256 / 373
第4章
72.異様な存在②
しおりを挟む
エイクの鋭い視線を受けても、その存在は歩みを止める事はなく、エイクの方に向かって来る。
その存在の体中の無数の口から発せられる声も、聞き取れるようになってきた。
「過ちだ」「過ち」「過ち」「過ち」「過った」「過ち」「過ち」「過ち」「ト」「過ち」「過ち」「過ち」「しゅ」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「ふう」「過ち」「過ち」「過ち」「フィ」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「誤った」「誤った」「誤った」「間違い」「間違った」「ソン」「間違っている」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「を」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「誤った」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「間違い」
時折他の音も混じるが、概ね「過ち」「間違い」という意味の言葉を繰り返している。
アズィータが厳しい口調で声をあげた。
「叫ぶもの! またか!」
そしてエイクに向かって告げる
「アンデッドの一種だ。話が通じる相手ではない。戦うしかないぞ」
そして、自らも戦おうとするかのように身構えた。
(アンデッド? これがか?)
エイクはそう疑問に思った、それに、なぜアズィーダがこの存在について知っているのかも気にかかる。だが、問答をしている余裕はない。
エイクはアズィーダに告げた。
「お前は引っ込んでいろ」
そして、アズィーダを繋ぐロープを放すと、両手でクレイモアを構える。
通常ならともかく、手枷で両手を拘束されたうえ、生命力も万全ではない今のアズィーダでは足手まといにしかならない。
エイクはそう判断した。そう思わせるほどに、その存在を強敵と感じていたのである。
アズィーダは渋面を見せたが、素直に身を退いた。
そして、エイクに向かって忠告する。
「そいつには、叫び声でダメージを与えて来る能力がある。それから、相当しぶといぞ」
アズィーダの声を聞きながら、エイクはその存在に向かって告げた。
「止まれ、それ以上近づくなら敵対行為とみなすぞ」
アズィーダが言う通り、話が通じる相手には見えなかったが、一応念を入れたのである。
だが、その存在は歩みを止めない。
そして、その両手の平をエイクの方に向けた。
その手のひらにも、それぞれ口がある。
「「壊す」」
その二つの口が、同時にそう言った。
それを敵対の宣言と受け取ったエイクが素早く踏み込む。
エイクが先手をとった。右からの横薙ぎ、攻撃にも防御にも偏らない、正攻法ともいえる攻撃だ。
エイクは全く未知の相手に対しては、まずは偏りのない攻撃を仕掛けるべきだと判断していた。
その攻撃は、その存在の左脇腹にあたる。
(何!)
だがエイクはその感触に戸惑った。
異様なほどに弾力が強く、クレイモアが思ったほどに食い込まずに止まってしまう。
エイクは即座にクレイモアを戻した。その存在は赤い血を流す。流石に無傷というわけではなかった。
エイクの胸に向かって右腕が突き出される。
エイクは右に体を動かして回避しようとした。
その試みは成功したかに見えた。その存在の右腕はエイクの体の左側をかすめる。
だが、その瞬間、その存在の右前腕部にあった口が突然大きく迫り出し、エイクの二の腕に噛みつく。
「くッ!」
思わず声を出しつつも、エイクは更に体を退いて振り払う。
そこに左腕も振るわれた。
今度は、口の迫り出しも踏まえてこれをかわす。
次の瞬間、その存在の体中の口がいっせいに金切り声を上げた。
「「「「「「「おわアァァァァァァ」」」」」」」
その叫びは、衝撃波となってエイクを襲う。
これがアズィーダが言っていた叫びによる攻撃だろう。
(魔力を帯びた攻撃だ)
そう感じたエイクは即座に魔法ダメージ軽減の錬生術を発動する。マナ活性化によるダメージ軽減も使っている。
未知の存在を相手にして、既に手傷を負っている状況では、出来る限りダメージを押さえるべきだと判断したのだ。
結果、抵抗にも成功したエイクが受けたダメージは軽微なものだった。
エイクのクレイモアが今度は左から右へ振られ、その存在の胸を傷つける。だが、これも深い傷ではない。
また両腕の攻撃が来るが、エイクはこれを今度は危なげなくかわした。
だが、その攻撃には先ほど以上の力を込められている。そのせいか、その存在は若干体勢を崩した。
そして、叫びの攻撃は来ない。
(叫び声の能力は続けざまには使えない。その代わり、使わない時には、威力の高い攻撃をする。だか、その攻撃をすると体勢を崩す)
一連の動きを、そのオドの動きも含めて観察していたエイクは、相手の行動にそのような法則があると見て取った。
そして、それに基づき戦術を組む。
叫びの能力が使われる時には、守備を軽視した全力の攻撃を放ち、使われない時には守りを重視し、次の攻撃で有効な一撃を加えるように動く。そのように戦う事にしたのだ。
ただひたすらに守りを固めるよりはリスクを負う作戦だった。しかしエイクは、あまり長い時間をかけることは出来ないと考えていた。
アズィーダとの戦いで既に自前のマナ粗方使っており、魔石を用いて錬生術を発動している状況だからだ。
相手の耐久力はかなり高い。悠長な攻撃をしていて、もしも魔石を使い果たしてしまえば、こちらの方が相当不利になってしまう。
エイクはそのような判断の下に戦い始めた。
エイクの作戦は図に当たった。
数分の攻防を経て、エイクも無傷ではなかったが、相手に対して自分が負ったよりも遥かに大きなダメージを負わせることが出来ていた。
(もう直ぐ倒せる)
エイクはそんな感触をつかんだ。
彼には、その存在の無数の口が発し続けている声に、耳を傾ける余裕も出来ていた。
と、不意にその存在の口が発していた「過ち」「間違い」以外の発音が連なって、意味が通じる言葉となった。
「フィント」「リッド」「ファーン」「ソン」「を」「壊す」
(なんだと!?)
エイクは、思わず心中でそんな声をあげた。
次の瞬間、その存在が叫び声の能力を使う。
「「「「「「「ギッアァァァァァァ」」」」」」」
「うッ!」
エイクが声を漏らす。
思わぬ言葉を聞き、僅かに動揺していた彼は、それに抵抗する事が出来なかった。
一拍おいて、その存在が右腕を突き出す。全力の力を込めた攻撃だ。
衝撃により体勢を崩していたエイクは、これも避け切れない。
右腕は、エイクの左肩を強打した。
「くッ!」
思わず声を上げる。
だが、続けざまに迫る左腕は二歩退いて避けた。
無視できない打撃を受けつつも、体勢を立て直したエイクは、すかさず踏み出し鋭い突きを放つ。
クレイモアは、その存在の胸の中心近くにあいた口に突き刺さり、背中に突き抜けた。
その存在が唐突に動きを止める。
エイクがクレイモアを素早く抜き去ると、その存在はその場に崩れ落ちた。
今の一撃が止めとなったようだ。
その存在の体中の無数の口から発せられる声も、聞き取れるようになってきた。
「過ちだ」「過ち」「過ち」「過ち」「過った」「過ち」「過ち」「過ち」「ト」「過ち」「過ち」「過ち」「しゅ」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「ふう」「過ち」「過ち」「過ち」「フィ」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「誤った」「誤った」「誤った」「間違い」「間違った」「ソン」「間違っている」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「を」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「間違い」「誤った」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「過ち」「間違い」
時折他の音も混じるが、概ね「過ち」「間違い」という意味の言葉を繰り返している。
アズィータが厳しい口調で声をあげた。
「叫ぶもの! またか!」
そしてエイクに向かって告げる
「アンデッドの一種だ。話が通じる相手ではない。戦うしかないぞ」
そして、自らも戦おうとするかのように身構えた。
(アンデッド? これがか?)
エイクはそう疑問に思った、それに、なぜアズィーダがこの存在について知っているのかも気にかかる。だが、問答をしている余裕はない。
エイクはアズィーダに告げた。
「お前は引っ込んでいろ」
そして、アズィーダを繋ぐロープを放すと、両手でクレイモアを構える。
通常ならともかく、手枷で両手を拘束されたうえ、生命力も万全ではない今のアズィーダでは足手まといにしかならない。
エイクはそう判断した。そう思わせるほどに、その存在を強敵と感じていたのである。
アズィーダは渋面を見せたが、素直に身を退いた。
そして、エイクに向かって忠告する。
「そいつには、叫び声でダメージを与えて来る能力がある。それから、相当しぶといぞ」
アズィーダの声を聞きながら、エイクはその存在に向かって告げた。
「止まれ、それ以上近づくなら敵対行為とみなすぞ」
アズィーダが言う通り、話が通じる相手には見えなかったが、一応念を入れたのである。
だが、その存在は歩みを止めない。
そして、その両手の平をエイクの方に向けた。
その手のひらにも、それぞれ口がある。
「「壊す」」
その二つの口が、同時にそう言った。
それを敵対の宣言と受け取ったエイクが素早く踏み込む。
エイクが先手をとった。右からの横薙ぎ、攻撃にも防御にも偏らない、正攻法ともいえる攻撃だ。
エイクは全く未知の相手に対しては、まずは偏りのない攻撃を仕掛けるべきだと判断していた。
その攻撃は、その存在の左脇腹にあたる。
(何!)
だがエイクはその感触に戸惑った。
異様なほどに弾力が強く、クレイモアが思ったほどに食い込まずに止まってしまう。
エイクは即座にクレイモアを戻した。その存在は赤い血を流す。流石に無傷というわけではなかった。
エイクの胸に向かって右腕が突き出される。
エイクは右に体を動かして回避しようとした。
その試みは成功したかに見えた。その存在の右腕はエイクの体の左側をかすめる。
だが、その瞬間、その存在の右前腕部にあった口が突然大きく迫り出し、エイクの二の腕に噛みつく。
「くッ!」
思わず声を出しつつも、エイクは更に体を退いて振り払う。
そこに左腕も振るわれた。
今度は、口の迫り出しも踏まえてこれをかわす。
次の瞬間、その存在の体中の口がいっせいに金切り声を上げた。
「「「「「「「おわアァァァァァァ」」」」」」」
その叫びは、衝撃波となってエイクを襲う。
これがアズィーダが言っていた叫びによる攻撃だろう。
(魔力を帯びた攻撃だ)
そう感じたエイクは即座に魔法ダメージ軽減の錬生術を発動する。マナ活性化によるダメージ軽減も使っている。
未知の存在を相手にして、既に手傷を負っている状況では、出来る限りダメージを押さえるべきだと判断したのだ。
結果、抵抗にも成功したエイクが受けたダメージは軽微なものだった。
エイクのクレイモアが今度は左から右へ振られ、その存在の胸を傷つける。だが、これも深い傷ではない。
また両腕の攻撃が来るが、エイクはこれを今度は危なげなくかわした。
だが、その攻撃には先ほど以上の力を込められている。そのせいか、その存在は若干体勢を崩した。
そして、叫びの攻撃は来ない。
(叫び声の能力は続けざまには使えない。その代わり、使わない時には、威力の高い攻撃をする。だか、その攻撃をすると体勢を崩す)
一連の動きを、そのオドの動きも含めて観察していたエイクは、相手の行動にそのような法則があると見て取った。
そして、それに基づき戦術を組む。
叫びの能力が使われる時には、守備を軽視した全力の攻撃を放ち、使われない時には守りを重視し、次の攻撃で有効な一撃を加えるように動く。そのように戦う事にしたのだ。
ただひたすらに守りを固めるよりはリスクを負う作戦だった。しかしエイクは、あまり長い時間をかけることは出来ないと考えていた。
アズィーダとの戦いで既に自前のマナ粗方使っており、魔石を用いて錬生術を発動している状況だからだ。
相手の耐久力はかなり高い。悠長な攻撃をしていて、もしも魔石を使い果たしてしまえば、こちらの方が相当不利になってしまう。
エイクはそのような判断の下に戦い始めた。
エイクの作戦は図に当たった。
数分の攻防を経て、エイクも無傷ではなかったが、相手に対して自分が負ったよりも遥かに大きなダメージを負わせることが出来ていた。
(もう直ぐ倒せる)
エイクはそんな感触をつかんだ。
彼には、その存在の無数の口が発し続けている声に、耳を傾ける余裕も出来ていた。
と、不意にその存在の口が発していた「過ち」「間違い」以外の発音が連なって、意味が通じる言葉となった。
「フィント」「リッド」「ファーン」「ソン」「を」「壊す」
(なんだと!?)
エイクは、思わず心中でそんな声をあげた。
次の瞬間、その存在が叫び声の能力を使う。
「「「「「「「ギッアァァァァァァ」」」」」」」
「うッ!」
エイクが声を漏らす。
思わぬ言葉を聞き、僅かに動揺していた彼は、それに抵抗する事が出来なかった。
一拍おいて、その存在が右腕を突き出す。全力の力を込めた攻撃だ。
衝撃により体勢を崩していたエイクは、これも避け切れない。
右腕は、エイクの左肩を強打した。
「くッ!」
思わず声を上げる。
だが、続けざまに迫る左腕は二歩退いて避けた。
無視できない打撃を受けつつも、体勢を立て直したエイクは、すかさず踏み出し鋭い突きを放つ。
クレイモアは、その存在の胸の中心近くにあいた口に突き刺さり、背中に突き抜けた。
その存在が唐突に動きを止める。
エイクがクレイモアを素早く抜き去ると、その存在はその場に崩れ落ちた。
今の一撃が止めとなったようだ。
0
あなたにおすすめの小説
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。
ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。
そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。
問題は一つ。
兄様との関係が、どうしようもなく悪い。
僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。
このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない!
追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。
それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!!
それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります!
5/9から小説になろうでも掲載中
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~
榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。
彼はその日から探索者――シーカーを目指した。
そして遂に訪れた覚醒の日。
「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」
スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。
「幸運の強化って……」
幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。
そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。
そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。
だが彼は知らない。
ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。
しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。
これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる