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第3章
45.迷宮探索の依頼①
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「まず、これからお話しすることは、他言は無用に願います。仮に依頼を受けていただけなかった場合も同様です。お約束していただけますか?」
最初にヘラルドはそう確認した。
「ええ、もちろん。父の名にかけてお約束します」
エイクは強い意志を込めてそう答える。
当然ながら冒険者稼業においても信用は非常に重要だ。
不誠実な対応をすると、その依頼の依頼主のみならず、所属する冒険者の店からも不興を買う。
そうした悪評は街中の冒険者の店に直ぐに広がるので、今後の仕事にも重大な支障をきたすようになる。
だから、真っ当な冒険者は信頼を損なうような事はめったに行わない。
エイクも依頼人が秘密にしろというならそれに従うつもりだった。
もっとも、父の死に関わる情報でも含まれていれば、その限りではないが。
エイクの返答を受けてヘラルドが説明を続けた。
「よろしくお願いします。
それでは改めまして、エイク様に依頼したいのは、サルゴサの迷宮内に存在する魔物の討伐、及びその後の迷宮探索です。
討伐すべき魔物はオリハルコンゴーレム。
エイク様にお渡しする報酬は10万G、前金で2万、後金8万。ゴーレムから採取できる見込みの魔石については、売却して利益をチーム毎に等分とします。
そして、オリハルコンゴーレムの魔石以外で得られた品物については、その所有権の3割は当商会にあるものとさせていただきます。
依頼の期間については、明後日に王都を出てサルゴサに向かい、往復に必要な時間を含めても最低でも以後4日間となります。
期間を延ばす事は可能ですが、それは冒険者の皆さんの意思によりますので、強制ではありません。
ざっくりとした説明はこのようなところですが、何かご質問はありますでしょうか?」
今聞いた限りでは、この依頼はエイクにとって大変都合がよいもののように思えた。
まず、オリハルコンゴーレムはかなりの強敵である。
通常みられるゴーレムとしては、ミスリルゴーレムと並んで最強といえる存在だ。
その近接戦闘における攻撃能力はバフォメットに匹敵し、その防御力と耐久性の高さは遥かに上回る。要するに接近戦に限定すればバフォメットよりも強い。
それは即ち、エイクが今まで戦って来たどの敵よりも強いということを意味している。
だが、勝ち目がないということはない。
他の者達と連携すれば、特に古語魔法と神聖魔法に通じ、援護や回復に長けた魔法使いであるロウダーと連携できるなら、勝ち目は大いにある。
むしろ、実戦経験を積む相手としてはちょうど良い。
今のエイクにとっては、おあつらえ向きと言ってもいい相手だ。
また、わざわざ王都アイラナにまで足を運んでエイクを指名したのも納得できる。
はっきり言えば、オリハルコンゴーレムは上級中位の冒険者5名では手に余る相手だ。
バフォメットを倒した実績があるエイクくらいの戦士が中心になって、主にダメージを与える役を担わなければ倒す事は出来ないだろう。
次に報酬額だが、いかにオリハルコンゴーレムが強敵とはいえ、10万Gは破格といえる。
流石に他の参加者たち全員にも同じ額が提示されているとは思えない。
何としてもエイクに依頼を受けて欲しいと考えて、特別に設定された額なのだろうと思われた。
このことからも、エイクなしではオリハルコンゴーレムは討伐出来ないと考えられている事が察せられる。
懸念材料があるとすれば、父の仇による襲撃を警戒しなければならない事だろう。
前回の襲撃が魔物討伐の依頼を終えた帰途に起こった事を考えると、王都を離れたところでまた襲撃される可能性はある。
そもそも、この依頼自体が罠である可能性もあるのだ。
だが、それを言い出したなら全く身動きが取れなくなってしまう。
そして、屋敷や王都内で日常的な鍛錬をこなし続けるだけでは、短期間に更なる強さを得られるとは思えない。出来るだけ早く強くならねばならないと考えている今のエイクにとって、敵の襲撃を恐れて閉じこもるという選択肢はない。
もっと言えば、仮に屋敷に籠っていたとしても、屋敷が襲われる可能性も否定は出来ないのだ。
いずれにしても、適切な仕事をこなす機会を逃すべきではないだろう。
またエイクは、この依頼が罠である可能性も低いと思っていた。
自分の実力と名声の高まりを考えれば、このような依頼が舞い込むのも自然な流れだと思えていたからだ。
そして、エイクにとって何よりも都合がいいのは、拘束期間が非常に短いことである。
拘束期間が4日間ならば18日の内には王都に戻って来られる。
ゴルブロ一味の先発部隊が王都に着くのは早くても21日と予想されるので、それに十分に間に合うわけだ。
エイクは、セレナの想定が外れて、先発部隊のみならずゴルブロ一味の全員がその頃に王都にやってくる可能性も考慮していた。
だが、それも踏まえて情報収集をするようにセレナや“黒翼鳥”に依頼していたので、エイク自身が18日以降王都に留まって上がってくる情報を吟味すれば、十分に迎え撃つ態勢を整える事が出来るだろう。
15日から4日間というのは、エイクにとって非常に効率が良い日程だといえる。
そしてエイクは、ヘラルドが直接語っていない事情もある程度察することが出来た。
「迷宮の未発見区域の情報でも手に入れたのですか?」
エイクは確認の為にそう問いかけた。
王都からサルゴサの街までは、快速の馬車を走らせても往復で丸2日かかる。
それを含めても拘束期間が4日間という事は、オリハルコンゴーレムと戦う期間とその後の探索を含めて2日間しか見込んでいないという事だ。
これはオリハルコンゴーレムを探して迷宮内を探索することを想定していない、即ちオリハルコンゴーレムがいる場所は既に特定されているということを示している。
だが、サルゴサの迷宮にオリハルコンゴーレムが配置されている場所があるなどという情報は、今までにはない。
以前から強力な魔物の情報を調べていたエイクはその事を知っていた。
つまり、この依頼は今までに知られていなかった情報に基づいてなされているわけだ。
「ご明察恐れ入ります」
ヘラルドはそう告げてエイクの推測を肯定した。
そして、より詳しい事情を話し始めた。
「おっしゃるとおり、当商会は迷宮の未発見区域へと続く隠し扉の情報を入手しました。
その扉の先は広間になっていて、オリハルコンゴーレムが配置されており、これを倒さなければ未発見区域には進めません。
これを倒して、未発見区域をある程度探索していただき、発見物の一部を当商会に提供していただきたいというのが、より正確な依頼内容になります」
未発見区域を探索すれば、かなり高い確率で相当価値の高い宝物を手に入れる事が出来る。
その区域は誰にも荒らされていないのだから当然だ。
ベルヤミン商会が提供する情報のおかげで、その貴重な未発見区域を探索できるのだから、そこで得た物の所有権の3割はベルヤミン商会のものとする、という理屈なのだろう。
「所有権の3割がベルヤミン商会のものになるというのは、具体的にはどう処理するのですか」
「基本的には、全ての品物を当商会で買い取らせていただく事にしたいと考えています。その買取価格が、通常の場合の7割になるということです。
ご自身で所有したい品物があった場合には、逆にわたくし共に買取額の3割をお支払いいただくことで、個人の所有としていただく事が出来ます。
同じ品物を何人もが欲された場合は、お話し合いで解決してもらうか、それが無理だった場合は、より高額な金額をお支払いいただける方の物としたいと考えています」
その説明を聞き、エイクはこれは悪くない条件なのではないかと考えていた。
手に入れた品物は基本的に自分たちの物にはならないわけだが、ベルヤミン商会が有する情報がなければ、未発見区域を探索すること自体が出来ないのだから、妥当な措置だろう。
むしろ商会の取り分が3割というのは、冒険者の利益をかなり優先しているようにすら思える。
4割あるいは5割をベルヤミン商会の取り分とすると言われても、未発見領域を探索したいと思う冒険者はいるはずだ。
そして、相応の費用が必要とはいえ、欲しい品物があれば個人の所有にすることも可能なのはありがたい。
ロアンから提供される今月分の上納金は、アルターらへの報酬やゴルブロ一味を迎え撃つ準備、それにセレナから得た情報に対応するための費用として、使い果たしてしまう見込みである。
だが、エイクには10万Gという破格の報酬が渡されるのだから、それを用いればかなりの品物を自分の物にすることも可能だろう。
ちなみに、サルゴサの街の迷宮に未発見の部分があるというのは間違いないことである。
何しろまだ迷宮核が見つかっていないのだから。
最初にヘラルドはそう確認した。
「ええ、もちろん。父の名にかけてお約束します」
エイクは強い意志を込めてそう答える。
当然ながら冒険者稼業においても信用は非常に重要だ。
不誠実な対応をすると、その依頼の依頼主のみならず、所属する冒険者の店からも不興を買う。
そうした悪評は街中の冒険者の店に直ぐに広がるので、今後の仕事にも重大な支障をきたすようになる。
だから、真っ当な冒険者は信頼を損なうような事はめったに行わない。
エイクも依頼人が秘密にしろというならそれに従うつもりだった。
もっとも、父の死に関わる情報でも含まれていれば、その限りではないが。
エイクの返答を受けてヘラルドが説明を続けた。
「よろしくお願いします。
それでは改めまして、エイク様に依頼したいのは、サルゴサの迷宮内に存在する魔物の討伐、及びその後の迷宮探索です。
討伐すべき魔物はオリハルコンゴーレム。
エイク様にお渡しする報酬は10万G、前金で2万、後金8万。ゴーレムから採取できる見込みの魔石については、売却して利益をチーム毎に等分とします。
そして、オリハルコンゴーレムの魔石以外で得られた品物については、その所有権の3割は当商会にあるものとさせていただきます。
依頼の期間については、明後日に王都を出てサルゴサに向かい、往復に必要な時間を含めても最低でも以後4日間となります。
期間を延ばす事は可能ですが、それは冒険者の皆さんの意思によりますので、強制ではありません。
ざっくりとした説明はこのようなところですが、何かご質問はありますでしょうか?」
今聞いた限りでは、この依頼はエイクにとって大変都合がよいもののように思えた。
まず、オリハルコンゴーレムはかなりの強敵である。
通常みられるゴーレムとしては、ミスリルゴーレムと並んで最強といえる存在だ。
その近接戦闘における攻撃能力はバフォメットに匹敵し、その防御力と耐久性の高さは遥かに上回る。要するに接近戦に限定すればバフォメットよりも強い。
それは即ち、エイクが今まで戦って来たどの敵よりも強いということを意味している。
だが、勝ち目がないということはない。
他の者達と連携すれば、特に古語魔法と神聖魔法に通じ、援護や回復に長けた魔法使いであるロウダーと連携できるなら、勝ち目は大いにある。
むしろ、実戦経験を積む相手としてはちょうど良い。
今のエイクにとっては、おあつらえ向きと言ってもいい相手だ。
また、わざわざ王都アイラナにまで足を運んでエイクを指名したのも納得できる。
はっきり言えば、オリハルコンゴーレムは上級中位の冒険者5名では手に余る相手だ。
バフォメットを倒した実績があるエイクくらいの戦士が中心になって、主にダメージを与える役を担わなければ倒す事は出来ないだろう。
次に報酬額だが、いかにオリハルコンゴーレムが強敵とはいえ、10万Gは破格といえる。
流石に他の参加者たち全員にも同じ額が提示されているとは思えない。
何としてもエイクに依頼を受けて欲しいと考えて、特別に設定された額なのだろうと思われた。
このことからも、エイクなしではオリハルコンゴーレムは討伐出来ないと考えられている事が察せられる。
懸念材料があるとすれば、父の仇による襲撃を警戒しなければならない事だろう。
前回の襲撃が魔物討伐の依頼を終えた帰途に起こった事を考えると、王都を離れたところでまた襲撃される可能性はある。
そもそも、この依頼自体が罠である可能性もあるのだ。
だが、それを言い出したなら全く身動きが取れなくなってしまう。
そして、屋敷や王都内で日常的な鍛錬をこなし続けるだけでは、短期間に更なる強さを得られるとは思えない。出来るだけ早く強くならねばならないと考えている今のエイクにとって、敵の襲撃を恐れて閉じこもるという選択肢はない。
もっと言えば、仮に屋敷に籠っていたとしても、屋敷が襲われる可能性も否定は出来ないのだ。
いずれにしても、適切な仕事をこなす機会を逃すべきではないだろう。
またエイクは、この依頼が罠である可能性も低いと思っていた。
自分の実力と名声の高まりを考えれば、このような依頼が舞い込むのも自然な流れだと思えていたからだ。
そして、エイクにとって何よりも都合がいいのは、拘束期間が非常に短いことである。
拘束期間が4日間ならば18日の内には王都に戻って来られる。
ゴルブロ一味の先発部隊が王都に着くのは早くても21日と予想されるので、それに十分に間に合うわけだ。
エイクは、セレナの想定が外れて、先発部隊のみならずゴルブロ一味の全員がその頃に王都にやってくる可能性も考慮していた。
だが、それも踏まえて情報収集をするようにセレナや“黒翼鳥”に依頼していたので、エイク自身が18日以降王都に留まって上がってくる情報を吟味すれば、十分に迎え撃つ態勢を整える事が出来るだろう。
15日から4日間というのは、エイクにとって非常に効率が良い日程だといえる。
そしてエイクは、ヘラルドが直接語っていない事情もある程度察することが出来た。
「迷宮の未発見区域の情報でも手に入れたのですか?」
エイクは確認の為にそう問いかけた。
王都からサルゴサの街までは、快速の馬車を走らせても往復で丸2日かかる。
それを含めても拘束期間が4日間という事は、オリハルコンゴーレムと戦う期間とその後の探索を含めて2日間しか見込んでいないという事だ。
これはオリハルコンゴーレムを探して迷宮内を探索することを想定していない、即ちオリハルコンゴーレムがいる場所は既に特定されているということを示している。
だが、サルゴサの迷宮にオリハルコンゴーレムが配置されている場所があるなどという情報は、今までにはない。
以前から強力な魔物の情報を調べていたエイクはその事を知っていた。
つまり、この依頼は今までに知られていなかった情報に基づいてなされているわけだ。
「ご明察恐れ入ります」
ヘラルドはそう告げてエイクの推測を肯定した。
そして、より詳しい事情を話し始めた。
「おっしゃるとおり、当商会は迷宮の未発見区域へと続く隠し扉の情報を入手しました。
その扉の先は広間になっていて、オリハルコンゴーレムが配置されており、これを倒さなければ未発見区域には進めません。
これを倒して、未発見区域をある程度探索していただき、発見物の一部を当商会に提供していただきたいというのが、より正確な依頼内容になります」
未発見区域を探索すれば、かなり高い確率で相当価値の高い宝物を手に入れる事が出来る。
その区域は誰にも荒らされていないのだから当然だ。
ベルヤミン商会が提供する情報のおかげで、その貴重な未発見区域を探索できるのだから、そこで得た物の所有権の3割はベルヤミン商会のものとする、という理屈なのだろう。
「所有権の3割がベルヤミン商会のものになるというのは、具体的にはどう処理するのですか」
「基本的には、全ての品物を当商会で買い取らせていただく事にしたいと考えています。その買取価格が、通常の場合の7割になるということです。
ご自身で所有したい品物があった場合には、逆にわたくし共に買取額の3割をお支払いいただくことで、個人の所有としていただく事が出来ます。
同じ品物を何人もが欲された場合は、お話し合いで解決してもらうか、それが無理だった場合は、より高額な金額をお支払いいただける方の物としたいと考えています」
その説明を聞き、エイクはこれは悪くない条件なのではないかと考えていた。
手に入れた品物は基本的に自分たちの物にはならないわけだが、ベルヤミン商会が有する情報がなければ、未発見区域を探索すること自体が出来ないのだから、妥当な措置だろう。
むしろ商会の取り分が3割というのは、冒険者の利益をかなり優先しているようにすら思える。
4割あるいは5割をベルヤミン商会の取り分とすると言われても、未発見領域を探索したいと思う冒険者はいるはずだ。
そして、相応の費用が必要とはいえ、欲しい品物があれば個人の所有にすることも可能なのはありがたい。
ロアンから提供される今月分の上納金は、アルターらへの報酬やゴルブロ一味を迎え撃つ準備、それにセレナから得た情報に対応するための費用として、使い果たしてしまう見込みである。
だが、エイクには10万Gという破格の報酬が渡されるのだから、それを用いればかなりの品物を自分の物にすることも可能だろう。
ちなみに、サルゴサの街の迷宮に未発見の部分があるというのは間違いないことである。
何しろまだ迷宮核が見つかっていないのだから。
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