の笑顔で「奥様のおっしゃる通りでございます」と追従するのみ。
(やはり何かある! この屋敷全体が、何か巨大な『結界』か『祝福』のようなものに包まれているかのようだ……! そして、その中心には、あの『子供』がいるに違いない……!)
アルフレッドは、核心に近づけないもどかしさに焦りを感じながらも、研究者としての興奮を抑えきれなかった。
そんな攻防が続く中、事件は起きた。
見学者たちが、セレスティーナの案内で庭園を散策していた、その時だった。
少し離れた大きなカシワの木の木陰、そこには信じられないほど愛らしい光景が広がっていた。
銀色の毛並みを太陽の光にキラキラと輝かせる、小さな『もふもふ』の生き物――モル。
そして、そのモルを胸に抱き、天使のように無垢な寝顔で、すやすやと眠っている少年――ルーク・クライネル。
まるで時が止まったかのように、アルフレッドとレオナルドは、その場に立ち尽くした。
レオナルドですら、そのあまりの愛らしさと神々しさに、思わず息をのむ。
(な……なんだ、この……筆舌に尽くしがたい光景は……!? あの子供……そして、あの銀色の生き物……間違いない、エリオット殿の報告にあった……!)
アルフレッドは、モルの放つ微弱ながらも極めて純粋な魔力のオーラを敏感に感じ取り、全身が硬直するのを感じた。
それは、彼がこれまでどんな文献でも見たことのない、神聖で、そしてどこか懐かしいような不思議な魔力だった。
その時、ルークがもぞもぞと身じろぎし、ゆっくりとヘーゼル色の瞳を開けた。
そして、きょとんとした顔で、固まっている見学者たちを見つめた。
「んん……だれぇ……? おかし、くれるの……?」
寝ぼけ眼で、そんなことを呟くルーク。
そのあまりにも無防備で、無垢な問いかけに、アルフレッドもレオナルドも、どう反応していいのか分からず、完全に思考が停止してしまった。
「ルーク! 起きたのかい?」
「坊ちゃま、お目覚めでございますか?」
まるで計ったかのような絶妙なタイミングで、アランとマリーが庭に駆けつけ、素早くルークと見学者たちの間に割って入る。
クライネル家の鉄壁ディフェンスは、まだ始まったばかりだった。
391
あなたにおすすめの小説
小さな貴族は色々最強!?
谷 優
ファンタジー
神様の手違いによって、別の世界の人間として生まれた清水 尊。
本来存在しない世界の異物を排除しようと見えざる者の手が働き、不運にも9歳という若さで息を引き取った。
神様はお詫びとして、記憶を持ったままの転生、そして加護を授けることを約束した。
その結果、異世界の貴族、侯爵家ウィリアム・ヴェスターとして生まれ変ることに。
転生先は優しい両親と、ちょっぴり愛の強い兄のいるとっても幸せな家庭であった。
魔法属性検査の日、ウィリアムは自分の属性に驚愕して__。
ウィリアムは、もふもふな友達と共に神様から貰った加護で皆を癒していく。
転生ちびっ子の魔物研究所〜ほのぼの家族に溢れんばかりの愛情を受けスローライフを送っていたら規格外の子どもに育っていました〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
高校生の涼太は交通事故で死んでしまったところを優しい神様達に助けられて、異世界に転生させて貰える事になった。
辺境伯家の末っ子のアクシアに転生した彼は色々な人に愛されながら、そこに住む色々な魔物や植物に興味を抱き、研究する気ままな生活を送る事になる。
スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜
もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。
ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を!
目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。
スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。
何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。
やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。
「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ!
ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。
ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。
2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
『規格外の薬師、追放されて辺境スローライフを始める。〜作ったポーションが国家機密級なのは秘密です〜』
雛月 らん
ファンタジー
俺、黒田 蓮(くろだ れん)35歳は前世でブラック企業の社畜だった。過労死寸前で倒れ、次に目覚めたとき、そこは剣と魔法の異世界。しかも、幼少期の俺は、とある大貴族の私生児、アレン・クロイツェルとして生まれ変わっていた。
前世の記憶と、この世界では「外れスキル」とされる『万物鑑定』と『薬草栽培(ハイレベル)』。そして、誰にも知られていない規格外の莫大な魔力を持っていた。
しかし、俺は決意する。「今世こそ、誰にも邪魔されない、のんびりしたスローライフを送る!」と。
これは、スローライフを死守したい天才薬師のアレンと、彼の作る規格外の薬に振り回される異世界の物語。
平穏を愛する(自称)凡人薬師の、のんびりだけど実は波乱万丈な辺境スローライフファンタジー。
【完結】スキルを作って習得!僕の趣味になりました
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》 どんなスキル持ちかによって、人生が決まる。生まれ持ったスキルは、12歳過ぎから鑑定で見えるようになる。ロマドは、4度目の15歳の歳の鑑定で、『スキル錬金』という優秀なスキルだと鑑定され……たと思ったが、錬金とつくが熟練度が上がらない!結局、使えないスキルとして一般スキル扱いとなってしまった。
どうやったら熟練度が上がるんだと思っていたところで、熟練度の上げ方を発見!
スキルの扱いを錬金にしてもらおうとするも却下された為、仕方なくあきらめた。だが、ふと「作成条件」という文字が目の前に見えて、その条件を達してみると、新しいスキルをゲットした!
天然ロマドと、タメで先輩のユイジュの突っ込みと、チェトの可愛さ(ロマドの主観)で織りなす、スキルと笑いのアドベンチャー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる