166 / 373
第3章
76.拘束を試みる
しおりを挟む
(さっさと縛り上げて猿ぐつわを噛まそう)
とりあえず目的を達する事ができたエイクは、そうやってサキュバスが身動きを取れないようにしようと考えた。
“淫魔従伏の刻印”はまだ完全な効果をあげてはいないからだ。
サキュバスはエイクに組み敷かれたまま、未だ苦悶の声をあげ激しく身悶えている。
だがこれは“淫魔従伏の刻印”が発動した際の副次的な効果でしかない。
“淫魔従伏の刻印”は、サキュバスに押し当てただけで、人への変化の術と魅了の特殊能力を制限させる効果が発動する。更に、押し当てた相手の近くから逃れられなくなるという効果もあった。
だが、それだけでは術は完成しない。この状態ではサキュバスはまだ術者に抵抗することができる。
この魔道具は、対象としたサキュバスと実際に性交渉を持つことで、絶対的に服従すべき支配者を確定させ、その膝下に組み敷いて、一切抵抗できなくしてしまう効果がある。
もとよりサキュバスを性的な奴隷として従属させる事を目的としたこの魔道具は、そのような淫猥な発動条件が設定されているのだ。
といっても、エイクは流石に今はそんな事をしている場合ではないと考えていた。
こうしている今も“大樹の学舎”が危険に晒されているということを忘れてはいなかったからだ。
だが、多くのサキュバスは神聖魔法と古語魔法の両方を扱う優れた魔法の使い手でもある。恐らく最強クラスの強力な個体であると推測されるこのサキュバスも、当然多くの魔法を使うだろう。
そんな存在を抵抗可能なままにしておくわけにもいかない。実際この状況でも術者を殺してしまえば、サキュバスは“淫魔従伏の刻印”から逃れる事が出来るのだ。
必然的に完全に拘束する必要があるという事になる。
もちろん、“大樹の学舎”への救援を最優先にするならば、さっさとこのサキュバスを切り殺して終わらせるべきだ。その方が多少なりとも早く救援に向かえる。
だがエイクはそうしようとはしなかった。
この強力な力を持つはずのサキュバスを支配する事は、彼の本来の目的の為に大いに有益だったからだ。
それは、エイクがあえて官憲や他の冒険者を一切利用せずに、自分だけでゴルブロとミカゲに相対した目的の一部でもあった。
エイクは強い罪悪感を抱きつつも、“大樹の学舎”への救援を数分早くするために、その目的をふいにするつもりはなかったのだ。
エイクは良心というものを完全になくしてしまったわけではなかったが、それでも結局は他人の命よりも自分の目的を優先する人間になっていた。
といっても、もちろん無駄に時間をかけるつもりはない。
エイクは魔法の道具袋から拘束用の縄を取り出そうとした。
そのエイクに向かって、どうにか魔道具による苦痛を脱したサキュバスが声を上げる。
「下がれ、下等生物が!この私が貴様如きの好きにされてなるものか!貴様など…ぐぁ」
エイクが左手がサキュバスの喉を掴んだ。そして強く握り締めつける。サキュバスの声は強引に止められてしまった。
(もう喋れるようになったのか。神聖魔法を使われても面倒だ。このまま喉を押し潰すか。
いっそのこと、羽と手と足の腱を切って動けなくしてもいい。その方が早い)
エイクはそんな乱暴な事を考えた。
だが次の瞬間背後に気配を感じた。
エイクはとっさに振り返った。
「なッ!?」
そして予期せぬ事態を目にして、思わずそんな声をあげてしまった。
死んだはずのゴルブロがこちらに向かって走り寄ろうとしていたのである。
ゴルブロは瞬時にエイクに迫る。
その手にはコピスも握られている。
エイクはとっさにサキュバスの拘束を解いて身を退く他なかった。
(生き返ったわけではない)
身を退きつつも状況を確認したエイクは、即座にそう判断した。
ゴルブロの体からは全くオドを感じなかったからだ。
通常のオドはもちろん、アンデッド特有の気味の悪いオドすら感じられない。
となると、エイクが思いつく答えは一つしかなかった。
(屍肉魔法人形。だが、なぜ?)
エイクはそんな疑問を抱かずにはいられなかった。
魔法仕掛けの動く人形とも言うべきゴーレムにはオドは宿っていない。
そして屍肉を材料とするゴーレムも存在する。それがフレッシュゴーレムと呼ばれる存在だ。
オドを宿さずに動く死体があったならば、それはフレッシュゴーレムだと判断するのが妥当である。
だが、当然ながらゴーレムは自然発生などしない。
フレッシュゴーレムを作るにはその為の魔術を行使する事が絶対に必要だ。
しかし、そんな魔術が使われた形跡は一切なかった。
ゴーレム作成に関しては“限定ゴーレム作成”の魔術を更に簡略化させた“簡易ゴーレム作成”という魔術も知られている。
行使するのに儀式を必要とせず、通常の魔術同様に発動する事が出来るが、その代わりゴーレムの稼働時間は数分程度にまで短くなるという魔術である。
だが、その魔術が使われた様子もない。
しかし、そのゴルブロの体を用いたフレッシュゴーレムが、何らかの方法でサキュバスの意思により作成されたのは明らかだ。
なぜなら、フレッシュゴーレムはサキュバスの近くで踏みとどまってエイクの方を向き、サキュバスを守るような様子を見せ、サキュバスもまた特に困惑するでもなく、むしろ当然のようにフレッシュゴーレムの後ろに身を隠したからだ。
サキュバスは身を隠しつつ酷い痛手を負った喉をさすっていた。
(動揺するな。何か予期せぬことが起こる可能性は考慮していたし、用心もしていた。
おかげで状況は最悪ではない。慌てる必要はない)
エイクは右手に持つクレイモアを改めて握り締めつつそう思った。
彼はサキュバスを組み伏せている間も、片時もクレイモアをその手から放さなかった。
何か想定外の事が起こる事を警戒していたからだ。
エイクが知る知識の限りでは、組み伏せていつでも魔法の発動を阻める状態にしたうえで、“淫魔従伏の刻印”をその身にあててしまえば、最早サキュバスにはそこから逆転する方法はないはずだった。
だが、エイクは自分の知識が完全だとは思っていない。
まして今相手にしているのは、ただのサキュバスではない。
神具とまで言われるほどの極めてまれな魔道具や、迷宮内の未知の場所も知っており、強力な闇司祭や大盗賊を遊び道具のように扱うほどの特別な個体だ。
ただの人間や通常見受けられる魔物程度なら自分の知識で危険の有無を判断しても差支えないだろうが、そんな特別な相手と相対するにあたって自分の知識だけで危険はないと判断するのは早計だ。
この敵は自分が全く知らない何かをまだ持っているかも知れない。
そう考えたエイクは、何があろうとも少なくとも戦う手段を失う事はないように、クレイモアを持ち続けていたのである。
その用心が功を奏した。
もしも、クレイモアを手から放していたならば、あのタイミングでクレイモアを掴んでから身を退く事は難しかっただろう。
(どちらにしろ、不可思議だろうが理不尽だろうが、実際に起こってしまったならそれに対応するしかない。
実戦の場では何が起ころうとも相手に向かって「ずるい」などと言っても意味はない、現われてしまった敵とは黙って戦うしかない)
エイクはそう考えて速やかに戦う覚悟を固めた。
再びこの場で、戦いの幕が明けようとしていた。
とりあえず目的を達する事ができたエイクは、そうやってサキュバスが身動きを取れないようにしようと考えた。
“淫魔従伏の刻印”はまだ完全な効果をあげてはいないからだ。
サキュバスはエイクに組み敷かれたまま、未だ苦悶の声をあげ激しく身悶えている。
だがこれは“淫魔従伏の刻印”が発動した際の副次的な効果でしかない。
“淫魔従伏の刻印”は、サキュバスに押し当てただけで、人への変化の術と魅了の特殊能力を制限させる効果が発動する。更に、押し当てた相手の近くから逃れられなくなるという効果もあった。
だが、それだけでは術は完成しない。この状態ではサキュバスはまだ術者に抵抗することができる。
この魔道具は、対象としたサキュバスと実際に性交渉を持つことで、絶対的に服従すべき支配者を確定させ、その膝下に組み敷いて、一切抵抗できなくしてしまう効果がある。
もとよりサキュバスを性的な奴隷として従属させる事を目的としたこの魔道具は、そのような淫猥な発動条件が設定されているのだ。
といっても、エイクは流石に今はそんな事をしている場合ではないと考えていた。
こうしている今も“大樹の学舎”が危険に晒されているということを忘れてはいなかったからだ。
だが、多くのサキュバスは神聖魔法と古語魔法の両方を扱う優れた魔法の使い手でもある。恐らく最強クラスの強力な個体であると推測されるこのサキュバスも、当然多くの魔法を使うだろう。
そんな存在を抵抗可能なままにしておくわけにもいかない。実際この状況でも術者を殺してしまえば、サキュバスは“淫魔従伏の刻印”から逃れる事が出来るのだ。
必然的に完全に拘束する必要があるという事になる。
もちろん、“大樹の学舎”への救援を最優先にするならば、さっさとこのサキュバスを切り殺して終わらせるべきだ。その方が多少なりとも早く救援に向かえる。
だがエイクはそうしようとはしなかった。
この強力な力を持つはずのサキュバスを支配する事は、彼の本来の目的の為に大いに有益だったからだ。
それは、エイクがあえて官憲や他の冒険者を一切利用せずに、自分だけでゴルブロとミカゲに相対した目的の一部でもあった。
エイクは強い罪悪感を抱きつつも、“大樹の学舎”への救援を数分早くするために、その目的をふいにするつもりはなかったのだ。
エイクは良心というものを完全になくしてしまったわけではなかったが、それでも結局は他人の命よりも自分の目的を優先する人間になっていた。
といっても、もちろん無駄に時間をかけるつもりはない。
エイクは魔法の道具袋から拘束用の縄を取り出そうとした。
そのエイクに向かって、どうにか魔道具による苦痛を脱したサキュバスが声を上げる。
「下がれ、下等生物が!この私が貴様如きの好きにされてなるものか!貴様など…ぐぁ」
エイクが左手がサキュバスの喉を掴んだ。そして強く握り締めつける。サキュバスの声は強引に止められてしまった。
(もう喋れるようになったのか。神聖魔法を使われても面倒だ。このまま喉を押し潰すか。
いっそのこと、羽と手と足の腱を切って動けなくしてもいい。その方が早い)
エイクはそんな乱暴な事を考えた。
だが次の瞬間背後に気配を感じた。
エイクはとっさに振り返った。
「なッ!?」
そして予期せぬ事態を目にして、思わずそんな声をあげてしまった。
死んだはずのゴルブロがこちらに向かって走り寄ろうとしていたのである。
ゴルブロは瞬時にエイクに迫る。
その手にはコピスも握られている。
エイクはとっさにサキュバスの拘束を解いて身を退く他なかった。
(生き返ったわけではない)
身を退きつつも状況を確認したエイクは、即座にそう判断した。
ゴルブロの体からは全くオドを感じなかったからだ。
通常のオドはもちろん、アンデッド特有の気味の悪いオドすら感じられない。
となると、エイクが思いつく答えは一つしかなかった。
(屍肉魔法人形。だが、なぜ?)
エイクはそんな疑問を抱かずにはいられなかった。
魔法仕掛けの動く人形とも言うべきゴーレムにはオドは宿っていない。
そして屍肉を材料とするゴーレムも存在する。それがフレッシュゴーレムと呼ばれる存在だ。
オドを宿さずに動く死体があったならば、それはフレッシュゴーレムだと判断するのが妥当である。
だが、当然ながらゴーレムは自然発生などしない。
フレッシュゴーレムを作るにはその為の魔術を行使する事が絶対に必要だ。
しかし、そんな魔術が使われた形跡は一切なかった。
ゴーレム作成に関しては“限定ゴーレム作成”の魔術を更に簡略化させた“簡易ゴーレム作成”という魔術も知られている。
行使するのに儀式を必要とせず、通常の魔術同様に発動する事が出来るが、その代わりゴーレムの稼働時間は数分程度にまで短くなるという魔術である。
だが、その魔術が使われた様子もない。
しかし、そのゴルブロの体を用いたフレッシュゴーレムが、何らかの方法でサキュバスの意思により作成されたのは明らかだ。
なぜなら、フレッシュゴーレムはサキュバスの近くで踏みとどまってエイクの方を向き、サキュバスを守るような様子を見せ、サキュバスもまた特に困惑するでもなく、むしろ当然のようにフレッシュゴーレムの後ろに身を隠したからだ。
サキュバスは身を隠しつつ酷い痛手を負った喉をさすっていた。
(動揺するな。何か予期せぬことが起こる可能性は考慮していたし、用心もしていた。
おかげで状況は最悪ではない。慌てる必要はない)
エイクは右手に持つクレイモアを改めて握り締めつつそう思った。
彼はサキュバスを組み伏せている間も、片時もクレイモアをその手から放さなかった。
何か想定外の事が起こる事を警戒していたからだ。
エイクが知る知識の限りでは、組み伏せていつでも魔法の発動を阻める状態にしたうえで、“淫魔従伏の刻印”をその身にあててしまえば、最早サキュバスにはそこから逆転する方法はないはずだった。
だが、エイクは自分の知識が完全だとは思っていない。
まして今相手にしているのは、ただのサキュバスではない。
神具とまで言われるほどの極めてまれな魔道具や、迷宮内の未知の場所も知っており、強力な闇司祭や大盗賊を遊び道具のように扱うほどの特別な個体だ。
ただの人間や通常見受けられる魔物程度なら自分の知識で危険の有無を判断しても差支えないだろうが、そんな特別な相手と相対するにあたって自分の知識だけで危険はないと判断するのは早計だ。
この敵は自分が全く知らない何かをまだ持っているかも知れない。
そう考えたエイクは、何があろうとも少なくとも戦う手段を失う事はないように、クレイモアを持ち続けていたのである。
その用心が功を奏した。
もしも、クレイモアを手から放していたならば、あのタイミングでクレイモアを掴んでから身を退く事は難しかっただろう。
(どちらにしろ、不可思議だろうが理不尽だろうが、実際に起こってしまったならそれに対応するしかない。
実戦の場では何が起ころうとも相手に向かって「ずるい」などと言っても意味はない、現われてしまった敵とは黙って戦うしかない)
エイクはそう考えて速やかに戦う覚悟を固めた。
再びこの場で、戦いの幕が明けようとしていた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松田は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
↓
PS.投稿を再開します。ゆっくりな投稿頻度になってしまうかもですがあたたかく見守ってください。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる