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ばらされた秘密
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「ママ、大好きなオムツをぼくに当てて!」
ゴーフルは何とか、その恥ずかしいセリフを口にした。
「嬉しい。可愛いアーシャちゃんが大好きな新しいふかふかのオムツを当ててあげるわ」
マリッサは、ママと呼ばせた事に満足そうだ。
されるがままに、ゴーフルはオムツを当ててもらいベッドから下ろしてもらう。
マリッサは、喜びのあまりほっぺたにキスをしてはしゃいでいた。
「やめてよぉ」
「うふふ、新しいオムツも可愛いわよ。今度はウサギさんの絵が描いてあるわね」
意識しないようにしていたゴーフルも、思わず自分の下着に目をやってしまう。
ファンシーなウサギのイラストがスカートから見えそうになっている。
「マリッサ、このスカート小さいよ」
「そうね、向こうについたら着替えも届いているはずだけど」
客席に戻ろうと通路を歩いていると、先ほどすれ違った親子が座っている席があった。
通りすぎようとしたゴーフルのスカーフがフワリと捲られる。
「あ!」
あまりに突然の出来事に、ゴーフルは身をこわばらせた。
「へぇ、やっぱり昼間もオムツかぁ」
どうやら、最初に見かけた子供の仕業らしい。
「こらぁ、イワン。何やってるの」
母親らしき女性が叱りつける。
「だって、こいつ男のくせにスカート入てるし変だよ」
周りの人に聞こえそうな大きな声でイワンと呼ばれた少年が暴露する。
「え、ああこれは」
気が動転したゴーフルは慌てる。
「ふふ、どうしてアーシャちゃんが男の子だと思ったの?」
マリッサが男の子の目を見て尋ねる。
すると急にイワンも歯切れが悪くなる。
「さっき、着替えてるのを見たんだ。そしたら女の子じゃなかったから……」
「呆れた、イワン、あなた着替えを覗こうとしたのかい」
母親が頭を抱えて言う。
「そうね、アーシャは男の子よ。この服は近所のお姉さんがプレゼントしてくれたものなのよ。でも、どうかしら似合ってるわよね」
マリッサは落ち着き払ってイワンに言う。
「ま、まぁ。最初は気づかなかったし。か、可愛いんじゃねぇの」
何故か照れくさそうにイワンが認める。
ゴーフルにとっては、全く嬉しくはない。
「それに、アーシャちゃんはすぐおもらししをしちゃうからスカートの方がオムツを代えやすくて助かるのよ」
マリッサがさらに畳み掛ける。
「ああ、それはよく分かりますわ。ズボンだと取り換えるのが大変ですよね」
今度はイワンの母親がイワンに聞かせるように言う。
「お、俺は昼間はオムツ卒業したもん。今だってパンツなんだぞ」
何故か、ゴーフルに対してイワンは言い訳がましく宣言する。
「すみませんね。うちの子は生意気で。それにしても男の子には見えませんわ。おしとやかで本当に落ち着いていらして」
イワンの母親が言う。
「そんなことありませんよ。まだまだ甘えん坊で手がかかります」
マリッサは本当の母親であるかのように上手に振る舞う。
ゴーフルは、イワンの視線を感じながらその場を離れた。
自分の席に戻る頃にはくたくただった。
「ふう、なんだよアイツ。やけに絡んでくるなぁ」
ゴーフルが呟く。
「もしかしたら、イワンくんあなたに気があるんじゃないかしら。好きな子には意地悪したくなるって言うし」
そんなマリッサの言葉を聞くまいとゴーフルは耳を塞いで首を振るのだった。
ゴーフルは何とか、その恥ずかしいセリフを口にした。
「嬉しい。可愛いアーシャちゃんが大好きな新しいふかふかのオムツを当ててあげるわ」
マリッサは、ママと呼ばせた事に満足そうだ。
されるがままに、ゴーフルはオムツを当ててもらいベッドから下ろしてもらう。
マリッサは、喜びのあまりほっぺたにキスをしてはしゃいでいた。
「やめてよぉ」
「うふふ、新しいオムツも可愛いわよ。今度はウサギさんの絵が描いてあるわね」
意識しないようにしていたゴーフルも、思わず自分の下着に目をやってしまう。
ファンシーなウサギのイラストがスカートから見えそうになっている。
「マリッサ、このスカート小さいよ」
「そうね、向こうについたら着替えも届いているはずだけど」
客席に戻ろうと通路を歩いていると、先ほどすれ違った親子が座っている席があった。
通りすぎようとしたゴーフルのスカーフがフワリと捲られる。
「あ!」
あまりに突然の出来事に、ゴーフルは身をこわばらせた。
「へぇ、やっぱり昼間もオムツかぁ」
どうやら、最初に見かけた子供の仕業らしい。
「こらぁ、イワン。何やってるの」
母親らしき女性が叱りつける。
「だって、こいつ男のくせにスカート入てるし変だよ」
周りの人に聞こえそうな大きな声でイワンと呼ばれた少年が暴露する。
「え、ああこれは」
気が動転したゴーフルは慌てる。
「ふふ、どうしてアーシャちゃんが男の子だと思ったの?」
マリッサが男の子の目を見て尋ねる。
すると急にイワンも歯切れが悪くなる。
「さっき、着替えてるのを見たんだ。そしたら女の子じゃなかったから……」
「呆れた、イワン、あなた着替えを覗こうとしたのかい」
母親が頭を抱えて言う。
「そうね、アーシャは男の子よ。この服は近所のお姉さんがプレゼントしてくれたものなのよ。でも、どうかしら似合ってるわよね」
マリッサは落ち着き払ってイワンに言う。
「ま、まぁ。最初は気づかなかったし。か、可愛いんじゃねぇの」
何故か照れくさそうにイワンが認める。
ゴーフルにとっては、全く嬉しくはない。
「それに、アーシャちゃんはすぐおもらししをしちゃうからスカートの方がオムツを代えやすくて助かるのよ」
マリッサがさらに畳み掛ける。
「ああ、それはよく分かりますわ。ズボンだと取り換えるのが大変ですよね」
今度はイワンの母親がイワンに聞かせるように言う。
「お、俺は昼間はオムツ卒業したもん。今だってパンツなんだぞ」
何故か、ゴーフルに対してイワンは言い訳がましく宣言する。
「すみませんね。うちの子は生意気で。それにしても男の子には見えませんわ。おしとやかで本当に落ち着いていらして」
イワンの母親が言う。
「そんなことありませんよ。まだまだ甘えん坊で手がかかります」
マリッサは本当の母親であるかのように上手に振る舞う。
ゴーフルは、イワンの視線を感じながらその場を離れた。
自分の席に戻る頃にはくたくただった。
「ふう、なんだよアイツ。やけに絡んでくるなぁ」
ゴーフルが呟く。
「もしかしたら、イワンくんあなたに気があるんじゃないかしら。好きな子には意地悪したくなるって言うし」
そんなマリッサの言葉を聞くまいとゴーフルは耳を塞いで首を振るのだった。
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