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第3章
37.兵士の意見
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「エイク殿申し訳ありませんでした」
ようやく気を落ち着けたラング子爵が、エイクに向かって話し始めた。
「愚息がとんでもないことを口走りましたが、どうか聞かなかったことにしてください」
「承知しました」
エイクは直ぐにそう答えた。
しかし、ラング子爵も本当に何もなかったことには出来ないと考えたのか、説明を語り始めた。
「誓って申し上げますが、今回エイク殿をお呼びしたのは純粋にお礼を言いたかったのと、可能ならガイゼイク殿のことを語り合いたいと思ったからです。政治的な思惑などありませんでした。
というよりも、私自身が今の王国の情勢に関して、どのような態度をとればいいのか分かっていないのです。
ですから、エイク殿に政治的な働きかけをすることなど出来ません。
お恥ずかしながら私には、ルファス大臣とその反対派のいずれが正しいのか分からないのです。
私とて王国貴族の端くれ、どちらかの考えが明らか正しければそちらに味方します。
また、どちらかが誤りで国を害し民を傷つけるものだと分かれば、命を賭してそれに反対する覚悟もあります。
しかし、愚かにもその判断がつかないならば、無闇にどちらかに味方することなく、結果として政権を受け持った方の命に従うのが分相応の行動だと考えています」
ラング子爵の言うことは日和見以外の何者でもない。
正しい行いでもなければ利口な行いでもないだろう、最終的にどちらが勝っても日和見をしていたと思われてしまうからだ。
だがそれは、政治の中枢に関わらない小規模な貴族の多くにとっての本音なのかも知れない。
少なくともエイクには、私利私欲の為にいずれかの派閥に属するよりは、誠実な対応であるように思えた。
ラング子爵が話しを続ける。
「だが、愚息は別の考えのようです。
貴族家の子弟として国のあり方に己の考えを持つのは良い事でしょう。しかし、王家の後継に口を出す。まして客人の前でそのよう発言をするなど許されざる行いです。
そして私は、愚息のような若い者達の考えには、深い危惧を抱いています。彼らの中には安易に戦を主張する者がいるからです。
私は、どちらの派閥であろうとも、戦を望む者達の意見にだけは賛成できません。
もちろん、勝てるというならば戦も良いと思います。戦に勝てば国が栄えるのは事実なのですから。
しかし、戦に勝つという事はそれほど容易いことではありません。
今声高に好戦論を唱える若い者達は、本当に苦しい戦を知らず、戦に勝つのがどれほど困難な事も分からずに、そのようなことを口にしているとしか思えません。
戦場に出たことのない愚息はもちろん、30歳以下くらいの若い者達は、ガイゼイク殿やルファス大臣のおかげで、戦況が持ち直した後の戦しか知らないからです。
彼らはそれしか知らずに安易に戦を行うことを考えています」
ラング子爵はそこで一旦言葉を切り、首を左右に振った。
そして、エイクのほうを向いてまた語り始めた。
「もしも今戦が始まれば、若い者達は想像もしていなかった苦しい戦を知り、そして国は敗戦の危機にさらされるでしょう。
なぜなら、英雄ガイゼイク殿はもういないからです。
さきほど、ルファス大臣の功績よりもガイゼイク殿の功績のほうが大きいと思うと言いましたが、あれはお世辞でも何でもなく紛れもない私の実感です。
世の中の知恵者達は戦を論ずる時、戦場で武器を振るう勇士よりも、戦全体のことを見渡して、大所高所に立って戦略を練る司令官の方が重要だと訳知り顔で言います。
客観的にはそれは事実なのでしょう。
しかし、実際に兵士として地べたを這いずって戦った私にはそうは思えない。
私達兵士には、大所高所に立つ司令官の事など分からない。
私達が勇気を振り絞って戦うのは、私達の前に立ち、自ら汗を流し血を流し、敵の血を浴びて敵をなぎ払ってくれる戦場の勇士あればこそです。
ガイゼイク殿あったればこそ私達は戦えた。
ですが、最早ガイゼイク殿はおられません。
ガイゼイク殿にも匹敵すると言われるドゥーカス近衛隊長も、その役職がら兵の先頭に立って戦う事はありえない。
それに私は、ドゥーカス隊長が例え剣の腕ではガイゼイク殿に匹敵したとしても、ガイゼイク殿ほど兵を惹きつけ、その士気を高揚させることが出来るか疑問に思っています。
次に戦が起これば、それは今の若い者達が経験した事がない苦しいものになるでしょう。
好戦論を述べる者達はそれが分かっていない」
ラング子爵はそう言うとうなだれるように視線を下に落とした。
エイクはラング子爵に声をかける事ができなかった。
彼自身も戦を経験した事はなく、父が活躍する煌びやかな物語のようなものとしてしか戦を認識していなかったからだ。
そして、自分には父の代わりは無理でも、その真似事程度は出来る力があるにも関わらず、その力を国のために戦場で振るうつもりが全くなかったからでもある。
ちなみに冒険者が無理やり戦に駆り出されるのは相当稀である。
理由の一つは冒険者の多くが自由を尊び、しかも身一つで生きていけるだけの能力と気概を持っている事が多いからだ。
そのような存在である冒険者は、無理に戦に駆り出されそうになると、さっさと国を離れてしまう事が多い。
どうにか戦場に連れ出しても、戦場から逃走する事もあるし、最悪の場合自らの自由を侵害する国に対して敵意を持ち、敵国に寝返る事すらある。
無理強いした冒険者を戦場で有効な戦力として使うのは極めて困難なのだ。
もう一つの理由は、冒険者が妖魔などの魔物に対する重要な戦力だからである。
魔物は人間の戦などに関わらず人間の領域に侵攻して来る。ある程度の知能を持つ魔物のならば、むしろ他に手が回らない戦の時を狙って行動することすらあった。
そのような時に、冒険者まで動員していれば対抗できる者が全くおらず、敗戦同様かそれ以上の被害を被る事すらあり得る。
同じ理由で、日常的に妖魔などの侵攻に晒されている辺境の村々の自警団などが、戦に動員される事も非常に稀だ。
それでも国が滅ぼされるよりはましと考えて、冒険者や自警団を無理に動員しようとする場合もある。しかしそれは、その国が限界まで追い詰められているという事を白日の下に晒す行為でもあり、それをきっかけに裏切りが続出して戦うまでもなく国が滅びる事すらあり得る。
つまり、結局国の滅亡は免れないどころか、滅びを早めかねないのだ。
このため、理性的な為政者は冒険者や辺境の村の自警団まで強制徴用しようとは考えない。
そんなことを考えるくらいなら、降伏を検討する方が真面な判断だというのが一般的な認識である。
現に長期にわたって苦しい戦いを続けていたアストゥーリア王国も、冒険者や自警団を強制徴用したことはなかった。
結果として冒険者が戦に赴くのは、今いる国に愛着を持っているか、或いは敵国が余りにも悪辣だといった理由によって、冒険者が自ら是非にと望んで参加する場合か、少数且つ短期間に限定した上で、国の依頼を受ける形で参加するかのどちらかの場合しか、現実的には考えられない。
そしてエイクは、少なくとも今のところはどちらの意味でも戦に参加するつもりはなかった。
やがてラング子爵は顔を上げ、改めてエイクに謝った。
「申し訳ない。結局このような話をお聞かせしてしまった。これ以上エイク殿をお引止めするのも心苦しい。本日はここまでとしましょう。
ですが、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでしたが、もし叶う事ならば今後もお付き合いをさせていただきたいと思っております。これに懲りずまたよろしくお願いします」
「こちらこそ、機会がありましたらまたよろしくお願いいたします」
エイクはそう答えたが、ラング子爵と親しく付き合うかどうかは慎重に検討しなければならないと思っていた。
あのような言動をする子息がいるということは、ある種の危険を孕んでいるといえるからだ。
エイクは、そんな事を考えつつ、また執事に送られてラング子爵の館を後にした。
ようやく気を落ち着けたラング子爵が、エイクに向かって話し始めた。
「愚息がとんでもないことを口走りましたが、どうか聞かなかったことにしてください」
「承知しました」
エイクは直ぐにそう答えた。
しかし、ラング子爵も本当に何もなかったことには出来ないと考えたのか、説明を語り始めた。
「誓って申し上げますが、今回エイク殿をお呼びしたのは純粋にお礼を言いたかったのと、可能ならガイゼイク殿のことを語り合いたいと思ったからです。政治的な思惑などありませんでした。
というよりも、私自身が今の王国の情勢に関して、どのような態度をとればいいのか分かっていないのです。
ですから、エイク殿に政治的な働きかけをすることなど出来ません。
お恥ずかしながら私には、ルファス大臣とその反対派のいずれが正しいのか分からないのです。
私とて王国貴族の端くれ、どちらかの考えが明らか正しければそちらに味方します。
また、どちらかが誤りで国を害し民を傷つけるものだと分かれば、命を賭してそれに反対する覚悟もあります。
しかし、愚かにもその判断がつかないならば、無闇にどちらかに味方することなく、結果として政権を受け持った方の命に従うのが分相応の行動だと考えています」
ラング子爵の言うことは日和見以外の何者でもない。
正しい行いでもなければ利口な行いでもないだろう、最終的にどちらが勝っても日和見をしていたと思われてしまうからだ。
だがそれは、政治の中枢に関わらない小規模な貴族の多くにとっての本音なのかも知れない。
少なくともエイクには、私利私欲の為にいずれかの派閥に属するよりは、誠実な対応であるように思えた。
ラング子爵が話しを続ける。
「だが、愚息は別の考えのようです。
貴族家の子弟として国のあり方に己の考えを持つのは良い事でしょう。しかし、王家の後継に口を出す。まして客人の前でそのよう発言をするなど許されざる行いです。
そして私は、愚息のような若い者達の考えには、深い危惧を抱いています。彼らの中には安易に戦を主張する者がいるからです。
私は、どちらの派閥であろうとも、戦を望む者達の意見にだけは賛成できません。
もちろん、勝てるというならば戦も良いと思います。戦に勝てば国が栄えるのは事実なのですから。
しかし、戦に勝つという事はそれほど容易いことではありません。
今声高に好戦論を唱える若い者達は、本当に苦しい戦を知らず、戦に勝つのがどれほど困難な事も分からずに、そのようなことを口にしているとしか思えません。
戦場に出たことのない愚息はもちろん、30歳以下くらいの若い者達は、ガイゼイク殿やルファス大臣のおかげで、戦況が持ち直した後の戦しか知らないからです。
彼らはそれしか知らずに安易に戦を行うことを考えています」
ラング子爵はそこで一旦言葉を切り、首を左右に振った。
そして、エイクのほうを向いてまた語り始めた。
「もしも今戦が始まれば、若い者達は想像もしていなかった苦しい戦を知り、そして国は敗戦の危機にさらされるでしょう。
なぜなら、英雄ガイゼイク殿はもういないからです。
さきほど、ルファス大臣の功績よりもガイゼイク殿の功績のほうが大きいと思うと言いましたが、あれはお世辞でも何でもなく紛れもない私の実感です。
世の中の知恵者達は戦を論ずる時、戦場で武器を振るう勇士よりも、戦全体のことを見渡して、大所高所に立って戦略を練る司令官の方が重要だと訳知り顔で言います。
客観的にはそれは事実なのでしょう。
しかし、実際に兵士として地べたを這いずって戦った私にはそうは思えない。
私達兵士には、大所高所に立つ司令官の事など分からない。
私達が勇気を振り絞って戦うのは、私達の前に立ち、自ら汗を流し血を流し、敵の血を浴びて敵をなぎ払ってくれる戦場の勇士あればこそです。
ガイゼイク殿あったればこそ私達は戦えた。
ですが、最早ガイゼイク殿はおられません。
ガイゼイク殿にも匹敵すると言われるドゥーカス近衛隊長も、その役職がら兵の先頭に立って戦う事はありえない。
それに私は、ドゥーカス隊長が例え剣の腕ではガイゼイク殿に匹敵したとしても、ガイゼイク殿ほど兵を惹きつけ、その士気を高揚させることが出来るか疑問に思っています。
次に戦が起これば、それは今の若い者達が経験した事がない苦しいものになるでしょう。
好戦論を述べる者達はそれが分かっていない」
ラング子爵はそう言うとうなだれるように視線を下に落とした。
エイクはラング子爵に声をかける事ができなかった。
彼自身も戦を経験した事はなく、父が活躍する煌びやかな物語のようなものとしてしか戦を認識していなかったからだ。
そして、自分には父の代わりは無理でも、その真似事程度は出来る力があるにも関わらず、その力を国のために戦場で振るうつもりが全くなかったからでもある。
ちなみに冒険者が無理やり戦に駆り出されるのは相当稀である。
理由の一つは冒険者の多くが自由を尊び、しかも身一つで生きていけるだけの能力と気概を持っている事が多いからだ。
そのような存在である冒険者は、無理に戦に駆り出されそうになると、さっさと国を離れてしまう事が多い。
どうにか戦場に連れ出しても、戦場から逃走する事もあるし、最悪の場合自らの自由を侵害する国に対して敵意を持ち、敵国に寝返る事すらある。
無理強いした冒険者を戦場で有効な戦力として使うのは極めて困難なのだ。
もう一つの理由は、冒険者が妖魔などの魔物に対する重要な戦力だからである。
魔物は人間の戦などに関わらず人間の領域に侵攻して来る。ある程度の知能を持つ魔物のならば、むしろ他に手が回らない戦の時を狙って行動することすらあった。
そのような時に、冒険者まで動員していれば対抗できる者が全くおらず、敗戦同様かそれ以上の被害を被る事すらあり得る。
同じ理由で、日常的に妖魔などの侵攻に晒されている辺境の村々の自警団などが、戦に動員される事も非常に稀だ。
それでも国が滅ぼされるよりはましと考えて、冒険者や自警団を無理に動員しようとする場合もある。しかしそれは、その国が限界まで追い詰められているという事を白日の下に晒す行為でもあり、それをきっかけに裏切りが続出して戦うまでもなく国が滅びる事すらあり得る。
つまり、結局国の滅亡は免れないどころか、滅びを早めかねないのだ。
このため、理性的な為政者は冒険者や辺境の村の自警団まで強制徴用しようとは考えない。
そんなことを考えるくらいなら、降伏を検討する方が真面な判断だというのが一般的な認識である。
現に長期にわたって苦しい戦いを続けていたアストゥーリア王国も、冒険者や自警団を強制徴用したことはなかった。
結果として冒険者が戦に赴くのは、今いる国に愛着を持っているか、或いは敵国が余りにも悪辣だといった理由によって、冒険者が自ら是非にと望んで参加する場合か、少数且つ短期間に限定した上で、国の依頼を受ける形で参加するかのどちらかの場合しか、現実的には考えられない。
そしてエイクは、少なくとも今のところはどちらの意味でも戦に参加するつもりはなかった。
やがてラング子爵は顔を上げ、改めてエイクに謝った。
「申し訳ない。結局このような話をお聞かせしてしまった。これ以上エイク殿をお引止めするのも心苦しい。本日はここまでとしましょう。
ですが、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでしたが、もし叶う事ならば今後もお付き合いをさせていただきたいと思っております。これに懲りずまたよろしくお願いします」
「こちらこそ、機会がありましたらまたよろしくお願いいたします」
エイクはそう答えたが、ラング子爵と親しく付き合うかどうかは慎重に検討しなければならないと思っていた。
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