剣聖じゃありません!!

かんたろう

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プロローグ

出発前夜

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ハルトは激励会を終え、家でミフユとくつろいでいた。
姉はライチ村、弟は何処かへ、父は、母は他界していて、今は二人で生活している。
「ミフユ、明日から俺いないけど、代わりにトルヘ伯父さんが迎えに来てくれるからな。」
「うん。」
「多分退屈はしないと思うよ。」
「お土産よろしく。」
「任せとけって!」

コンコン

誰かがノックする。
「どーぞ。」
すると、ミルが入ってきた
「お?ミル、どうした?」
「ちょっと、二人で話したいから、いい?」
「………まあ、いいけど。ミフユ、ちょっと待ってろ。」
ハルトは少し心配だった。告白された時と同じ切出しだからだ。
ハルトの部屋に移動する。
「で…話って?」
「……例えばだよ?もし、二人…二人と結婚出来たら、私とも付き合ってくれる?」
「…………え?」
「どうなの?」
「……そうだな………悪いが…答えられないな。」
「え?」
「そんな答えによってお前が傷付く質問に回答は、出来ない。」
「………?」
「本当に…悪いからそういう質問は止めてくれ!」
「なんで?何でなの?………私だって……私だって……」
「な、泣くなよ。俺は……」
「俺…は?」
「……お前を好きだ。けど…」
「……………なーんて、嘘泣きだよ!じゃ、おやすみ!」
「え!?マ、マジかよ……」

ミルは、もう、どうしよもなかった。
だが、ハルトが好きな気持ちは、変わらなかった。
小さい頃からいつも一緒にいた。そのせいで、ハルトが好きだと気付いても、いつまでも入れると思っていた。しかし、一緒に居過ぎたせいもあり、ハルトから異性としては見られていなかった。
「ハルトのバカ…………」
ハルトがくれたネックレスを眺めていると、どんどん記憶が蘇る。
「私も、酷いことしたな………前日にこんなこと……」
「ミル、早く寝なさい………気持ちは分かるけど…」
「うん。おやすみ……」
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