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25 笑えない
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この世は本当に馬鹿げている癖に、本当に笑えない。理不尽が普通だ。
たいてい皆、不満を持っている。
自分はそんなつもりじゃ無かった。
そうだよ。
縄で縛られ、身動きも取れない。思い返してみれば、今も、今までも同じようなものだった。今まで辛かったのは、この死ぬ事への助走だったのかもしれない。
宇宙は広い。こんな自分の心の何億倍も広い。だから宇宙に憧れた。辛かったけど、宇宙の事を考えると自分が凄くちっぽけだったと思えて心が少し軽くなった。
だけど、その宇宙にさえ裏切られた。宇宙は僕の希望だった。でも、宇宙に興味を持った結果こんな状況になってしまった。
あれもこれも絶望だ。宇宙さえも希望じゃなかった。希望に見せかけた絶望だった。
もう終わりだ。
最期くらいは空を、宇宙を見上げながらが良かったな。
「君は、ちょっと前に会ったね。あ、動くなよ。死ぬから」
土蜘蛛君はナイフを突きつけられ、言われるがまま、柱に括りつけられてしまった。
最後まで、笑えない。
そんなつもりじゃなかったのに。
ーーーー
土蜘蛛は焦っていた。
ちょ、ま、え?
昼休み……どころじゃない。
殺されるかもしれない。
どうしよう。
身動きは取れない。
またここに人が来るとして、二の舞になってしまう。
奇跡でも起きない限り、助からない。
その時、黒い影が現れた。
それはドアから入ってきた。
何だ?人間か?
グルルルルウウ
犬の威嚇のような鳴き声(?)がした。
「仲間か、君たちはもう終わりだね。俺の仲間が来たんだ」
男は勝ち誇ったように言い放った。
たいてい皆、不満を持っている。
自分はそんなつもりじゃ無かった。
そうだよ。
縄で縛られ、身動きも取れない。思い返してみれば、今も、今までも同じようなものだった。今まで辛かったのは、この死ぬ事への助走だったのかもしれない。
宇宙は広い。こんな自分の心の何億倍も広い。だから宇宙に憧れた。辛かったけど、宇宙の事を考えると自分が凄くちっぽけだったと思えて心が少し軽くなった。
だけど、その宇宙にさえ裏切られた。宇宙は僕の希望だった。でも、宇宙に興味を持った結果こんな状況になってしまった。
あれもこれも絶望だ。宇宙さえも希望じゃなかった。希望に見せかけた絶望だった。
もう終わりだ。
最期くらいは空を、宇宙を見上げながらが良かったな。
「君は、ちょっと前に会ったね。あ、動くなよ。死ぬから」
土蜘蛛君はナイフを突きつけられ、言われるがまま、柱に括りつけられてしまった。
最後まで、笑えない。
そんなつもりじゃなかったのに。
ーーーー
土蜘蛛は焦っていた。
ちょ、ま、え?
昼休み……どころじゃない。
殺されるかもしれない。
どうしよう。
身動きは取れない。
またここに人が来るとして、二の舞になってしまう。
奇跡でも起きない限り、助からない。
その時、黒い影が現れた。
それはドアから入ってきた。
何だ?人間か?
グルルルルウウ
犬の威嚇のような鳴き声(?)がした。
「仲間か、君たちはもう終わりだね。俺の仲間が来たんだ」
男は勝ち誇ったように言い放った。
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