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第4章
58.会談の後で
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エイクが去った後、クラウソン夫妻も退出して、その部屋にはフィントリッドと、ストゥームヒルト、セフォリエナ、ギィレレララの4人が残っていた。
フィントリッドは椅子に腰掛け、膝の上にギィレレララを乗せ、くつろいだ様子を見せている。
その左隣には、ストゥームヒルトが床に直接座って、静かに目を閉じ、フィントリッドにしなだれかかっている。
右隣で立っているセフォリエナだけが、厳しい表情を見せていた。
そのセフォリエナが、フィントリッドの方を向いて、改めて訴えた。
「フィン、あのエイクという者、あのような者と関わりを深めるなど、私はやはり反対だ」
「何故だ?」
フィントリッドが問う。
「信用が出来ない。
そもそも人間というだけで信用など出来ないが、先ほどもこちらの様子を伺い、狡猾に情報を引き出そうとしていた。
そして、己は何事か隠している」
「まあ、確かにその通りだろうが、多くの隠し事があるのはこちらも同様だ。
そういう状況では用心深くなるのも当然というもの。目くじらを立てるほどの事ではない」
「いや、我々にも分からない能力を隠している者は危険だ。
場合によっては、あの者の刃は我々に届くかも知れない。分かっている能力だけみても、あの者は弱くはないのだから」
「まあ、確かにな。人間の中ではエイクはかなり強い方だ。私も侮るつもりはない。
だが、協力者としてはその位の方が望ましい。
私達が今、あの国の内に協力者を必要としている事は分かっているだろう?」
「それはもちろん分かっている。その為に、あの者を使うのも良いだろう。
だが、何もこの城にまで連れてくる必要はなかった」
「……」
言葉を途切れさせたフィントリッドに代わるかのように、ストゥームヒルトが口を開いた。
「いつもの事ながら、そなたは気にしすぎだ。
あの者が何か企もうが、仮に我々に牙を剥こうが、いざとなれば容易く倒せる。気にする事などない」
セフォリエナが反論する。
「相手の能力の全容が分からないのに、倒せると言い切るなど、浅慮も甚だしい。
それに、明らかになっている強さだけでも、容易くとは言えないはずだ」
「そなたにとっては、そうかも知れぬな」
そう告げるストゥームヒルトに、セフォリエナは厳しい視線を向ける。
2人はしばしにらみ合うような形になった。
「私も、あの人のこと、好きになれません」
フィントリッドの膝の上から、ギィレレララが告げた。
「レレもか? なぜ、好きになれぬのだ?」
フィントリッドはギィレレララの頭を撫でながらそう聞く。
「あの人、皆の事は注意していたのに、私のことはほとんど無視していました。
きっと、私のことを弱虫だと思っているんです」
「そうか。まあ、この中でレレが一番弱いのは事実だからな」
フィントリッドのそんな言葉を聞き、ギィレレララは口をつぼめて、不満を示した。
「レレ、お前はこれから成長するのだから、気にするな。
ところで、エイクは誰の事を一番注意していたか、レレには分かるか?」
「サーラさんです」
フィントリッドの問いかけに、ギィレレララは即座にそう返す。
「そうか、エイクは相応に色を好むようだが、サーラが好みなのかな?
ディディウスと喧嘩にならないように注意しないといけないな」
「フィン、茶化さないで欲しい」
セフォリエナがそう言ってから、ギィレレララに問いかけた。
「レレ、あの男が、サーラに最も注意を払っていたというのは間違いないか?」
「はい」
「そうか……」
そう呟いて、セフォリエナはしばし考え込んだ。
そのセフォリエナにフィントリッドが声をかける。
「リエナ、そなたに相談せずに、エイクをこの城に招いて、お前達を紹介したのは悪かった。
確かに、私はエイクに興味を持っている。何事か能力を隠しているというだけでなく、彼は中々興味深い存在だと思っている。だから、少し特別扱いをしてしまった。
だが、それほど入れ込むつもりもない。もしも邪魔になれば直ぐに切り捨てる。心配には及ばない」
「フィン、あなたはかつて、あのおぞましい血筋の女と関わった時にも、同じような事を言った。
だが、結局子までなして、あの者が死ぬまで55年間も共に暮らしていたではないか」
そんな事を言うセフォリエナに、ストゥームヒルトがまた告げた。
「そなた、まだあの時の事に拘っているのか?
何百年経ったと思っている。我々のような存在にとっても、一瞬といえるほど短い時間ではないぞ。いい加減気にするのは止めたらどうだ?」
「もう、気になどしていない。だが、忘れる気もない」
「そのくらいにしておいてくれ」
言い争う2人に向かって、フィントリッドがそう告げる。
「リエナ、そなたに相談しなかった事については謝る。今後は気をつけよう。
エイクは注意すべき存在だというのもそのとおりだ。だが、現在彼が、大切な協力者であるのもまた間違いない。
今のところは、彼との関係を壊さないように気をつけつつ、彼が隠している能力を見極めるということでいいだろう?
そうすれば、必然的に彼の能力が我々にとって危険かどうかも判明する。
その為にも、明日以降の彼の行動を、お前の力で探ってもらいたい。
そういうことで良いな」
「その言葉には従おう。だが、本来なら、もっと別の協力者を探して、あの者は…」
尚もそう言い募ろうとするセフォリエナを、フィントリッドが遮った。
「リエナ、つまり、明日以降は、そなたは忙しくなってしまう。
私は、しばらくあの街に住んでそなたと会えていなかったから、今日はそなたとゆっくりと過ごしたいと思っていた。このような話でいつまでも時間を潰したくはないのだ」
フィントリッドは、そう告げてセフォリエナを見つめた。
「そ、そう言って貰えるのはうれしいが、あの者の事も…」
「エイクについての私の考えは今言った通りだ、それで決定とする。
そんなことよりも、私は今日はこの後、そなたと2人で過ごしたいと思っている。
そなたは、そのような気持ちは持っていないのか?」
「いや、そ、それは、もちろん私も……、あなたと……」
フィントリッドに熱が帯びたような目で見つめられ、セフォリエナは言葉を乱した。
「レレ、すまないが、この後はヒルトと遊んでいてくれ」
フィントリッドはそう告げると、膝に乗っていたギィレレララを抱えて、ストゥームヒルトに渡した。
そして立ち上がり、セフォリエナに向かって告げる。
「私は、もっと違う事をして、そなたと2人の時間を過ごしたい。そなたはどう思っている?」
「……私も、同じように、思っている……」
セフォリエナは顔を赤らめながらそう答えた。
「そうか、それは嬉しいことだ」
フィントリッドは、そういうとセフォリエナに向かって両手を広げ、静かに告げた。
「こちらに来なさい」
フィントリッドの言葉を受けたセフォリエナは、恥ずかしげに視線を下げる。
そして、おずおずと、フィントリッドに歩みよった。
フィントリッドは、自身の胸元まで近づいたセフォリエナを横抱きに抱きあげる。
セフォリエナは、両腕をフィントリッドの首に回した。
「ヒルト、後のことは頼んだ」
フィントリッドは、ストゥームヒルトにそう告げると、セフォリエナを抱き上げたまま、別室へと向かった。
(まあ、しばらく独占していたのだから、今日くらいは譲ってやろう)
ストゥームヒルトは、歩み去るフィントリッドの背中を見ながらそんな事を思っていた。
「リエナさん、ずるいです」
ギィレレララがそう口にする。
「レレは、もう少し大きくなってからだな」
ストゥームヒルトにそう言われて、ギィレレララはまた口を尖らせた。
フィントリッドは椅子に腰掛け、膝の上にギィレレララを乗せ、くつろいだ様子を見せている。
その左隣には、ストゥームヒルトが床に直接座って、静かに目を閉じ、フィントリッドにしなだれかかっている。
右隣で立っているセフォリエナだけが、厳しい表情を見せていた。
そのセフォリエナが、フィントリッドの方を向いて、改めて訴えた。
「フィン、あのエイクという者、あのような者と関わりを深めるなど、私はやはり反対だ」
「何故だ?」
フィントリッドが問う。
「信用が出来ない。
そもそも人間というだけで信用など出来ないが、先ほどもこちらの様子を伺い、狡猾に情報を引き出そうとしていた。
そして、己は何事か隠している」
「まあ、確かにその通りだろうが、多くの隠し事があるのはこちらも同様だ。
そういう状況では用心深くなるのも当然というもの。目くじらを立てるほどの事ではない」
「いや、我々にも分からない能力を隠している者は危険だ。
場合によっては、あの者の刃は我々に届くかも知れない。分かっている能力だけみても、あの者は弱くはないのだから」
「まあ、確かにな。人間の中ではエイクはかなり強い方だ。私も侮るつもりはない。
だが、協力者としてはその位の方が望ましい。
私達が今、あの国の内に協力者を必要としている事は分かっているだろう?」
「それはもちろん分かっている。その為に、あの者を使うのも良いだろう。
だが、何もこの城にまで連れてくる必要はなかった」
「……」
言葉を途切れさせたフィントリッドに代わるかのように、ストゥームヒルトが口を開いた。
「いつもの事ながら、そなたは気にしすぎだ。
あの者が何か企もうが、仮に我々に牙を剥こうが、いざとなれば容易く倒せる。気にする事などない」
セフォリエナが反論する。
「相手の能力の全容が分からないのに、倒せると言い切るなど、浅慮も甚だしい。
それに、明らかになっている強さだけでも、容易くとは言えないはずだ」
「そなたにとっては、そうかも知れぬな」
そう告げるストゥームヒルトに、セフォリエナは厳しい視線を向ける。
2人はしばしにらみ合うような形になった。
「私も、あの人のこと、好きになれません」
フィントリッドの膝の上から、ギィレレララが告げた。
「レレもか? なぜ、好きになれぬのだ?」
フィントリッドはギィレレララの頭を撫でながらそう聞く。
「あの人、皆の事は注意していたのに、私のことはほとんど無視していました。
きっと、私のことを弱虫だと思っているんです」
「そうか。まあ、この中でレレが一番弱いのは事実だからな」
フィントリッドのそんな言葉を聞き、ギィレレララは口をつぼめて、不満を示した。
「レレ、お前はこれから成長するのだから、気にするな。
ところで、エイクは誰の事を一番注意していたか、レレには分かるか?」
「サーラさんです」
フィントリッドの問いかけに、ギィレレララは即座にそう返す。
「そうか、エイクは相応に色を好むようだが、サーラが好みなのかな?
ディディウスと喧嘩にならないように注意しないといけないな」
「フィン、茶化さないで欲しい」
セフォリエナがそう言ってから、ギィレレララに問いかけた。
「レレ、あの男が、サーラに最も注意を払っていたというのは間違いないか?」
「はい」
「そうか……」
そう呟いて、セフォリエナはしばし考え込んだ。
そのセフォリエナにフィントリッドが声をかける。
「リエナ、そなたに相談せずに、エイクをこの城に招いて、お前達を紹介したのは悪かった。
確かに、私はエイクに興味を持っている。何事か能力を隠しているというだけでなく、彼は中々興味深い存在だと思っている。だから、少し特別扱いをしてしまった。
だが、それほど入れ込むつもりもない。もしも邪魔になれば直ぐに切り捨てる。心配には及ばない」
「フィン、あなたはかつて、あのおぞましい血筋の女と関わった時にも、同じような事を言った。
だが、結局子までなして、あの者が死ぬまで55年間も共に暮らしていたではないか」
そんな事を言うセフォリエナに、ストゥームヒルトがまた告げた。
「そなた、まだあの時の事に拘っているのか?
何百年経ったと思っている。我々のような存在にとっても、一瞬といえるほど短い時間ではないぞ。いい加減気にするのは止めたらどうだ?」
「もう、気になどしていない。だが、忘れる気もない」
「そのくらいにしておいてくれ」
言い争う2人に向かって、フィントリッドがそう告げる。
「リエナ、そなたに相談しなかった事については謝る。今後は気をつけよう。
エイクは注意すべき存在だというのもそのとおりだ。だが、現在彼が、大切な協力者であるのもまた間違いない。
今のところは、彼との関係を壊さないように気をつけつつ、彼が隠している能力を見極めるということでいいだろう?
そうすれば、必然的に彼の能力が我々にとって危険かどうかも判明する。
その為にも、明日以降の彼の行動を、お前の力で探ってもらいたい。
そういうことで良いな」
「その言葉には従おう。だが、本来なら、もっと別の協力者を探して、あの者は…」
尚もそう言い募ろうとするセフォリエナを、フィントリッドが遮った。
「リエナ、つまり、明日以降は、そなたは忙しくなってしまう。
私は、しばらくあの街に住んでそなたと会えていなかったから、今日はそなたとゆっくりと過ごしたいと思っていた。このような話でいつまでも時間を潰したくはないのだ」
フィントリッドは、そう告げてセフォリエナを見つめた。
「そ、そう言って貰えるのはうれしいが、あの者の事も…」
「エイクについての私の考えは今言った通りだ、それで決定とする。
そんなことよりも、私は今日はこの後、そなたと2人で過ごしたいと思っている。
そなたは、そのような気持ちは持っていないのか?」
「いや、そ、それは、もちろん私も……、あなたと……」
フィントリッドに熱が帯びたような目で見つめられ、セフォリエナは言葉を乱した。
「レレ、すまないが、この後はヒルトと遊んでいてくれ」
フィントリッドはそう告げると、膝に乗っていたギィレレララを抱えて、ストゥームヒルトに渡した。
そして立ち上がり、セフォリエナに向かって告げる。
「私は、もっと違う事をして、そなたと2人の時間を過ごしたい。そなたはどう思っている?」
「……私も、同じように、思っている……」
セフォリエナは顔を赤らめながらそう答えた。
「そうか、それは嬉しいことだ」
フィントリッドは、そういうとセフォリエナに向かって両手を広げ、静かに告げた。
「こちらに来なさい」
フィントリッドの言葉を受けたセフォリエナは、恥ずかしげに視線を下げる。
そして、おずおずと、フィントリッドに歩みよった。
フィントリッドは、自身の胸元まで近づいたセフォリエナを横抱きに抱きあげる。
セフォリエナは、両腕をフィントリッドの首に回した。
「ヒルト、後のことは頼んだ」
フィントリッドは、ストゥームヒルトにそう告げると、セフォリエナを抱き上げたまま、別室へと向かった。
(まあ、しばらく独占していたのだから、今日くらいは譲ってやろう)
ストゥームヒルトは、歩み去るフィントリッドの背中を見ながらそんな事を思っていた。
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