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退屈な姫は騎士と戯れました。
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この国の姫は美しいだけでなく、とても賢かった。
11歳にして、経済、歴史、科学のあらゆる分野の知識に精通しており、学者達もそれを認めるほどであった。
「ミーナ、何を恥ずかしがっているの?」
「いえ、そういう訳では……」
同性同士とはいえ、入浴をともにするのには多少なりとも抵抗があった。
以前に一緒に入ったといっても、姫はまだ4歳くらいで、ミーナですら12歳の時だった。
「さぁさぁ遠慮せずに、あの時はミーナが私の身体をくまなく洗ってくださりましたよね」
「そ、そうでしたね」
どちらかというと成長が遅かったミーナと比べて姫様の体は早熟だった。
ミーナは目のやり場に困り、脈拍が高まる。
「懐かしいですね」
「石鹸の泡が目に沁みるから目をつむって髪の毛を洗ってもらって」
「よく覚えていらっしゃいますね」
「最近は全然、王宮にも顔をだしてくれないし、みんなむさ苦しい殿方ばかりで退屈ですわ」
「ふふ、それは詰所も同じですよ」
「ほんとに、ミーナは美しいわね。目の保養になるわ」
「そんな、姫様の方こそお美しくなられて」
「可愛げがないとよく言われるわ」
大袈裟に嘆いてみせる姫の様子は年相応に子供らしいものだった。
「姫様は本当によく頑張ってておられますから」
数年前、第一王子と第二王子が立て続けに亡くなると隣国からの圧力が増すことになった。
彼女はいつのまにか大人のように振る舞う事を強いられていた。
「私には優秀な騎士達がいますから」
「はい、お任せください!」
「では、今日は私がミーナを奉仕致しますわ」
訓練で強張った肩や背中の筋肉を、両手でグイグイとマッサージしながら洗っていく。
姫は全力でやっているが、子供のチカラなので少しこそばゆい。
「んっ、やっひぃ」
「ミーナは敏感ね、こっちはどうかしら」
引き締まったお尻の筋肉も、さわさわと指先を駆使して解していく。
「姫様、駄目です、なんだか変な感じに」
「何いってるの。こんなにガチガチじゃない。柔らかくしとかないと怪我するわ」
もっともらしい事を言っているが内心ではミーナの反応を楽しんでいる。
「ん、はぁはぁ」
「ちょっと、ほんとに大丈夫なの?私を守る騎士様がそんなはしたない声を出して」
尻の次は内腿に、それから秘部に当たるか当たらないかの所を執拗に何度も洗っていく。
「あ、あ、あぁ」
「やめてください、もう大丈夫ですから自分でやります」
ミーナは思わずそう発してしまった。
「せっかく私が直々に奉仕をしてあげてるのにもう音を上げるの? 」
「そういう訳では」
「わかりました。じゃあこうやって、私が後ろから……」
「な!?なにをなさってるんですか?」
姫はミーナの背中に自らの胸を押し付けながら、両手を前に伸ばした。
密着されたミーナは背中に姫の身体がピッタリくっついているのを感じていた。
「これはね、たしか2人羽織というよ。後ろの人が前にいる人の手になるの」
「ええと、そうではなくて」
「さぁ、しっかり綺麗にしましょうね!」
有無を言わさぬ姫の言葉にミーナはただされるがままに、身を委ねるしかない状況であった。
11歳にして、経済、歴史、科学のあらゆる分野の知識に精通しており、学者達もそれを認めるほどであった。
「ミーナ、何を恥ずかしがっているの?」
「いえ、そういう訳では……」
同性同士とはいえ、入浴をともにするのには多少なりとも抵抗があった。
以前に一緒に入ったといっても、姫はまだ4歳くらいで、ミーナですら12歳の時だった。
「さぁさぁ遠慮せずに、あの時はミーナが私の身体をくまなく洗ってくださりましたよね」
「そ、そうでしたね」
どちらかというと成長が遅かったミーナと比べて姫様の体は早熟だった。
ミーナは目のやり場に困り、脈拍が高まる。
「懐かしいですね」
「石鹸の泡が目に沁みるから目をつむって髪の毛を洗ってもらって」
「よく覚えていらっしゃいますね」
「最近は全然、王宮にも顔をだしてくれないし、みんなむさ苦しい殿方ばかりで退屈ですわ」
「ふふ、それは詰所も同じですよ」
「ほんとに、ミーナは美しいわね。目の保養になるわ」
「そんな、姫様の方こそお美しくなられて」
「可愛げがないとよく言われるわ」
大袈裟に嘆いてみせる姫の様子は年相応に子供らしいものだった。
「姫様は本当によく頑張ってておられますから」
数年前、第一王子と第二王子が立て続けに亡くなると隣国からの圧力が増すことになった。
彼女はいつのまにか大人のように振る舞う事を強いられていた。
「私には優秀な騎士達がいますから」
「はい、お任せください!」
「では、今日は私がミーナを奉仕致しますわ」
訓練で強張った肩や背中の筋肉を、両手でグイグイとマッサージしながら洗っていく。
姫は全力でやっているが、子供のチカラなので少しこそばゆい。
「んっ、やっひぃ」
「ミーナは敏感ね、こっちはどうかしら」
引き締まったお尻の筋肉も、さわさわと指先を駆使して解していく。
「姫様、駄目です、なんだか変な感じに」
「何いってるの。こんなにガチガチじゃない。柔らかくしとかないと怪我するわ」
もっともらしい事を言っているが内心ではミーナの反応を楽しんでいる。
「ん、はぁはぁ」
「ちょっと、ほんとに大丈夫なの?私を守る騎士様がそんなはしたない声を出して」
尻の次は内腿に、それから秘部に当たるか当たらないかの所を執拗に何度も洗っていく。
「あ、あ、あぁ」
「やめてください、もう大丈夫ですから自分でやります」
ミーナは思わずそう発してしまった。
「せっかく私が直々に奉仕をしてあげてるのにもう音を上げるの? 」
「そういう訳では」
「わかりました。じゃあこうやって、私が後ろから……」
「な!?なにをなさってるんですか?」
姫はミーナの背中に自らの胸を押し付けながら、両手を前に伸ばした。
密着されたミーナは背中に姫の身体がピッタリくっついているのを感じていた。
「これはね、たしか2人羽織というよ。後ろの人が前にいる人の手になるの」
「ええと、そうではなくて」
「さぁ、しっかり綺麗にしましょうね!」
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