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第二話 タカ子さんに翻弄されています!
しおりを挟む僕はとてもまじめな人間なので、年越しのカウントダウンを祝うため家族総出で夜更かしをするときを除いて、徹夜をしたことなど一度もなかった。
けれど、昨夜は一睡も眠れなかった。まさかの貫徹で朝を迎えてしまった。
どろろんとした僕の目が洗面所の鏡に映っている。ピエロの次に滑稽だと思った。
でも〈タカ子さんのカレシになった僕〉というこの状況で眠れるほど、僕の神経は図太くない。むしろ細くもろいものだ。繊細なんだ。あちこちでプレイボーイと誤解されているようだけど、僕は一途な人間だ。好きなものはぶれない頑固で硬派な男だ。誤解しないでほしい。
(でも、その誤解のおかげでタカ子さんと付き合えるのも事実なんだよな)
僕はベッドで何度も寝返りを打ちながらそのことを考えていた。
腐れ縁の七志権がほらを吹きまくった結果、僕の及び知らぬところで〈平鳶尾〉はだいぶナンパな男として名を馳せていたらしい。それは本当に、全くもって不本意なんだけど、でもその不本意なウワサのおかげでタカ子さんは僕のことを知っていてくれたし、偽の恋人(そもそも偽の恋人ってなんだ? というのはとりあえずおいておいて……)に選んでもらえたわけなんだ……よな。
「ちょっと鳶尾。歯磨きに何時間使うつもり?」
リビングからお母さんの声が聞こえてくる。僕は歯ブラシをにぎったまま鏡をみつめていたのに気づいて「これから磨くー」と答えた。
「あんた、大丈夫? もしかして徹夜?」
心配したのか、お母さんが洗面所まで僕の顔を見に来た。僕は小さくうなずく。
「まったく。マンガでも読んでたんじゃないでしょうね」
「ちがうよ。寝れなくて……」
「あら、早寝だけが自慢のあんたが? こりゃ雪でも降るかもね」
「春に雪が降ったらそりゃ大変だ」
「他人事みたいに……さっさと歯を磨いて支度しちゃいなさい。お母さん、もう仕事にいくからね」
お母さんは寝室のお父さんに「いきますね」と声をかけると、あわただしく家を出ていった。お父さんは夜勤の仕事明けで寝ている。お母さんはこれからパートへ。僕もそろそろ学校に行かなきゃな。
洗面所の鏡をみて、徹夜明けのひどい目をしているのに気づくと、僕は自分のほほをたたいた。
「しっかりしろ! 今日から僕は……僕は……」
(タカ子さんの、カレシなんだ!)
さすがにそれは口にできなくて(だってもしお父さんに聞かれたら恥ずかしくて寝込んでしまう)、僕は代わりに胸にしっかりとその事実を刻んで部屋にもどった。制服に着替えて学校に行こう。
僕は学校に近づくにつれ、ソワソワしだしていた。なぜなら〈タカ子さんのカレシ(ただし偽物)〉という肩書こそあっても、それを周囲に知られてはいけないからだ。そう、契約書にも書いていたし。
あくまで偽物のカレシ。それが僕の現状。
僕は教室へと続くろうかでふと立ち止まった。
(あれ? それって、浮かれていていいの?)
僕はふと我に返る。僕はたしかに、タカ子さんのカレシだ。……今は……。
でも僕は本心でタカ子さんを好きだし、できることなら〈タカ子さんのカレシ(本物)〉になりたい。
その場合、僕がすべきことって、なんだろう?
「よ」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁっぁあぁあぁぁぁぁあ!」
僕は肩をたたかれただけで絶叫マシンも悲鳴を上げて逃げだしそうなほど大声で叫んでしまった。
「な、なんだよ! ただ肩をたたいてあいさつしただけじゃねぇか。なんだよ、痛めてたのか? 骨折でもしてんの?」
タクヤンだった。耳に手を当てていかに僕の声が大きかったかをあらわしていた。
「い、いや……ちがう……骨折はしてない……」
僕は絶叫の反動で息を切らしていた。そんな僕をタクヤンはあきれたように見ていた。
「お、おいおいあっちみてみろよ!」
タクヤンが僕の肩を抱いて向こう側を指さす。するとちょうどタカ子さんがこちらに向かって歩いてくるところだった。
「あ――」
僕に気づいていたタカ子さんは、しかし表情をまったく変えずに「おはよう、平くん」と言ってすれ違ってそのまま階段を降りていった。
「お、おはよう……」
「おい、もう聞こえてないと思うぞ」
タクヤンのつっこみに僕は無言の肘鉄で返す。
「よかったじゃん! 朝から好きな能有さんとあいさつできて」
「そ、そそそ、そうだな、ラッキーだな」
僕はタクヤンにバレてないか、それだけが心配だった。しかしタクヤンは僕が片恋の相手に声をかけてもらえただけでよろこんでいるようにみえているらしく、そのまま「ほら、教室いくぞ」と普段通りだった。
(とりあえず、タクヤンにバレないようにしよう。いや、逆に話しておいた方が安心だよな?)
タクヤンにタカ子さんとのことを話すべきかどうか、タカ子さんと話す機会があったら尋ねておこうと心に決めて僕も教室へ入っていった。
それからというもの、教室に他クラスの生徒が顔をのぞかせるたびに心臓が飛び跳ねた。
「ごんー、地理の教科書貸してー」
「おっけー、ちょい待って」
三組の男子生徒か……と僕は小さくため息をつく。
僕の中学校では他クラスに用がない生徒は、他クラスの教室に入ってはいけないという校則があった。今のように教科書の貸し借り程度では他クラスの教室に入れない。だから一組以外の生徒はこうして教室のとびらから用事のある生徒をみつけて声をかけるのだが、僕はこのとびらに近いために、ろうかやとびらに生徒がくるたび(タカ子さんかな?)と勝手に期待してしまって、案の定ちがう生徒が来るたびに勝手に落ち込んでいた。
「なあ、鳶尾。おまえ今日、変だぞ」
「なにがだよ」
うしろの席のタクヤンが、僕ごとイスを引いて話しかける。
「一喜一憂がすぎるぞ。だれか待ってるのか?」
「まままままま、まさか」
僕は〈平然〉を装って答えた。
「おい、あきらかに動揺してるじゃねえか」
「どどど動揺って、なんなんなんだよ。ある日もりの中で、くまさんにであったか?」
「それは童謡な。いや、そんなコントしてる場合じゃねぇよ」
タクヤンはあきれながらも笑っている。彼は僕の前でだけ笑い上戸だった。タクヤンのツボに入って笑う様子をみていると、僕もすぐ落ち着きを取り戻した。
「べつに、どうってことないけどさ。なんか今日、だれかに声を掛けられそうな気がしてるんだ」
まさか、タカ子さんが来てくれそう――なんて言えない。言ったところでタクヤンから「それはないだろ」と冷たい返ししかないだろうし。
タクヤンは僕がタカ子さんを好きなことは知っている。応援もしてくれている。でもはっきりと言わないだけでタカ子さんは僕にとって〈高嶺の花〉だと思っているのは気づいていた。
タカ子さんがモテるとか、そういうことじゃなくて(いや、モテないと言っているわけじゃないけど)。タカ子さんは孤高の人なのだ。
だれからも尊敬されるけれど、敬遠もされている人。そんな人が僕みたいな性格も成績も宙ぶらりんな男子を相手にしない、とタクヤンは思っているはずだ。
タクヤンは僕の答えに「ふーん」とだけ言って視線を外す。すると「あ、おい、能有さんだぞ!」と小声で言って指さした。僕は「え!」と慌てて教室のとびらをみた。しかしそこにタカ子さんのすがたはなく、入ってきたのは次の国語の里吉先生だった。
「おい、タクヤン! ちがうじゃん」
「冗談。でもまさか能有さんが教室にきて、鳶尾に声をかけるって思ってたの?」
「ち、ちがうよ」
僕はすねるように前を向いて、つくえの上に教科書を取り出す。
タクヤンに見抜かれていたのが悔しかったけれど、同時に「やっぱり昨日の放課後は僕がみた夢だったんじゃないか」って気がしてきて、落ち込む気持ちの方が強かった。
昼休みにトイレから教室へ戻る途中で偶然タカ子さんとすれ違ったときにも「こんにちは平くん」と声をかけてくれたけど、そのときも急すぎて心の準備ができず返事ができなかった。昨日までならすれ違ってもあいさつされなかったから、やっぱり僕はタカ子さんのカレシになったのかもしれない、と思う一方で(でも、昨日の別れ際に「鳶尾くん」って呼んでくれたんだよな)と疑問も浮かんでいて、もう今日の僕はヘトヘトだった。
午後の授業なんか、集中できずに二度ばかり注意されてしまった。今日はタカ子さんに翻弄されっぱなしで、腹が立つことはないけれど、疲れがたまってきていた。
(明日から土日の連休だ、家でゆっくり休むぞ)
僕はそう決意すると、号令に合わせて立ち上がって教卓の担任に向かって「さようなら」とお辞儀する。
「おい、タクヤン帰ろ――」
「平くん、ちょっといいかしら」
僕はその声に首を九十度曲げた。痛かったけれど痛いという言葉すら出てこなかった。
「た、タカ子さん……!」
「忙しい?」
僕はちらりとタクヤンを振り返ると、彼はニヤッと笑いながら「行って来いよ」と僕の背中を押した。
「全然! 今行く」
クラスの数人が僕の方をみておどろいていた。まさか告白される? とか思ってるのかな、そう思ってたらおもしろいな、なんて思いながらタカ子さんについてろうかの端までついていく。
「明日、会えないかしら、と思って」
タカ子さんは普段通りのクールな表情でたずねた。僕はついさっきまで(ゆっくり休む)なんて考えていたなんておくびにも出さずに「会えるよ、ぜんぜんヒマ!」と答えた。
「そう、良かった。十時にヴェルニー公園へきてくれないかしら」
「いいよ、了解」
「じゃあ、また明日」
「うん、明日!」
タカ子さんはくるっと優雅に振り返るとさっさと離れていった。それを一組のうしろとびらから覗いていた数人の男子がワッと飛び出してきた。中にはタクヤンもいる。
「おいおい、鳶尾。なんだったんだ?」
どうやら話までは聞かれなかったらしい。僕は目をそらして「ヒミツー」と答える。
「ケチ。教えてくれたっていいじゃん」
「大したことじゃねぇよ」
「なら、なおさら良いじゃん」
男子たちはしつこく僕に話せと迫ってくる。僕はタクヤンの肩を抱くと「そんなにしつこいとモテないぜ」と捨て台詞を吐いてその場を離れた。
タクヤンとは帰り道で、僕と他愛のないことを話していた。昨日見たアニメの続きを考えてたり、来週発売のマンガを買おうか、来月のマンガ雑誌にしようか悩んでいるとか、そういう話だった。
僕は「タクヤンも知りたいんだろうな」と思いつつ、タカ子さんに「タクヤンに話していいか」と尋ねるまでは話すつもりもなかったから、タクヤンの話題にのって話を広げることしかできなかった。
タクヤンと別れる道は信号が赤になっていた。二人で立ち止まると、無言になってしまった。
僕は逡巡してからつぶやいた。
「なあ、タクヤン」
「うん?」
「僕たち、その……親友、だよな」
「俺はそう思ってるけど」
「僕もだよ。だからさ……その……」
僕はタクヤンの方を向いて手を合わせた。
「すこしだけ、待っていてほしいんだ。タカ子さんのこととか、タクヤンにはいずれちゃんと話すから」
タクヤンはニ、三秒だまった。
「……ん。オッケー。それなら待ってるよ」
信号が青に変わる。
「じゃ、帰るな。また来週」
タクヤンが笑顔で手を振る。僕も笑顔で手を振った。
「またな!」
やっぱり僕はタクヤンに秘密をもちたくなかった。だからこうするしかなかった。
(タクヤン、いずれ話すからな)
その前にまずは明日、タカ子さんと会うことになったのだ。そっちを成功させないといけない。つまり明日は、初デートなのだから。
(新しい服、ないけど大丈夫かな……)
僕は一人になると足早で家に向かった。家ではお父さんがフリフリのエプロンを着て夕飯を作っていた。
「お父さん!」
「なんだ? お小遣いはもうやらんぞ」
僕は「ぐっ」とうなった。
「お小遣いはいらないから、服を買ってほしい!」
「お? 服? なんだ、身長でも伸びたか? でもこの間、身長も体重も去年と変わってないって言ってたよな?」
僕はフリフリエプロンを着たお父さんをじっと見つめた。
(お父さんと、男の約束はできるだろうか)
男の約束、つまりお母さんにナイショで彼女ができたことを話して秘密にしてもらうか、ということだった。
この場合のメリットとデメリットを考えてみた。
メリットは、お父さんの性格上、協力に惜しみなくなる、ということだった。
「鳶尾、お前カノジョができたのか! え、学校一の秀才? そりゃすごい! え、明日が初デートだって? こりゃいけねぇ、甲斐性なしなんて思われちゃたまんねぇな! よし、わかった。小遣いをやるぞ。何に使ったか、レシートを持ってきたらまたやるからな」
……となる可能性が高い。だが、デメリットもある。
「鳶尾のカノジョ、写真はないのか?」とうるさく聞いてくるおそれ。
それから「いいか? 男と言うものはな……」とか「いいか? 男なら、女の子には……」と説教臭くなること。あと「お父さんが若かったころはな」という胡散臭い自慢話を聞かされるようになるおそれがあることだった。
それでも、お父さんは僕の理解者とスポンサーになってくれるはずだ。
僕は力強くうなずくと、お父さんの目を見ていった。
「お父さん、話がある」
「……わかった」
お父さんは鍋に火をかけていたコンロのボタンを押して、火を消した。そしてエプロンを脱ぐと、コップ二つに麦茶を注ぐ。
「座って話そう」
「う、うん……」
真剣そうなお父さんに「彼女ができた」と話すまで時間はかかったけれど、話し出すとお父さんといろいろ話が進んだ。お母さんが帰宅したら適当な理由をつけて夜の九時まで開いているスーパーの服売り場に行くこととお小遣いをもらえる算段まで決まった。
お父さんと力強い握手をした僕は、安心して明日を迎えることができた。
翌朝、十時十分前にヴェルニー公園へ行くと、ソワソワとタカ子さんが来るのを待った。新しい服はがんばりがばれない程度に普段着風のファッションにした。ちなみにお母さんには〈クラスメートの友人同士でボウリング常設のゲームセンターで遊ぶ予定〉と説明した。すると「使いすぎないでね」とお母さんからも臨時のおこづかいをもらえた。財布が温かい今の僕なら、タカ子さんにお昼ぐらいおごれる。この公園からどこへ行くか知らないけれど、どこへ行っても「甲斐性なし」とか「貧乏」とは思われないはずだ、恥ずかしくないぞ! と安心していた。
十時五分前にタカ子さんは現れた。
学校では見ない桃色のダボッとしたセーターに、ひざ下まで隠れる長いスカート。春先の今はまだ彼女には寒いのか、厚手の黒のストッキングをはいていた。
(わ、わあ! 私服のタカ子さんだ!)
僕はタカ子さんのコーデを眼福しながら見ていた。タカ子さんの普段のようすから、土日でも制服だったら……いや、それもアリかも……とか思っていた僕にとって、タカ子さんの私服は本当に至福だった。かわいい。
「鳶尾くん、お待たせしてごめんなさいね」
「い、いや! 僕も来たところ」
また鳶尾くん、と呼んでもらえたことに心が浮足立つ。するとタカ子さんはくすっと笑った。
「歩道橋から見えたから知っているわ。少なくとも五分は早く来ていたでしょう? 寒くなかった?」
見られていた! 僕はあわてて両手を顔の前で振った。
「全然! 寒くなかったよ。ほら、手袋もしてないし!」
するとタカ子さんはすっと手を伸ばして僕の右手をとった。
「あら、本当ね。カイロみたいに温かいわ」
タカ子さんの手は冷たかった。細くて小さな手が、白く小刻みに震えていた。
「そういうタカ子さんは寒いんじゃない? 手が震えているよ!」
僕はあわててジャケットのポケットから手袋を取り出した。
「使う? って、ボロボロだけど……」
この手袋は新品じゃなかった。出かける間際にお母さんに「外は寒いから」と持たされたやつだったから。僕はあせって「ごめん、イヤだよね」といって手袋をポケットにもどそうとした。
「貸してもらえる?」
「え?」
タカ子さんは恥ずかしそうに頬を染めて言う。
「実は、家から近いからと思って、薄着で来てしまったの。普段は暑がりなのよ、私。でも、今日は思ったより寒くて」
もじもじとしているタカ子さんがかわいい。
僕は「どうぞ!」と手袋を差し出した。するとタカ子さんは両手に手袋をはめた。
「ふふ、大きいわ。お父さんのを借りているみたい」
タカ子さん、かわいすぎませんか……。暑がりだとか初耳だし、家から近ければ薄着ででてしまうお茶目さもたまりません。
「それで、えっと、今日はどこへ?」
僕は照れているのを隠すようにたずねると、タカ子さんはスッと真顔になって答えた。
「あら、言ってなかったかしら?」
「うん、聞いてないけど」
するとタカ子さんは来た道を指さして言った。
「わが家へご招待するわ、鳶尾くん」
「……え?」
初デートが、彼女のお家?
それって、普通ですか……?
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