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第3章
登場人物紹介(第3章終了時点) 50音順 あ行
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登場人物紹介です。
冒頭に主人公のエイクを持ってきている以外は50音順にしています。
一部の人物には、(余談)として作中に書かれていない設定や、作者の所感を記入しています。
思いの外文字数が多くなったので、何部かに分けて投稿します。
―――――――――
エイク・ファインド
主人公。17歳。男性。金髪碧眼、肩くらいまで伸びた髪を後ろで束ねている事が多い。平均よりも高い身長、やや細身ながら鍛えられた体躯、容姿も優れている。
相応に力をつけているが、目標にはまだまだ届かない。
アイオン
炎の精霊王イフリート。男性。身の丈3mほどの巨人の姿をとる。
フィントリッド・ファーンソンに使役されている。フィントリッドが自分の能力を証明する為に、エイク前で顕現させる。
エイクは1対1で戦えば自分が勝つだろうと判断している。
アイラ・アストゥーリア
歴史上の人物。マキシムス1世の娘。
フィントリッド・ファーンソンによると、アイラの懇願に応えて当時自分が支配していた土地をマキシムス1世に明け渡したのが、アストゥーリア王国建国の真相であるとのこと。
ただし、懇願して土地を譲ってもらったという事実を隠したいと考えたマキシムス1世は、アイラの存在を歴史から抹消しており、その存在を知る者は少ない。
アルストール・トラストリア
男性。トラストリア公爵家公子。現在のところ名前のみの登場。
軍に属しかなり優秀といわれているが、エーミール・ルファス公爵の意向により小隊長にしか任じられていない。それでも若くしてかなりの功績を挙げている。
反ルファス公爵派の者達はアルストールを旗頭にしており、ファナフロア王女に代わる王位後継者候補にしようとも画策している。
エーミール・ルファス公爵にとって最大の政敵。
アルター
70歳代。男性。炎獅子隊の指導員→大図書館の雑用係→ファインド家の使用人頭。白髪の老人。
博識で話好きの人物で、指導員時代にはエイクにいろいろな知識を教えていた。ガイゼイクの死後苦境に立つエイクを助けようとしたが、自分自身も不当解雇にあう。
その後大図書館で雑用係をしていたが、エイクに請われて仕えるようになった。使用人頭を名乗っている。
元々は身よりのない平民出身者で、一兵卒から王国軍最精鋭部隊炎獅子隊の参謀役にまで上り詰めた人物だった。しかし、16年前に足を痛めて現役を退き指導員を勤めていた。
バルバラが経営する孤児院“大樹の学舎”に多額の寄付をしており経済的な余裕はなかった。
現役時代には隊の事務方も取り仕切り、剣の腕にも優れていた。
エイクは、当代一流の人物と見てよいとアルターの事を評価している。
アルシノエ
歴史上の人物。
オルシアル王国を率いて各国を侵略し、大陸中央部に大混乱を招いた。暗黒神アーリファの信者だったと言われている。
アルマンド
故人。享年16歳。男性。エイクに仕える密偵役→ゴルブロ一味の一員。
バルバラが経営する孤児院“大樹の学舎”で養われていた孤児だったが、アルターの紹介でエイクに仕えるようになる。
4年前に“大樹の学舎”が困窮した際に、双子の弟のカサンドロとラクリーサと共に働きに出た。
その結果カサンドロが病死する事になり、バルバラを怨むようになる。
エイクとゴルブロ一味が戦った際に、エイクを裏切ってゴルブロに寝返り、ゴルブロ一味が“大樹の学舎”とバルバラを襲うように仕向けた。
また、エイクをレイダーの隠れ家に誘いこみ、落とし穴の罠に嵌めた。
エイクが落とし穴から脱すると、恐れをなして逃げ出したが結局捕らえられ、バルバラや他の孤児達の手で処断された。
イリーノ
男性。レイダー配下の4人の幹部の1人。
囚われていたセレナを犯したメンバーの1人。
途中からレイダーを裏切ってセレナに情報を流していた。セレナから、こちらに寝返れば、自分が立ち上げる盗賊ギルドの幹部にしてやると言われていた。しかし、それは嘘で、結局セレナによって惨殺された。
(余談)
セレナを嘘つきにしたくなかったので、助けて本当に部下として使うという展開にする事も検討したのですが、ほんの少し検討しただけで「セレナが許すはずがない」という結論に達したので、仲間と共に仲良く惨殺される事になりました。
まあ、普通に考えれば自分達がした事をセレナが許すはずがない、というくらいの事は分かりそうなものですが、裏切るように誘った時のセレナの演技がものすごく上手かったのだと理解しておいて欲しいです。
ウーグ
男性。若い衛兵。
下水道跡で目撃されたゾンビドッグと思われるアンデッドに対処するように命じられていた。
自費で冒険者の店にアンデッド退治の依頼を出し、それを持って自分的には解決したと解釈して任務完了の報告を上げた。
実際にはゾンビドッグは3ヶ月も放置されており、その依頼を受けたエイクに対してもぞんざいな態度をとった。
エイクからカーストソイルという強力なアンデッドが下水道跡に居たと報告を受け、発生原因を究明すべきだとも言われていたが聞き流した。更に、その報告を受けたことを隠蔽する。
その稚拙な隠蔽は、不運な(ウーグにとっては幸運な)偶然の結果、今に至るもばれていない。
エーミール・ルファス
69歳。男性。公爵家当主、軍務大臣。軍総司令官。アストゥーリア王国における実質的な最高権力者。白髪の痩せた老人。
部隊長として、参謀として、総司令官として、多くの軍功を上げており、ここ十数年間のアストゥーリア王国の復調の最大の功労者といわれている。
特に5年前にレシア王国に勝利したボルドー河畔の戦い、クミル・ヴィント二重王国に勝利したランセス丘陵の戦いの二つは、アストゥーリア王国において百数十年来なかった大勝利と言われ、両国との5年間の休戦協約の締結という結果をもたらした。
国王エリックは即位以来政治に興味を示さず、実質的にエーミールに全権を委任している状況。また、エーミールの姪のリディアは王妃として国王エリックの溺愛を受けている。
しかし、最近は王家の後継者問題や対外政策の対立により、エーミールに反対する派閥が勢力を伸ばして来ている。
ガイゼイクの死後、フォルカスがガイゼイクの債務をでっち上げるなどの不当な行いをすることを黙認した。この結果エイクは、エーミールを初めとする軍の上層部を嫌っている。
なお、ルファス公爵家はオフィーリア女王に仕えたハーフエルフの侍女を祖としており、王家に絶対の忠誠を捧げ、また歴史的経緯からトラストリア公爵家を不倶戴天の敵としている家である。
エミリオ
15歳。男性。孤児→エイクの使用人
バルバラが経営する孤児院“大樹の学舎”で養われていた孤児だったが、アルターの紹介でエイクに仕えるようになる。
賢者の学院に入学できる程度の学力と、並みの衛兵以上の武術を修めている。
エリック・アストゥーラ
男性。アストゥーリア王国国王。現在のところ名前のみの登場。
即位以来政治に興味を持たず、エーミール・ルファス公爵に全幅の信頼を置き、実質的に政治を任せている。
エーミールの姪である王妃リディアを溺愛している。
エレーナ・ファインド
故人。女性。“剣姫”。エイクの母。輝くような金髪の美しい女だった。
流麗な剣技とその美貌から剣姫と呼ばれた。エイク出産時に死亡。
エイクの父ガイゼイクと知り合った時点で、支援してくれる親族は誰もいない状態だった。
その人生は平穏なものではなく、後ろ指を刺されるような行いもしていた。
エンリケ・デアーロ
20歳。男性。炎獅子隊小隊長→武装集団の長。優男と呼べる顔。
炎獅子隊で重騎兵を率いる小隊長を務め、フォルカス・ローリンゲンの取り巻きでもあった人物。エイクに対する虐待行為である特別訓練の参加者でもあった。
フォルカス・ローリンゲンに連座して炎獅子隊を除名され、実家からも勘当された。
同じような境遇の者達を集め、エイクを敵視していたレイダーとも協力してエイクを襲撃したが、返り討ちにあう。
一命は取り留めており、官憲に引き渡された。証拠は揃っており、助けてもらえるような伝手もないので、裁判の結果有罪となるのはほぼ確実である。
オフィーリア・アストゥーラ
歴史上の人物。女性。アストゥーリア王国の王女→女王。
反乱を起こした貴族に父王を殺され、自身も命を狙われヤルミオンの森に逃げ込む。その時付き従ったのは近衛騎士1人と、ハーフエルフの侍女1人だけだった。
敵に追いつかれて殺されそうになった際に、偉大な精霊使いに助けられる。
その精霊使いの助力を得て国を取り戻し、精霊使いと結ばれ、王国を中興した。
フィントリッド・ファーンソンによると、その精霊使いこそが自分であるとのこと。
精霊使いの持つ武力を背景に、貴族の勢力を大胆に削る政策を断行。その治世の間にアストゥーリア王国は近隣でもっとも豊かになり、後の領土拡大の礎を築いた。
また、地下に埋もれていた古代魔法帝国時代の大図書館を発見して整備し、王都の外壁を拡張してこれを王都に取り込む。更にその地上部分にも大規模な建造物を構築し、現在までの書物や資料も収集した。この大図書館は現在もなお大陸最大といわれており、各地から賢者や学者が集まって来ている。
オフィーリア女王に仕えたハーフエルフの侍女
歴史上の人物。女性。侍女→女公爵。
反乱貴族に追われたオフィーリア王女が、ヤルミオンの森に逃げ込んだ際に付き従った人物。
国を取り戻したオフィーリアにより公爵に叙され、ルファス公爵家の祖となる。
オフィーリアに絶対の忠誠を捧げ、子孫にもその意思を引き継いだ。
貴族の反乱に関しては、当時の王弟でオフィーリアにとって叔父に当たる人物が首謀者だと考えていた。その王弟は、公式には反乱貴族達によって担ぎ出されただけだと認められ、罪を許されてトラストリア公爵家を起こしている。
この様な経緯により、この侍女はその王弟とトラストリア公爵家を激しく敵視した。これが今も続くルファス公爵家とトラストリア公爵家の対立の原点となっている。
オフィーリア女王の叔父
歴史上の人物。男性。王弟→公爵。
オフィーリア王女の父王の弟。反乱を起こした貴族らによって、次の王として担がれた人物と言われている。
反乱を鎮圧したオフィーリア女王によって、貴族に担がれただけだったと認められ、トラストリア公爵家を起こした。
しかし、この実際には反乱の首謀者だったという疑いもかけられていた。
オルリグ
15歳。灰色の髪をした少年。バルバラが経営する孤児院“大樹の学舎”で養われている孤児の1人。
“大樹の学舎”に残っている者の中では最年長。剣の腕は並みの衛兵に勝るほど、冒険者で言えば下級上位くらいの腕前。
ゴルブロ一味のバルドスらが“大樹の学舎”を襲った際にバルバラを守って奮戦した。アルマンドの捕縛にも一役買っている。
冒頭に主人公のエイクを持ってきている以外は50音順にしています。
一部の人物には、(余談)として作中に書かれていない設定や、作者の所感を記入しています。
思いの外文字数が多くなったので、何部かに分けて投稿します。
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エイク・ファインド
主人公。17歳。男性。金髪碧眼、肩くらいまで伸びた髪を後ろで束ねている事が多い。平均よりも高い身長、やや細身ながら鍛えられた体躯、容姿も優れている。
相応に力をつけているが、目標にはまだまだ届かない。
アイオン
炎の精霊王イフリート。男性。身の丈3mほどの巨人の姿をとる。
フィントリッド・ファーンソンに使役されている。フィントリッドが自分の能力を証明する為に、エイク前で顕現させる。
エイクは1対1で戦えば自分が勝つだろうと判断している。
アイラ・アストゥーリア
歴史上の人物。マキシムス1世の娘。
フィントリッド・ファーンソンによると、アイラの懇願に応えて当時自分が支配していた土地をマキシムス1世に明け渡したのが、アストゥーリア王国建国の真相であるとのこと。
ただし、懇願して土地を譲ってもらったという事実を隠したいと考えたマキシムス1世は、アイラの存在を歴史から抹消しており、その存在を知る者は少ない。
アルストール・トラストリア
男性。トラストリア公爵家公子。現在のところ名前のみの登場。
軍に属しかなり優秀といわれているが、エーミール・ルファス公爵の意向により小隊長にしか任じられていない。それでも若くしてかなりの功績を挙げている。
反ルファス公爵派の者達はアルストールを旗頭にしており、ファナフロア王女に代わる王位後継者候補にしようとも画策している。
エーミール・ルファス公爵にとって最大の政敵。
アルター
70歳代。男性。炎獅子隊の指導員→大図書館の雑用係→ファインド家の使用人頭。白髪の老人。
博識で話好きの人物で、指導員時代にはエイクにいろいろな知識を教えていた。ガイゼイクの死後苦境に立つエイクを助けようとしたが、自分自身も不当解雇にあう。
その後大図書館で雑用係をしていたが、エイクに請われて仕えるようになった。使用人頭を名乗っている。
元々は身よりのない平民出身者で、一兵卒から王国軍最精鋭部隊炎獅子隊の参謀役にまで上り詰めた人物だった。しかし、16年前に足を痛めて現役を退き指導員を勤めていた。
バルバラが経営する孤児院“大樹の学舎”に多額の寄付をしており経済的な余裕はなかった。
現役時代には隊の事務方も取り仕切り、剣の腕にも優れていた。
エイクは、当代一流の人物と見てよいとアルターの事を評価している。
アルシノエ
歴史上の人物。
オルシアル王国を率いて各国を侵略し、大陸中央部に大混乱を招いた。暗黒神アーリファの信者だったと言われている。
アルマンド
故人。享年16歳。男性。エイクに仕える密偵役→ゴルブロ一味の一員。
バルバラが経営する孤児院“大樹の学舎”で養われていた孤児だったが、アルターの紹介でエイクに仕えるようになる。
4年前に“大樹の学舎”が困窮した際に、双子の弟のカサンドロとラクリーサと共に働きに出た。
その結果カサンドロが病死する事になり、バルバラを怨むようになる。
エイクとゴルブロ一味が戦った際に、エイクを裏切ってゴルブロに寝返り、ゴルブロ一味が“大樹の学舎”とバルバラを襲うように仕向けた。
また、エイクをレイダーの隠れ家に誘いこみ、落とし穴の罠に嵌めた。
エイクが落とし穴から脱すると、恐れをなして逃げ出したが結局捕らえられ、バルバラや他の孤児達の手で処断された。
イリーノ
男性。レイダー配下の4人の幹部の1人。
囚われていたセレナを犯したメンバーの1人。
途中からレイダーを裏切ってセレナに情報を流していた。セレナから、こちらに寝返れば、自分が立ち上げる盗賊ギルドの幹部にしてやると言われていた。しかし、それは嘘で、結局セレナによって惨殺された。
(余談)
セレナを嘘つきにしたくなかったので、助けて本当に部下として使うという展開にする事も検討したのですが、ほんの少し検討しただけで「セレナが許すはずがない」という結論に達したので、仲間と共に仲良く惨殺される事になりました。
まあ、普通に考えれば自分達がした事をセレナが許すはずがない、というくらいの事は分かりそうなものですが、裏切るように誘った時のセレナの演技がものすごく上手かったのだと理解しておいて欲しいです。
ウーグ
男性。若い衛兵。
下水道跡で目撃されたゾンビドッグと思われるアンデッドに対処するように命じられていた。
自費で冒険者の店にアンデッド退治の依頼を出し、それを持って自分的には解決したと解釈して任務完了の報告を上げた。
実際にはゾンビドッグは3ヶ月も放置されており、その依頼を受けたエイクに対してもぞんざいな態度をとった。
エイクからカーストソイルという強力なアンデッドが下水道跡に居たと報告を受け、発生原因を究明すべきだとも言われていたが聞き流した。更に、その報告を受けたことを隠蔽する。
その稚拙な隠蔽は、不運な(ウーグにとっては幸運な)偶然の結果、今に至るもばれていない。
エーミール・ルファス
69歳。男性。公爵家当主、軍務大臣。軍総司令官。アストゥーリア王国における実質的な最高権力者。白髪の痩せた老人。
部隊長として、参謀として、総司令官として、多くの軍功を上げており、ここ十数年間のアストゥーリア王国の復調の最大の功労者といわれている。
特に5年前にレシア王国に勝利したボルドー河畔の戦い、クミル・ヴィント二重王国に勝利したランセス丘陵の戦いの二つは、アストゥーリア王国において百数十年来なかった大勝利と言われ、両国との5年間の休戦協約の締結という結果をもたらした。
国王エリックは即位以来政治に興味を示さず、実質的にエーミールに全権を委任している状況。また、エーミールの姪のリディアは王妃として国王エリックの溺愛を受けている。
しかし、最近は王家の後継者問題や対外政策の対立により、エーミールに反対する派閥が勢力を伸ばして来ている。
ガイゼイクの死後、フォルカスがガイゼイクの債務をでっち上げるなどの不当な行いをすることを黙認した。この結果エイクは、エーミールを初めとする軍の上層部を嫌っている。
なお、ルファス公爵家はオフィーリア女王に仕えたハーフエルフの侍女を祖としており、王家に絶対の忠誠を捧げ、また歴史的経緯からトラストリア公爵家を不倶戴天の敵としている家である。
エミリオ
15歳。男性。孤児→エイクの使用人
バルバラが経営する孤児院“大樹の学舎”で養われていた孤児だったが、アルターの紹介でエイクに仕えるようになる。
賢者の学院に入学できる程度の学力と、並みの衛兵以上の武術を修めている。
エリック・アストゥーラ
男性。アストゥーリア王国国王。現在のところ名前のみの登場。
即位以来政治に興味を持たず、エーミール・ルファス公爵に全幅の信頼を置き、実質的に政治を任せている。
エーミールの姪である王妃リディアを溺愛している。
エレーナ・ファインド
故人。女性。“剣姫”。エイクの母。輝くような金髪の美しい女だった。
流麗な剣技とその美貌から剣姫と呼ばれた。エイク出産時に死亡。
エイクの父ガイゼイクと知り合った時点で、支援してくれる親族は誰もいない状態だった。
その人生は平穏なものではなく、後ろ指を刺されるような行いもしていた。
エンリケ・デアーロ
20歳。男性。炎獅子隊小隊長→武装集団の長。優男と呼べる顔。
炎獅子隊で重騎兵を率いる小隊長を務め、フォルカス・ローリンゲンの取り巻きでもあった人物。エイクに対する虐待行為である特別訓練の参加者でもあった。
フォルカス・ローリンゲンに連座して炎獅子隊を除名され、実家からも勘当された。
同じような境遇の者達を集め、エイクを敵視していたレイダーとも協力してエイクを襲撃したが、返り討ちにあう。
一命は取り留めており、官憲に引き渡された。証拠は揃っており、助けてもらえるような伝手もないので、裁判の結果有罪となるのはほぼ確実である。
オフィーリア・アストゥーラ
歴史上の人物。女性。アストゥーリア王国の王女→女王。
反乱を起こした貴族に父王を殺され、自身も命を狙われヤルミオンの森に逃げ込む。その時付き従ったのは近衛騎士1人と、ハーフエルフの侍女1人だけだった。
敵に追いつかれて殺されそうになった際に、偉大な精霊使いに助けられる。
その精霊使いの助力を得て国を取り戻し、精霊使いと結ばれ、王国を中興した。
フィントリッド・ファーンソンによると、その精霊使いこそが自分であるとのこと。
精霊使いの持つ武力を背景に、貴族の勢力を大胆に削る政策を断行。その治世の間にアストゥーリア王国は近隣でもっとも豊かになり、後の領土拡大の礎を築いた。
また、地下に埋もれていた古代魔法帝国時代の大図書館を発見して整備し、王都の外壁を拡張してこれを王都に取り込む。更にその地上部分にも大規模な建造物を構築し、現在までの書物や資料も収集した。この大図書館は現在もなお大陸最大といわれており、各地から賢者や学者が集まって来ている。
オフィーリア女王に仕えたハーフエルフの侍女
歴史上の人物。女性。侍女→女公爵。
反乱貴族に追われたオフィーリア王女が、ヤルミオンの森に逃げ込んだ際に付き従った人物。
国を取り戻したオフィーリアにより公爵に叙され、ルファス公爵家の祖となる。
オフィーリアに絶対の忠誠を捧げ、子孫にもその意思を引き継いだ。
貴族の反乱に関しては、当時の王弟でオフィーリアにとって叔父に当たる人物が首謀者だと考えていた。その王弟は、公式には反乱貴族達によって担ぎ出されただけだと認められ、罪を許されてトラストリア公爵家を起こしている。
この様な経緯により、この侍女はその王弟とトラストリア公爵家を激しく敵視した。これが今も続くルファス公爵家とトラストリア公爵家の対立の原点となっている。
オフィーリア女王の叔父
歴史上の人物。男性。王弟→公爵。
オフィーリア王女の父王の弟。反乱を起こした貴族らによって、次の王として担がれた人物と言われている。
反乱を鎮圧したオフィーリア女王によって、貴族に担がれただけだったと認められ、トラストリア公爵家を起こした。
しかし、この実際には反乱の首謀者だったという疑いもかけられていた。
オルリグ
15歳。灰色の髪をした少年。バルバラが経営する孤児院“大樹の学舎”で養われている孤児の1人。
“大樹の学舎”に残っている者の中では最年長。剣の腕は並みの衛兵に勝るほど、冒険者で言えば下級上位くらいの腕前。
ゴルブロ一味のバルドスらが“大樹の学舎”を襲った際にバルバラを守って奮戦した。アルマンドの捕縛にも一役買っている。
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