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余章
第8話:強襲の氷雪夫人
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冬の厳しさが冬の厳しさが嘘のように、ストルムベルクには穏やかで柔らかな光が降り注いでいた。
あれほど厚く地面を覆っていた雪は、毎日少しずつ、けれど確実にその姿を消している。屋敷の周囲では、雪解け水が小さな川となって楽しげな音を立てて流れていた。庭の木々の先には、まだ硬いながらも生命力を感じさせる新芽が顔を出し始め、冷たい空気の中にも、どこか鼻をくすぐるような土の匂いと、確かな春の気配が混じり合っている。
「レリル、見ろ。あそこに咲いているのがスノードロップだ。この花はこの地で一番早く春を告げる花なんだ」
ヨハンが指差した先には、まだ残雪が残る庭の隅に、可憐な白い花が慎ましやかに頭を垂れていた。
「本当だ……。あんなに雪が深かったのに、ちゃんと咲くんだね」
「ああ。ストルムベルクの冬は長いが、その分、春の訪れは格別なんだ。もう少し暖かくなったら、領地の湖まで足を伸ばそう。あそこから見る残雪の山々は、鏡のような湖面に映って本当に絶景なんだ。君にもぜひ見せてあげたい」
そんな穏やかな約束に、僕は胸を躍らせていた。魔法の特訓も一段落し、これからはこの温かな日常がずっと続いていくのだと、そう信じて疑わなかった。ヨハンと笑い合い、領民たちの活気ある声を聞きながら過ごす日々。それは、塔の中で凍えていた僕にとって、何にも代えがたい宝物だった。
しかし、その安寧は、ある日の夜、あまりにも唐突に打ち砕かれることとなる。
その日は、春の訪れを祝うような穏やかな一日だった。
夕食を終え、ラウンジで温かいお茶を飲みながら今日一日の出来事をのんびりと話したあと、ヨハンはいつものように僕を自室の前まで送ってくれた。
「おやすみ、レリル。また明日」
「うん、おやすみなさい、ヨハン」
僕が部屋に入り、扉を閉めて寝支度を始めようとした、まさにその時だ。
静まり返った夜の静寂を切り裂くように、屋敷の正面玄関の方から、激しい馬の嘶きと車輪の音が響いてきた。夜分遅くの不意な訪問者に、僕は心臓を跳ねさせる。
「ヨハン! 説明しなさい、これは一体どういうことなの!」
廊下から、凍てつくような鋭い女性の声が屋敷中に響き渡った。まだ僕の部屋のすぐ外にいたであろうヨハンの、息を呑む気配が扉越しに伝わってくる。
「……っ、この声は……まさか」
普段は冷静沈着なヨハンの狼狽した声が聞こえ、急いで彼が玄関ホールへ向かって階段を降りていく足音が響いた。
何が起きているのか分からず、不安に駆られた僕は、たまらず自室の扉を細く開け、廊下へと顔を出してしまった。一階の玄関ホールを覗き込むと、そこには豪奢な馬車から降り立ったばかりの、一人の貴婦人が立っていた。
ヨハンと同じ夜の闇を溶かしたような艶やかな黒髪を腰まで伸ばし、冷徹なまでに整った美貌を持つ彼女は、ヨハンよりも十近く年上の実姉、エレオノーラ。彼女は苛烈なストルムベルク家の血を色濃く継いでおり、その場にいる全員を跪かせるほどの圧倒的な威圧感を放っていた。
歴戦の勇士であり、領民から畏怖される現当主のヨハンだが、彼女の前ではどこか勝手が違うようだった。普段の威厳を鎧のように纏ってはいるものの、その隙間から「隠していたことがばれた弟」のような、気まずさが滲み出ている。
「……姉上。どうしてこちらに。急に帰国されるなど、公爵閣下は許可されたのですか。これでは越境の際の手続きも……」
ヨハンは必死に冷静な当主としての言葉を紡ごうとするが、その視線は泳いでおり、どこか落ち着かない。
「あの方なら『君が一度言い出したら止められない』と半ば諦めていらしたわ。そんな事務的な話はどうでもいいのよ、ヨハン! それより、王都から届いた不穏な噂を耳にしたわよ。国家反逆を企て、あろうことか他国との全面戦争を引き起こそうとした史上最悪の『悪魔』が、死罪を免れてこの地にのうのうと居座っているんですって?」
エレオノーラが知っているのは、王都の貴族たちの間で尾ひれをつけて広まっている断片のみだった。あの騒動の末、レリルの罪が真実に基づいて白紙に戻されたという内情までは届いていない。彼女の中で、レリルという存在は今もなお「救いようのない極悪人」のままなのだ。
「すぐに追い出しなさい。そんな恐ろしい毒蛇を、我が故郷に置いておくなんて。甘さは指導者にとって最大の毒だと、幼い頃から嫌というほど教えていたはずでしょう?」
ヨハンは必死に事の真相を説明しようとするが、エレオノーラは「いいから聞きなさい!」と一喝し、ヨハンを引き連れるようにして二階の私室エリアへと上がってきた。
そして、最悪なことに、廊下で立ち尽くしていた僕と、エレオノーラの氷の楔のような鋭い視線が真正面からぶつかってしまった。
「あ……あの、初めまして。僕が、その……レリルです……」
蛇に睨まれた蛙のように、僕は喉を鳴らして萎縮しながら挨拶をした。するとエレオノーラの視線は、僕を汚物を見るかのような険しさを増した。彼女は僕の横をわざと通り過ぎ、あろうことか僕の部屋の隣にある、ヨハンの寝室の扉と見比べた。
「……ヨハン、あなた本当に正気なの?」
廊下でピタリと立ち止まったエレオノーラが、背筋が凍るような低温の声で弟を問い詰めた。
「国家反逆を企てたような危険人物を、あろうことか当主であるあなたのすぐ隣の部屋に置くなんて。ヨハン、その部屋を使うべきは誰なのか、忘れたわけではないでしょう?もし夜中に寝首を掻かれたとしたらストルムベルクは終わりよ。それに、あなたは当主としての義務がある。跡継ぎのことも考えず、素性も知れぬ年頃の男を側に置いて満足しているなんて、当主としても、弟としても、あまりに無責任ではないかしら」
僕は、自分の存在がヨハンの立場を危うくしているという事実を突きつけられ、身がすくむ思いだった。申し訳なさで心臓が潰れそうになる。しかし、隣に立つヨハンは違った。彼は一歩も引かず、僕を背中に隠すようにして毅然と前に出た。
「……姉上。彼は、あなたが思っているような賊ではありません。レリルは私の、大切な……」
「大切な何だというの。若さゆえの、行き過ぎた同情でしょう?」
「違います!」
ヨハンが珍しく、割れんばかりの声で食い下がった。その意外な反抗に、エレオノーラが驚いたように眉を跳ね上げる。
「彼はこの厳しい冬、その身に余る強大な力を使って、この屋敷を、領民を、そして私自身を救ってくれました。私は、この魂を賭けて彼を信じています。たとえ敬愛する姉上の言葉であっても、彼を侮辱することだけは聞き入れられません」
「ヨハン……」
エレオノーラはふんと鼻を鳴らし、射抜くような眼差しで僕の全身を上から下まで値踏みした。
「……いいわ。そこまで言うのなら、あなたのその『信頼』とやらが、単なる盲目的な熱病ではないことを証明してもらいましょうか」
彼女は僕を真っ向から見据え、冷ややかに、けれど絶対的な拒絶を込めて最後通牒を突きつけた。
「明日から三日間で、私が出す三つの課題を完璧にこなしなさい。もし私の納得のいく答えが提出できなければ、その時は私の権限で、この方を即刻国外へ追放します。私の夫である公爵を通じて、王家にも正式に異議を申し立て、この地から引き剥がしてあげるわ。……いいわね?」
嵐のような姉の宣告が、静まり返った夜の廊下に、逃げ場のないほど重く響き渡った。僕は冷や汗を拭いながらも、自分を信じてくれたヨハンの想いに応えるために、この理不尽な試練に立ち向かう覚悟を決めるしかなかった。
あれほど厚く地面を覆っていた雪は、毎日少しずつ、けれど確実にその姿を消している。屋敷の周囲では、雪解け水が小さな川となって楽しげな音を立てて流れていた。庭の木々の先には、まだ硬いながらも生命力を感じさせる新芽が顔を出し始め、冷たい空気の中にも、どこか鼻をくすぐるような土の匂いと、確かな春の気配が混じり合っている。
「レリル、見ろ。あそこに咲いているのがスノードロップだ。この花はこの地で一番早く春を告げる花なんだ」
ヨハンが指差した先には、まだ残雪が残る庭の隅に、可憐な白い花が慎ましやかに頭を垂れていた。
「本当だ……。あんなに雪が深かったのに、ちゃんと咲くんだね」
「ああ。ストルムベルクの冬は長いが、その分、春の訪れは格別なんだ。もう少し暖かくなったら、領地の湖まで足を伸ばそう。あそこから見る残雪の山々は、鏡のような湖面に映って本当に絶景なんだ。君にもぜひ見せてあげたい」
そんな穏やかな約束に、僕は胸を躍らせていた。魔法の特訓も一段落し、これからはこの温かな日常がずっと続いていくのだと、そう信じて疑わなかった。ヨハンと笑い合い、領民たちの活気ある声を聞きながら過ごす日々。それは、塔の中で凍えていた僕にとって、何にも代えがたい宝物だった。
しかし、その安寧は、ある日の夜、あまりにも唐突に打ち砕かれることとなる。
その日は、春の訪れを祝うような穏やかな一日だった。
夕食を終え、ラウンジで温かいお茶を飲みながら今日一日の出来事をのんびりと話したあと、ヨハンはいつものように僕を自室の前まで送ってくれた。
「おやすみ、レリル。また明日」
「うん、おやすみなさい、ヨハン」
僕が部屋に入り、扉を閉めて寝支度を始めようとした、まさにその時だ。
静まり返った夜の静寂を切り裂くように、屋敷の正面玄関の方から、激しい馬の嘶きと車輪の音が響いてきた。夜分遅くの不意な訪問者に、僕は心臓を跳ねさせる。
「ヨハン! 説明しなさい、これは一体どういうことなの!」
廊下から、凍てつくような鋭い女性の声が屋敷中に響き渡った。まだ僕の部屋のすぐ外にいたであろうヨハンの、息を呑む気配が扉越しに伝わってくる。
「……っ、この声は……まさか」
普段は冷静沈着なヨハンの狼狽した声が聞こえ、急いで彼が玄関ホールへ向かって階段を降りていく足音が響いた。
何が起きているのか分からず、不安に駆られた僕は、たまらず自室の扉を細く開け、廊下へと顔を出してしまった。一階の玄関ホールを覗き込むと、そこには豪奢な馬車から降り立ったばかりの、一人の貴婦人が立っていた。
ヨハンと同じ夜の闇を溶かしたような艶やかな黒髪を腰まで伸ばし、冷徹なまでに整った美貌を持つ彼女は、ヨハンよりも十近く年上の実姉、エレオノーラ。彼女は苛烈なストルムベルク家の血を色濃く継いでおり、その場にいる全員を跪かせるほどの圧倒的な威圧感を放っていた。
歴戦の勇士であり、領民から畏怖される現当主のヨハンだが、彼女の前ではどこか勝手が違うようだった。普段の威厳を鎧のように纏ってはいるものの、その隙間から「隠していたことがばれた弟」のような、気まずさが滲み出ている。
「……姉上。どうしてこちらに。急に帰国されるなど、公爵閣下は許可されたのですか。これでは越境の際の手続きも……」
ヨハンは必死に冷静な当主としての言葉を紡ごうとするが、その視線は泳いでおり、どこか落ち着かない。
「あの方なら『君が一度言い出したら止められない』と半ば諦めていらしたわ。そんな事務的な話はどうでもいいのよ、ヨハン! それより、王都から届いた不穏な噂を耳にしたわよ。国家反逆を企て、あろうことか他国との全面戦争を引き起こそうとした史上最悪の『悪魔』が、死罪を免れてこの地にのうのうと居座っているんですって?」
エレオノーラが知っているのは、王都の貴族たちの間で尾ひれをつけて広まっている断片のみだった。あの騒動の末、レリルの罪が真実に基づいて白紙に戻されたという内情までは届いていない。彼女の中で、レリルという存在は今もなお「救いようのない極悪人」のままなのだ。
「すぐに追い出しなさい。そんな恐ろしい毒蛇を、我が故郷に置いておくなんて。甘さは指導者にとって最大の毒だと、幼い頃から嫌というほど教えていたはずでしょう?」
ヨハンは必死に事の真相を説明しようとするが、エレオノーラは「いいから聞きなさい!」と一喝し、ヨハンを引き連れるようにして二階の私室エリアへと上がってきた。
そして、最悪なことに、廊下で立ち尽くしていた僕と、エレオノーラの氷の楔のような鋭い視線が真正面からぶつかってしまった。
「あ……あの、初めまして。僕が、その……レリルです……」
蛇に睨まれた蛙のように、僕は喉を鳴らして萎縮しながら挨拶をした。するとエレオノーラの視線は、僕を汚物を見るかのような険しさを増した。彼女は僕の横をわざと通り過ぎ、あろうことか僕の部屋の隣にある、ヨハンの寝室の扉と見比べた。
「……ヨハン、あなた本当に正気なの?」
廊下でピタリと立ち止まったエレオノーラが、背筋が凍るような低温の声で弟を問い詰めた。
「国家反逆を企てたような危険人物を、あろうことか当主であるあなたのすぐ隣の部屋に置くなんて。ヨハン、その部屋を使うべきは誰なのか、忘れたわけではないでしょう?もし夜中に寝首を掻かれたとしたらストルムベルクは終わりよ。それに、あなたは当主としての義務がある。跡継ぎのことも考えず、素性も知れぬ年頃の男を側に置いて満足しているなんて、当主としても、弟としても、あまりに無責任ではないかしら」
僕は、自分の存在がヨハンの立場を危うくしているという事実を突きつけられ、身がすくむ思いだった。申し訳なさで心臓が潰れそうになる。しかし、隣に立つヨハンは違った。彼は一歩も引かず、僕を背中に隠すようにして毅然と前に出た。
「……姉上。彼は、あなたが思っているような賊ではありません。レリルは私の、大切な……」
「大切な何だというの。若さゆえの、行き過ぎた同情でしょう?」
「違います!」
ヨハンが珍しく、割れんばかりの声で食い下がった。その意外な反抗に、エレオノーラが驚いたように眉を跳ね上げる。
「彼はこの厳しい冬、その身に余る強大な力を使って、この屋敷を、領民を、そして私自身を救ってくれました。私は、この魂を賭けて彼を信じています。たとえ敬愛する姉上の言葉であっても、彼を侮辱することだけは聞き入れられません」
「ヨハン……」
エレオノーラはふんと鼻を鳴らし、射抜くような眼差しで僕の全身を上から下まで値踏みした。
「……いいわ。そこまで言うのなら、あなたのその『信頼』とやらが、単なる盲目的な熱病ではないことを証明してもらいましょうか」
彼女は僕を真っ向から見据え、冷ややかに、けれど絶対的な拒絶を込めて最後通牒を突きつけた。
「明日から三日間で、私が出す三つの課題を完璧にこなしなさい。もし私の納得のいく答えが提出できなければ、その時は私の権限で、この方を即刻国外へ追放します。私の夫である公爵を通じて、王家にも正式に異議を申し立て、この地から引き剥がしてあげるわ。……いいわね?」
嵐のような姉の宣告が、静まり返った夜の廊下に、逃げ場のないほど重く響き渡った。僕は冷や汗を拭いながらも、自分を信じてくれたヨハンの想いに応えるために、この理不尽な試練に立ち向かう覚悟を決めるしかなかった。
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