剣聖じゃありません!!

かんたろう

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レモン町

翌朝

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翌朝……
ハルトが目覚める。
「…ヤベ、寝ちまった!」
目の前でフレームも寝ている。
「寝かせとくか。」
ハルトは軽く朝食を摂り、操縦席へ向かう。
レモン町に向い、交通局で船の登録をし、改装などをする予定だ。
「お、レモン町が自動操縦装置に登録されてる…」
自動操縦にしてから、フレームを起こしに行く。
「フレーム!起きろ!」
ハルトがフレームを揺する。
「ふぁっ!」
フレームが顔を上げる。
「朝、いや、昼だぞ。」
「ん?ん?」
「おはよう。」
「あ、おはよう。」
「天使って睡眠必要なんだ?」
「あーうん。必要じゃあないけど、眠い……」
「ちょ…おい!」
フレームがまた寝ようとするので水をかける。
「ひゃあ!?冷たぁ~っ!」
「目、覚めた?」
「ひっどーい!」
フレームが起きたところで特に何もないが、寝てる人?がいるとやる気が起きない
「じゃあ、荷物まとめて来るから、片付けよろしく。」
「ええ~なんで私が?」
「なぁ、お前さ…絶対に天使の中で使えない方だろ……?」
「わかった!わかった!やるよぉ!」
「たのんだよ。」
フレームに片付けを任せ、荷物をまとめる。
買った日用品などを船の改装をしている間分、持ち出していく。
「あ。」
重要なことを忘れていた。
船、勝手に改装しようとしてた。
持ち主はハルトである。しかし、元はフレームのものである。
「おーい。フレーム!」
「なに?」
突然目の前に表れる。
「うわっ!え?」
「はははっ!びっくりした!?ふふふっ!」
とても無邪気に笑う。
「ど、どうやったの?」
「契約の指輪のお陰だよ。」
「へー。呼べばすぐ来てくれんの?」
「いや、私が行きたくなかったら行かないよ。」
「そ、そうか。」
「で、なんで呼んだの?」
「そうそう。この船、改装していいのかなぁ…て」
「あ、別にいいよ。埃っぽいし、廊下狭いし、全面的にして欲しい。」
「ええ…そんなもんか。」
「あと、この舟にも名前があるぞ。……フェニックス?だったと…思う。」
「へー。知らなかったな……」
「原動力もフェニックス·コアだしな!」
「なるほど。」
すると、突然大きなブザーが鳴る。
「お、そろそろ付くぞ。。」
「ふふっ!楽しみだなぁ…」
フレームは窓に張り付き、ハルトは操縦席に向かった。
 
レモン町の港に船を停め、フレームと共に下船する。
「ハルト、ここ、凄いな!舟の工場があるぞ!」
「恥ずかしいから、はしゃがないでくれ…」
「え~ごめん…」
「落ち込むなよ………宿、探しに行くぞ。」
「はーい。」

続く………


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