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余章
第9話:一日目の課題
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「三日間で、お前がここに居るに相応しいか見極めてあげる」
そう宣告された翌朝。僕は、ヨハンとエレオノーラが待つ広間に呼び出された。
重厚な扉を押し開け、僕が一歩足を踏み出したその瞬間だった。
「――そこまで。もう一度やり直しなさい」
部屋の奥、優雅に椅子に腰掛けていたエレオノーラが、氷のように冷ややかな声で僕を制した。まだ数歩しか歩いていない僕を、彼女は扇の隙間から射抜くように凝視している。
「……姉上、まだ始まったばかりだ。彼も緊張して――」
「黙って、ヨハン。入室の際、扉の重さに指先を負けさせ、目線を迷わせた。そんな落ち着きのない者が、一体誰の許しを得てストルムベルクの広間に立つというの?」
エレオノーラは、ピシャリと言い放った。 僕は思わず身を縮めた。塔にいた頃は生きることに精一杯で、高貴なマナーなんて教わる機会は一度もなかった。ようやく自由になれたばかりの僕にとって、社交界のような「礼儀」は、まだ白紙に等しいものだった。
「あの……僕、マナーについては、本当に何もわからなくて……」
僕が正直に白旗を上げると、エレオノーラは信じられないものを見るような目で僕を見据え、それから深々と、額を押さえて溜息をついた。
「……呆れた。国家反逆の嫌疑をかけられるほどの魔導士が、この体たらくなの? どんな生活を送ればこれほど無知でいられるのかしら」
彼女は容赦なく呆れ、突き放すような言葉を吐く。けれど、その後に続いたのは、僕を追い出すための罵倒ではなかった。
「いいわ。基礎の基礎から叩き込んであげる。一回しか言わないから、その耳と頭に刻みなさい。まずは立ち方からよ」
彼女のレッスンは、苛烈を極めた。 まずは歴史の講義だ。彼女は古い羊皮紙の地図を広げ、長い指先で北方の峻険な山々をなぞった。
「いい? 我らストルムベルクが守るこの地は、王国の盾なのよ。建国以来、幾千の魔獣をこの雪原で食い止めてきた。地図を見なさい。この国境線の一里ごとに、我が一族の血が流れているといっても過言ではないわ。雪に閉ざされ、魔獣が跋扈するこの過酷な領地を維持するために、先祖たちがどれほどの血を流してきたか。この家の紋章である『銀の狼』は、孤高であれという意味ではない。群れを、民を、一人の犠牲も出さずに守り抜くという誓いなの。その重みを理解せずに、この屋敷の敷居を跨ぐことは許さないわ」
彼女の語る歴史は、単なる知識の暗記ではなかった。一族が背負ってきた孤独と責任、そして厳しい冬を越えるための強固な意志。それを聞くうちに、ヨハンが時折見せるあの寂しげで、けれど強い眼差しの理由が少しだけ分かった気がした。
続いて始まったマナーの実技は、拷問に近いほど細かかった。
「まだ顎が上がっているわ。視線は相手の喉元より数センチ下。威圧せず、かといって卑屈にもならず、ただ静かに相手を受け入れる位置に置きなさい。肩の力を抜きなさいと言っているの。お前が緊張すれば、それが周囲に伝播して空気を乱すのよ」
少しでも姿勢が乱れれば、彼女の手にした教鞭がシュッと空を切る。食事の作法では、空の皿を前に、ナイフとフォークの角度をミリ単位で矯正された。
「カトラリーを置く音は、己の心の乱れと同じよ。布を裂くような音を立ててはいけない。湖の氷を割らぬよう、静かに、かつ毅然と扱いなさい。歩く時に衣擦れの音をさせない。足の裏全体で床を捉えるのではなく、重心を常に一点に保つのよ。……そう、その角度。指先まで意識を張り巡らせなさい。あなたは今、ストルムベルクの看板を背負っているのと同じなのよ」
一時間のティーレッスンの間、僕はカップを持つ右手の震えを止めるのに必死だった。ソーサーとカップが触れ合ってわずかでもカチャリと音がすれば、エレオノーラの冷徹な指摘が飛んでくる。
「音がしたわよ。優雅さとは心の余裕。死に物狂いの戦場でも、紅茶一杯を完璧に淹れてみせるのが貴族の矜持よ。お前の所作一つで、客人はお前を侮るか、敬意を払うかを決める。ストルムベルクに泥を塗るつもり?」
彼女は厳しい。指摘は鋭く、一切の妥協を許さない。けれど、不思議と「理不尽」だとは感じなかった。彼女の言葉はどれも的確で、僕が正しく動けるようになるまで、じっと僕を観察し、粘り強く指導してくれている。
(……あ。この感覚、知ってる)
ふと、胸の奥が温かくなった。 僕がまだ塔に監禁されていた頃、ぶっきらぼうで、何を考えているか分からなかったヨハン。彼は僕が死なないようにと、食事の量や生活のリズムを、それこそ口うるさいほどに、けれど誰よりも真剣に管理してくれた。
目の前のエレオノーラの、厳しいけれど決して「見捨てない」瞳。
それが、僕を救ってくれたヨハンの、不器用な優しさと重なって見えた。
「……ふふっ」
「……何がおかしいの。今、お前の肘の位置が数ミリずれたわよ?」
「すみません……。でも、エレオノーラさんはやっぱり、ヨハンの姉さんなんだなって思って。二人とも、すごく厳しくしてくれるけど……本当は、僕のことをすごくよく見てくれる」
僕が微笑むと、エレオノーラは一瞬、呆気に取られたように言葉を失った。 彼女はあからさまに不機嫌そうに視線を逸らすと、耳元を少しだけ赤くして、持っていた教鞭でテーブルを叩いた。
「無駄口を叩く余裕があるなら、今の挨拶をもう一度。……夜まで終わらせないわよ!」
その様子を廊下でハラハラしながら、けれど少し誇らしげに見守るヨハンの気配に、僕は気づいていた。
「……今日はここまで。明日の朝は一刻早く始めます。遅れないことね」
エレオノーラが冷徹にそう告げた時、窓の外はすでに深い夜の闇に包まれていた。
彼女が去ったあとの広間で、僕はしばらく立ち上がることすらできなかった。全身の筋肉が強張り、慣れない姿勢を維持し続けた背中には、鉄板を背負っているような鈍い痛みが走っている。
「レリル、大丈夫か」
廊下で見守っていたヨハンが急いで駆け寄り、僕の肩を支えてくれた。その手は温かく、強張っていた僕の心が少しだけ解けるのがわかった。
「……うん。でも、本当に大変だね、貴族の人たちは。毎日、あんなに気を張って生きてるなんて」
僕が力なく笑うと、ヨハンは申し訳なさそうに眉を下げた。
「姉上は昔から、自分にも他人にも、ストルムベルクの誇りに背くことを許さない人なんだ。……だが、今日のお前は本当によく頑張っていた。少なくとも、俺が初めて礼儀作法を叩き込まれた時より、ずっと筋がいい」
「本当に? ヨハンがそう言ってくれるなら、明日も頑張れる気がするよ」
自室に戻ったあとも、レッスンの余韻は消えなかった。
着替えをする指先も、髪を梳く手つきも、エレオノーラの「指先まで意識しなさい」という鋭い声がリフレインして、つい慎重になってしまう。
ベッドに倒れ込むと、ふかふかのシーツが痛む体を優しく包み込んだ。
今日教わったストルムベルクの歴史。銀の狼の紋章が持つ「守るための強さ」。そして、エレオノーラが厳しくも執拗に僕を正そうとしたのは、僕がこの屋敷で「誰にも文句を言われない場所」を得るためなのだと、ようやく気づき始めていた。
(……負けられないな)
重い瞼を閉じると、暗闇の中にエレオノーラの美しい、けれど冷徹な瞳と、それを見守るヨハンの穏やかな眼差しが交互に浮かんだ。
明日になれば、またあの苛烈な指導が始まる。僕は頭の中で今日言われた注意点を一つひとつ復習しながら、吸い込まれるように深い眠りに落ちていった。
そう宣告された翌朝。僕は、ヨハンとエレオノーラが待つ広間に呼び出された。
重厚な扉を押し開け、僕が一歩足を踏み出したその瞬間だった。
「――そこまで。もう一度やり直しなさい」
部屋の奥、優雅に椅子に腰掛けていたエレオノーラが、氷のように冷ややかな声で僕を制した。まだ数歩しか歩いていない僕を、彼女は扇の隙間から射抜くように凝視している。
「……姉上、まだ始まったばかりだ。彼も緊張して――」
「黙って、ヨハン。入室の際、扉の重さに指先を負けさせ、目線を迷わせた。そんな落ち着きのない者が、一体誰の許しを得てストルムベルクの広間に立つというの?」
エレオノーラは、ピシャリと言い放った。 僕は思わず身を縮めた。塔にいた頃は生きることに精一杯で、高貴なマナーなんて教わる機会は一度もなかった。ようやく自由になれたばかりの僕にとって、社交界のような「礼儀」は、まだ白紙に等しいものだった。
「あの……僕、マナーについては、本当に何もわからなくて……」
僕が正直に白旗を上げると、エレオノーラは信じられないものを見るような目で僕を見据え、それから深々と、額を押さえて溜息をついた。
「……呆れた。国家反逆の嫌疑をかけられるほどの魔導士が、この体たらくなの? どんな生活を送ればこれほど無知でいられるのかしら」
彼女は容赦なく呆れ、突き放すような言葉を吐く。けれど、その後に続いたのは、僕を追い出すための罵倒ではなかった。
「いいわ。基礎の基礎から叩き込んであげる。一回しか言わないから、その耳と頭に刻みなさい。まずは立ち方からよ」
彼女のレッスンは、苛烈を極めた。 まずは歴史の講義だ。彼女は古い羊皮紙の地図を広げ、長い指先で北方の峻険な山々をなぞった。
「いい? 我らストルムベルクが守るこの地は、王国の盾なのよ。建国以来、幾千の魔獣をこの雪原で食い止めてきた。地図を見なさい。この国境線の一里ごとに、我が一族の血が流れているといっても過言ではないわ。雪に閉ざされ、魔獣が跋扈するこの過酷な領地を維持するために、先祖たちがどれほどの血を流してきたか。この家の紋章である『銀の狼』は、孤高であれという意味ではない。群れを、民を、一人の犠牲も出さずに守り抜くという誓いなの。その重みを理解せずに、この屋敷の敷居を跨ぐことは許さないわ」
彼女の語る歴史は、単なる知識の暗記ではなかった。一族が背負ってきた孤独と責任、そして厳しい冬を越えるための強固な意志。それを聞くうちに、ヨハンが時折見せるあの寂しげで、けれど強い眼差しの理由が少しだけ分かった気がした。
続いて始まったマナーの実技は、拷問に近いほど細かかった。
「まだ顎が上がっているわ。視線は相手の喉元より数センチ下。威圧せず、かといって卑屈にもならず、ただ静かに相手を受け入れる位置に置きなさい。肩の力を抜きなさいと言っているの。お前が緊張すれば、それが周囲に伝播して空気を乱すのよ」
少しでも姿勢が乱れれば、彼女の手にした教鞭がシュッと空を切る。食事の作法では、空の皿を前に、ナイフとフォークの角度をミリ単位で矯正された。
「カトラリーを置く音は、己の心の乱れと同じよ。布を裂くような音を立ててはいけない。湖の氷を割らぬよう、静かに、かつ毅然と扱いなさい。歩く時に衣擦れの音をさせない。足の裏全体で床を捉えるのではなく、重心を常に一点に保つのよ。……そう、その角度。指先まで意識を張り巡らせなさい。あなたは今、ストルムベルクの看板を背負っているのと同じなのよ」
一時間のティーレッスンの間、僕はカップを持つ右手の震えを止めるのに必死だった。ソーサーとカップが触れ合ってわずかでもカチャリと音がすれば、エレオノーラの冷徹な指摘が飛んでくる。
「音がしたわよ。優雅さとは心の余裕。死に物狂いの戦場でも、紅茶一杯を完璧に淹れてみせるのが貴族の矜持よ。お前の所作一つで、客人はお前を侮るか、敬意を払うかを決める。ストルムベルクに泥を塗るつもり?」
彼女は厳しい。指摘は鋭く、一切の妥協を許さない。けれど、不思議と「理不尽」だとは感じなかった。彼女の言葉はどれも的確で、僕が正しく動けるようになるまで、じっと僕を観察し、粘り強く指導してくれている。
(……あ。この感覚、知ってる)
ふと、胸の奥が温かくなった。 僕がまだ塔に監禁されていた頃、ぶっきらぼうで、何を考えているか分からなかったヨハン。彼は僕が死なないようにと、食事の量や生活のリズムを、それこそ口うるさいほどに、けれど誰よりも真剣に管理してくれた。
目の前のエレオノーラの、厳しいけれど決して「見捨てない」瞳。
それが、僕を救ってくれたヨハンの、不器用な優しさと重なって見えた。
「……ふふっ」
「……何がおかしいの。今、お前の肘の位置が数ミリずれたわよ?」
「すみません……。でも、エレオノーラさんはやっぱり、ヨハンの姉さんなんだなって思って。二人とも、すごく厳しくしてくれるけど……本当は、僕のことをすごくよく見てくれる」
僕が微笑むと、エレオノーラは一瞬、呆気に取られたように言葉を失った。 彼女はあからさまに不機嫌そうに視線を逸らすと、耳元を少しだけ赤くして、持っていた教鞭でテーブルを叩いた。
「無駄口を叩く余裕があるなら、今の挨拶をもう一度。……夜まで終わらせないわよ!」
その様子を廊下でハラハラしながら、けれど少し誇らしげに見守るヨハンの気配に、僕は気づいていた。
「……今日はここまで。明日の朝は一刻早く始めます。遅れないことね」
エレオノーラが冷徹にそう告げた時、窓の外はすでに深い夜の闇に包まれていた。
彼女が去ったあとの広間で、僕はしばらく立ち上がることすらできなかった。全身の筋肉が強張り、慣れない姿勢を維持し続けた背中には、鉄板を背負っているような鈍い痛みが走っている。
「レリル、大丈夫か」
廊下で見守っていたヨハンが急いで駆け寄り、僕の肩を支えてくれた。その手は温かく、強張っていた僕の心が少しだけ解けるのがわかった。
「……うん。でも、本当に大変だね、貴族の人たちは。毎日、あんなに気を張って生きてるなんて」
僕が力なく笑うと、ヨハンは申し訳なさそうに眉を下げた。
「姉上は昔から、自分にも他人にも、ストルムベルクの誇りに背くことを許さない人なんだ。……だが、今日のお前は本当によく頑張っていた。少なくとも、俺が初めて礼儀作法を叩き込まれた時より、ずっと筋がいい」
「本当に? ヨハンがそう言ってくれるなら、明日も頑張れる気がするよ」
自室に戻ったあとも、レッスンの余韻は消えなかった。
着替えをする指先も、髪を梳く手つきも、エレオノーラの「指先まで意識しなさい」という鋭い声がリフレインして、つい慎重になってしまう。
ベッドに倒れ込むと、ふかふかのシーツが痛む体を優しく包み込んだ。
今日教わったストルムベルクの歴史。銀の狼の紋章が持つ「守るための強さ」。そして、エレオノーラが厳しくも執拗に僕を正そうとしたのは、僕がこの屋敷で「誰にも文句を言われない場所」を得るためなのだと、ようやく気づき始めていた。
(……負けられないな)
重い瞼を閉じると、暗闇の中にエレオノーラの美しい、けれど冷徹な瞳と、それを見守るヨハンの穏やかな眼差しが交互に浮かんだ。
明日になれば、またあの苛烈な指導が始まる。僕は頭の中で今日言われた注意点を一つひとつ復習しながら、吸い込まれるように深い眠りに落ちていった。
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