剣聖じゃありません!!

かんたろう

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レモン町2

翌日

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ユイは今日も公園のベンチに座っていた。
しばらくするとハルトが走ってやってきた。
「ユイ!昨日はごめん!」
「あ、私こそ…」
「急に聞いて悪かった…」
と言ってハルトはユイを抱き上げる。
「ちょっと!浮いてる!」
「あ、ごめんね、それでさ……」
「なに?」
「昨日のところに行こう。」
「うん。いいよ。」

ハルトがベンチに座り、ユイが膝に座る。
「あ、ユイ…」
「え?あっ!」
自然に膝に座ってしまい、ユイは赤くなる。
「別にいいんだけどさ…」
ハルトがユイのお腹をなでる。そして少し強く抱きしめる。
「で、話って?昨日のこと?」
「うん。…一緒にもし暮らすなら両親に挨拶行かなきゃと思って。」
「え"っ……!」
「え"っ……!って、嫌ならいかないけど。」
「いや、大丈夫!びっくりすると思うけど…」
「ありがと。……ちょっと横に座って…」
「うん。」
「ありがと…」
ユイが座り直した時にキスをする。
「んんっ!」
「ぷはぁ!」
「ちょっと!朝からこんなトコで!」
「いやー、昨日できなかった分!てことで!」
「怒るよ!」
「ごめん。お詫びに今日も食べに行く?」
「うん!」

食事を終え、ユイを病院の近くまで送る道中……
「ユイ、明日から休み?」
「うん…3日間だけど……」
「どっか行きたいところある?」
「うーん、行きたいとこ………湖とか?」
「おっ、いいね!」
「いいの?」
「もちろん!」
「やった!」
「用意はこっちでほとんどするから、替えの服だけ持ってきてね。」
「ありがと。」
「気にしないで」
「優しいねー」
後ろから誰かに声をかけられる。
「ふぇ!?先輩!なんでここに!?」
「え?先輩?」
「なんでって、この道私も通るんだよー」
「あ、いつもユイお世話になってます。」
「ちょ、いいから!」
「ユイちゃんの彼氏くんだよねー?」
「ええ。」
「あなたなら大丈夫そうね。じゃあまたー。」
そう言うと去っていった。
「どういう事だ?」
「さあ…………って、また先輩サボってる!」
「え?時間内なの?」
「うん。いつものことだから…」
「じゃあ、明日、家に迎えに行くから。住所は変わってないよね?」
「うん。変わってないよ。」
「ならいい。ところで、まだ時間ある?」
「うん。」
「"石"のホルダー買ったほうがいいんじゃない?千切れかかってる…」
「え?……あ、ホントだ…」
ユイが少し服を持ち上げて胸元を見ると、首からかかっているヒートストーンの革製ホルダーがちぎれかかっていた。
「石、大きいの買ったんだ。」
「うん。私のアレ、…強めだから………このホルダーは前のね。」
「そうなんだ……」
「…………って、なんで気付いたの!」
「あ、ごめん……す、隙間から…」
「……エッチ……」
「……悪かった!けど、また落とす前に気がつけて良かっただろ?」
「そうだけど……納得行かない…」
「怒んないでよー」
「お、怒ってない!さ、早く行こ!」
「はい。」
行くのは宝石や、アクセサリーを扱う店だ。宝石用の革製紐ネックレスと同じコーナーに売っている。
その店に入り、ユイはささっとそのコーナーに移動する。
「これかな。」
「え、早っ!」
「うん、前来た時、見つけてたんだ。で………ハルくん、お願い!ね?」
「いいよ。買ってあげるつもりだったし。」
「ありがとう!」
「店の中見ててよ。」
「うん。」
会計をしに奥へ行く。店員さんも狼人だった。
「彼女さんですか?」
「え、はい。」
「いいですねぇ…私の昔を思い出します……私、主人が人間なんですよ。」
「そうなんですか……少し似てますね。」
「ところで、あの子しょっちゅう石買いに来るんですけど、何でかわかります?」
「え?そうなんですか?知らなかったです…」
「あ、ごめんなさい!話し込んじゃうところだった!はい、商品。」
「ありがとうございました。」
「いえ、こちらこそ!」
「さ、ユイ、行くぞ。」
「うん。ありがと!」


その後、ユイを病院に送り、ハルトは船の様子を見に行くことにした。
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