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第2章
21.厄介な虜囚②
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エイクは女の様子をみて、少なくとも自分の為に働いてもらうのは最早不可能だろうと思っていた。
だが、思いがけず力強く述べられたその名乗りを聞いて、考えを改めた。
セレナという名のこの女は、心身ともに深く傷つき打ちひしがれている。しかし、折れたわけでも壊れたわけでもない。そう思わせるだけの力がこもった名乗りだった。
「私はこの館を預かるロアンといいます」
ロアンが一応そう名乗って説明を始めた。
「セレナさん。今まで黙っていたのですが、実はあなたがここに来た時から、状況は大きく変わっています。
グロチウス率いる“呑み干すもの”、それとつるんでいたローリンゲン侯爵、それと“夜明けの翼”、その全てが滅びました」
エイクの方を見ていたセレナは、驚愕してロアンに顔を向け問い返した。
「何ですって?」
「滅ぼされたんです。やったのはこちらにいるエイクさんです」
セレナは再びエイクを見る。そして聞いた。
「どういうことなの?」
エイクが答える。
「奴らは俺の敵だった。そして襲ってきたから戦った。
俺は自分の実力と幸運にも助けられて、奴らの攻撃の全てを撃退して、最後はこちらから攻めて滅ぼした。細かい経緯を説明すると長くなるが、奴らが滅びたのは事実だ」
「滅びたってどうなったの?“夜明けの翼”の連中はどうしたの?」
「テオドリックとガルバとジャックは殺した。カテリーナは俺のものにした。テティスは行方不明だ」
「……死んだ」
セレナは呆然として、そう呟いた。感情が追い付いていないといった様子だった。
少ししてから、セレナが口を開いた。
「……どう、殺したの。あいつらの死に方を教えて」
エイクは簡潔に答える。
「ジャックは脇腹から背骨まで一撃で切り裂いて殺した。
ガルバは剣で顔面を突き刺した。真正面から左目を刺して、そのまま脳まで貫いた。
テオドリックは少し粘ったが、剣で何遍も切ったり刺したりしている内に泣き出して、涙を流して叫びながら突っ込んで来たところを、首を切り裂いて殺した。無様だったよ」
「……そう」
「ちなみにテティスも腹を突いて殺したと思ったが、死んだ振りだったらしく、どうやら逃げられたらしい。
カテリーナは捕らえて今は俺の女だ。だから、カテリーナに復讐しようとは思わないでくれ」
「女はどうでもいいわ」
セレナは、吐き捨てるようにそう言った。
そして、少し時間をおいて、問いを続けた。
「グロチウスは……、どうなったの?」
セレナは声が震えるのを抑えようとしているようだったが、成功しているとは言えなかった。
その名を口にするだけでも、彼女には耐えがたい苦痛のようだ。
エイクは努めて平静な声で答えた。
「奴は生きている。色々聞きだす必要があったからだ。
気を失うまで殴りつけてから、ハイファ神殿に引き渡した。
厳しい取り調べの末に、処刑されるのは確定している」
「……」
エイクの答えを聞いたセレナは、無言のまま、両手を握り締めた。
その拳に込められる力は徐々に増して、やがて、満身の力が込められ身を震わせた。歯も固くかみ締められている。
その姿は、恐怖に耐えているようにも、怒りに打ち震えているようにも見えた。
エイクはセレナの態度から、どうやら彼女の怒りと憎悪とそして恐怖は、我が身を汚した相手に向けられており、組織や仲間の仇という意識はほとんどない事に気付いた。
そしてその方が好都合だと思った。我が身一つがかわいい者の方が、組織への忠誠だの仲間との絆だのという要素を考えないで済むので、扱いが楽だと考えたからだ。
それと同時にセレナへの評価を下げた。
これほど簡単にその心情を読み取られるようでは密偵や盗賊として優秀とは思えない。まあ、今の心身の状況では致し方ないのかも知れないが。
言葉を途切れさせたセレナに対して、ロアンが説明を続ける。
「付け加えますと。ローリンゲン侯爵とその側近だったイシュモス伯爵家の嫡子もエイク殿に討たれています。
グロチウスやテオドリックはもちろん、ローリンゲン侯爵の悪事も明るみに出ているので、エイク様が罪に問われる事はありません。むしろ英雄と讃えられています」
エイクはロアンが自分を英雄と称した際に僅かに眉を寄せた。
英雄とは父の事で、自分は父ほどの事は成し遂げていないと思ったからだ。
ロアンはエイクのそんな様子には気付きもせずに話し続ける。
「それで私は、エイク様の庇護の下に入らせていただきました。
そして、セレナさん。あなたの事をお話ししたところ、直接話をしたいという事になったんです」
エイクが話しを引き継いだ。
「俺はあなたに、俺の役に立って欲しいと思っている。
あなたは“猟犬の牙”で情報収集の長だった、って事で間違いないだろうか?」
そう問いかけられたセレナは、軽く息を吐いて力を抜き、エイクの方を見て頷いた。
だが、その表情は硬く、エイクの事を警戒しているのは明らかだった。
エイクはかまわず続ける。
「その、あなたの本業を生かして欲しい。
簡単に言うと俺の為に情報収集をして欲しいと思っている」
セレナは硬い表情のまま、首を横に振って口を開いた。
「無理よ。この足は、もう治らないわ」
「受けてもらえるなら、もちろん治す。身体欠損回復の霊薬がある」
そのエイクの答えを聞き、セレナは驚き、思わず目を見開いた。
エイクは事も無げに言い切ったが、その霊薬はそれほど気軽に使える様な、安価な品物ではない。
だが、次にセレナが見せたのは喜びの表情ではなく、嘲りを込めた笑みだった。その嘲りは彼女自身に向けられたものだ。
彼女は静かに告げた。
「私達がどうして負けたか知らないの?
私達は敵の戦力を過小評価して負けた。要するに敵の戦力という重要な情報の収集に失敗したのよ。
そして情報収集の責任者は私。つまり私のしくじりで組織は壊滅した。
そんな女に、そんな貴重品を使ってまでして、また同じ仕事をさせるなんて、いい案とは思えないわね」
「そこら辺の顛末はある程度知っている。
それを踏まえて、率直に言って、あなたをそれほど高く評価しているわけじゃあない」
エイクはそう言い切った。
エイクにそうはっきりと言われて、セレナは表情を歪めた。
だが、思いがけず力強く述べられたその名乗りを聞いて、考えを改めた。
セレナという名のこの女は、心身ともに深く傷つき打ちひしがれている。しかし、折れたわけでも壊れたわけでもない。そう思わせるだけの力がこもった名乗りだった。
「私はこの館を預かるロアンといいます」
ロアンが一応そう名乗って説明を始めた。
「セレナさん。今まで黙っていたのですが、実はあなたがここに来た時から、状況は大きく変わっています。
グロチウス率いる“呑み干すもの”、それとつるんでいたローリンゲン侯爵、それと“夜明けの翼”、その全てが滅びました」
エイクの方を見ていたセレナは、驚愕してロアンに顔を向け問い返した。
「何ですって?」
「滅ぼされたんです。やったのはこちらにいるエイクさんです」
セレナは再びエイクを見る。そして聞いた。
「どういうことなの?」
エイクが答える。
「奴らは俺の敵だった。そして襲ってきたから戦った。
俺は自分の実力と幸運にも助けられて、奴らの攻撃の全てを撃退して、最後はこちらから攻めて滅ぼした。細かい経緯を説明すると長くなるが、奴らが滅びたのは事実だ」
「滅びたってどうなったの?“夜明けの翼”の連中はどうしたの?」
「テオドリックとガルバとジャックは殺した。カテリーナは俺のものにした。テティスは行方不明だ」
「……死んだ」
セレナは呆然として、そう呟いた。感情が追い付いていないといった様子だった。
少ししてから、セレナが口を開いた。
「……どう、殺したの。あいつらの死に方を教えて」
エイクは簡潔に答える。
「ジャックは脇腹から背骨まで一撃で切り裂いて殺した。
ガルバは剣で顔面を突き刺した。真正面から左目を刺して、そのまま脳まで貫いた。
テオドリックは少し粘ったが、剣で何遍も切ったり刺したりしている内に泣き出して、涙を流して叫びながら突っ込んで来たところを、首を切り裂いて殺した。無様だったよ」
「……そう」
「ちなみにテティスも腹を突いて殺したと思ったが、死んだ振りだったらしく、どうやら逃げられたらしい。
カテリーナは捕らえて今は俺の女だ。だから、カテリーナに復讐しようとは思わないでくれ」
「女はどうでもいいわ」
セレナは、吐き捨てるようにそう言った。
そして、少し時間をおいて、問いを続けた。
「グロチウスは……、どうなったの?」
セレナは声が震えるのを抑えようとしているようだったが、成功しているとは言えなかった。
その名を口にするだけでも、彼女には耐えがたい苦痛のようだ。
エイクは努めて平静な声で答えた。
「奴は生きている。色々聞きだす必要があったからだ。
気を失うまで殴りつけてから、ハイファ神殿に引き渡した。
厳しい取り調べの末に、処刑されるのは確定している」
「……」
エイクの答えを聞いたセレナは、無言のまま、両手を握り締めた。
その拳に込められる力は徐々に増して、やがて、満身の力が込められ身を震わせた。歯も固くかみ締められている。
その姿は、恐怖に耐えているようにも、怒りに打ち震えているようにも見えた。
エイクはセレナの態度から、どうやら彼女の怒りと憎悪とそして恐怖は、我が身を汚した相手に向けられており、組織や仲間の仇という意識はほとんどない事に気付いた。
そしてその方が好都合だと思った。我が身一つがかわいい者の方が、組織への忠誠だの仲間との絆だのという要素を考えないで済むので、扱いが楽だと考えたからだ。
それと同時にセレナへの評価を下げた。
これほど簡単にその心情を読み取られるようでは密偵や盗賊として優秀とは思えない。まあ、今の心身の状況では致し方ないのかも知れないが。
言葉を途切れさせたセレナに対して、ロアンが説明を続ける。
「付け加えますと。ローリンゲン侯爵とその側近だったイシュモス伯爵家の嫡子もエイク殿に討たれています。
グロチウスやテオドリックはもちろん、ローリンゲン侯爵の悪事も明るみに出ているので、エイク様が罪に問われる事はありません。むしろ英雄と讃えられています」
エイクはロアンが自分を英雄と称した際に僅かに眉を寄せた。
英雄とは父の事で、自分は父ほどの事は成し遂げていないと思ったからだ。
ロアンはエイクのそんな様子には気付きもせずに話し続ける。
「それで私は、エイク様の庇護の下に入らせていただきました。
そして、セレナさん。あなたの事をお話ししたところ、直接話をしたいという事になったんです」
エイクが話しを引き継いだ。
「俺はあなたに、俺の役に立って欲しいと思っている。
あなたは“猟犬の牙”で情報収集の長だった、って事で間違いないだろうか?」
そう問いかけられたセレナは、軽く息を吐いて力を抜き、エイクの方を見て頷いた。
だが、その表情は硬く、エイクの事を警戒しているのは明らかだった。
エイクはかまわず続ける。
「その、あなたの本業を生かして欲しい。
簡単に言うと俺の為に情報収集をして欲しいと思っている」
セレナは硬い表情のまま、首を横に振って口を開いた。
「無理よ。この足は、もう治らないわ」
「受けてもらえるなら、もちろん治す。身体欠損回復の霊薬がある」
そのエイクの答えを聞き、セレナは驚き、思わず目を見開いた。
エイクは事も無げに言い切ったが、その霊薬はそれほど気軽に使える様な、安価な品物ではない。
だが、次にセレナが見せたのは喜びの表情ではなく、嘲りを込めた笑みだった。その嘲りは彼女自身に向けられたものだ。
彼女は静かに告げた。
「私達がどうして負けたか知らないの?
私達は敵の戦力を過小評価して負けた。要するに敵の戦力という重要な情報の収集に失敗したのよ。
そして情報収集の責任者は私。つまり私のしくじりで組織は壊滅した。
そんな女に、そんな貴重品を使ってまでして、また同じ仕事をさせるなんて、いい案とは思えないわね」
「そこら辺の顛末はある程度知っている。
それを踏まえて、率直に言って、あなたをそれほど高く評価しているわけじゃあない」
エイクはそう言い切った。
エイクにそうはっきりと言われて、セレナは表情を歪めた。
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