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11 蜃気
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「し、しんきがっ!?」
スマホを持つ手が震えた。
蜃気の母からの電話だった。
蜃気が工事現場の近くで事故に巻き込まれたらしい。
今、病院にいて意識は無いようだった。
病院ではベッドで蜃気が寝ていた。
包帯で体中をぐるぐる巻きにされていた。
もう蜃気の母親は帰ったみたいだった。
布団の一部が涙で濡れていた。
「……蜃気?」
蜃気は口を動かしている。
意識を取り戻したのか?
口が動いている。
口に耳を近づけて聞いた。
「ち」と言っているようだ。
「ちって?赤の……?」
「ち」
蜃気はうなずいた。
俺は何か違和感を覚えた。
よく蜃気を見てみる。
包帯の隙間から顔が見える。
顔をもっと近くで見てみる。
「あれ?息をしていない!?」
蜃気は死んでいるのか?
生きているのか?
もう一度息を確認したが、息をしていなかった。途中までは息をしていたようだったが、ついさっき息を完全に確認できなくなっていた。
ピーと音がなって、脈が止まった。
医師達がきたのか足音が聞こえた。
スマホを持つ手が震えた。
蜃気の母からの電話だった。
蜃気が工事現場の近くで事故に巻き込まれたらしい。
今、病院にいて意識は無いようだった。
病院ではベッドで蜃気が寝ていた。
包帯で体中をぐるぐる巻きにされていた。
もう蜃気の母親は帰ったみたいだった。
布団の一部が涙で濡れていた。
「……蜃気?」
蜃気は口を動かしている。
意識を取り戻したのか?
口が動いている。
口に耳を近づけて聞いた。
「ち」と言っているようだ。
「ちって?赤の……?」
「ち」
蜃気はうなずいた。
俺は何か違和感を覚えた。
よく蜃気を見てみる。
包帯の隙間から顔が見える。
顔をもっと近くで見てみる。
「あれ?息をしていない!?」
蜃気は死んでいるのか?
生きているのか?
もう一度息を確認したが、息をしていなかった。途中までは息をしていたようだったが、ついさっき息を完全に確認できなくなっていた。
ピーと音がなって、脈が止まった。
医師達がきたのか足音が聞こえた。
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