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第2章
24.補佐役を請う①
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ロアンの館を去ったエイクは、その足で急いで王立大図書館へ向かった。
そこで作業員をしているはずのアルターと話す為だ。
―――自分を補佐してくれる人材が必要だ。
そう考えたエイクは、アルターこそ適役なのではないかと思いついた。
最初それは名案のように思えた。だがそのうちに、むしろ高望みというものなのではないかという気がして来ていた。
アルターはかつて現役の炎獅子隊員だった頃、隊の参謀役を務め事務方も取り仕切っていたという。
炎獅子隊は王国軍で最精鋭とされる部隊で、隊員数は200名を数える。
その最精鋭部隊の参謀となれば、王国軍全体の中でも重要な役職と見るべきだろう。
要するに現役時代のアルターは王国軍の要職に就いていたわけだ。
10数年も前に足を痛めて現役を退き、今は齢70を越えているはずのアルターだが、少なくとも現役時代は当代一流の人材だったと見てよい。
実際父ガイゼイクもアルターの事を高く評価していた事をエイクは覚えていた。
それほどの人物が泥にまみれて雑用をやらされていたのは、有力貴族だったフォルカス・ローリンゲンの横槍のせいだったのはほぼ間違いない。
だが、そのフォルカスはもう居ない。
今ならばアルターはもっと自分に相応しい職を得る事が出来るはずだ。
アルターが今の境遇に満足しているわけがない。
それは彼の現状を見れば誰にでも容易に想像がつくことだが、エイクはそれ以上の確信を持っていた。
アルターが未だに日々の鍛錬を欠かしていないことを知っていたからだ。
アルターはかつて指導員だった頃から、後進の者やエイクら年少者を指導しながらも、自らを鍛える事も怠っていなかった。
当時のエイクは自分自身の鍛錬のことしか考えておらず、その事の意味を特に考えていなかった。
しかし、今にして思えば、アルターは秘かに現役復帰を願っていたのではないかと思えた。
そして、偶に大図書館で見かける現在のアルターのたたずまいからは、今も指導員時代と変わらぬ実力を見て取る事ができた。
それはアルターが今もって日々の鍛錬を欠かしていない事を証明していた。
アルターは、高齢となり何年も不遇をかこつようになってもなお、己の人生を諦めたりはしていないのだ。
フォルカスがいなくなった今、そのアルターは直ぐにでも転職を考えるはずだ。既に転職の予定が立っていたとしてもおかしくない。
そうなる前に、せめて自分を補佐して欲しいという要望だけでも伝えたかった。
エイクは一度そう思い始めると、居ても立っても居られない気持ちになってしまっていたのだった。
幸いな事に、アルターはまだ図書館に勤めていた。
エイクはアルターの仕事が一段楽するのを待って早速話し始めた。
自身の現状を詳しく説明し、自分を補佐して欲しいと頼んだのだ。
手助けして欲しい事は多岐に及んだ。
ロアンや“イフリートの宴亭”、“黒翼鳥”との関係調整、“黒翼鳥”やセレナから上がってくるはずの情報の分析や活用、貴族や政府高官らと関わり方、更に、取り戻す予定の屋敷の管理などだ。
エイクは対価として、月2万5千Gを提示した。
彼は、毎月20万Gの収入が見込めるならば、その内15万Gくらいは情報収集等の経費として使って良いと持っていた。残り5万Gの半額をアルターへの報酬と考えたのだった。
エイクの申出を静かに聞いていたアルターだったが、この金額には驚いたようだった。
アルターはエイクが語り終えるのを待って口を開いた。
「エイク殿。あなたのような若い方から高く評価していただけるのは大変嬉しい事です。
ですが、それは流石に買いかぶりというものです。
確かに私は、かつては王国軍で相応の職務を勤めたという自負はあります。
しかし、それは16年も前のことです。
現役を退いた後の私は、ずっと指導員を務めていたのみ。その給金は、今伺った額の10分の1以下でした。
それが、私に対する客観的な評価だったのです」
「それならば、私はその客観的評価よりもあなたの価値は高いと思います。私の補佐をしてもらえますか」
勢い込んでそう語るエイクに対し、少しの間をおいてアルターは答えた。
「正直に申し上げれば、これほどありがたいお話しはありません。
喜んでお受けさせていただきたいと思います。ただ、一つだけお約束していただきたい事があります」
「何でしょう?」
「私が役に立たないと思われたならば、必ず解雇するか減給にしてください」
「どういうことですか?」
アルター自身にとって不利としか思えないその申出の主旨が分からず、エイクは問い返した。
アルターはその表情を厳しいものに変えて、答えた。
「このアルター、老いたりとはいえ、矜持があります。
お若い方に高く評価され、力を貸せと請われるのは名誉なことと思います。全力を持ってそれにお応えしたいと考えます。
しかし、哀れみを向けられ、施しを受ける事は耐えられない。
もし私が役に立たないとお思いになったならば、必ずや解雇していただきたい。
お約束していただけますか」
エイクも居住まいを正して返答する。
「必ずお約束します」
「ならば、喜んでこのお話し引き受けさせていただきます」
そう述べてから、アルターは相好を崩して改めて話し始めた。
「そうと決まれば、早速ですがご提案があります。
まず、“黒翼鳥”という盗賊ギルドとつながりを持つこと。これは現状ではやむを得ないと思います。
ですが、その代理となるラテーナ商会の招きに応じるというのは賛成できません。
エイク様は既に何件かの会見の申出を断ったとの事。今後もお断りになることが多いでしょう。
その中でラテーナ商会の招きには応じたとなれば、目立ってしまいます。
盗賊ギルドとのつながりという裏がある以上、少しでも目立つ事は避けるべきです。
ラテーナ商会との接触は、“イフリートの宴亭”に依頼人として来てもらって、そこで行う事にすべきかと思います」
考えてみればそのとおりだった。
エイクは「そのとおりにします」と即断した。
「もう一つ、これは提案というよりも、お願いしたいことがございます」
アルターは更にそう続けた。
「毎月10万単位のお金を動かし、それを用いて力をつけ、ガイゼイク様の仇を追う。
その補佐を行う事は、エイク様の現状を鑑みれば、私一人では手が足りなくなると思われます。
それに2万5千Gという報酬が、私1人に対しては余りにも多すぎるというのも紛れもない事実です。
手前勝手なお願いと思われるでしょうが、私が関わっている孤児院には、私も教育に携わり、それなりの能力を身に着けた者達がいます。
しかし、その者たちは孤児という出自ゆえに、雇われ口を見出せていません。
その者達5名を私と共に雇っていただければ、その報酬に見合うだけのお役に立てると考えますが、いかがでしょうか」
エイクは、もちろんと、これも即決しようとしたが思い直した。
自分の目でその者達を確かめるべきだと考えたからだ。そしてその考えをそのまま伝えた。
「その人たちと、直接会って確認させてください。決定はその後にします。
とりあえず、その孤児院というのがどういうところで、その人たちがどういった教育を受けているか教えてもらえますか」
「もちろんです」
アルターはそう言って頷いた。
エイクの返答を聞いたアルターは、むしろその答えに満足しているように見えた。
そして、その孤児院の説明を始めた。
「今から丁度10年前に、個人によって設立された“大樹の学舎”という名の小さな孤児院です。
創設者の考えやその設立の目的に共感した私は、設立の時から関わっていました。
最初は6歳から4歳の子供達9人を育て始め、毎年少しずつ身寄りのない幼子を引き取って人数を増やしていましたが、ここ数年は新たな引取りを止めており、今は15歳から8歳までの21人の子供達がおります。
その内年長の者5名は、世の役に立つだけの能力を身に着けていると考えています。
学問や武芸については私も手ほどきをしていました。
全員が賢者の学院にも入学できる程度の学力は身に着けています。
ほとんどの者は並みの衛兵以上の武術を修めており、武術を身に着けていない1人は、代わりに精霊魔法を使います。
十分にエイク様のお役にも立てるはずです」
「すごいですね!」
エイクは驚きの声を上げた。並みの衛兵よりも強い4人と精霊魔法を使う1人なら、立派な戦闘集団とすら言える。その全員がそれなりの学問も修めているというのが本当なら、稀有な人材達というべきだろう。
「ええ、多くの職場で立派に働ける者に育ったと思っています。
そもそも“大樹の学舎”設立の目的がそういった者達を育てることだったのです。
しかし、彼らは何の身元保証もない孤児達。その能力を生かすに足る職場で雇ってもらう事は出来ませんでした。
今のままだと冒険者として身を立てることになったでしょう。
無論、冒険者という生き方もすばらしいものです。ですが、創設者やその考えに共感した私達が目指したのは、より直接的に社会に関わる人材を育てる事でした。
ですので、現状は不本意なものでした」
アルターはそんな事をエイクに説明した。
そこで作業員をしているはずのアルターと話す為だ。
―――自分を補佐してくれる人材が必要だ。
そう考えたエイクは、アルターこそ適役なのではないかと思いついた。
最初それは名案のように思えた。だがそのうちに、むしろ高望みというものなのではないかという気がして来ていた。
アルターはかつて現役の炎獅子隊員だった頃、隊の参謀役を務め事務方も取り仕切っていたという。
炎獅子隊は王国軍で最精鋭とされる部隊で、隊員数は200名を数える。
その最精鋭部隊の参謀となれば、王国軍全体の中でも重要な役職と見るべきだろう。
要するに現役時代のアルターは王国軍の要職に就いていたわけだ。
10数年も前に足を痛めて現役を退き、今は齢70を越えているはずのアルターだが、少なくとも現役時代は当代一流の人材だったと見てよい。
実際父ガイゼイクもアルターの事を高く評価していた事をエイクは覚えていた。
それほどの人物が泥にまみれて雑用をやらされていたのは、有力貴族だったフォルカス・ローリンゲンの横槍のせいだったのはほぼ間違いない。
だが、そのフォルカスはもう居ない。
今ならばアルターはもっと自分に相応しい職を得る事が出来るはずだ。
アルターが今の境遇に満足しているわけがない。
それは彼の現状を見れば誰にでも容易に想像がつくことだが、エイクはそれ以上の確信を持っていた。
アルターが未だに日々の鍛錬を欠かしていないことを知っていたからだ。
アルターはかつて指導員だった頃から、後進の者やエイクら年少者を指導しながらも、自らを鍛える事も怠っていなかった。
当時のエイクは自分自身の鍛錬のことしか考えておらず、その事の意味を特に考えていなかった。
しかし、今にして思えば、アルターは秘かに現役復帰を願っていたのではないかと思えた。
そして、偶に大図書館で見かける現在のアルターのたたずまいからは、今も指導員時代と変わらぬ実力を見て取る事ができた。
それはアルターが今もって日々の鍛錬を欠かしていない事を証明していた。
アルターは、高齢となり何年も不遇をかこつようになってもなお、己の人生を諦めたりはしていないのだ。
フォルカスがいなくなった今、そのアルターは直ぐにでも転職を考えるはずだ。既に転職の予定が立っていたとしてもおかしくない。
そうなる前に、せめて自分を補佐して欲しいという要望だけでも伝えたかった。
エイクは一度そう思い始めると、居ても立っても居られない気持ちになってしまっていたのだった。
幸いな事に、アルターはまだ図書館に勤めていた。
エイクはアルターの仕事が一段楽するのを待って早速話し始めた。
自身の現状を詳しく説明し、自分を補佐して欲しいと頼んだのだ。
手助けして欲しい事は多岐に及んだ。
ロアンや“イフリートの宴亭”、“黒翼鳥”との関係調整、“黒翼鳥”やセレナから上がってくるはずの情報の分析や活用、貴族や政府高官らと関わり方、更に、取り戻す予定の屋敷の管理などだ。
エイクは対価として、月2万5千Gを提示した。
彼は、毎月20万Gの収入が見込めるならば、その内15万Gくらいは情報収集等の経費として使って良いと持っていた。残り5万Gの半額をアルターへの報酬と考えたのだった。
エイクの申出を静かに聞いていたアルターだったが、この金額には驚いたようだった。
アルターはエイクが語り終えるのを待って口を開いた。
「エイク殿。あなたのような若い方から高く評価していただけるのは大変嬉しい事です。
ですが、それは流石に買いかぶりというものです。
確かに私は、かつては王国軍で相応の職務を勤めたという自負はあります。
しかし、それは16年も前のことです。
現役を退いた後の私は、ずっと指導員を務めていたのみ。その給金は、今伺った額の10分の1以下でした。
それが、私に対する客観的な評価だったのです」
「それならば、私はその客観的評価よりもあなたの価値は高いと思います。私の補佐をしてもらえますか」
勢い込んでそう語るエイクに対し、少しの間をおいてアルターは答えた。
「正直に申し上げれば、これほどありがたいお話しはありません。
喜んでお受けさせていただきたいと思います。ただ、一つだけお約束していただきたい事があります」
「何でしょう?」
「私が役に立たないと思われたならば、必ず解雇するか減給にしてください」
「どういうことですか?」
アルター自身にとって不利としか思えないその申出の主旨が分からず、エイクは問い返した。
アルターはその表情を厳しいものに変えて、答えた。
「このアルター、老いたりとはいえ、矜持があります。
お若い方に高く評価され、力を貸せと請われるのは名誉なことと思います。全力を持ってそれにお応えしたいと考えます。
しかし、哀れみを向けられ、施しを受ける事は耐えられない。
もし私が役に立たないとお思いになったならば、必ずや解雇していただきたい。
お約束していただけますか」
エイクも居住まいを正して返答する。
「必ずお約束します」
「ならば、喜んでこのお話し引き受けさせていただきます」
そう述べてから、アルターは相好を崩して改めて話し始めた。
「そうと決まれば、早速ですがご提案があります。
まず、“黒翼鳥”という盗賊ギルドとつながりを持つこと。これは現状ではやむを得ないと思います。
ですが、その代理となるラテーナ商会の招きに応じるというのは賛成できません。
エイク様は既に何件かの会見の申出を断ったとの事。今後もお断りになることが多いでしょう。
その中でラテーナ商会の招きには応じたとなれば、目立ってしまいます。
盗賊ギルドとのつながりという裏がある以上、少しでも目立つ事は避けるべきです。
ラテーナ商会との接触は、“イフリートの宴亭”に依頼人として来てもらって、そこで行う事にすべきかと思います」
考えてみればそのとおりだった。
エイクは「そのとおりにします」と即断した。
「もう一つ、これは提案というよりも、お願いしたいことがございます」
アルターは更にそう続けた。
「毎月10万単位のお金を動かし、それを用いて力をつけ、ガイゼイク様の仇を追う。
その補佐を行う事は、エイク様の現状を鑑みれば、私一人では手が足りなくなると思われます。
それに2万5千Gという報酬が、私1人に対しては余りにも多すぎるというのも紛れもない事実です。
手前勝手なお願いと思われるでしょうが、私が関わっている孤児院には、私も教育に携わり、それなりの能力を身に着けた者達がいます。
しかし、その者たちは孤児という出自ゆえに、雇われ口を見出せていません。
その者達5名を私と共に雇っていただければ、その報酬に見合うだけのお役に立てると考えますが、いかがでしょうか」
エイクは、もちろんと、これも即決しようとしたが思い直した。
自分の目でその者達を確かめるべきだと考えたからだ。そしてその考えをそのまま伝えた。
「その人たちと、直接会って確認させてください。決定はその後にします。
とりあえず、その孤児院というのがどういうところで、その人たちがどういった教育を受けているか教えてもらえますか」
「もちろんです」
アルターはそう言って頷いた。
エイクの返答を聞いたアルターは、むしろその答えに満足しているように見えた。
そして、その孤児院の説明を始めた。
「今から丁度10年前に、個人によって設立された“大樹の学舎”という名の小さな孤児院です。
創設者の考えやその設立の目的に共感した私は、設立の時から関わっていました。
最初は6歳から4歳の子供達9人を育て始め、毎年少しずつ身寄りのない幼子を引き取って人数を増やしていましたが、ここ数年は新たな引取りを止めており、今は15歳から8歳までの21人の子供達がおります。
その内年長の者5名は、世の役に立つだけの能力を身に着けていると考えています。
学問や武芸については私も手ほどきをしていました。
全員が賢者の学院にも入学できる程度の学力は身に着けています。
ほとんどの者は並みの衛兵以上の武術を修めており、武術を身に着けていない1人は、代わりに精霊魔法を使います。
十分にエイク様のお役にも立てるはずです」
「すごいですね!」
エイクは驚きの声を上げた。並みの衛兵よりも強い4人と精霊魔法を使う1人なら、立派な戦闘集団とすら言える。その全員がそれなりの学問も修めているというのが本当なら、稀有な人材達というべきだろう。
「ええ、多くの職場で立派に働ける者に育ったと思っています。
そもそも“大樹の学舎”設立の目的がそういった者達を育てることだったのです。
しかし、彼らは何の身元保証もない孤児達。その能力を生かすに足る職場で雇ってもらう事は出来ませんでした。
今のままだと冒険者として身を立てることになったでしょう。
無論、冒険者という生き方もすばらしいものです。ですが、創設者やその考えに共感した私達が目指したのは、より直接的に社会に関わる人材を育てる事でした。
ですので、現状は不本意なものでした」
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