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第3章
24.街道での襲撃②
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エイクが駆け寄る直前に変身は終了した。
「ゴアァァァ」その元山賊のヘルハウンドはそんな叫びを上げる。
エイクはその叫びと狂気を帯びた目を見て、相手の理性が完全に失われていることを知った。
だが、エイクは委細構わずクレイモアを振り下ろす。そして、見事そのヘルハウンドの頭部を正面から両断した。
その間に護衛の戦士達はエイクの言葉に従い、1人は後方の2頭のヘルハウンドに向かい、もう1人は左側のヘルハウンドへ向かった。
御者の男も御者台から飛び降り、後方のヘルハウンドの1頭に向かってクロスボウを放つ。
クロスボウに据えられていたのは、球状に丸められたネットで、空中で広がり上手くヘルハウンドの一匹に命中してこれを絡み採った。
そして御者はクロスボウを投げ捨て、腰にしていたブロードソードを引き抜き、右側から迫るヘルハウンドに向かった。
御者の行動は適切だったといえるだろう。
森の中にいるヘルハウンドにネットを放っても、木に絡まってしまいあたるわけがない。
開けた街道の上に出て来ていた後方のヘルハウンドを目標にするのが妥当だ。
しかし、その間に右側のヘルハウンドは馬車の近くに迫って来ていた。
そのヘルハウンドが炎を吐く。
その炎は御者の身を焼き、更に馬車にまで届いた。
「きゃー」
マルギットの悲鳴が響く。
馬車馬もいななき暴れそうになるが、御者が炎に耐えつつ「落ち着け!」と叫ぶと、どうにか暴れるのをこらえた。
かなり訓練が行き届いた馬であり、御者の技量も相当なものなのだろう。
他のヘルハウンドとケルベロスの三つの頭も一斉に炎を吐いた。
ネットに絡まったヘルハウンドは己に炎を吐きかけネットを焼き切った。その炎はヘルハウンド自身の体を傷つけることはない。
後方に居たもう1頭のヘルハウンドと右側のヘルハウンドはそれぞれ自分の近くまで来ていた戦士に向かって炎を吐く。
もしも戦士達が馬車の周りに固まっていたならば、それぞれの炎が馬車に届き、集中攻撃を受けた馬車は甚大な被害を被っただろう。それだけで焼き尽くされていたかもしれない。
複数のヘルハウンドの炎を重ねて身に受けてしまう者もでたことだろう。
この点でエイクの判断は適切だった。
しかし、御者と戦士達がそれぞれ1対1の状態で炎を受けて負ったダメージも相当のものだ。
エイクもまたヘルハウンド1頭とケルベロスの炎を身に浴びていた。
エイクは一瞬迷ったが、結局、ドラゴ・キマイラ戦と同じように、身体強化と炎と冷気に対する耐性強化の錬生術だけを使うことにした。
ケルベロスの三つの頭部から一斉に放たれた炎の威力はヘルハウンドの比ではないが、ドラゴ・キマイラの竜頭の炎と大差はない。また、ケルベロスとヘルハウンドは一度炎を吐くと暫らくの間炎を吐けなくなる。炎はエイクにとってはそれほど脅威ではない。
(それにケルベロスはドラゴ・キマイラよりは弱い。勝つだけなら問題なく勝てる。問題は他の連中だ)
エイクが見たところ、護衛の戦士や御者はヘルハウンドよりも弱い。うかうかしていると、それぞれが倒され、馬車が襲撃されてマルギットも犠牲になってしまうだろう。
それはさすがに寝覚めが悪い。
(いずれにしてもまず正面をどうにかする必要がある)
そう考えたエイクは、最大の脅威であるケルベロスの方へ向かった。
ケルベロスは頭部を守るつもりなのか後ろ足で立ち上がり、前足を前に突き出す様な姿勢をとる。
ケルベロスの体長は4m近い。エイクでも立ち上がった状態の頭に攻撃を当てるのは容易ではない。
エイクは頭を狙う事を諦め、ケルベロスの前足をかい潜って後ろ足間際まで接近して、その両方の後ろ足を一閃した。更にクレイモアを止めることなくそのまま振り抜いて、背後からエイクを攻撃しようとしていたヘルハウンドを的確に捉える。
その一撃でヘルハウンドは弾き飛ばされ、そのまま動かなくなった。
ケルベロスは前足の爪でエイクを切り裂こうとしたが、エイクはこれを確実に避ける。
そして、渾身の力を込めて再度ケルベロスの後ろ足を薙ぎ、その一撃で2本の後ろ足を両方とも切断した。
「ガアァァァ」
そんな鳴声をあげつつケルベロスが崩れ落ちる。エイクはそのケルベロスの胴体を避けるため一旦距離を取った。
ケルベロスはそんな状態でもエイクに向かって炎を吐くが、やはりエイクに有効なダメージを与えることは出来ない。
エイクはとどめを刺すべくケルベロスの頭部を狙った。
「うわあぁぁ」
だがその時、エイクの後ろでそんな叫び声が上がった。
エイクが振り向くと、御者の男がまた炎を浴びせかけられていた。
他の戦士達もそれぞれ苦戦しており、携帯していた回復薬を自らに浴びせかけて回復を図り、どうにか戦いを続けている状況だ。
対して、ヘルハウンド共が傷を負っている様子はなかった。
(不甲斐ない!)
エイクはそう思ったが、捨て置くことも出来ず、まず御者を助けに向かった。
両後足を切断されたケルベロスはほとんど移動できなくなっており、暫らくは放置しても問題ないと判断したのだ。
御者の近くまで戻ったエイクは、そのままヘルハウンドを攻撃し一撃でその胴体を両断した。
そして御者に「火を消せ」と指示する。
ヘルハウンドの炎は今度も馬車に届き、ついに車体が燃え始めてしまっていた。
エイクはそのまま後方で戦っていた戦士の下に向かった。
ネットを焼き切ったヘルハウンドもその戦士への攻撃に加わっており、彼は2対1で戦うことになってしまっている。
エイクはその戦士の下に向かいつつ、2頭のヘルハウンドの動きを見極め、到達すると同時に一振りで2頭を同時に切り裂いた。
2頭は腹を切り裂かれて倒れ、動かなくなった。
最後に馬車の左側で戦っていた戦士の方へ向かう。
その間にヘルハウンドは再度炎を吐き、怯んだ戦士にのしかかるようにして噛み付いてしまっていた。
だが、エイクは間一髪間に合い、戦士にのしかかるヘルハウンドを、後ろから横薙ぎに切り払って弾き飛ばした。
そのヘルハウンドもこの攻撃で動きを止めた。
これでヘルハウンドは全滅だった。
「ふー」
エイクは大きく息を吐いた。
危ないところだったが、どうにか犠牲者を出さずにヘルハウンドを一掃することが出来て安堵したのだ。
その間に、ケルベロスは前足だけで懸命に体を引きずり、馬車に近づいていた。
思ったよりも距離を詰められていたが、まだ馬車に炎が届くほどではない。
エイクはケルベロスの方に戻り、浴びせかけられる炎を無視して一気に近づくと、まずケルベロスの右の頭にクレイモアを振り下ろしてこれを切り捨てた。
そして、次に左の頭も同じようにする。
エイクがそのようなことを行ったのは、何としてもこのケルベロスに変じた者を生きたまま捕らえ、情報を聞きだそうと考えたからだ。
こうしておけば、いずれ変身は解けるはずだった。
しかし、エイクが二つ目の頭を切り裂いた直後、ケルベロスは「ギュエェェェ」と奇妙な叫びを上げ急に苦しみだした。
ヘルハウンドたちのうち、気絶しただけでまだ息のあったものも一斉に苦しみ始める。
そして、相次いで息絶えていった。
人の姿に戻ることもなかった。
いきなり近寄って対処するのも危険だと考えたエイクは、その様子を見ていることしか出来なかった。
200mほど離れたところに存在していた2つのオドは、ケルベロスらが苦しみだしたあたりで動き出し、かなりの速さで遠ざかり始めている。
恐らく大きなオドは馬かそれに類する生き物で、人間大のオドの持ち主は、それに乗って逃げ去ってしまっているのだろう。
今のエイクにそれに追いつく術はない。
状況から判断して、その去っていく者は何からの方法で身を隠しエイクの戦いを観察していたのだと思われる。
或いは、ケルベロスらが死ぬように仕向けたのもその者かも知れない。
「くそッ!」
エイクは思わず悪態をついていた。
「ゴアァァァ」その元山賊のヘルハウンドはそんな叫びを上げる。
エイクはその叫びと狂気を帯びた目を見て、相手の理性が完全に失われていることを知った。
だが、エイクは委細構わずクレイモアを振り下ろす。そして、見事そのヘルハウンドの頭部を正面から両断した。
その間に護衛の戦士達はエイクの言葉に従い、1人は後方の2頭のヘルハウンドに向かい、もう1人は左側のヘルハウンドへ向かった。
御者の男も御者台から飛び降り、後方のヘルハウンドの1頭に向かってクロスボウを放つ。
クロスボウに据えられていたのは、球状に丸められたネットで、空中で広がり上手くヘルハウンドの一匹に命中してこれを絡み採った。
そして御者はクロスボウを投げ捨て、腰にしていたブロードソードを引き抜き、右側から迫るヘルハウンドに向かった。
御者の行動は適切だったといえるだろう。
森の中にいるヘルハウンドにネットを放っても、木に絡まってしまいあたるわけがない。
開けた街道の上に出て来ていた後方のヘルハウンドを目標にするのが妥当だ。
しかし、その間に右側のヘルハウンドは馬車の近くに迫って来ていた。
そのヘルハウンドが炎を吐く。
その炎は御者の身を焼き、更に馬車にまで届いた。
「きゃー」
マルギットの悲鳴が響く。
馬車馬もいななき暴れそうになるが、御者が炎に耐えつつ「落ち着け!」と叫ぶと、どうにか暴れるのをこらえた。
かなり訓練が行き届いた馬であり、御者の技量も相当なものなのだろう。
他のヘルハウンドとケルベロスの三つの頭も一斉に炎を吐いた。
ネットに絡まったヘルハウンドは己に炎を吐きかけネットを焼き切った。その炎はヘルハウンド自身の体を傷つけることはない。
後方に居たもう1頭のヘルハウンドと右側のヘルハウンドはそれぞれ自分の近くまで来ていた戦士に向かって炎を吐く。
もしも戦士達が馬車の周りに固まっていたならば、それぞれの炎が馬車に届き、集中攻撃を受けた馬車は甚大な被害を被っただろう。それだけで焼き尽くされていたかもしれない。
複数のヘルハウンドの炎を重ねて身に受けてしまう者もでたことだろう。
この点でエイクの判断は適切だった。
しかし、御者と戦士達がそれぞれ1対1の状態で炎を受けて負ったダメージも相当のものだ。
エイクもまたヘルハウンド1頭とケルベロスの炎を身に浴びていた。
エイクは一瞬迷ったが、結局、ドラゴ・キマイラ戦と同じように、身体強化と炎と冷気に対する耐性強化の錬生術だけを使うことにした。
ケルベロスの三つの頭部から一斉に放たれた炎の威力はヘルハウンドの比ではないが、ドラゴ・キマイラの竜頭の炎と大差はない。また、ケルベロスとヘルハウンドは一度炎を吐くと暫らくの間炎を吐けなくなる。炎はエイクにとってはそれほど脅威ではない。
(それにケルベロスはドラゴ・キマイラよりは弱い。勝つだけなら問題なく勝てる。問題は他の連中だ)
エイクが見たところ、護衛の戦士や御者はヘルハウンドよりも弱い。うかうかしていると、それぞれが倒され、馬車が襲撃されてマルギットも犠牲になってしまうだろう。
それはさすがに寝覚めが悪い。
(いずれにしてもまず正面をどうにかする必要がある)
そう考えたエイクは、最大の脅威であるケルベロスの方へ向かった。
ケルベロスは頭部を守るつもりなのか後ろ足で立ち上がり、前足を前に突き出す様な姿勢をとる。
ケルベロスの体長は4m近い。エイクでも立ち上がった状態の頭に攻撃を当てるのは容易ではない。
エイクは頭を狙う事を諦め、ケルベロスの前足をかい潜って後ろ足間際まで接近して、その両方の後ろ足を一閃した。更にクレイモアを止めることなくそのまま振り抜いて、背後からエイクを攻撃しようとしていたヘルハウンドを的確に捉える。
その一撃でヘルハウンドは弾き飛ばされ、そのまま動かなくなった。
ケルベロスは前足の爪でエイクを切り裂こうとしたが、エイクはこれを確実に避ける。
そして、渾身の力を込めて再度ケルベロスの後ろ足を薙ぎ、その一撃で2本の後ろ足を両方とも切断した。
「ガアァァァ」
そんな鳴声をあげつつケルベロスが崩れ落ちる。エイクはそのケルベロスの胴体を避けるため一旦距離を取った。
ケルベロスはそんな状態でもエイクに向かって炎を吐くが、やはりエイクに有効なダメージを与えることは出来ない。
エイクはとどめを刺すべくケルベロスの頭部を狙った。
「うわあぁぁ」
だがその時、エイクの後ろでそんな叫び声が上がった。
エイクが振り向くと、御者の男がまた炎を浴びせかけられていた。
他の戦士達もそれぞれ苦戦しており、携帯していた回復薬を自らに浴びせかけて回復を図り、どうにか戦いを続けている状況だ。
対して、ヘルハウンド共が傷を負っている様子はなかった。
(不甲斐ない!)
エイクはそう思ったが、捨て置くことも出来ず、まず御者を助けに向かった。
両後足を切断されたケルベロスはほとんど移動できなくなっており、暫らくは放置しても問題ないと判断したのだ。
御者の近くまで戻ったエイクは、そのままヘルハウンドを攻撃し一撃でその胴体を両断した。
そして御者に「火を消せ」と指示する。
ヘルハウンドの炎は今度も馬車に届き、ついに車体が燃え始めてしまっていた。
エイクはそのまま後方で戦っていた戦士の下に向かった。
ネットを焼き切ったヘルハウンドもその戦士への攻撃に加わっており、彼は2対1で戦うことになってしまっている。
エイクはその戦士の下に向かいつつ、2頭のヘルハウンドの動きを見極め、到達すると同時に一振りで2頭を同時に切り裂いた。
2頭は腹を切り裂かれて倒れ、動かなくなった。
最後に馬車の左側で戦っていた戦士の方へ向かう。
その間にヘルハウンドは再度炎を吐き、怯んだ戦士にのしかかるようにして噛み付いてしまっていた。
だが、エイクは間一髪間に合い、戦士にのしかかるヘルハウンドを、後ろから横薙ぎに切り払って弾き飛ばした。
そのヘルハウンドもこの攻撃で動きを止めた。
これでヘルハウンドは全滅だった。
「ふー」
エイクは大きく息を吐いた。
危ないところだったが、どうにか犠牲者を出さずにヘルハウンドを一掃することが出来て安堵したのだ。
その間に、ケルベロスは前足だけで懸命に体を引きずり、馬車に近づいていた。
思ったよりも距離を詰められていたが、まだ馬車に炎が届くほどではない。
エイクはケルベロスの方に戻り、浴びせかけられる炎を無視して一気に近づくと、まずケルベロスの右の頭にクレイモアを振り下ろしてこれを切り捨てた。
そして、次に左の頭も同じようにする。
エイクがそのようなことを行ったのは、何としてもこのケルベロスに変じた者を生きたまま捕らえ、情報を聞きだそうと考えたからだ。
こうしておけば、いずれ変身は解けるはずだった。
しかし、エイクが二つ目の頭を切り裂いた直後、ケルベロスは「ギュエェェェ」と奇妙な叫びを上げ急に苦しみだした。
ヘルハウンドたちのうち、気絶しただけでまだ息のあったものも一斉に苦しみ始める。
そして、相次いで息絶えていった。
人の姿に戻ることもなかった。
いきなり近寄って対処するのも危険だと考えたエイクは、その様子を見ていることしか出来なかった。
200mほど離れたところに存在していた2つのオドは、ケルベロスらが苦しみだしたあたりで動き出し、かなりの速さで遠ざかり始めている。
恐らく大きなオドは馬かそれに類する生き物で、人間大のオドの持ち主は、それに乗って逃げ去ってしまっているのだろう。
今のエイクにそれに追いつく術はない。
状況から判断して、その去っていく者は何からの方法で身を隠しエイクの戦いを観察していたのだと思われる。
或いは、ケルベロスらが死ぬように仕向けたのもその者かも知れない。
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