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第3部:ゆるふわスローライフは守られるべき! ~ちょっぴり騒がしい、お客様と秘密のお手紙~
第54話:メインディッシュは『奇跡の味』!? 誕生パーティーで無自覚チートが大盤振る舞い! 料理も酒も超絶進化で一同昇天!
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庭での『祝福大フィーバー』から数時間後。
陽も傾き始めた頃、クライネル邸の食堂では、僕の八歳の誕生日を祝う盛大なパーティーが始まろうとしていた。
大きなテーブルには、メイド長マーサさん率いる厨房スタッフが腕によりをかけて作った、目にも鮮やかな料理の数々が並べられている。
ローストされた若鶏は黄金色に輝き、皮がパリパリと音を立てそうなほど香ばしい匂いを漂わせている。色とりどりの野菜を使ったサラダは、まるで宝石箱のようにキラキラと輝き、新鮮なハーブの爽やかな香りが食欲をそそる。焼きたてのパンからは、小麦の甘い香りが湯気と共に立ち上っていた。
(うわぁ……どれもこれも美味しそう……! マーサさんたち、僕のために頑張ってくれたんだなぁ)
もちろん、これらの料理には、僕の存在そのものと、屋敷全体に漂う『生活魔法』のオーラが、無意識のうちに絶大な『プラス効果』を与えている。素材の持つポテンシャルが限界以上に引き出され、ただでさえ美味しいクライネル家の料理が、今日はさらに『奇跡の領域』へと足を踏み入れているのだ。
パーティーには、アルフレッドさんとレオナルドさんも、やややつれた表情ながらも(主に精神的な疲労で)、きちんと正装して参加していた。
彼らにとって、この誕生パーティーは、もはや『未知との遭遇』、あるいは『異文化体験』の域を超え、自身の存在意義すら問われかねない『試練の場』と化しているのかもしれない。
父様の音頭で乾杯が行われ、食事が始まった。
僕は、兄様たちや姉様に囲まれ、あれこれと世話を焼かれながら、美味しい料理に舌鼓を打つ。
「ルーク、この鶏肉、お前が好きなようにハーブをたくさん使って焼いてもらったぞ。美味しいか?」
ベルトラン兄様が、豪快に鶏肉を取り分けてくれる。
「うん! とってもおいしいよぉ、ベルトラン兄様!」
僕が満面の笑みでそう言うと、なぜか周囲の大人たちがゴクリと喉を鳴らしたような気がした。
そして、僕が無邪気に「みんなで一緒に食べると、もっともっと美味しいねぇ!」なんて言った日には、テーブルの上の料理全体の風味が、ふわりと一段階、いや二段階は深みを増し、複雑で芳醇な味わいへと変化するのを感じる。
もちろん、僕自身はそんなことには全く気づいていない。
アルフレッドさんとレオナルドさんは、出された料理を一口食べるたびに、言葉を失い、天を仰ぎ、そしてまた一口食べ、また天を仰ぐ、という謎のループに陥っていた。
彼らが普段王都で口にしているであろう高級料理とは、次元が違うのだ。
それは、技術や素材の良し悪しを超えた、もっと根源的な『生命力』と『幸福感』に満ちた味。
(この子供が「美味しい」と言うたびに、料理のレベルが上がっていく……だと……? そんな馬鹿な……だが、現に私の舌が、魂が、そう叫んでいる……!)
アルフレッドさんは、フォークを握りしめたまま、わなわなと震えていた。
もはや、学術的な分析など不可能。ただ、この『奇跡の味』に身を委ねるしかない。
レオナルドさんもまた、普段の皮肉屋ぶりは完全に鳴りを潜め、まるで初めて本物の美食に出会った子供のように、目を輝かせながら料理を堪能していた。
彼が手にしていた高級ワインですら、グラスに注がれた瞬間から、まるで『神々のネクタル』のような、芳醇で複雑な香りを放ち始め、一口飲めば脳天を突き抜けるような多幸感に包まれるのだ。
(馬鹿馬鹿しい……王都のどんな贅沢よりも、この辺境の、子供の誕生パーティーで出される料理の方が、よほど私の心を豊かにするとは……。こんな経験、誰に話しても信じてもらえまい……)
そして、ついにメインディッシュである『特製ローストビーフ』が、大きな銀盆に乗せられて運ばれてきた。
見事な焼き加減の塊肉からは、食欲を刺激する香ばしい匂いと、凝縮された肉の旨味を予感させる香りが、部屋中に満ち満ちていく。
「さあ、ルーク! 今日の主役のために、父さんが切り分けよう!」
父様が、にこやかにナイフを手に取る。
そして、僕が期待に胸を膨らませて「わーい! おにくー! おっきいねぇ!」と手を叩いて喜んだ、その瞬間。
奇跡は再び起こった。
切り分けられようとしていたローストビーフの表面から、まるで内側から発光しているかのように、黄金色の肉汁がじゅわぁっと溢れ出し、それがキラキラと輝きながら滴り落ちる。
そして、部屋中に立ち込めていた香りが、先ほどとは比べ物にならないほど濃厚で、官能的ですらある『至高の香り』へと昇華したのだ。
それは、嗅いだだけで全身の細胞が歓喜し、魂が震えるような、まさに『禁断の香り』。
その場にいた全員が、息をのんだ。
父様が一切れ目を切り分け、それがお皿に乗せられた瞬間、アルフレッドさんとレオナルドさんは、もはや何の抵抗もできず、ただただその『奇跡の肉』を口に運び、そして――。
しばしの静寂。
食堂の喧騒がふっと遠のき、まるで時が止まったかのような、濃密な時間が流れる。
そして、二人同時に、ゆっくりと天を仰ぎ、至福の表情のまま、完全に『昇天』してしまった。
パーティーは、クライネル家一同にとってはいつもの(ちょっと豪華な)誕生祝い。
しかし、王都からの訪問者にとっては、美食と多幸感、そして理解不能な奇跡の連続によって、完全に魂のステージが一つ上がってしまった(かもしれない)、忘れられない一夜となったのだった。
彼らがこのアスターテ領で、もはや以前の自分たちではいられなくなることを、この時の彼らはまだ知らない。
陽も傾き始めた頃、クライネル邸の食堂では、僕の八歳の誕生日を祝う盛大なパーティーが始まろうとしていた。
大きなテーブルには、メイド長マーサさん率いる厨房スタッフが腕によりをかけて作った、目にも鮮やかな料理の数々が並べられている。
ローストされた若鶏は黄金色に輝き、皮がパリパリと音を立てそうなほど香ばしい匂いを漂わせている。色とりどりの野菜を使ったサラダは、まるで宝石箱のようにキラキラと輝き、新鮮なハーブの爽やかな香りが食欲をそそる。焼きたてのパンからは、小麦の甘い香りが湯気と共に立ち上っていた。
(うわぁ……どれもこれも美味しそう……! マーサさんたち、僕のために頑張ってくれたんだなぁ)
もちろん、これらの料理には、僕の存在そのものと、屋敷全体に漂う『生活魔法』のオーラが、無意識のうちに絶大な『プラス効果』を与えている。素材の持つポテンシャルが限界以上に引き出され、ただでさえ美味しいクライネル家の料理が、今日はさらに『奇跡の領域』へと足を踏み入れているのだ。
パーティーには、アルフレッドさんとレオナルドさんも、やややつれた表情ながらも(主に精神的な疲労で)、きちんと正装して参加していた。
彼らにとって、この誕生パーティーは、もはや『未知との遭遇』、あるいは『異文化体験』の域を超え、自身の存在意義すら問われかねない『試練の場』と化しているのかもしれない。
父様の音頭で乾杯が行われ、食事が始まった。
僕は、兄様たちや姉様に囲まれ、あれこれと世話を焼かれながら、美味しい料理に舌鼓を打つ。
「ルーク、この鶏肉、お前が好きなようにハーブをたくさん使って焼いてもらったぞ。美味しいか?」
ベルトラン兄様が、豪快に鶏肉を取り分けてくれる。
「うん! とってもおいしいよぉ、ベルトラン兄様!」
僕が満面の笑みでそう言うと、なぜか周囲の大人たちがゴクリと喉を鳴らしたような気がした。
そして、僕が無邪気に「みんなで一緒に食べると、もっともっと美味しいねぇ!」なんて言った日には、テーブルの上の料理全体の風味が、ふわりと一段階、いや二段階は深みを増し、複雑で芳醇な味わいへと変化するのを感じる。
もちろん、僕自身はそんなことには全く気づいていない。
アルフレッドさんとレオナルドさんは、出された料理を一口食べるたびに、言葉を失い、天を仰ぎ、そしてまた一口食べ、また天を仰ぐ、という謎のループに陥っていた。
彼らが普段王都で口にしているであろう高級料理とは、次元が違うのだ。
それは、技術や素材の良し悪しを超えた、もっと根源的な『生命力』と『幸福感』に満ちた味。
(この子供が「美味しい」と言うたびに、料理のレベルが上がっていく……だと……? そんな馬鹿な……だが、現に私の舌が、魂が、そう叫んでいる……!)
アルフレッドさんは、フォークを握りしめたまま、わなわなと震えていた。
もはや、学術的な分析など不可能。ただ、この『奇跡の味』に身を委ねるしかない。
レオナルドさんもまた、普段の皮肉屋ぶりは完全に鳴りを潜め、まるで初めて本物の美食に出会った子供のように、目を輝かせながら料理を堪能していた。
彼が手にしていた高級ワインですら、グラスに注がれた瞬間から、まるで『神々のネクタル』のような、芳醇で複雑な香りを放ち始め、一口飲めば脳天を突き抜けるような多幸感に包まれるのだ。
(馬鹿馬鹿しい……王都のどんな贅沢よりも、この辺境の、子供の誕生パーティーで出される料理の方が、よほど私の心を豊かにするとは……。こんな経験、誰に話しても信じてもらえまい……)
そして、ついにメインディッシュである『特製ローストビーフ』が、大きな銀盆に乗せられて運ばれてきた。
見事な焼き加減の塊肉からは、食欲を刺激する香ばしい匂いと、凝縮された肉の旨味を予感させる香りが、部屋中に満ち満ちていく。
「さあ、ルーク! 今日の主役のために、父さんが切り分けよう!」
父様が、にこやかにナイフを手に取る。
そして、僕が期待に胸を膨らませて「わーい! おにくー! おっきいねぇ!」と手を叩いて喜んだ、その瞬間。
奇跡は再び起こった。
切り分けられようとしていたローストビーフの表面から、まるで内側から発光しているかのように、黄金色の肉汁がじゅわぁっと溢れ出し、それがキラキラと輝きながら滴り落ちる。
そして、部屋中に立ち込めていた香りが、先ほどとは比べ物にならないほど濃厚で、官能的ですらある『至高の香り』へと昇華したのだ。
それは、嗅いだだけで全身の細胞が歓喜し、魂が震えるような、まさに『禁断の香り』。
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