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第3章
44.上級の冒険者
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エイクがセレナ達との話し合いを終えて屋敷に戻った少し後。“イフリートの宴亭”からの使いがあった。
またエイクを指名する依頼があったので、可能ならば直ぐにでも“イフリートの宴亭”に来て欲しい、とのことだった。
今回の依頼主は貴族ではなくベルヤミン商会とのことである。
ベルヤミン商会は迷宮都市サルゴサに拠点を置く大商会で、以前エイクとよい関係を築きたいと述べていたシャムロック商会とは商売敵といえる商会でもあった。
といっても、商売敵の依頼は受けないというほどの義理立てを、シャムロック商会に対してする必要もないだろう。
エイクはそう判断して、とりあえず話しを聞くことにした。
またエイクは、その依頼に期待もしていた。
(都合がいい依頼なら嬉しいが……)
エイクはそう思いつつ“イフリートの宴亭”へ向かった。
“イフリートの宴亭”に到着したエイクを、ガゼックが奥の個室に案内した。
部屋には2人の男と1人の女が待っていた。
エイクがガゼックを伴って部屋に入ると、3人は立ち上がってエイクを迎える。
1人は40歳代前半に見える商人風の男、もう1人は顎鬚を蓄え魔術師らしいローブを身に着けた年配の男で、60歳は越えているように見受けられた。髪にも髭にも白いものが目立ち始めている。
そして、女はとても特徴的な姿をしていた。
容姿は大変美しい。美しい黒髪を後ろで束ね、その瞳も黒く、鋭さを感じさせる美貌の持ち主だ。歳は20歳前後だろう。
だがその女を特徴付けているのは、容姿以上にその服装だった。
彼女が着ているのは、前を左右にあわせて帯で留めたアースマニス大陸西方ではほとんど見かけない服だ、その色は白色である。
エイクはその服が、アースマニス大陸の東方に位置する島国ヤハタ邦国の民族衣装である事を知っていた。動きやすくする為か丈は膝上までしかなく、太腿が垣間見える。
藍色を基調とした簡素な胸甲と腰当、膝近くまでを守る脛当など、要所に鎧も装備しているが、それもヤハタ邦国風である。
腰に佩く武器も緩やかな曲線を描く、独特の形状をした刀剣だった。
(サムライ、という奴か?)
エイクはそう思った。
それは、ヤハタ邦国に固有の戦士の名称だ。
ヤハタ邦国は大陸の東にある島国で、かつては大陸との交流はそれほど盛んではなく、サムライなどヤハタ邦国出身者を大陸で見かけるのは稀だった。
しかし、大陸東方から中央で生じた大動乱に巻き込まれ、大陸と深く関わらざるを得なくなってしまった。
その後平和と安定の時代が訪れても大陸との関わりは途絶えず、むしろ一層深まって、今では大陸東方はもちろん中央でもヤハタ邦国出身者を見かけるようになっていた。
大陸西方ではまだまだ相当珍しいが、全く見られないわけではない。
例えばエイクの父ガイゼイクは、レシア王国に大勝したボルドー河畔の戦いにおいて、客将としてレシア王国軍に参加していたサムライの猛者を一騎打ちの末に討ち取っている。
(だが、女サムライとはさすがに珍しいな)
エイクはそうとも考えた。大陸西方にも女騎士がいるのだから女サムライがいてもおかしくはないが、数はそう多くはないはずだ。それが西の果てのアストゥーリア王国までやって来るとは相当珍しい。
エイクはついその女の事を見入ってしまった。
その女は、エイクのぶしつけな視線に気付いたのか顔をしかめた。
エイクの視線は、その女の珍しい服装のみならず、鎧の上からでもうかがえるその魅力的な体にも向いていたから、その女が不快に思うのも当然だっただろう。
エイクがその女に注目している間に、商人風の男が自己紹介を始めていた。
「ベルヤミン商会のヘラルドと申します。今回の件の責任者を務めさせていただいております」
そして続けて、他の者達を紹介する。
「こちらは、サルゴサの街を拠点にする冒険者パーティ“叡智への光”のリーダーのロウダー氏です」
まず、初老の男がそう紹介された。
「そして、異国よりおいでの戦士であるミカゲさんです」
次いで、女をそう紹介する。
異国出身者というからには、服装だけではなく実際に東方出身者なのだろう。
「今回の依頼を受けていただけるならば“叡智への光”とミカゲさんと共同で、ということになるので、共に来ていただいています」
そして、両者を同行している理由を説明した。
ロウダーは笑顔を浮かべつつ自らも名乗った
「“叡智への光”のロウダーだ。エイク殿の活躍はサルゴサでも評判になっておる。お会いできて光栄に思う」
ミカゲは不愛想な様子で「ミカゲという」とだけ告げた。
「こちらこそ、お会いできて光栄です。ロウダー殿のご高名はかねてより伺っていました。
ミカゲさんもよろしくお願いします」
エイクはそう返した。
実際エイクはロウダーと“叡智への光”の事を知っていた。
それは、20年以上前からサルゴサの街を拠点に活動している、上級中位にあたる冒険者達で構成されたパーティだ。
このことは“叡智への光”がかなりの有力パーティであることを示している。
冒険者は良く上級・中級・下級と分けられるが、冒険者達の実力の差は大きく、3つの区分けだけでは上手く判別できないので、それぞれの級の中でも上位・中位・下位が設定されている。
加えて、下級下位の下に初級と呼ばれる級もあった。ただし、初級といわれるのは文字通り冒険者になった初期の内だけで、2年以上経っても下級に上がれない者は、最下級冒険者と称される。
更にその下に位置するのが冒険者見習いだ。
また、上のほうも、上級という枠に収まらないと判断された者は、英雄級と称される。
更にその上は伝説級と呼ばれる。
だが、英雄級と呼ばれるほどの冒険者は一つの国の中でも数人、場合によっては1人もいない国も存在するほど希少だ。
伝説級ともなれば、大陸全体で数人といったところである。
そして、英雄級・伝説級ともなれば、指名依頼が引く手数多で、一般の冒険者の店で一般の依頼を受けることは少ない。
このため、多くの一般人にとって依頼を受けてくれる最も上の冒険者は上級の冒険者たちである。
その上級でも、中位の冒険者が集まったパーティともなれば、相当の有力パーティであるというわけだ。
このような冒険者の区分けは、基本的にそれぞれの冒険者が属する冒険者の店が行うのだが、明らかに実力に合わない級位付けが行われると、他の店から強い苦情が入る。
そのような行いは冒険者稼業全体の信用を損なうものだからだ。
冒険者の店は事実上の同業者組合を作っているので、自分の店の都合だけで不合理な級位付けはほとんど行われない。
現在では、特に急激な級位の上昇や下降など、目を引く変更がなされる場合は、事前に他の冒険者の店との申し合わせを行うのが慣例になっている。
更に、冒険者は国境を越えて移動することも珍しくはないため、長い年月の内にかなり広い範囲において、冒険者の級位付けは共通のものとなっていた。
少なくとも、西方諸国においては冒険者の級位付けはほぼ共通している。
具体的には“夜明けの翼”の中では、ジャックとカテリーナとテティスは上級下位、ガルバとテオドリックが上級中位と位置づけられていた。
ガルバとテオドリックを比べれば明らかにテオドリックのほうが強かったし、他の3人の間にも実力の差はあった。だが、その程度の差は同じ級位の中に含まれるとされている。
1人1人千差万別である力量を、12程度の級位で完全に区分けすることは不可能であるし、区分けを細かくし過ぎても煩雑で逆に不明瞭になるため、これはやむを得ない事として承知されている。
また当然ながら、所詮は人間が人間を評価する行為なのだから、冒険者の本当の実力を完璧に反映させることも不可能だ。
要領の良い者や店主との関係が深い者は上に評価されやすいし、逆の場合は下に評価される事もある。
実際エイクの見立てでは、冒険者としての総合的な能力はテオドリックよりも上と思われるテティスは、級位はテオドリックより下とされていた。
ちなみにエイクは現在、上級下位の冒険者ということになっている。
その実績と実力を踏まえれば、英雄級が妥当なところなのだろうが、1月ほど前まで冒険者見習いだった者を、いきなり英雄級とするのは他の店の理解が得られなかった。
なお、下級中位に位置する冒険者なら、大体は並みの兵士と同程度には戦える。
中級でも上位ともなれば、概ねアストゥーリア王国の最精鋭部隊である炎獅子隊の一員が勤まるほどの実力といえた。
冒険者という仕事は、そのくらいの実力がなければ務まらないのだ。
いずれにしても“叡智への光”は、そのような級位の中で上級中位の冒険者ばかりで構成された、かなり有名なパーティだった。
メンバーは現在は4人。
リーダーを務めるのは、優秀な賢者にして魔術師、そして賢神イスマイムの神聖術師でもあるロウダーという人物だった。そのロウダーが今エイクの目の前にいるというわけだ。
また、エイクの見たてでは、ミカゲという女の力量もガルバとテオドリックの間くらい。つまり、上級中位に値すると思われる。
この依頼には、かなりの実力者が集められているといえるだろう。
エイクはこの依頼への期待が高まるのを感じていた。
そして、ヘラルドが依頼の内容について具体的に語り始めた。
またエイクを指名する依頼があったので、可能ならば直ぐにでも“イフリートの宴亭”に来て欲しい、とのことだった。
今回の依頼主は貴族ではなくベルヤミン商会とのことである。
ベルヤミン商会は迷宮都市サルゴサに拠点を置く大商会で、以前エイクとよい関係を築きたいと述べていたシャムロック商会とは商売敵といえる商会でもあった。
といっても、商売敵の依頼は受けないというほどの義理立てを、シャムロック商会に対してする必要もないだろう。
エイクはそう判断して、とりあえず話しを聞くことにした。
またエイクは、その依頼に期待もしていた。
(都合がいい依頼なら嬉しいが……)
エイクはそう思いつつ“イフリートの宴亭”へ向かった。
“イフリートの宴亭”に到着したエイクを、ガゼックが奥の個室に案内した。
部屋には2人の男と1人の女が待っていた。
エイクがガゼックを伴って部屋に入ると、3人は立ち上がってエイクを迎える。
1人は40歳代前半に見える商人風の男、もう1人は顎鬚を蓄え魔術師らしいローブを身に着けた年配の男で、60歳は越えているように見受けられた。髪にも髭にも白いものが目立ち始めている。
そして、女はとても特徴的な姿をしていた。
容姿は大変美しい。美しい黒髪を後ろで束ね、その瞳も黒く、鋭さを感じさせる美貌の持ち主だ。歳は20歳前後だろう。
だがその女を特徴付けているのは、容姿以上にその服装だった。
彼女が着ているのは、前を左右にあわせて帯で留めたアースマニス大陸西方ではほとんど見かけない服だ、その色は白色である。
エイクはその服が、アースマニス大陸の東方に位置する島国ヤハタ邦国の民族衣装である事を知っていた。動きやすくする為か丈は膝上までしかなく、太腿が垣間見える。
藍色を基調とした簡素な胸甲と腰当、膝近くまでを守る脛当など、要所に鎧も装備しているが、それもヤハタ邦国風である。
腰に佩く武器も緩やかな曲線を描く、独特の形状をした刀剣だった。
(サムライ、という奴か?)
エイクはそう思った。
それは、ヤハタ邦国に固有の戦士の名称だ。
ヤハタ邦国は大陸の東にある島国で、かつては大陸との交流はそれほど盛んではなく、サムライなどヤハタ邦国出身者を大陸で見かけるのは稀だった。
しかし、大陸東方から中央で生じた大動乱に巻き込まれ、大陸と深く関わらざるを得なくなってしまった。
その後平和と安定の時代が訪れても大陸との関わりは途絶えず、むしろ一層深まって、今では大陸東方はもちろん中央でもヤハタ邦国出身者を見かけるようになっていた。
大陸西方ではまだまだ相当珍しいが、全く見られないわけではない。
例えばエイクの父ガイゼイクは、レシア王国に大勝したボルドー河畔の戦いにおいて、客将としてレシア王国軍に参加していたサムライの猛者を一騎打ちの末に討ち取っている。
(だが、女サムライとはさすがに珍しいな)
エイクはそうとも考えた。大陸西方にも女騎士がいるのだから女サムライがいてもおかしくはないが、数はそう多くはないはずだ。それが西の果てのアストゥーリア王国までやって来るとは相当珍しい。
エイクはついその女の事を見入ってしまった。
その女は、エイクのぶしつけな視線に気付いたのか顔をしかめた。
エイクの視線は、その女の珍しい服装のみならず、鎧の上からでもうかがえるその魅力的な体にも向いていたから、その女が不快に思うのも当然だっただろう。
エイクがその女に注目している間に、商人風の男が自己紹介を始めていた。
「ベルヤミン商会のヘラルドと申します。今回の件の責任者を務めさせていただいております」
そして続けて、他の者達を紹介する。
「こちらは、サルゴサの街を拠点にする冒険者パーティ“叡智への光”のリーダーのロウダー氏です」
まず、初老の男がそう紹介された。
「そして、異国よりおいでの戦士であるミカゲさんです」
次いで、女をそう紹介する。
異国出身者というからには、服装だけではなく実際に東方出身者なのだろう。
「今回の依頼を受けていただけるならば“叡智への光”とミカゲさんと共同で、ということになるので、共に来ていただいています」
そして、両者を同行している理由を説明した。
ロウダーは笑顔を浮かべつつ自らも名乗った
「“叡智への光”のロウダーだ。エイク殿の活躍はサルゴサでも評判になっておる。お会いできて光栄に思う」
ミカゲは不愛想な様子で「ミカゲという」とだけ告げた。
「こちらこそ、お会いできて光栄です。ロウダー殿のご高名はかねてより伺っていました。
ミカゲさんもよろしくお願いします」
エイクはそう返した。
実際エイクはロウダーと“叡智への光”の事を知っていた。
それは、20年以上前からサルゴサの街を拠点に活動している、上級中位にあたる冒険者達で構成されたパーティだ。
このことは“叡智への光”がかなりの有力パーティであることを示している。
冒険者は良く上級・中級・下級と分けられるが、冒険者達の実力の差は大きく、3つの区分けだけでは上手く判別できないので、それぞれの級の中でも上位・中位・下位が設定されている。
加えて、下級下位の下に初級と呼ばれる級もあった。ただし、初級といわれるのは文字通り冒険者になった初期の内だけで、2年以上経っても下級に上がれない者は、最下級冒険者と称される。
更にその下に位置するのが冒険者見習いだ。
また、上のほうも、上級という枠に収まらないと判断された者は、英雄級と称される。
更にその上は伝説級と呼ばれる。
だが、英雄級と呼ばれるほどの冒険者は一つの国の中でも数人、場合によっては1人もいない国も存在するほど希少だ。
伝説級ともなれば、大陸全体で数人といったところである。
そして、英雄級・伝説級ともなれば、指名依頼が引く手数多で、一般の冒険者の店で一般の依頼を受けることは少ない。
このため、多くの一般人にとって依頼を受けてくれる最も上の冒険者は上級の冒険者たちである。
その上級でも、中位の冒険者が集まったパーティともなれば、相当の有力パーティであるというわけだ。
このような冒険者の区分けは、基本的にそれぞれの冒険者が属する冒険者の店が行うのだが、明らかに実力に合わない級位付けが行われると、他の店から強い苦情が入る。
そのような行いは冒険者稼業全体の信用を損なうものだからだ。
冒険者の店は事実上の同業者組合を作っているので、自分の店の都合だけで不合理な級位付けはほとんど行われない。
現在では、特に急激な級位の上昇や下降など、目を引く変更がなされる場合は、事前に他の冒険者の店との申し合わせを行うのが慣例になっている。
更に、冒険者は国境を越えて移動することも珍しくはないため、長い年月の内にかなり広い範囲において、冒険者の級位付けは共通のものとなっていた。
少なくとも、西方諸国においては冒険者の級位付けはほぼ共通している。
具体的には“夜明けの翼”の中では、ジャックとカテリーナとテティスは上級下位、ガルバとテオドリックが上級中位と位置づけられていた。
ガルバとテオドリックを比べれば明らかにテオドリックのほうが強かったし、他の3人の間にも実力の差はあった。だが、その程度の差は同じ級位の中に含まれるとされている。
1人1人千差万別である力量を、12程度の級位で完全に区分けすることは不可能であるし、区分けを細かくし過ぎても煩雑で逆に不明瞭になるため、これはやむを得ない事として承知されている。
また当然ながら、所詮は人間が人間を評価する行為なのだから、冒険者の本当の実力を完璧に反映させることも不可能だ。
要領の良い者や店主との関係が深い者は上に評価されやすいし、逆の場合は下に評価される事もある。
実際エイクの見立てでは、冒険者としての総合的な能力はテオドリックよりも上と思われるテティスは、級位はテオドリックより下とされていた。
ちなみにエイクは現在、上級下位の冒険者ということになっている。
その実績と実力を踏まえれば、英雄級が妥当なところなのだろうが、1月ほど前まで冒険者見習いだった者を、いきなり英雄級とするのは他の店の理解が得られなかった。
なお、下級中位に位置する冒険者なら、大体は並みの兵士と同程度には戦える。
中級でも上位ともなれば、概ねアストゥーリア王国の最精鋭部隊である炎獅子隊の一員が勤まるほどの実力といえた。
冒険者という仕事は、そのくらいの実力がなければ務まらないのだ。
いずれにしても“叡智への光”は、そのような級位の中で上級中位の冒険者ばかりで構成された、かなり有名なパーティだった。
メンバーは現在は4人。
リーダーを務めるのは、優秀な賢者にして魔術師、そして賢神イスマイムの神聖術師でもあるロウダーという人物だった。そのロウダーが今エイクの目の前にいるというわけだ。
また、エイクの見たてでは、ミカゲという女の力量もガルバとテオドリックの間くらい。つまり、上級中位に値すると思われる。
この依頼には、かなりの実力者が集められているといえるだろう。
エイクはこの依頼への期待が高まるのを感じていた。
そして、ヘラルドが依頼の内容について具体的に語り始めた。
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