姉の代わりに嫁いだけど、可愛いうさぎの王子に溺愛されるなんて聞いてない─欠点は性欲が強すぎる所だけ─

無能歌

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23話-2 R-18 アンヌSide

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 即位式からガードと、全く会えずむさ苦しい人ばかりで、正直息苦しかった。国王になったということもあり、処理や顔合わせ─僕が子供の頃からの人だけだから、必要性が分からなかったけど─が長引いてしまって、あっという間に夜になってしまっていた。ガードの顔をひと目見てお風呂に入って、性行為をしたい……が、できる自信がない。

 体力に自信はあるが、頭も使ったので体力の消費が二倍だった。とにかく疲れた身体に甘味を取り入れたい。ふらふらと寝室に入って、ガードに抱きしめられる。ガードの体温と匂いが心地良く、身体がそれだけで休まってくる。もっと栄養を……なんて、ふざけて軽くキスをしたら離れよう……と、思い顔を見た途端に、理性が吹き飛んでしまった。

 少し赤らんだ頬に、潤んだ目。小さな飾りが主張をした胸元に、暖かく抱きしめてくれるガード。そんなガードの肌に我慢が効かなくなり、触れたくて、焦ってべッドに押し倒し、深めのキスをしてから服を脱がせて、今は胸を触りながら、何度か軽いキス─と言っても、口内を遊んでいたけど─をしていた。

 相変わらず蕩けた顔が、ゾクゾクと僕の欲情を掻き立て、僕のこのあとの予定なんて、頭から抜け落ちていた。このあとの予定より、ガードを抱き潰して、子供を作りたい。いや、急ぎ過ぎか、とりあえずガードとの初夜をしたい。ずっと抱きたかった……

 何度か口を離して、呼吸をするタイミングを作ってあげていると、顔を抑えられて止められる。流石に苦しかったのかな。前もこんなことがあったし、もしかして僕は性欲がキスにも出ているんだろうか……

 「は、は、待て!こんな急いで……やる必要、ないって……」
 「いや、我慢ができな……あ、でも、痛かったら言ってほしいかも、痛いのはやだもんね」
 「いや、急いでやると、俺が持たないから……」
 「う……たし、かに……」

 正直、僕自身も体力が持つかもわからない。いくら自信があってもこの疲労度で、何度も射精してしまったらキツいかも。ゆっくり、か……でも、正直もう、この身体を触れると考えると止まれない。前の夜からずっとじっくりと触って、ガードの淫らな姿や、甘えてくる姿を見たくて堪らなかったのを、良く我慢できたと、自分に褒めたいくらいなのに。

 我慢するんじゃなくて、少し優しくやってみよう。それなら僕もゆっくりになるだろうし、ガードの身体も安心だと思う。
 体の負担になりそうなキスは一度やめ、手だけの行為に切り替える。

 胸の飾りも少し、ぐりぐりとしてしまっていたが、右手は優しくすりすりと、薬を塗りこんでいるように触りつつ、左手はゆっくりと下に動かす。
 でこぼことしたおへそ辺りに、手を這わせると擽ったそうに身体を揺らしていて、恥ずかしそうで、可愛い。

 そのまま視線を下に下ろすと、大きくなっているガードの中心が、ネグリジェの布を持ち上げて、苦しそうに主張している。
 前に見た少し小さく見えたガードの中心、こんなにも大きくドキドキとできる……物だったか。

 自分で触っている所も見てみたいが、ガードがこの前僕にしてくれた事を、彼にしてあげても、多分……怒られないと思うし、したい。口の中の体温にびっくりして、じたばたとしてしまうガードだって……可愛いだろう。じたばただって、優しいから僕に気を使って激しくはしない事が予想できる。

 「ね、ボタン……もっと外してもいい?」
 「っ……いい、けど、お前も脱いだほうがいいだろ、汚れちゃうから……」
 「あっ!ありがとう。忘れてたや……」

 言われるまでまるっきり忘れていたので、急いで上着を脱いでシャツ一枚になり、ガードのボタンをぷちぷちと外す。程よい肌の色と、膨らんだガードの中心が目に毒に感じる。僕のより小さいが触りやすそうで、毛がないのに僕のような苦手意識は感じさせず、自然と触りたいと思わせる。

 そっと手で上下に触るが、じっとりとしていて、滑りがいいので多分触ってたと思う。彼自身も楽しみにしてくれていたのだろう、とひしひしと感じて嬉しい。ガード自体も触られることに嬉しさを感じているのか、ドキドキとしているのか、じっと僕の手を凝視している。

 力や速度に強弱をつけながら、扱くと徐々に溢れ出てくる液で、もっと滑りが良くなりガードも声が、我慢できなくなるのか、自分の親指を噛んで声を我慢し始めてしまう。

 彼の手が傷つくのは見たくない、でも如何すれば良いんだろう。キスは身体に負担が掛かるからまださせられないし、身長差のせいで手を貸しながら扱いてあげることはできない。
 いや、そうだ!じたばたとさせて手を口から離せばいいんだ。その時にいい感じに手を掴んであげられれば、声を我慢できずに上げて、唇や手は傷つかないんじゃないか。

 そう思いついたので、ガードのモノを舐めてみる。少し青臭い匂いが鼻を突くが、綺麗だし、嫌な不快感はない。逆に、やっとガードのモノにマーキングをつけている、という気持ちになって、嬉しさから思い切って口に含む。

 「ひ!ひ、ひ!あ、あん、アンヌ!ひゃぁ……」
 「ほは、へふ、はほう」
 「しゃべ、だめっ……ひ、ひっ……き、汚いから!や、だぁっ……」
 「ひは、はふは、ひほ」

 これで汚いなら、僕のモノなんてもっと汚い。気にせずに下を動かし続けていると、頭を手で剥がそうとしてくるので、その手を恋人繋ぎで絡め、下に固定させる。声が我慢できないようなので、唇を噛む心配はないだろう。ガードの上擦った声はなかなか聞けないだろうし、今のうちに聞き溜め……と言ったら変だけど、沢山聞いておこう。

 「やぁっ、だめ、アンヌ、あんぬっ……!出ちゃうから、こえ、こえっも、ん、ん……んぐっ……ん、~~~っ!」

 口の中に熱いものが流れ、ガードが達したのを感じる。思ったよりもサラサラとしていて、飲み込みやすい。確かにドロッとしてるが、好きな人の物なら飲み込める。ガードが僕の時に飲み込んでくれたのも少し分かった気がした。

 僕の中心もガードの、達した声を聞いてか、いつの間にか硬く立ち上がっており、履いているズボンを苦しそうに押し上げている。
 チャックを下げて出そうとしたが、まどろっこしいのでズボンを下着ごと脱ぎ、まとめてシャツも脱いで全裸になる。

 達した事で少しぐったりしているガードの中心は、緩く立ち上がっているけれど、続けて責めてしまうと、最初に心配していた体力の心配があるので、一度別の場所を触らせてもらおう。
 ガードの上に跨り、もっと触りたかった、胸元の飾りへ向かう。前は少し噛んだら達していた─昂りが溜まりに溜まった時だけど─が、さっきは触っていた胸を、飾りに集中していじり始める。

 手や唇を噛まないように、僕の左人差し指を口に含ませ、さっき触ったせいで、ピンク色の飾りは、少し赤くなってしまっているので、傷つけないように優しく舌で、味わうように右の飾りを舐める。
 温かい身体の中、ぴん。と主張していたからか少し冷たくなっているが、舌の温さに驚いてか、もっと硬さを増し、存在感が大きくなる。

 結構大きいな、と思っていたが口に含むと大きさがよく分かる。もっと、もっとぐりぐりと虐める。時々舌で遊ぶだけではなく、少し吸うと身体がぴくぴくと揺れるのが、可愛い。気持良いと思ってくれているんだろう。結構大きく揺れるが、僕が身体に乗っているから逃げれず、快感をどうにか逃がそうと足を、ピンと伸ばしたりしている。

 口は僕の手を噛んじゃいけない、と思っているのか、声が全く抑えられておらず、聞こえる水音とガードの、我慢しているようで出来ていない声が耳に聞こえ、もっと欲情を煽る。舐めるのを左側に変更し、右の手で先程舐めていた方をくりくりと、指先を動かす。

 濡らしたので、先程より摩擦が酷くない、ので痛くないはずだが、一応気をつけながらくりくりと飾りを潰したり、捻ったりしてみる。
 すると、二ヶ所の刺激に耐えられないのか、声がより一層大きくなり、身体が跳ねる動きも合わせて大きくなる。

 「ふぁ、あ、あふ、ふ!あぅ~~っ!」
 「んへ、きもひいね……」

 また身体がびくびくとして、ぐったりとする。また達してしまったのだろうか……?
 一度胸から顔を離し、そっとガードの顔を覗き込みに行く。
 蕩けた顔をしているが、まだ意識はあるらしく、はふはふと息を吸っていた。体力的には大丈夫だろうか……?

 「ふ、ふ……あん、あんぬ……」
 「ん……?ごめんね、苦しかった?」
 「指、指入れるの、嫌っ……傷つけちゃうから……」

 こんな時にも気を使ってくれる彼に、優しさを感じながら、もっと淫らになってほしい、なんて思う。
 だが、正直僕の中心も限界を迎えて─今回は比較的我慢している─いるので、少しだけ先に進みたい気持ちもある。いや、どうしよう。舐めてもらう……のは出来ないだろうか。
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