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第1章~変化~
探求心溢れる2人
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キィィィン!キィィィン!グォォォン!ジジジジ…プシュー。
高音から重低音など数多くの不快な音が鳴り響く。街から外れた森林の中に
大きな研究所が建てられている。ここにいるのは世界的に有名な天才科学者の桂城大。
奇才として有名だが、これまでの実験は賛否両論どころか全否定されることが多い。
そんな桂城が、また新たな実験を始めているとのこと。
しかし、これまでの実績と不快な機械音やら不気味でしかないこの研究所に近づく者など誰もいなかった。
たった一人を除いて。それは記者・熊島亘だ。
彼は個人で記者活動をしており自由にネタを収集し、それを企業に売り込んでいる。所謂フリーのライターだ。
熊島が動き出す理由は正義感などではない。単なる好奇心、故に嘘のない真実を白日の下に晒してきた。
「ハックション!ったく、いくら張り込んでも全然なにやってるかわからないな。」
ここ数日、研究所に張り付いているが、研究内容は一切わかっていない。
これまでの張り込みでわかっていることは、桂城が今回はよく研究所を抜けだし、
どこかに出かけているということだけ。その隙を狙い研究所に近づくも、セキュリティは万全。
中の様子も全然わからない。ある時は桂城を尾行した時もあったが、
なんせ森林の中であるため途中で見失ってしまう。
しかし、熊島は諦めなかった。いつ何が起きるかわからないため、録音と撮影は欠かさなかった。
そんな張り込みを続けて1週間が経とうとしていたある日のこと。
「ハックション!ハックション!うぇぇい、今日も収穫は0か~。昨日の雨でただ風邪ひいただけじゃねーかよ、
畜生!」どうやら昨日は雨が降っている中で張り込みを続け、風邪をひいたらしい。
「ん?あ、桂城が戻ってきた。」桂城には不思議な点があった。
いつも研究所を出ていくときは歩いて出ていくのに、返ってくるときは決まって車だった。それも毎回違う車だ。「一体、あの車には何が積まれているんだ?」熊島は何度も見過ごしてきたこの光景。ついに今日勝負に出た。
ドローンを駆使して桂城が車で研究所に入る瞬間の開いた扉からドローンを侵入させようと試みたのだ。
ドローン自体は回収できなくてもいいように、リアルタイムで映っている映像を録画している。
「万が一バレたらその時は一時撤退しよう。」小声で呟く。
相手は奇才と呼ばれる科学者、バレる確率は高いしバレた後逃げ切れる保証はどこにもないハイリスクな賭けだ。
小さい頃よくラジコンをやっていたからか、操作はうまいもんで、すぐに使いこなせていた。
桂城の車は研究所の入り口前で止まる。「今だ。」ひと言呟きドローンを飛ばす。
集中すると独り言を呟くのが熊島の癖のようだ。
研究所はかなり厳重にしているため、桂城本人が入る時ですらそこそこの時間を要する。
その間にドローンを音でバレない位置まで近づける。
ギィィィィ…ガッシャン!!扉が開く。それだけでものすごい音が響き鳥たちは飛んで逃げていく。
この周囲のざわめきに紛れ込ませドローンを近づける。桂城は車に乗り込みそのまま建物内に入っていく。
それに合わせて熊島もドローンを忍ばせる。ギィィィィ…ガッシャン!!開く時と全く同じ音で大きな扉が閉まる。
高音から重低音など数多くの不快な音が鳴り響く。街から外れた森林の中に
大きな研究所が建てられている。ここにいるのは世界的に有名な天才科学者の桂城大。
奇才として有名だが、これまでの実験は賛否両論どころか全否定されることが多い。
そんな桂城が、また新たな実験を始めているとのこと。
しかし、これまでの実績と不快な機械音やら不気味でしかないこの研究所に近づく者など誰もいなかった。
たった一人を除いて。それは記者・熊島亘だ。
彼は個人で記者活動をしており自由にネタを収集し、それを企業に売り込んでいる。所謂フリーのライターだ。
熊島が動き出す理由は正義感などではない。単なる好奇心、故に嘘のない真実を白日の下に晒してきた。
「ハックション!ったく、いくら張り込んでも全然なにやってるかわからないな。」
ここ数日、研究所に張り付いているが、研究内容は一切わかっていない。
これまでの張り込みでわかっていることは、桂城が今回はよく研究所を抜けだし、
どこかに出かけているということだけ。その隙を狙い研究所に近づくも、セキュリティは万全。
中の様子も全然わからない。ある時は桂城を尾行した時もあったが、
なんせ森林の中であるため途中で見失ってしまう。
しかし、熊島は諦めなかった。いつ何が起きるかわからないため、録音と撮影は欠かさなかった。
そんな張り込みを続けて1週間が経とうとしていたある日のこと。
「ハックション!ハックション!うぇぇい、今日も収穫は0か~。昨日の雨でただ風邪ひいただけじゃねーかよ、
畜生!」どうやら昨日は雨が降っている中で張り込みを続け、風邪をひいたらしい。
「ん?あ、桂城が戻ってきた。」桂城には不思議な点があった。
いつも研究所を出ていくときは歩いて出ていくのに、返ってくるときは決まって車だった。それも毎回違う車だ。「一体、あの車には何が積まれているんだ?」熊島は何度も見過ごしてきたこの光景。ついに今日勝負に出た。
ドローンを駆使して桂城が車で研究所に入る瞬間の開いた扉からドローンを侵入させようと試みたのだ。
ドローン自体は回収できなくてもいいように、リアルタイムで映っている映像を録画している。
「万が一バレたらその時は一時撤退しよう。」小声で呟く。
相手は奇才と呼ばれる科学者、バレる確率は高いしバレた後逃げ切れる保証はどこにもないハイリスクな賭けだ。
小さい頃よくラジコンをやっていたからか、操作はうまいもんで、すぐに使いこなせていた。
桂城の車は研究所の入り口前で止まる。「今だ。」ひと言呟きドローンを飛ばす。
集中すると独り言を呟くのが熊島の癖のようだ。
研究所はかなり厳重にしているため、桂城本人が入る時ですらそこそこの時間を要する。
その間にドローンを音でバレない位置まで近づける。
ギィィィィ…ガッシャン!!扉が開く。それだけでものすごい音が響き鳥たちは飛んで逃げていく。
この周囲のざわめきに紛れ込ませドローンを近づける。桂城は車に乗り込みそのまま建物内に入っていく。
それに合わせて熊島もドローンを忍ばせる。ギィィィィ…ガッシャン!!開く時と全く同じ音で大きな扉が閉まる。
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