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第4部:ゆるふわスローライフに最大の危機!? ~公爵夫人の『天使様』お持ち帰り計画と、王都からの刺客(美食家ぞろい)~
第86話:『お別れパーティー』という名の最終決戦(美食バトル)!? ルーク様の『無自覚おねだり』が女帝の心を溶かす!?
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イザベラ公爵夫人がアスターテ領を発つ前夜。
クライネル邸では、「公爵夫人への感謝と、名残を惜しむため」という名目で、盛大な晩餐会が催されていた。
しかし、その実態は、クライネル家の総力を挙げた『女帝イザベラ様おもてなし骨抜き大作戦・ファイナルステージ』、あるいは『ルーク様ゆるふわスローライフ絶対防衛戦線・美食最終決戦』とでも呼ぶべき、壮絶な(主に料理的な意味で)戦いの場であった。
厨房は、まさに戦場と化していた。
メイド長のマーサさんと料理長のギョームさんは、鬼気迫る表情で鍋を振り、オーブンを睨みつけ、そして時折、味見役としてスタンバイしている僕(と、ちゃっかりそのお相伴に与ろうとしているレオナルドさん)の元へと、試作品を運んでくる。
その一品一品が、アスターテ領の最高級の食材と、料理人たちの長年の技術、そして何よりも僕の『生活魔法』による最終調整――もはや『神の祝福』レベル――を経て、次々と『奇跡の料理』へと昇華していく。
その香りは、嗅いだだけで魂が震えるほど芳醇で、その見た目は、宝石箱をひっくり返したかのように美しく、そしてその味は……想像を絶する。
晩餐会のテーブルには、これまでの滞在でイザベラ公爵夫人が特に気に入った料理や、彼女の故郷である北方の伝統料理をアレンジ(もちろん、僕の『祝福』で超絶進化)した品々が、これでもかとばかりに並べられた。
黄金色に輝くコンソメスープ、海の幸をふんだんに使ったテリーヌ、じっくりと煮込まれた仔牛の赤ワイン煮、そして、アスターテ産の完熟果実を贅沢に使ったデザートの数々。
その一皿一皿に、クライネル家の「ルークを、このアスターテから手放したくない」という、切実で、そして温かい思いが、たっぷりと込められているかのようだった。
イザベラ公爵夫人は、そのあまりにも完璧で、そしてどこか懐かしい味わいの料理を、一口運ぶごとに、その美しい紫水晶の瞳を僅かに見開き、そして言葉少なに、しかし確実に味わっていた。
彼女の表情は、相変わらず冷静沈着を装ってはいたが、その頬がほんのりと上気し、そして時折、遠い目をして何かを思い出しているかのような、そんな人間味あふれる瞬間が垣間見える。
(……この料理は……。何故かしら……ただ美味しいというだけではない……。まるで、私の心の奥底に、直接語りかけてくるような……温かくて、優しくて……そして、どこか切ないような……)
イザベラの心は、確実に揺れ動いていた。
権力も、富も、名声も、全てを手に入れたはずの彼女が、この辺境の地で味わう、素朴で、しかし本質的な『幸福の味』に、抗いがたい力で惹きつけられているのだ。
そして、晩餐会も終盤に差し掛かった頃。
デザートの『祝福クッキー(超特製バージョン)』が運ばれてきた。
今日のクッキーは、僕がイザベラおねえさんのために、特別に一生懸命「おいしくなぁれ~、元気になぁれ~」と、いつもよりたくさんの『愛情』と『魔法』を込めて作ったものだ。見た目も、いつもよりキラキラと輝いている気がする。
僕自身は、これが「お別れ」のパーティーだとは、まだよく分かっていなかった。
ただ、大好きなお客さんであるイザベラおねえさんが、明日帰ってしまうかもしれない、と聞いて、なんだかとても寂しい気持ちになっていたのだ。
だから、このクッキーで、少しでも元気になってほしかった。
「おねえさん……あのね、もう、帰っちゃうの……?」
僕は、イザベラの隣にちょこんと座り、その大きな瞳で、じっと彼女の顔を見上げた。
その声には、子供らしい純粋な寂しさと、そしてほんの少しの不安が滲んでいる。
「……ルーク、さみしいなぁ……。もっと、おねえさんと、モルとクロと、ティンクと、いっしょにあそびたかったなぁ……」
僕のその言葉に、イザベラの動きがピタリと止まった。
そして、僕は、とっておきのクッキーを一枚手に取り、彼女にそっと差し出した。
「このクッキーね、おねえさんのために、僕、いっしょうけんめい“おいしくなぁれ”って、あとね、“元気になぁれ”っても、いーっぱいお祈りしながら作ったんだよ。だからね、これ食べたら、きっと、おねえさんも、もっともっと笑顔になれると思うんだ。だから……だから、元気だしてね?」
僕の、たどたどしいけれど、心の底からの『無自覚おねだり』。
そして、その小さな手から差し出された、温かくて、甘い香りのする、キラキラと輝くクッキー。
それを見た瞬間、イザベラの、長年鉄仮面のように感情を押し殺してきた心の最後の砦が、ついに、音を立てて崩れ落ちたのかもしれない。
彼女の紫水晶の瞳が、みるみるうちに潤んでいく。
そして、ぽろり、と一筋の涙が、その美しい頬を伝い落ちた。
「……この甘さは……優しい温もり……。どうしてかしら……まるで、遠い昔……あの人が、私のためにだけ焼いてくれた、素朴で……でも、心が満たされるような……あの懐かしい味がするの……?」
イザベラの震える声には、驚きと、感動と、そして長年忘れていたはずの、純粋な感情が溢れ出ていた。
彼女は、ゆっくりとクッキーを受け取り、そして、それをまるで宝物でも扱うかのように、そっと口に運んだ。
その瞬間、彼女の全身を、温かく、そして力強い『祝福』の光が包み込んだような気がした。
それは、ただの美味しいクッキーではなかった。
それは、ルーク・クライネルという『天使』からの、魂を癒やす『贈り物』だったのだ。
『鉄の女帝』の心が、今、確かに溶け始めていた。
クライネル邸では、「公爵夫人への感謝と、名残を惜しむため」という名目で、盛大な晩餐会が催されていた。
しかし、その実態は、クライネル家の総力を挙げた『女帝イザベラ様おもてなし骨抜き大作戦・ファイナルステージ』、あるいは『ルーク様ゆるふわスローライフ絶対防衛戦線・美食最終決戦』とでも呼ぶべき、壮絶な(主に料理的な意味で)戦いの場であった。
厨房は、まさに戦場と化していた。
メイド長のマーサさんと料理長のギョームさんは、鬼気迫る表情で鍋を振り、オーブンを睨みつけ、そして時折、味見役としてスタンバイしている僕(と、ちゃっかりそのお相伴に与ろうとしているレオナルドさん)の元へと、試作品を運んでくる。
その一品一品が、アスターテ領の最高級の食材と、料理人たちの長年の技術、そして何よりも僕の『生活魔法』による最終調整――もはや『神の祝福』レベル――を経て、次々と『奇跡の料理』へと昇華していく。
その香りは、嗅いだだけで魂が震えるほど芳醇で、その見た目は、宝石箱をひっくり返したかのように美しく、そしてその味は……想像を絶する。
晩餐会のテーブルには、これまでの滞在でイザベラ公爵夫人が特に気に入った料理や、彼女の故郷である北方の伝統料理をアレンジ(もちろん、僕の『祝福』で超絶進化)した品々が、これでもかとばかりに並べられた。
黄金色に輝くコンソメスープ、海の幸をふんだんに使ったテリーヌ、じっくりと煮込まれた仔牛の赤ワイン煮、そして、アスターテ産の完熟果実を贅沢に使ったデザートの数々。
その一皿一皿に、クライネル家の「ルークを、このアスターテから手放したくない」という、切実で、そして温かい思いが、たっぷりと込められているかのようだった。
イザベラ公爵夫人は、そのあまりにも完璧で、そしてどこか懐かしい味わいの料理を、一口運ぶごとに、その美しい紫水晶の瞳を僅かに見開き、そして言葉少なに、しかし確実に味わっていた。
彼女の表情は、相変わらず冷静沈着を装ってはいたが、その頬がほんのりと上気し、そして時折、遠い目をして何かを思い出しているかのような、そんな人間味あふれる瞬間が垣間見える。
(……この料理は……。何故かしら……ただ美味しいというだけではない……。まるで、私の心の奥底に、直接語りかけてくるような……温かくて、優しくて……そして、どこか切ないような……)
イザベラの心は、確実に揺れ動いていた。
権力も、富も、名声も、全てを手に入れたはずの彼女が、この辺境の地で味わう、素朴で、しかし本質的な『幸福の味』に、抗いがたい力で惹きつけられているのだ。
そして、晩餐会も終盤に差し掛かった頃。
デザートの『祝福クッキー(超特製バージョン)』が運ばれてきた。
今日のクッキーは、僕がイザベラおねえさんのために、特別に一生懸命「おいしくなぁれ~、元気になぁれ~」と、いつもよりたくさんの『愛情』と『魔法』を込めて作ったものだ。見た目も、いつもよりキラキラと輝いている気がする。
僕自身は、これが「お別れ」のパーティーだとは、まだよく分かっていなかった。
ただ、大好きなお客さんであるイザベラおねえさんが、明日帰ってしまうかもしれない、と聞いて、なんだかとても寂しい気持ちになっていたのだ。
だから、このクッキーで、少しでも元気になってほしかった。
「おねえさん……あのね、もう、帰っちゃうの……?」
僕は、イザベラの隣にちょこんと座り、その大きな瞳で、じっと彼女の顔を見上げた。
その声には、子供らしい純粋な寂しさと、そしてほんの少しの不安が滲んでいる。
「……ルーク、さみしいなぁ……。もっと、おねえさんと、モルとクロと、ティンクと、いっしょにあそびたかったなぁ……」
僕のその言葉に、イザベラの動きがピタリと止まった。
そして、僕は、とっておきのクッキーを一枚手に取り、彼女にそっと差し出した。
「このクッキーね、おねえさんのために、僕、いっしょうけんめい“おいしくなぁれ”って、あとね、“元気になぁれ”っても、いーっぱいお祈りしながら作ったんだよ。だからね、これ食べたら、きっと、おねえさんも、もっともっと笑顔になれると思うんだ。だから……だから、元気だしてね?」
僕の、たどたどしいけれど、心の底からの『無自覚おねだり』。
そして、その小さな手から差し出された、温かくて、甘い香りのする、キラキラと輝くクッキー。
それを見た瞬間、イザベラの、長年鉄仮面のように感情を押し殺してきた心の最後の砦が、ついに、音を立てて崩れ落ちたのかもしれない。
彼女の紫水晶の瞳が、みるみるうちに潤んでいく。
そして、ぽろり、と一筋の涙が、その美しい頬を伝い落ちた。
「……この甘さは……優しい温もり……。どうしてかしら……まるで、遠い昔……あの人が、私のためにだけ焼いてくれた、素朴で……でも、心が満たされるような……あの懐かしい味がするの……?」
イザベラの震える声には、驚きと、感動と、そして長年忘れていたはずの、純粋な感情が溢れ出ていた。
彼女は、ゆっくりとクッキーを受け取り、そして、それをまるで宝物でも扱うかのように、そっと口に運んだ。
その瞬間、彼女の全身を、温かく、そして力強い『祝福』の光が包み込んだような気がした。
それは、ただの美味しいクッキーではなかった。
それは、ルーク・クライネルという『天使』からの、魂を癒やす『贈り物』だったのだ。
『鉄の女帝』の心が、今、確かに溶け始めていた。
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