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第3章
75.疑惑の理由
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エイクはサルゴサの迷宮でゴルブロ達の襲撃を受けた後、前後の状況を改めて整理して考察を進めた結果、ミカゲの正体がサキュバスなのではないかとの疑惑を持つに至っていた。
それも飛び切り強大な力を持った個体。
例えば、暇つぶしの遊戯の為に担い手達の社会に介入してくるような存在だ。
エイクがそのように考えた理由は、ゴルブロ一味の行動に明らかに普通ではない点が2つあったからである。
1つはゴルブロ一味がレイダーと連絡を取った時期が早すぎるという点。
もう1つは、サルゴサの迷宮内の円形闘技場などという、それまで全く存在を知られていなかった場所を利用して、罠を仕掛ける事ができたという点である。
ゴルブロ一味が想定よりもずっと早くアストゥーリア王国にやって来て、あのような周到な罠を張ることが出来たということは、想定よりもかなり早い時期からレイダーと連携していたに違いない。
アルターが述べた違和感も踏まえるならば、その時期はエンリケ・デアーロとジュディア達がエイクを攻撃してきたよりも前だろう。
だが、そもそもゴルブロの王都アイラナへの進出は、レイダーと連携しエイクと敵対することを前提としている事からも明らかなように、“呑み干すもの”の壊滅によってレイダーが自身の盗賊ギルドを立ち上げ、更にアイラナの裏社会におけるエイクの存在感が増した後に計画されたものなのは間違いない。
つまり、ゴルブロ達は“呑み干すもの”の壊滅を知ってから動き始めたわけである。
ところが、ハリバダードとアイラナの距離を考えると、“吞み干すもの”の壊滅を知った後に動き始めて、エンリケらによる襲撃よりも前にレイダーと連絡を取り合う事は、馬で行き来するような普通のやり方では不可能だ。
だからこそアルター自身ですら自分の違和感に固執しなかったし、エイクもそれを重視しなかった。
普通の方法では不可能ならば、必然的に何か特殊な方法を用いたという事になる。
では、その特殊な方法とは何か?
そのことについて話し合った会議の場で、セレナは“瞬間移動”でも使えなければ無理だろうと口にした。
だがこの言葉は正確ではない。実際には“瞬間移動”以外でも方法はある。
例えば空を飛べる魔物、特に強大な力を有するか、魔法も併用できる存在ならば、馬よりも遥かに早く行き来して連絡を取ることも可能だ。
“瞬間移動”を使える者は現存しないと考えられているが、高速で空を飛べる魔物は幾種類もおり、中には人間と協力関係を築ける者も存在する。
つまり、そんな空を飛べる魔物がゴルブロに与している可能性が考えられるのである。
そしてサルゴサの迷宮内の闘技場に関してだが、エイクは事前にかなり詳しくサルゴサの迷宮について調べたが、迷宮内に闘技場があるなどという情報はどこにもなかった。
王都に帰還した後に、念のためアルターやセレナにも確認したが、相当に博識なはずの彼らも知らなかった。
つまり迷宮内の闘技場に関する情報は、一般には全く知られていなかったのだ。
遠いハリバダードを拠点していたゴルブロ一味が、そんな特殊な情報を知っていたというのは普通ではない。
サルゴサの迷宮に関する深い知識を持つ何者かがゴルブロ一味に参加しているか、少なくともその知識を教えたとしか思えない。
そしてエイクは、サルゴサの迷宮についての深い知識を持つ存在の事を、つい最近耳にしていた。
その存在とは、ネメト神の神器やフロアイミテーターの幼生体などという、非常に貴重な物がサルゴサ内の迷宮内にあると知っていて、それをグロチウスに教えた者のことである。
そんな知識を持っている者ならば、同じ迷宮内に一般には知られていない闘技場がある事を知っていてもおかしくはない。
要するにエイクは、セレナが“呑み干すもの”の背後にいたのではないかと推測した女妖が、ゴルブロ一味にも関与しているのではないかと考えたのだ。
そう考えると、ゴルブロ一味がはるばるハリバダードから、何の縁もないはずの王都アイラナに移動することを速やかに決めて、しかもエイクと敵対する事を前提としていち早くレイダーと連携した理由も説明がつく。
これもセレナが指摘したとおり、その女妖は自分の暇つぶしの遊び道具だった“呑み干すもの”を壊滅させたエイクに興味を持ったはずだからだ。
そしてまた、その女妖は“呑み干すもの”の幹部でもあったレイダーの人となりや行動も知っていただろうから、自らが連絡調整役になれば、レイダーと速やかに連携をとることも出来ただろう。
加えて淫靡神とも呼ばれるネメトに深く関与している事を考えると、その正体はサキュバスではないかと思われた。
サキュバスは例外なく人間の姿に化ける事が出来るし、正体を表せばその羽で空も飛べる。そしてほぼ確実に優れた魔法使いでもある。
つまり、サキュバスならば空を飛んで迅速にアイラナ・ハリバダード間で連絡を取り合う事も可能なのである。
このように考えを進めていけば、ゴルブロ一味の中で唯一の女であるミカゲが怪しいということになる。
ミカゲの容姿はセレナから聞いた“呑み干すもの”の周辺にいた女の容姿と瞳の色以外は似通ってもいた。
それにエイクを闘技場の罠に嵌めた際にも不自然な点があり、その事もエイクの推測を補強していた。
その不自然な点とは、エイクがミカゲを追いかけることを前提として罠が仕掛けられていた事である。
エイクはあの時、色香に惑わされ冷静さを欠いてミカゲを追ってしまった。
しかし、未知の迷宮内で逃げる敵を追うというのは非常に危険な行為であり、冷静だったならばそのようなことはしなかっただろう。
つまりエイクがミカゲを追いかける保証は何もなく、それを前提として罠を張るのは不確実性が高すぎるといえる。
だが、もしもミカゲの正体が優れた力を持つサキュバスだったならば話は別だ。
そんな存在ならエイクのような若造を惑わすことなど、特殊能力を使うまでもなく容易い事だと思えるから、それを前提に罠を張る事もあり得るだろう。
以上の考察を経てエイクは、ミカゲの正体を強力な力を持つサキュバスではないかと想定したのである。
無論確証がある想定ではない。
だが、エイクはかなり確実性が高いと考えていた。
そして更にその想定が正しかったと仮定した上で、一つの賭けをしていた。
それは、ミカゲは最後の最後まで正体を現さず、サキュバスとしての力を振るうことはないだろうというものだ。
そう考えた理由は2つ。
1つはあくまでもゴルブロに味方して、正体を現してまでエイクを倒すつもりがあるならば、最初からそうしているだろう思われるから。
もう1つは、正体を現して戦うよりも有効な手段を持っているからだ。
その手段とは自らをエイクに抱かせて、魅了の能力を発動し、エイクを己の虜にしてしまうこと。
淫魔とも呼ばれるサキュバスの常套手段である。
もしも何かゴルブロに固執する理由があるならば、正体を現してゴルブロを助ける為に共に戦うかもしれない。
だが、ゴルブロも所詮暇つぶしの為の遊び道具と思っているならば、ゴルブロがエイクに負けそうになったならば、ゴルブロを見捨ててエイクに乗り換える。
そうしてエイクに抱かれる事で己の虜として、エイクを新しい遊び道具にする。
そんなふうに考える方が、遥かにありえそうな展開である。
そしてエイクはミカゲと対峙する中で、自分の推測が正しかったのではないかとの気持ちを強めていた。
エイクは自分の推測が正しければ、ミカゲは自らを抱くようにエイクを誘うはずだと考えていた。
実際にはミカゲはあくまでも抵抗する姿勢を示していたが、考えようによっては、それはエイクを誘う行為になっているとも思えたからだ。
エイクが自分に敵対した女達に対して、今迄にどんな態度をとってきたかを知っていれば、それは確かにエイクに自分を抱かせようと誘う行為になりえる。
更にいよいよミカゲを組み伏せた時、自分の中の欲望が異常なほどに高まっているのを感じて、エイクは自分の想定が正しかったと確信した。ついに魅了の能力が発動されたものと考えたからだ。
そして、このような場合の為に予め用意していた対抗用の魔道具を使った。
それがつい今し方エイクがミカゲに押し当てたメダル状のもの、“淫魔従伏の刻印”呼ばれる魔道具だ。
それは、妖魔を支配する事に特に長けていた古代魔法帝国の魔術師達が、サキュバスを従属させる為に作成した魔道具だ。よりはっきり言ってしまえば、サキュバスを性的な奴隷として扱う事を目的として作られたものである。
エイクはロアンを通じてその魔道具を入手していた。
エイクの想定が誤りだったならば、ただの無駄な出費をして無意味な行動をとることになるところだったが、その魔道具は見事に効果を発揮した。
その瞬間まで、無駄な抵抗を続け許しを請う哀れな女サムライを演じていたサキュバスには、それを避けることが出来なかった。
つまり、エイクこの時点で賭けに勝ったのだ。
このような結果を得られたのは、全てセレナのお蔭だったと言える。
セレナから“呑み干すもの”の黒幕とも呼べるような女妖がいたかもしれないという情報を事前に得ていなかったならば、いくら普通ではない点や不自然な点があると思っても、さすがにミカゲの正体がサキュバスだなどという突飛な結論には至れなかっただろう。
いずれにしても、後は“淫魔従伏の刻印”の全ての効果を発動させ、このサキュバスを完全な支配下においてしまえば、事は済んでしまうというものだった。
それも飛び切り強大な力を持った個体。
例えば、暇つぶしの遊戯の為に担い手達の社会に介入してくるような存在だ。
エイクがそのように考えた理由は、ゴルブロ一味の行動に明らかに普通ではない点が2つあったからである。
1つはゴルブロ一味がレイダーと連絡を取った時期が早すぎるという点。
もう1つは、サルゴサの迷宮内の円形闘技場などという、それまで全く存在を知られていなかった場所を利用して、罠を仕掛ける事ができたという点である。
ゴルブロ一味が想定よりもずっと早くアストゥーリア王国にやって来て、あのような周到な罠を張ることが出来たということは、想定よりもかなり早い時期からレイダーと連携していたに違いない。
アルターが述べた違和感も踏まえるならば、その時期はエンリケ・デアーロとジュディア達がエイクを攻撃してきたよりも前だろう。
だが、そもそもゴルブロの王都アイラナへの進出は、レイダーと連携しエイクと敵対することを前提としている事からも明らかなように、“呑み干すもの”の壊滅によってレイダーが自身の盗賊ギルドを立ち上げ、更にアイラナの裏社会におけるエイクの存在感が増した後に計画されたものなのは間違いない。
つまり、ゴルブロ達は“呑み干すもの”の壊滅を知ってから動き始めたわけである。
ところが、ハリバダードとアイラナの距離を考えると、“吞み干すもの”の壊滅を知った後に動き始めて、エンリケらによる襲撃よりも前にレイダーと連絡を取り合う事は、馬で行き来するような普通のやり方では不可能だ。
だからこそアルター自身ですら自分の違和感に固執しなかったし、エイクもそれを重視しなかった。
普通の方法では不可能ならば、必然的に何か特殊な方法を用いたという事になる。
では、その特殊な方法とは何か?
そのことについて話し合った会議の場で、セレナは“瞬間移動”でも使えなければ無理だろうと口にした。
だがこの言葉は正確ではない。実際には“瞬間移動”以外でも方法はある。
例えば空を飛べる魔物、特に強大な力を有するか、魔法も併用できる存在ならば、馬よりも遥かに早く行き来して連絡を取ることも可能だ。
“瞬間移動”を使える者は現存しないと考えられているが、高速で空を飛べる魔物は幾種類もおり、中には人間と協力関係を築ける者も存在する。
つまり、そんな空を飛べる魔物がゴルブロに与している可能性が考えられるのである。
そしてサルゴサの迷宮内の闘技場に関してだが、エイクは事前にかなり詳しくサルゴサの迷宮について調べたが、迷宮内に闘技場があるなどという情報はどこにもなかった。
王都に帰還した後に、念のためアルターやセレナにも確認したが、相当に博識なはずの彼らも知らなかった。
つまり迷宮内の闘技場に関する情報は、一般には全く知られていなかったのだ。
遠いハリバダードを拠点していたゴルブロ一味が、そんな特殊な情報を知っていたというのは普通ではない。
サルゴサの迷宮に関する深い知識を持つ何者かがゴルブロ一味に参加しているか、少なくともその知識を教えたとしか思えない。
そしてエイクは、サルゴサの迷宮についての深い知識を持つ存在の事を、つい最近耳にしていた。
その存在とは、ネメト神の神器やフロアイミテーターの幼生体などという、非常に貴重な物がサルゴサ内の迷宮内にあると知っていて、それをグロチウスに教えた者のことである。
そんな知識を持っている者ならば、同じ迷宮内に一般には知られていない闘技場がある事を知っていてもおかしくはない。
要するにエイクは、セレナが“呑み干すもの”の背後にいたのではないかと推測した女妖が、ゴルブロ一味にも関与しているのではないかと考えたのだ。
そう考えると、ゴルブロ一味がはるばるハリバダードから、何の縁もないはずの王都アイラナに移動することを速やかに決めて、しかもエイクと敵対する事を前提としていち早くレイダーと連携した理由も説明がつく。
これもセレナが指摘したとおり、その女妖は自分の暇つぶしの遊び道具だった“呑み干すもの”を壊滅させたエイクに興味を持ったはずだからだ。
そしてまた、その女妖は“呑み干すもの”の幹部でもあったレイダーの人となりや行動も知っていただろうから、自らが連絡調整役になれば、レイダーと速やかに連携をとることも出来ただろう。
加えて淫靡神とも呼ばれるネメトに深く関与している事を考えると、その正体はサキュバスではないかと思われた。
サキュバスは例外なく人間の姿に化ける事が出来るし、正体を表せばその羽で空も飛べる。そしてほぼ確実に優れた魔法使いでもある。
つまり、サキュバスならば空を飛んで迅速にアイラナ・ハリバダード間で連絡を取り合う事も可能なのである。
このように考えを進めていけば、ゴルブロ一味の中で唯一の女であるミカゲが怪しいということになる。
ミカゲの容姿はセレナから聞いた“呑み干すもの”の周辺にいた女の容姿と瞳の色以外は似通ってもいた。
それにエイクを闘技場の罠に嵌めた際にも不自然な点があり、その事もエイクの推測を補強していた。
その不自然な点とは、エイクがミカゲを追いかけることを前提として罠が仕掛けられていた事である。
エイクはあの時、色香に惑わされ冷静さを欠いてミカゲを追ってしまった。
しかし、未知の迷宮内で逃げる敵を追うというのは非常に危険な行為であり、冷静だったならばそのようなことはしなかっただろう。
つまりエイクがミカゲを追いかける保証は何もなく、それを前提として罠を張るのは不確実性が高すぎるといえる。
だが、もしもミカゲの正体が優れた力を持つサキュバスだったならば話は別だ。
そんな存在ならエイクのような若造を惑わすことなど、特殊能力を使うまでもなく容易い事だと思えるから、それを前提に罠を張る事もあり得るだろう。
以上の考察を経てエイクは、ミカゲの正体を強力な力を持つサキュバスではないかと想定したのである。
無論確証がある想定ではない。
だが、エイクはかなり確実性が高いと考えていた。
そして更にその想定が正しかったと仮定した上で、一つの賭けをしていた。
それは、ミカゲは最後の最後まで正体を現さず、サキュバスとしての力を振るうことはないだろうというものだ。
そう考えた理由は2つ。
1つはあくまでもゴルブロに味方して、正体を現してまでエイクを倒すつもりがあるならば、最初からそうしているだろう思われるから。
もう1つは、正体を現して戦うよりも有効な手段を持っているからだ。
その手段とは自らをエイクに抱かせて、魅了の能力を発動し、エイクを己の虜にしてしまうこと。
淫魔とも呼ばれるサキュバスの常套手段である。
もしも何かゴルブロに固執する理由があるならば、正体を現してゴルブロを助ける為に共に戦うかもしれない。
だが、ゴルブロも所詮暇つぶしの為の遊び道具と思っているならば、ゴルブロがエイクに負けそうになったならば、ゴルブロを見捨ててエイクに乗り換える。
そうしてエイクに抱かれる事で己の虜として、エイクを新しい遊び道具にする。
そんなふうに考える方が、遥かにありえそうな展開である。
そしてエイクはミカゲと対峙する中で、自分の推測が正しかったのではないかとの気持ちを強めていた。
エイクは自分の推測が正しければ、ミカゲは自らを抱くようにエイクを誘うはずだと考えていた。
実際にはミカゲはあくまでも抵抗する姿勢を示していたが、考えようによっては、それはエイクを誘う行為になっているとも思えたからだ。
エイクが自分に敵対した女達に対して、今迄にどんな態度をとってきたかを知っていれば、それは確かにエイクに自分を抱かせようと誘う行為になりえる。
更にいよいよミカゲを組み伏せた時、自分の中の欲望が異常なほどに高まっているのを感じて、エイクは自分の想定が正しかったと確信した。ついに魅了の能力が発動されたものと考えたからだ。
そして、このような場合の為に予め用意していた対抗用の魔道具を使った。
それがつい今し方エイクがミカゲに押し当てたメダル状のもの、“淫魔従伏の刻印”呼ばれる魔道具だ。
それは、妖魔を支配する事に特に長けていた古代魔法帝国の魔術師達が、サキュバスを従属させる為に作成した魔道具だ。よりはっきり言ってしまえば、サキュバスを性的な奴隷として扱う事を目的として作られたものである。
エイクはロアンを通じてその魔道具を入手していた。
エイクの想定が誤りだったならば、ただの無駄な出費をして無意味な行動をとることになるところだったが、その魔道具は見事に効果を発揮した。
その瞬間まで、無駄な抵抗を続け許しを請う哀れな女サムライを演じていたサキュバスには、それを避けることが出来なかった。
つまり、エイクこの時点で賭けに勝ったのだ。
このような結果を得られたのは、全てセレナのお蔭だったと言える。
セレナから“呑み干すもの”の黒幕とも呼べるような女妖がいたかもしれないという情報を事前に得ていなかったならば、いくら普通ではない点や不自然な点があると思っても、さすがにミカゲの正体がサキュバスだなどという突飛な結論には至れなかっただろう。
いずれにしても、後は“淫魔従伏の刻印”の全ての効果を発動させ、このサキュバスを完全な支配下においてしまえば、事は済んでしまうというものだった。
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