25 / 25
最終章「ひかりになって」
【光】24+1 僕はあの子に蹴られて
しおりを挟む
浅倉撫子は稲妻禽観神社の石段に腰掛けて、ぼんやりと空を眺めていた。
最近、そうやって過ごす時間が増えている。
あの日起こった全てに「岩田屋豪雨災害」という偽りのラベルが貼られて世間に出回ってから既に一ヶ月以上が経っていた。夏休みはあっという間に過ぎ去り、二学期が始まると、クラスメイト達は夏休み前に一瞬だけ存在した転校生のことなどすっかり忘れてしまったように日常を再開した。
撫子はそんなクラスの中で、取り残されるように浮いていた。
なんか、ひたすら口の中にティッシュを突っ込まれているみたいな虚しい気持ちなのよ、と漏らしたら、兄――無神経で血がつながっている方――に「お前、頭大丈夫か」と言われたのでその場で殴り倒したのが昨日のことだった。
味がしない日々が延々と続いている。
澄乃、シュウ、そして忍の三人は、そんな撫子を心配して遊びに誘ってくれるのだが、なかなか乗り気になれないというのが実際のところだった。
浜岡光がいない日常が続いている。
撫子は、自分がこんなにも乙女だったとは思わなかった。
一晩中恋しさに泣く日々と、一晩中怒りに震える日々が交互にやってくる。
ねえ、光。あなたはなんで一人で行っちゃったの。
頭の中の光に問い掛けても、彼は曖昧な笑みを浮かべるだけだった。
自分がサンダーバードとの融合を決意したとき、「たとえ死んでもいい」と思ったのは事実だった。自分の命に代えても、あのユニコーンを倒したい、光を守りたいと思ったのだ。
黒いユニコーンは、光の暗い過去そのもののように撫子には見えた。
それを断ち切ることで、彼は解放されるのだと。
その望みは叶えられたが、まさか光自身が自分の前から消えてしまうことになるなんて。
あの瞬間、何が起きたのかは里菜が「これは想像に過ぎんひんけど」と前置きをした上で説明してくれた。光は空に開いた『穴』を塞ぐために、何らかの方法でUMAとなってその身を差し出したのだ。
「甘いものへの飢餓感」が、撫子がUMAの力を用いることの代償だったが、まさか、世界で一番甘いものを取り上げられるなんて思ってもみなかった。
そんなことを延々考えて、ぼーっと空を眺める日々が続いている。
暦の上ではもう秋だった。入道雲は地平線の向こうに追いやられて、空の色も日々少しずつ変わっていっている。
撫子は石段を一段一段下りると、自転車にまたがって走り始めた。
田んぼの真ん中の農道を突っ切っていく。
すでに稲刈りが終わっている所もあるが、ほとんどの田んぼでは黄金色の稲穂たちがその頭を垂れていた。その稲の香りが充満した空気を胸いっぱいに吸い込んで、撫子は自転車を飛ばす。
たどり着いたのは水鏡川に架かる潜水橋の上だった。
欄干のない小さな橋の下を、緑色の水が滔々と流れている。
光と初めて出会ったのはここだった。
あの日、槻本山での滝垢離――本当、結局あれになんの意味があったのだろう――を終えて学校に向かっていた撫子は、パンツをはき忘れていたことに気付いた。一生の不覚だった。猛スピードで自転車を漕いでキリンジの山小屋に引き返していた撫子は、この橋の真ん中で光とすれ違ったのだ。
まさかパンツをはき忘れたことから、こんなことになるなんて。
いつだったか「心のパンツを脱ぎ捨てるところから恋っちゅーのは始まるんや」と里菜が言っていた。その時はこの人は何を言っているんだと思ったが、まさにその通りになった訳だ。
笑えないよお姉ちゃん。
撫子はプリーツスカートのポケットに手を突っ込んで、その中に入っていたものを取り出した。それは三日前、キリンジから貰ったものだった。
金色に光る指輪。
それはソロモンの指輪と呼ばれるものだった。
キリンジはそれを「君が持っているべきものだ」と言って、無理矢理に近い形で撫子に渡したのだ。ためらう撫子に対してキリンジは「大丈夫だ、よく洗ってある」と笑った。あの迫水の眼球に埋め込まれていたという事実は確かに気味が悪いが、そういうことではないんだよと撫子は言いたかった。根本的に、あのキリンジという男はどこかがズレている。
撫子は指輪をつまんで空にかざしてまじまじと見つめた。
綺麗なものであるのは間違いないが、自分の指には大きすぎる。
これをどうしろっていうんだろう。
迫水はこの指輪があれば、どんなUMAをもコントロールできると言っていたが。
「別にこんなものなくたって、あんたとは意思の疎通ができてるからね」
そう呟くと同時に、頭の中に浮かび上がるビジョン。巨大な木々が生い茂る森の中に、低く身体を伏せて眠っている巨大な鳥の姿。その鳥が一瞬目を開けてこちらを見た。
こんな風にサンダーバードとの繋がりを感じるのと同時に。
撫子は自分の心臓の隣にある、もう一つの鼓動を感じた。
それは光との繋がりだった。
そう、光はまだ生きている。この世界のどこかで。
光が巨大なヒトガタとなって空に消えてからも――撫子はなぜか、あのヒトガタが光であることを瞬時に理解できた――ずっとこの繋がりは生きていた。だからこそ、撫子は絶望せずに今、ここに立っていられる。
撫子は指輪を川に放り投げた。
金色の輝きは、翠色の流れの中にゆっくりと消えていった。
本当に必要なものなら、また探せばいいのだ。
光が変化した巨大なヒトガタはフライング・ヒューマノイドと呼ばれるUMAらしい。
弟――と呼ぶと有は怒るけど――が言うには、その本場はメキシコだという。なんでも1999年に目撃されて以来、メキシコでは毎年のようにフライング・ヒューマノイドの出現が報告されているのだとか。
メキシコかぁとパスポートも持っていない撫子は思う。
随分遠いが、それでもこの地球上にある国なのだから、行けない場所ではない。
フライング・ヒューマノイドになった光も、そこで仲間たちと暮らしているのだろうか。
フライング・ヒューマノイドの捕獲例はまだないんだよ、と有は言っていた。
上等だと撫子は思う。私が世界で最初の捕獲者として歴史に名を刻んでやるわ。そんな気持ちだった。
「おーい! なでなでー!」
声がする方に振り向くと、堤防の上で澄乃が手を振っていた。隣にはシュウと忍、あとなぜか星条旗柄の忍装束を着た二人の忍者も立っていた。最近あいつらも友達っぽい空気になっているのが若干腑に落ちない。
「学校をサボるなんて、浅倉さんも不良だな!」
シュウが叫ぶ。
「何よ! あんたたちもでしょ!」
それに笑顔で答える。
「浅倉殿! 今からみんなで海に遊びに行くでござるよ!」
忍がサムズアップした。
「海? もうクラゲだらけでしょ!」
「それでも行くでござるよ! 夏休みのリベンジでござる!」
海――いいかもしれない。
ひたすら泳いでいけば、メキシコまで着くかもしれない。そんな馬鹿な想像をしながら、撫子は自転車のハンドルを友人たちが立っているほうに向けた。
振り仰ぐと濃い緑の槻本山がそびえ立っている。
そこから吹き下ろす風を、撫子は感じた。
右手首のミサンガが、何かの合図のように揺れた。
撫子にはフライング・ヒューマノイドを探すという夢ができた。
いや、夢というと何か違うかな、と撫子は考える。
目標? それも違う。
しいていうなら、これは予定だ。
いつか必ず実現する、未来の予定。
撫子は自分の胸にある、もう一つの鼓動を愛おしく感じながら思った。
私は、この遅すぎる初恋を呪いにしないためにも走り続けないといけない。
そして、また、光に会った時に――キスでもする?
いやいや、あいつにはもう、私の全てをくれてやったんだから――出会い頭に一発、蹴りでもお見舞いしてやらないとね。
撫子は自転車を押して走り始めた。
『僕はあの子に蹴られて』 完
最近、そうやって過ごす時間が増えている。
あの日起こった全てに「岩田屋豪雨災害」という偽りのラベルが貼られて世間に出回ってから既に一ヶ月以上が経っていた。夏休みはあっという間に過ぎ去り、二学期が始まると、クラスメイト達は夏休み前に一瞬だけ存在した転校生のことなどすっかり忘れてしまったように日常を再開した。
撫子はそんなクラスの中で、取り残されるように浮いていた。
なんか、ひたすら口の中にティッシュを突っ込まれているみたいな虚しい気持ちなのよ、と漏らしたら、兄――無神経で血がつながっている方――に「お前、頭大丈夫か」と言われたのでその場で殴り倒したのが昨日のことだった。
味がしない日々が延々と続いている。
澄乃、シュウ、そして忍の三人は、そんな撫子を心配して遊びに誘ってくれるのだが、なかなか乗り気になれないというのが実際のところだった。
浜岡光がいない日常が続いている。
撫子は、自分がこんなにも乙女だったとは思わなかった。
一晩中恋しさに泣く日々と、一晩中怒りに震える日々が交互にやってくる。
ねえ、光。あなたはなんで一人で行っちゃったの。
頭の中の光に問い掛けても、彼は曖昧な笑みを浮かべるだけだった。
自分がサンダーバードとの融合を決意したとき、「たとえ死んでもいい」と思ったのは事実だった。自分の命に代えても、あのユニコーンを倒したい、光を守りたいと思ったのだ。
黒いユニコーンは、光の暗い過去そのもののように撫子には見えた。
それを断ち切ることで、彼は解放されるのだと。
その望みは叶えられたが、まさか光自身が自分の前から消えてしまうことになるなんて。
あの瞬間、何が起きたのかは里菜が「これは想像に過ぎんひんけど」と前置きをした上で説明してくれた。光は空に開いた『穴』を塞ぐために、何らかの方法でUMAとなってその身を差し出したのだ。
「甘いものへの飢餓感」が、撫子がUMAの力を用いることの代償だったが、まさか、世界で一番甘いものを取り上げられるなんて思ってもみなかった。
そんなことを延々考えて、ぼーっと空を眺める日々が続いている。
暦の上ではもう秋だった。入道雲は地平線の向こうに追いやられて、空の色も日々少しずつ変わっていっている。
撫子は石段を一段一段下りると、自転車にまたがって走り始めた。
田んぼの真ん中の農道を突っ切っていく。
すでに稲刈りが終わっている所もあるが、ほとんどの田んぼでは黄金色の稲穂たちがその頭を垂れていた。その稲の香りが充満した空気を胸いっぱいに吸い込んで、撫子は自転車を飛ばす。
たどり着いたのは水鏡川に架かる潜水橋の上だった。
欄干のない小さな橋の下を、緑色の水が滔々と流れている。
光と初めて出会ったのはここだった。
あの日、槻本山での滝垢離――本当、結局あれになんの意味があったのだろう――を終えて学校に向かっていた撫子は、パンツをはき忘れていたことに気付いた。一生の不覚だった。猛スピードで自転車を漕いでキリンジの山小屋に引き返していた撫子は、この橋の真ん中で光とすれ違ったのだ。
まさかパンツをはき忘れたことから、こんなことになるなんて。
いつだったか「心のパンツを脱ぎ捨てるところから恋っちゅーのは始まるんや」と里菜が言っていた。その時はこの人は何を言っているんだと思ったが、まさにその通りになった訳だ。
笑えないよお姉ちゃん。
撫子はプリーツスカートのポケットに手を突っ込んで、その中に入っていたものを取り出した。それは三日前、キリンジから貰ったものだった。
金色に光る指輪。
それはソロモンの指輪と呼ばれるものだった。
キリンジはそれを「君が持っているべきものだ」と言って、無理矢理に近い形で撫子に渡したのだ。ためらう撫子に対してキリンジは「大丈夫だ、よく洗ってある」と笑った。あの迫水の眼球に埋め込まれていたという事実は確かに気味が悪いが、そういうことではないんだよと撫子は言いたかった。根本的に、あのキリンジという男はどこかがズレている。
撫子は指輪をつまんで空にかざしてまじまじと見つめた。
綺麗なものであるのは間違いないが、自分の指には大きすぎる。
これをどうしろっていうんだろう。
迫水はこの指輪があれば、どんなUMAをもコントロールできると言っていたが。
「別にこんなものなくたって、あんたとは意思の疎通ができてるからね」
そう呟くと同時に、頭の中に浮かび上がるビジョン。巨大な木々が生い茂る森の中に、低く身体を伏せて眠っている巨大な鳥の姿。その鳥が一瞬目を開けてこちらを見た。
こんな風にサンダーバードとの繋がりを感じるのと同時に。
撫子は自分の心臓の隣にある、もう一つの鼓動を感じた。
それは光との繋がりだった。
そう、光はまだ生きている。この世界のどこかで。
光が巨大なヒトガタとなって空に消えてからも――撫子はなぜか、あのヒトガタが光であることを瞬時に理解できた――ずっとこの繋がりは生きていた。だからこそ、撫子は絶望せずに今、ここに立っていられる。
撫子は指輪を川に放り投げた。
金色の輝きは、翠色の流れの中にゆっくりと消えていった。
本当に必要なものなら、また探せばいいのだ。
光が変化した巨大なヒトガタはフライング・ヒューマノイドと呼ばれるUMAらしい。
弟――と呼ぶと有は怒るけど――が言うには、その本場はメキシコだという。なんでも1999年に目撃されて以来、メキシコでは毎年のようにフライング・ヒューマノイドの出現が報告されているのだとか。
メキシコかぁとパスポートも持っていない撫子は思う。
随分遠いが、それでもこの地球上にある国なのだから、行けない場所ではない。
フライング・ヒューマノイドになった光も、そこで仲間たちと暮らしているのだろうか。
フライング・ヒューマノイドの捕獲例はまだないんだよ、と有は言っていた。
上等だと撫子は思う。私が世界で最初の捕獲者として歴史に名を刻んでやるわ。そんな気持ちだった。
「おーい! なでなでー!」
声がする方に振り向くと、堤防の上で澄乃が手を振っていた。隣にはシュウと忍、あとなぜか星条旗柄の忍装束を着た二人の忍者も立っていた。最近あいつらも友達っぽい空気になっているのが若干腑に落ちない。
「学校をサボるなんて、浅倉さんも不良だな!」
シュウが叫ぶ。
「何よ! あんたたちもでしょ!」
それに笑顔で答える。
「浅倉殿! 今からみんなで海に遊びに行くでござるよ!」
忍がサムズアップした。
「海? もうクラゲだらけでしょ!」
「それでも行くでござるよ! 夏休みのリベンジでござる!」
海――いいかもしれない。
ひたすら泳いでいけば、メキシコまで着くかもしれない。そんな馬鹿な想像をしながら、撫子は自転車のハンドルを友人たちが立っているほうに向けた。
振り仰ぐと濃い緑の槻本山がそびえ立っている。
そこから吹き下ろす風を、撫子は感じた。
右手首のミサンガが、何かの合図のように揺れた。
撫子にはフライング・ヒューマノイドを探すという夢ができた。
いや、夢というと何か違うかな、と撫子は考える。
目標? それも違う。
しいていうなら、これは予定だ。
いつか必ず実現する、未来の予定。
撫子は自分の胸にある、もう一つの鼓動を愛おしく感じながら思った。
私は、この遅すぎる初恋を呪いにしないためにも走り続けないといけない。
そして、また、光に会った時に――キスでもする?
いやいや、あいつにはもう、私の全てをくれてやったんだから――出会い頭に一発、蹴りでもお見舞いしてやらないとね。
撫子は自転車を押して走り始めた。
『僕はあの子に蹴られて』 完
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら
瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。
タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。
しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。
剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。
ぼっち陰キャはモテ属性らしいぞ
みずがめ
ライト文芸
俺、室井和也。高校二年生。ぼっちで陰キャだけど、自由な一人暮らしで高校生活を穏やかに過ごしていた。
そんなある日、何気なく訪れた深夜のコンビニでクラスの美少女二人に目をつけられてしまう。
渡会アスカ。金髪にピアスというギャル系美少女。そして巨乳。
桐生紗良。黒髪に色白の清楚系美少女。こちらも巨乳。
俺が一人暮らしをしていると知った二人は、ちょっと甘えれば家を自由に使えるとでも考えたのだろう。過激なアプローチをしてくるが、紳士な俺は美少女の誘惑に屈しなかった。
……でも、アスカさんも紗良さんも、ただ遊び場所が欲しいだけで俺を頼ってくるわけではなかった。
これは問題を抱えた俺達三人が、互いを支えたくてしょうがなくなった関係の話。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
平凡志望なのにスキル【一日一回ガチャ】がSSS級アイテムばかり排出するせいで、学園最強のクール美少女に勘違いされて溺愛される日々が始まった
久遠翠
ファンタジー
平凡こそが至高。そう信じて生きる高校生・神谷湊に発現したスキルは【1日1回ガチャ】。出てくるのは地味なアイテムばかり…と思いきや、時々混じるSSS級の神アイテムが、彼の平凡な日常を木っ端微塵に破壊していく!
ひょんなことから、クラス一の美少女で高嶺の花・月島凛の窮地を救ってしまった湊。正体を隠したはずが、ガチャで手に入れたトンデモアイテムのせいで、次々とボロが出てしまう。
「あなた、一体何者なの…?」
クールな彼女からの疑いと興味は、やがて熱烈なアプローチへと変わり…!?
平凡を愛する男と、彼を最強だと勘違いしたクール美少女、そして秘密を抱えた世話焼き幼馴染が織りなす、勘違い満載の学園ダンジョン・ラブコメ、ここに開幕!
お茶をしましょう、若菜さん。〜強面自衛官、スイーツと君の笑顔を守ります〜
ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
陸上自衛隊衛生科所属の安達四季陸曹長は、見た目がどうもヤのつく人ににていて怖い。
「だって顔に大きな傷があるんだもん!」
体力徽章もレンジャー徽章も持った看護官は、鬼神のように荒野を走る。
実は怖いのは顔だけで、本当はとても優しくて怒鳴ったりイライラしたりしない自衛官。
寺の住職になった方が良いのでは?そう思うくらいに懐が大きく、上官からも部下からも慕われ頼りにされている。
スイーツ大好き、奥さん大好きな安達陸曹長の若かりし日々を振り返るお話です。
※フィクションです。
※カクヨム、小説家になろうにも公開しています。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません
竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる