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小話集
北斗聖龍会流お礼参り〜いざ敵地へ(前)
しおりを挟む「…。行きますか。」
「うす。」
「…はい。」
『北斗聖龍会』首脳陣3人がその地に立ったのは、吹く風温かな初春の頃。本拠地札幌を空けてまでも来た理由は、実に極道としては『真っ当な』事だった。
…根深い因縁がありながらも長らくを嫁とせざるを得なかった女『紫乃』との離縁が正式に成立し、更には今回引き起こした騒動の『始末』にやって来たのだ。
この騒動には何ら関係のない人間…圭介や美優、みずきなどが巻き添えを食らい2人の怪我人が出ている。…黙っている訳にはいかないのだ。
「っ?!…てめぇらっ…」
「組長、いるんだろう?…入らせてもらいますよ。」
デカデカと構えられた門を潜り、玄関先に立つ若衆らを一蹴した笛木は、圭介と霧山を引き連れ中へと入って行く。
だが…先に戻った紫乃からの話によるものなのか、彼が来た事で玄関先には次々と若衆や組の籍預かる者らが集まり出した。
「…やれやれですね。こんなに歓迎されるとは思ってませんでしたよ。」
「何しに来た!笛木八雲ォ!てめぇ…よくもこの佐野組の敷居が跨げたモンだなっ。」
「……。」
「ウチのお嬢を傷モノにしやがってッ!」
「…。いや…寧ろ私が傷モノにされたんですがね?」
「ッ!四の五の(しのごの)うるせぇんだよ!組長とお嬢に詫びでも入れに来たか?!」
「あァ?…詫びだァ?雁首揃えて詫び入れんのはそっちだろが。」
「止めなさい清水。…私は人として、何より『元』婿として、親父たる組長に挨拶に来たまでです。…最後のね。」
「てめぇら止めねぇか!…すみませんね八雲さん、親父がお待ちです…部屋へ。」
「…。助かりましたよ葛城くん。話のわかる君が来てくれて。」
人山を割って姿を見せたのは佐野組組長の懐刀…北斗で言う『若頭』に匹敵する地位にある葛城。つまりは圭介と同等の権限を持つ人間だ。
その葛城の後ろに付いて、案内されるままに部屋へと入る。…中には既に組長の佐野がデンと胡座していた。
「…久しいな婿殿。」
「そうでしょうか…昨年の今頃、ご挨拶に伺ってるはずですよ。」
「1年も会わねば久しいもんよ。…清水も霧山も変わらんようだ。」
「…うす。」
「さて…。早速だが詳しく聞かせてもらおうか。…何故、ウチの紫乃は離縁されたのかね?」
「…、…」
「帰って来てワシら親の顔を見た途端にワンワンと泣き出して…『一方的に離婚された、初夜からして1度と抱かれた事なんてない、それどころか昔の“女”と戻ってた。』…となぁ。」
「…ケッ。ンなこったろうと思ってたぜ…」
「?…八雲くん、コレは…どういう事かね?」
佐野組組長の目がキラリと光り、笛木を見据える。だが笛木も黙るつもりは更々なくその口を開いた。
「確かに…彼女の言う事は『事実』です。ですがね親父…私がそうするしかなかった理由を作ったのはお嬢さんと『貴方』だ。」
「…、…何が言いたい?」
「スッとぼけますか。…俺には当時、結婚を考えていた大事な女がいた。女の腹には俺のガキがいた。それでもアンタは自分の娘可愛さに俺に充てがってきた上、会の発足っつう餌をぶら下げた。」
「……、…」
「そん時約束したはずだぜ…『俺は女を忘れる、その代わりに女とガキの事は誰にも話さずになかった事にして下さい。』と。それにアンタは頷いたはずだ…だが話したな?娘に。」
「…それは違う。話したんじゃない…紫乃が盗み聞きしていたんだ。だから…」
「俺はな…そん時は『女とガキが幸せになってくれるならそれで良い。』って思ってたんだよ。苦労するかもしれねぇが、シングルでも産んでさえくれりゃあそれだけで御の字だって…、…けどてめぇの娘はそれすら壊したじゃねぇか!?…っ、女は…アイツは…っ、てめぇの娘と仲間にボコボコにやられてガキ失っちまった挙句に、2度と産めねぇ身体になっちまったんだぞ!!」
「「っ?!!」」
後ろに座して控えていた圭介と霧山の顔が驚愕で目を見開く。…2人の長い愛人関係の根底に、そんな理由がある事まで知らなかったのだ。
「…やはり調べた通りだったか。八雲くん…ここは落ち着いて、よく考えてみないかね。会の長たる者、やはり『跡継ぎ』は欲しかろう?…その昔の女は今は『愛人』、ならばそのまま関係を続ければ良い…責任もあるだろうからな。だが『本妻』として、まだ若いウチの紫乃ともう1度…」
「それは土台、無理な話だぜ…アンタの娘は俺をキレさせた。もう2度とツラも見たくねぇんだよ。」
「ッ…」
「娘が何しでかしたか、本当に知らねぇのか?てめぇの娘はなぁ…全く無関係の人間3人も巻き込んで怪我まで負わせてんだよッ!ロシアのマフィアをタラシ込んでな!」
「ロ、ロシア…っ?!」
「……、…」
「…忌み嫌われる、日陰モンの極道と言えなぁ…外れちゃならねぇ『仁義』ってモンがあるはずだ…佐野紫乃って女は躊躇なく外した、それが許せねぇ…ッ。」
「…。その怪我した1人はオレの女だ。今となっちゃ『嫁』とも言える大事なな。オレの女は死ぬ間際までいった…命は助かったがリハビリしている。…この責任は、いったい誰に対して請求すりゃいいんだ?『親父さん』よぉ…」
「ッ…それ、は…」
「てめぇだって極道の端くれだろがッ!だったら大事な女を傷モノにされたオレの『心』がわかるはずだ!…少なくともウチの会長はわかってくれたぜ。だからこうしてこの場にオレを連れて来た!オレの女はそこら辺にいる只の女じゃねぇんだよ…元は真っ当な『堅気』だった人間だ!そんな女を巻き込んで、死ぬ目に遭わせたんだぞ!てめぇの可愛い娘がよォ!!」
笛木の怒りに触発されたかのように、圭介もまた腹の内に押し込んでいた怒りを露わにし真っ向からぶつける。その勢いは凄まじく…数々の場を踏んできた佐野組組長も、恐れ知らずと知られる葛城も気圧されたじろぐ。
「マジで親として最悪だな。…アンタは『まだ』、てめぇの娘の本性を知らねぇと見える。…霧山、教えてやれや。」
「…はい。組長…貴方の娘である紫乃さんですが…笛木八雲という夫がありながら、妻たる者としてその最低限の事すら守られていませんでした。」
「…、…?」
「実際はどうあれ、2人は婚姻上では『夫婦』…妻は例え何があろうとも、その操を守らなくてはならない。」
「っ、それはっ、お互い様ってヤツじゃねぇか!八雲くんには長くいただろが『愛人』が!そっちは論外でこっちばかりが悪いというのは…」
「…本当に、そう思われますか。…娘の『愛人』が誰なのか…知っても尚?」
“こちらをどうぞ。”と霧山が渡した1枚の写真。…そこには妖艶に笑う紫乃と、佐野組若衆の1人である『本宮』が抱き合う姿があった。場所は言わずもがなの笛木邸である。
「っ?!な…」
「も、本宮?!」
「…それが、我が『北斗聖龍会』会長笛木八雲の更なる怒りに火を付けてくれました。…さて、『男』と『女』…真がありながらも他所を作ったと非難され、白い目で見られるのはどちらが手厳しいのでしょうねぇ…」
「な、何故…何で紫乃が本宮と!あんなに八雲くんが良いと言ってたじゃねぇか?!」
「…知らねぇよ。何せ俺は初夜からして手出ししなかったからな。その事でなけなしのプライドに傷付いたのかもなぁ…その内に慰めてくれる、側にいる男の方が良くなったんだろうよ。」
「……、ッ…」
「お…親父っ…」
「…と、いう訳で。とっくに娘の紫乃は返したが、人として最後に挨拶しとこうと思って来たまでだ。…我ら『北斗聖龍会』、北の地でこれまで通りのんびりとやらせてもらいますよ。例えこの広い東京で見かけようとも、声などお掛けしませんよう願います。…アンタら佐野組とは、今日を限りに『縁が切れた』んだからな…ようやく。」
『長らく世話になりました、親父殿。』…そう言って両拳を突き頭を下げた笛木。だがそれもほんの数秒…すぐに立ち上がるや、圭介と霧山を連れて佐野組を颯爽と立ち去った。
「……、…」
「…。くっ…くははっ…」
「何ですか清水…いきなり。」
「い、いやっ…今頃佐野組のヤツらは血眼で探してんだろうなって…」
「もう知りませんよ。私は無関係なので。」
手配していたレンタカーの車中、しばらくを走った先で突如と噴き出し笑い出した圭介。今や実家に居らず傷心旅行中だろう紫乃と、札幌から戻った際に僅か顔を見せたきり行方知れずの本宮が一緒なのは目にも明らかで…その隠された関係すら白日の下に晒してやったのだ。
それだけ霧山が投下した『爆弾』の威力は凄まじいものがある。…例えどこへ逃げようとも、恐らくはすぐに見つかり容赦なく引っ立てられるだろう。
「しっかしキリ…上手く言いくるめたな。会長の不逞はオブラートに包みつつ、紫乃の不逞はド派手におっ広げる!…えげつねぇ。」
「言いくるめただの、えげつないだの…随分ですね若頭。」
「やはり霧山ですね。こういう交渉事や話し合いの場には的確な人間ですよ。」
「…そんじゃあ、オレは何なんすか。」
「ンー、そうですねぇ…敢えて言うなら『怒鳴り仲間』、でしょうかね。」
「な、何すかソレ…」
「お前はすぐに血が頭に登ってキレやすいのが『玉に傷』なんですよ。…ま、清水の怒鳴りはいつもながらスカッとしますがね。」
「…ですが、場所と相手を考えて下さいね、若頭。」
「…。ったく…わかってるっつうの。」
そんな3人が向かったのは空港近くのホテル。色々想定してゆっくり一泊してから帰ろうと予約を取っていたのだが…意外や北斗の首脳陣は肉体的にも精神的にも『元気』だった。
「正直…こんなにホッとするとは思っていませんでした。」
「それだけ常に気ぃ張ってたって事すね、会長。」
「…お2人とも、ご苦労様でした。」
「…おかしいですねぇ…もっと疲弊するかと思っていたのですが。」
「ンな事で疲れてどぉすんすかっ。…、会長…歳取りましたねぇ…みずきをちゃんと満足させてますぅ?」
「お前に言われたくありませんよっ。」
「…。急に何の話すか…いったい。」
3人はチェックインを済ませた後、最上階にあるラウンジバーへとやって来て早速と祝杯を挙げる。窓際のボックス席を抑え、地元とは味の違う景色とネオンの輝きを時折見下ろしながら、気心の知れている者同士による会話が始まった。
…バー内は他の客も大勢いて僅かに賑わっている。こと女性客達は自らの連れ合いをそっちのけに、スーツに身を固めた見目の良い3人に目を奪われ視線を送ってくるのさえお構いナシ。
そんな中…図らずも『みずき』のその名が場に出た事で、この日初めて知った事を思い出してしまった。
「…。あの…会長。みずき、なんすけど…その…」
「…ん?みずきがどうしました?みずきは例えいくつになろうと、私の『可愛い女』ですよ?」
「ンな事知ってますよっ。…そうじゃなくてっ…」
「…?、何なんです?…あ。あー…『アレ』かっ…くっく、アレは忘れなさい2人とも。」
「い、いやぁ…でも…」
「…『嘘』ですから。」
「…、…あァ?!」
「う、嘘っ…なんですかっ、会長!」
「当たり前でしょう。…というか、正しくは産めない身体『だった』…が相応しいのかもしれないですね。」
「……、…」
「あのふざけた女のせいで流産して、更には産めぬ身体になったのは事実です。私と再会した…というか、偶然装って“探し出した”んですがね。その時に言われましたよ…『私はもう子供が産めないの。…だからやぐっちゃん、私の事は忘れて。奥様の事、ちゃんと見てあげて。』と。」
「…っ…」
「…。ンな事言わせる自分が、最低野郎に思えてしょうがなかった…俺は結局、みずきとガキよりも組織を持つ『夢』を選んじまったんだからな。」
「…会長。」
「……、…」
「とはいえ、知ってしまった以上はみずきをこれ以上ほっとけなくなっちまって…結果、日陰の愛人にしちまったよ。心の中では『嫁』だったんだけどな…」
「…。オレは知ってますよ…組織を作るっつう夢は、元々みずきと2人で見てたモンだって。どっちとも族の頭(ヘッド)を務めた人間…歳を重ねて引退したあぶれたヤツらの辿り着く末路は悲惨なモンだ。…だからオレは、会長に感謝している。」
「自分も…若頭と同じです、感謝してます。…自分の頭脳を買ってもらい、必要とされる事は…かつてない以上に嬉しかったです。」
「…ありがとな、2人とも。」
「失礼ながら、今ママの身体は?」
「ホント、人間の身体って不思議なモンだな…再会して一緒にいるようになってから、瞬に紹介してもらった病院で治療してもらった。しばらく通って…治ったんだよ『不妊』が。」
「…マジすか。…つうか、何をもって治ったって断言出来たんすか?」
「何って…デキたから。ガキが。俺の。」
「っ、はぁーっ?!」
「…そう言えば、何年か前にしばらくの間ママが店を休んでいた時期が…」
「そう、そん時だ。」
「…へぇ…って!いやいや!待って下さいよっ。そのガキは?!どこにいるんすかっ!」
「今頃は『流平』と、楽しく遊んでるかもな。」
「か、会長っ…まさかっ…」
「…。気付いた時には、遅かったんだよ…店を任せて無理をさせた俺が悪りぃんだ。」
再会から3年後…不妊を見事に克服し乗り越えたみずきが再び笛木との子を授かったのはその頃だという。けれど日々の不摂生と酒を飲む毎日が祟り、2人目の子もまた生を受ける事なく失ってしまった。
圭介と霧山は、流平の名が出た事でそれを察したのだ。
「けどまだ諦めちゃいねぇ。俺もみずきもまだ『31歳』だからなっ…まだまだイケる!」
「お、ヤる気マンマンすね会長。」
「若頭…今の『ヤる気』の『ヤ』は絶対カタカナですよね?その口ぶり。」
どうでも良い事にツッコミかます霧山も霧山だが…結局『北斗聖龍会』の男達は酒が入るとエロ話で盛り上がる。
「…お前達も、女には尽くしなさい。どう足掻いても勝てやしませんからね。」
「ンな事なら…もう知ってますよ。これまで散々、女をこき下ろして来ましたけどね…アイツにゃ、美優にだけは敵いませんて…」
「……、…」
会長笛木が名目だけとはいえ妻のいる身でありながらも、みずきと共に過ごして来たように…圭介には美優が、そして皆には秘密にしているだけで霧山にも“ほのか”がいる。
それぞれの男は、自らの生き様と仕事の為とはいえ地元札幌に置いてきた愛しい女を胸に思う。
「話はまるっと変わりますが…美優さんのその後はどうです?」
「フッ、気合い入れてリハビリしてますよ毎日。…帰って来たら、また無理矢理に嫌いなモン食わされちまいます。」
「…お前は超偏食主義ですからねぇ…」
「……、…」
「おいキリ、どうした?何考え込んでるよ。」
「っ、いえ…」
霧山が珍しくボーッと呆けているのを、圭介が呼び掛けて此方側へと引き戻す。が…どうにも戻りきれておらず、心ここに在らずだ。
何なんだよ…と呆れかえったその時、霧山がスーツの胸ポケットを探り画面を見た。
「すいません、ちょっと失礼します。」
ブー、ブー…と着信を訴えるそれを手に場を離れて行く彼の足取りはどこか性急だ。そんな『らしくない』姿を無言で見送った2人だったが…
「…すんません会長。便所行ってきますわ。」
何故か圭介までもがその席を外す。頷き、1人残された笛木がフッと笑った。
「…全く。女を想う気持ちはわかるが…何かもどうでも良いって投げちまう程に惚れ込むのも考えモンだ…」
そうは言いながらも笛木は“嬉しい”。その気持ちがわかるからこそ…圭介にはさっさと人並みの幸せを掴んで欲しいし、霧山には今ある幸せを更に大きく大事にして欲しいと思うのだ。
…そしてそれは自分も…そう新たに、誓うかのように胸に思った頃、圭介が先に席へと戻って来た。その顔が俄か楽しげに“笑って”いる。
「何です…良い女でも見つけましたか。」
「もうとっくに見つけてますって。…いやぁ…くっくくくっ…」
「…、…?」
程なく戻ってきた霧山は2人に、一足早く札幌へ帰る旨を切り出す。
「信用がない訳ではありませんが、やはり気になりますので…」
「…。気に掛かる事があんならすぐに戻った方が良い。小田切がいるとはいえ、粋がった奴らにカチコミ食らうとも限らねぇしな。」
「存外、周りにいる奴らも馬鹿には出来ません。…失礼します、お戻りの際は気をつけて。」
ペコリと浅く一礼し卒なく去って行く霧山の背を横目で送り出した圭介がクッと笑う。だが決して馬鹿にしているのではなく…どこか慈愛のある笑みだ。
「…。驚きすね…まさかキリのあんな顔が見れるとは思ってませんしたよ…」
「清水、お前…よもやの立ち聞きですか。」
「気になりません?…一瞬、向こうで何かあったかと思ったんすよ。でも…蓋開けたら女からだったみてぇで。ちょいと困らされてる感が笑えるっ…」
「他人の女なんてそう見えるものですよ。…お前がもし、美優さんに何か言われて困ったとしても…それすら可愛いと思えるでしょう?」
「まぁ…確かにそうすね。アイツはむやみやたらとンな事言いやしませんがね…たまにポロッと言わちまうと参りますねぇ。」
「霧山とて同じですよ。…何やかんや言いながらも惚れ込んでいるんですから。」
『あれでもね。』…その言葉と共にフッと笑った笛木は、同じく笑う圭介と再びグラスを合わせる。皆に幸あれ…そう胸に思いながら。
こうしてひと時楽しんだ笛木と圭介は、取ってある部屋へと入ってそれぞれの時間を過ごす事になったのだが…圭介の脳内を占めるのは美優の事だ。
出逢ってから以降を離れる事なく共に過ごして来た2人。怪我をし入院中の今でさえ、病室に彼が泊まり込んできた。
留守中を幹哉に任せてきたとはいえ、『1人』でいる事には変わりない彼女を想い…ぐちゃぐちゃとした複雑な心境になる。
だが時には身丈夫な一面もある美優なので、案外こんな風に寂しがっているのは『自分』だけかもしれない…
そんな事を考えた時だった。自らの気持ちを洗い流すかのように酒を飲んでいた圭介のスマホが鳴ったのだ。
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