43 / 49
泣きっ面に蜂
しおりを挟む
屈辱のお仕置きを受けたゴーフルは涙でグシャグシャになった顔を枕に突っ伏していた。
とっさについた嘘のせいで、本当の幼児のように罰を受けてしまった。
これまでは、オムツを汚したとしても叱られたりする事はなかった。
あまりの出来事にショックを受けてしまった。
「なにもアーシャちゃんを虐めようという訳じゃないのよ。これからアーシャちゃんが大きくなった時の為のしつけなの」
優しい口調の中に強さを感じる。
「でも……」
ゴーフルの心には微塵も反抗心などはなかった。
「病院にはね、アーシャちゃん以外にもいろいろな子供がいるの。アーシャちゃんより、もっと小さい子供や、大きくても辛い想いをしている子供もいるの」
「……」
「ここはお家じゃないの。みんなそれぞれ不満や寂しい気持ちがあっても我慢しないといけないの。だから、ワガママや嘘で看護師さんを困らせないでちょうだいね」
「はい」
ゴーフルは従順な姿勢をみせた。
「わかってくれたみたいね、じゃあそこに寝ころびましょうね」
声色は急に温かいものに変わる。
この、看護師は飴と鞭を使い分けるのがうまかった。
「アーシャちゃん。オムツを換えて欲しい時にはなんてお願いしたらいいかしら」
「……オムツ」
「んー、それじゃあどうして欲しいかわからないぞー」
からかうように、わざとおどける。
「換えてください……オムツを」
「なんでオムツを換えるの?誰のオムツを換えるの?それじゃあ分からないわ」
「え、え?なんでって」
ゴーフルは戸惑う。
「うふふ、アーシャちゃんは恥ずかしいおもらしをしちゃったけど、それをちゃんと報告できなかったよね」
「……はい」
「オムツを汚したら、ちゃんとこういうのよ。おもらししちゃったので私のオムツを取り替えてください!ってね」
「う……」
「まだお口が上手くないアーシャちゃんは、アーシャちっち出ちゃったでもいいわよ」
「言えます。お……もらししてしまったので、アーシャの……私のオムツを取り替えてくだい」
「よくできました!えらい、えらい」
恥ずかしいおもらしを自らの言葉で申告させられるのはゴーフルには屈辱的だった。
とっさについた嘘のせいで、本当の幼児のように罰を受けてしまった。
これまでは、オムツを汚したとしても叱られたりする事はなかった。
あまりの出来事にショックを受けてしまった。
「なにもアーシャちゃんを虐めようという訳じゃないのよ。これからアーシャちゃんが大きくなった時の為のしつけなの」
優しい口調の中に強さを感じる。
「でも……」
ゴーフルの心には微塵も反抗心などはなかった。
「病院にはね、アーシャちゃん以外にもいろいろな子供がいるの。アーシャちゃんより、もっと小さい子供や、大きくても辛い想いをしている子供もいるの」
「……」
「ここはお家じゃないの。みんなそれぞれ不満や寂しい気持ちがあっても我慢しないといけないの。だから、ワガママや嘘で看護師さんを困らせないでちょうだいね」
「はい」
ゴーフルは従順な姿勢をみせた。
「わかってくれたみたいね、じゃあそこに寝ころびましょうね」
声色は急に温かいものに変わる。
この、看護師は飴と鞭を使い分けるのがうまかった。
「アーシャちゃん。オムツを換えて欲しい時にはなんてお願いしたらいいかしら」
「……オムツ」
「んー、それじゃあどうして欲しいかわからないぞー」
からかうように、わざとおどける。
「換えてください……オムツを」
「なんでオムツを換えるの?誰のオムツを換えるの?それじゃあ分からないわ」
「え、え?なんでって」
ゴーフルは戸惑う。
「うふふ、アーシャちゃんは恥ずかしいおもらしをしちゃったけど、それをちゃんと報告できなかったよね」
「……はい」
「オムツを汚したら、ちゃんとこういうのよ。おもらししちゃったので私のオムツを取り替えてください!ってね」
「う……」
「まだお口が上手くないアーシャちゃんは、アーシャちっち出ちゃったでもいいわよ」
「言えます。お……もらししてしまったので、アーシャの……私のオムツを取り替えてくだい」
「よくできました!えらい、えらい」
恥ずかしいおもらしを自らの言葉で申告させられるのはゴーフルには屈辱的だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる