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第5章
11.個人的な戦後処理
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凱旋式を終え、屋敷に戻ったエイクをアルターが出迎えた。
「お疲れ様でございました。随分と大事になってしまいましたな」
「ああ、そうだな……」
エイクはそう言って、一連の出来事の概要をアルターに語った。今までアルターに連絡を送る余裕がなかったので、改めて状況を伝えたのである。
「大分情勢が変わって来ましたな。
とりあえず、今まで以上に気をつける必要があるでしょう。このことについても、皆様と話し合うべきかと思います。
それから、セレナ殿とシャルシャーラ殿からも報告すべきことがあるとの連絡を受けています」
エイクの話しを聞いたアルターがそう口にした。
「それは、緊急を要する話なのか?」
「いえ、とても重要な内容ではあるものの、今すぐに報告しなければならないというわけではないそうです」
「そうか……」
エイクはそう言うと、少し考えてから言葉を続けた。
「それじゃあ、明日の朝早々にいつもどおりロアンの屋敷で会議を開く事にしよう。
その後トロアと話す事もあるから、その段取りもするようにロアンに伝えてくれ」
フィントリッドからは、チムル村を開放した翌日にテティスを通じて連絡が来ていた。何らかの方法でテティスに言付を伝えたらしい。
それによると、フィントリッドは先に王都に帰る事にしたそうだ。そして、落ち着いたら出来るだけ早く今回の魔族の動きについて話し合いたいとのことだった。
エイクとしても、フィントリッドと話したいことは幾つもある。自分達の会議を優先するが、その後直ぐに話す事にしたのだった。
「今日は、まずアズィーダを正式に俺の奴隷にする手続きをする。その後したいこともあるから、アズィーダはロアンの屋敷に預ける。
それから、また“イフリートの宴亭”で祝勝の宴会をすると連絡を頼む。俺は遅くなるだろうから、店に帰って来た冒険者達から順次始めるように伝えておいてくれ。
冒険者の連中は、要するにただで飲み食いできればいいんだから、それで文句はないだろう。
俺は一応“イフリートの宴亭”に顔を出すが、その後はロアンの屋敷に戻って、そのまま今夜はそっちに泊まるつもりだ。その手配も頼む。
それで、朝一番から会議が出来るようにして欲しい」
「承りました」
アルターはそう答えて早速動きは始める。
そしてエイク自身も直ぐに屋敷を出た。言葉通りアズィーダを正式に奴隷として登録する為だ。
この手続きを行っておかないとアズィーダの立場が中に浮いてしまって大変よろしくない。魔族は基本的に光の担い手共通の敵だからだ。
下級妖魔などはほぼ害獣と同じ扱いで、見つけたら駆除するというのが基本的な対応になる。上級の妖魔や闇の担い手なら話も通じるので、理性的な者は状況が許せば話し合いを試みることが多い。
だが、そうしなければならないという法はない。相手が魔族というだけで問答無用で殺そうとしても、別に罪には問われないのである。
なので、アズィーダに関して問題が起き難くする為には、さっさとエイクの奴隷という立場を確立してしまうのが最も手っ取り早いのだ。
奴隷となれば、エイクの所有物ということになるので、当然手を出せば犯罪になる。
具体的な手続きは、内務局の該当する部署で登録を行い、比較的簡単に確認できる場所に焼印を刻み、加えて魔族の場合は、基本的に首輪を付けるというものだ。
更に、強い力を持つ魔族ならば、主人に逆らえないように“禁則”の魔法をかけられる。
痛みと屈辱を伴う措置だが、エイクはアズィーダは抗わないだろと思っていた。既に信仰心に基づいてエイクの事を己が主と認めているからだ。
だが、具体的に伝えられたアズィーダは、一つだけ条件を口にした。
「その焼印というのは、主殿の手で刻んで欲しい。私に勝利した強き主殿にならば、どのように傷物にされても構わないが、それ以外の者にそんな事をされるのは耐え難い」
と、そう主張したのである。
エイクはその要望を受け若干逡巡した。だが、逡巡した理由が、女性に我が手で癒えない傷をつけることへの抵抗感だと気付いて、その滑稽さを思い自嘲した。
(今まで、欲望のままに散々女を傷物にしておいて、今更そんな事に躊躇うとは偽善だ。
女を奴隷に落とすという悪事を自分がしたということをしっかりと意識する為にも、自分の手でやるべきだ)
エイクはそう考え、アズィーダの要望に応えることにした。
ちなみに焼印を押す場所は左肩にした。既に犯罪奴隷として焼印を押されているジュディアと揃えたのである。
アズィーダは顔色1つ変えずにその苦痛に耐えた。
“禁則”の呪文をかけるのには時間を要した。“禁則”は高度な古語魔法であり使い手はとても少ない。直ぐに使い手を用意するのは難しいのである。
結局手続きを終えたのはすっかり夜になってからだった。
その後エイクは予定通りロアンが経営する娼館“精霊の泉”に行き、ロアンにアズィーダを預けた。
ちなみに、“精霊の泉”はエイクから見ても随分な盛況ぶりだった。
“精霊の泉”は幾棟もの建物が連なった大規模歓楽施設ともいえるものだ。そして、様々な価格毎に女性が関わる多様なサービスを提供している。
手っ取り早く性欲を満たしたい者が短時間毎に下級娼婦を買う。
美しい女性と酒や会話を愉しみ、或いは歌謡や舞踏など優れた芸を鑑賞し、その延長として或いはそういう態で情を交わす。
そして、驚くほどの高額を費やして、最高級の女性と夢のような夜を楽しむ。などなどだ。
それぞれの価格帯の中にも、賑やかなものや静かな雰囲気のものなど風情が違う複数の店舗があり、そのどれにも多くの客が入っているようだった。
エイクにとっては喜ばしい事だ。“精霊の泉”は彼にとって最大の資金源なのだから。
(商売繁盛で結構な事だ)
そんな事を考えているエイクに、ロアンが嬉しそうな様子で声をかけてきた。
「ところでエイク様、アルター様から今夜はこちらにお泊りいただけると承っています。精一杯のおもてなしをさせていただきます。
うちの一番上の娘達の中でも、特に評判のいい娘をご紹介させていただきますので、お楽しみいただければ幸いです」
それを聞いて、エイクは自分の言付が誤解を招くものだった事に気付いた。
「いや、悪いがそういうつもりじゃあないんだ。女を用意してもらう必要はない」
そう告げて、エイクは自分が考えていた事をロアンに説明した。
「……承知いたしました。早合点をしてしまい申し訳ありません」
エイクの話しを聞いたロアンは、残念そうな様子を見せながらそう告げた。
「ああ、そういうことで、準備をしておいてくれ」
「畏まりました」
そうして、エイクはロアンとの話しを切り上げ、“イフリートの宴亭”へと向かった。
“イフリートの宴亭”では、エイクが伝えていた通り、既にエイクの成功を祝う宴が開催されていた。
店内に入って来たエイクを最初に見つけたのは店主のガゼックだった。
「エイク様、お待ちしておりました。どうぞこちらへ」
ガゼックはそう言って、エイクを予め用意していた席に案内した。
席へ向かいつつエイクはガゼックに問いかけた。
「そういえば、俺の級位はどうなった?」
予定では、王都の冒険者の店の店主達の会合が既に行われており、その場でガゼックはエイクを英雄級冒険者とする事を提案する事になっていた。
ガゼックは顔をしかめつつ答える。
「案の定“英雄の凱歌亭”の横槍で英雄級とは認められませんでした。“英雄の凱歌亭”とライバル関係にある“三つの灯亭”は積極的に味方に付いてくれたのですが、力及ばず……。
結局、今のエイク様は上級上位の戦士、ということになっております」
“英雄の凱歌亭”という名の冒険者の店は、現在王都で唯一の英雄級冒険者を抱える店であり、その地位を守るためにエイクを英雄級と認める事に反対で、金や伝手を使って他の店に働きかけを行っていたらしい。
その結果、英雄級の中でもかなり上の方と言ってよいほどの実力と功績を示しているにもかかわらず、エイクを英雄級冒険者と認める事は却下されてしまったという事だ。
だが、ガゼックは相好を崩して言葉を続けた。
「ですが、その矢先にこのご活躍です。もはやエイク様が英雄級に相応しいのは明らか。
それどころか、“凱歌亭”の英雄級冒険者などよりも遥かに格上なのは明白です。反対した者達は、面目を失い青ざめていることでしょう。次の機会には反対する者はもう誰もいないはずです」
「そうか。まあ、その件は無理をしなくても良いから、普通に推しておいてくれ」
そんな会話をしつつエイクが席に着くと、幾人かの冒険者がエイクの周りに集まってきた。そして、エイクの功績を褒め称え始める。
中には、露骨にエイクに粉をかけて来る女性冒険者もいた。エイクはその者達を適当にあしらった。
本来なら、このような場を使って多くの者と会話を交わし、信頼できる者とそうでない者を見極めたりするべきなのだろう。だが、今のエイクはそんな事に時間を使いたくはなかった。他にしたいことがあったからだ。
(飯だけ食べて、適当なところで切り上げて、“精霊の泉”に戻ろう)
宴に参加して間もないのに、エイクは既にそんな事を考え始めていた。
「お疲れ様でございました。随分と大事になってしまいましたな」
「ああ、そうだな……」
エイクはそう言って、一連の出来事の概要をアルターに語った。今までアルターに連絡を送る余裕がなかったので、改めて状況を伝えたのである。
「大分情勢が変わって来ましたな。
とりあえず、今まで以上に気をつける必要があるでしょう。このことについても、皆様と話し合うべきかと思います。
それから、セレナ殿とシャルシャーラ殿からも報告すべきことがあるとの連絡を受けています」
エイクの話しを聞いたアルターがそう口にした。
「それは、緊急を要する話なのか?」
「いえ、とても重要な内容ではあるものの、今すぐに報告しなければならないというわけではないそうです」
「そうか……」
エイクはそう言うと、少し考えてから言葉を続けた。
「それじゃあ、明日の朝早々にいつもどおりロアンの屋敷で会議を開く事にしよう。
その後トロアと話す事もあるから、その段取りもするようにロアンに伝えてくれ」
フィントリッドからは、チムル村を開放した翌日にテティスを通じて連絡が来ていた。何らかの方法でテティスに言付を伝えたらしい。
それによると、フィントリッドは先に王都に帰る事にしたそうだ。そして、落ち着いたら出来るだけ早く今回の魔族の動きについて話し合いたいとのことだった。
エイクとしても、フィントリッドと話したいことは幾つもある。自分達の会議を優先するが、その後直ぐに話す事にしたのだった。
「今日は、まずアズィーダを正式に俺の奴隷にする手続きをする。その後したいこともあるから、アズィーダはロアンの屋敷に預ける。
それから、また“イフリートの宴亭”で祝勝の宴会をすると連絡を頼む。俺は遅くなるだろうから、店に帰って来た冒険者達から順次始めるように伝えておいてくれ。
冒険者の連中は、要するにただで飲み食いできればいいんだから、それで文句はないだろう。
俺は一応“イフリートの宴亭”に顔を出すが、その後はロアンの屋敷に戻って、そのまま今夜はそっちに泊まるつもりだ。その手配も頼む。
それで、朝一番から会議が出来るようにして欲しい」
「承りました」
アルターはそう答えて早速動きは始める。
そしてエイク自身も直ぐに屋敷を出た。言葉通りアズィーダを正式に奴隷として登録する為だ。
この手続きを行っておかないとアズィーダの立場が中に浮いてしまって大変よろしくない。魔族は基本的に光の担い手共通の敵だからだ。
下級妖魔などはほぼ害獣と同じ扱いで、見つけたら駆除するというのが基本的な対応になる。上級の妖魔や闇の担い手なら話も通じるので、理性的な者は状況が許せば話し合いを試みることが多い。
だが、そうしなければならないという法はない。相手が魔族というだけで問答無用で殺そうとしても、別に罪には問われないのである。
なので、アズィーダに関して問題が起き難くする為には、さっさとエイクの奴隷という立場を確立してしまうのが最も手っ取り早いのだ。
奴隷となれば、エイクの所有物ということになるので、当然手を出せば犯罪になる。
具体的な手続きは、内務局の該当する部署で登録を行い、比較的簡単に確認できる場所に焼印を刻み、加えて魔族の場合は、基本的に首輪を付けるというものだ。
更に、強い力を持つ魔族ならば、主人に逆らえないように“禁則”の魔法をかけられる。
痛みと屈辱を伴う措置だが、エイクはアズィーダは抗わないだろと思っていた。既に信仰心に基づいてエイクの事を己が主と認めているからだ。
だが、具体的に伝えられたアズィーダは、一つだけ条件を口にした。
「その焼印というのは、主殿の手で刻んで欲しい。私に勝利した強き主殿にならば、どのように傷物にされても構わないが、それ以外の者にそんな事をされるのは耐え難い」
と、そう主張したのである。
エイクはその要望を受け若干逡巡した。だが、逡巡した理由が、女性に我が手で癒えない傷をつけることへの抵抗感だと気付いて、その滑稽さを思い自嘲した。
(今まで、欲望のままに散々女を傷物にしておいて、今更そんな事に躊躇うとは偽善だ。
女を奴隷に落とすという悪事を自分がしたということをしっかりと意識する為にも、自分の手でやるべきだ)
エイクはそう考え、アズィーダの要望に応えることにした。
ちなみに焼印を押す場所は左肩にした。既に犯罪奴隷として焼印を押されているジュディアと揃えたのである。
アズィーダは顔色1つ変えずにその苦痛に耐えた。
“禁則”の呪文をかけるのには時間を要した。“禁則”は高度な古語魔法であり使い手はとても少ない。直ぐに使い手を用意するのは難しいのである。
結局手続きを終えたのはすっかり夜になってからだった。
その後エイクは予定通りロアンが経営する娼館“精霊の泉”に行き、ロアンにアズィーダを預けた。
ちなみに、“精霊の泉”はエイクから見ても随分な盛況ぶりだった。
“精霊の泉”は幾棟もの建物が連なった大規模歓楽施設ともいえるものだ。そして、様々な価格毎に女性が関わる多様なサービスを提供している。
手っ取り早く性欲を満たしたい者が短時間毎に下級娼婦を買う。
美しい女性と酒や会話を愉しみ、或いは歌謡や舞踏など優れた芸を鑑賞し、その延長として或いはそういう態で情を交わす。
そして、驚くほどの高額を費やして、最高級の女性と夢のような夜を楽しむ。などなどだ。
それぞれの価格帯の中にも、賑やかなものや静かな雰囲気のものなど風情が違う複数の店舗があり、そのどれにも多くの客が入っているようだった。
エイクにとっては喜ばしい事だ。“精霊の泉”は彼にとって最大の資金源なのだから。
(商売繁盛で結構な事だ)
そんな事を考えているエイクに、ロアンが嬉しそうな様子で声をかけてきた。
「ところでエイク様、アルター様から今夜はこちらにお泊りいただけると承っています。精一杯のおもてなしをさせていただきます。
うちの一番上の娘達の中でも、特に評判のいい娘をご紹介させていただきますので、お楽しみいただければ幸いです」
それを聞いて、エイクは自分の言付が誤解を招くものだった事に気付いた。
「いや、悪いがそういうつもりじゃあないんだ。女を用意してもらう必要はない」
そう告げて、エイクは自分が考えていた事をロアンに説明した。
「……承知いたしました。早合点をしてしまい申し訳ありません」
エイクの話しを聞いたロアンは、残念そうな様子を見せながらそう告げた。
「ああ、そういうことで、準備をしておいてくれ」
「畏まりました」
そうして、エイクはロアンとの話しを切り上げ、“イフリートの宴亭”へと向かった。
“イフリートの宴亭”では、エイクが伝えていた通り、既にエイクの成功を祝う宴が開催されていた。
店内に入って来たエイクを最初に見つけたのは店主のガゼックだった。
「エイク様、お待ちしておりました。どうぞこちらへ」
ガゼックはそう言って、エイクを予め用意していた席に案内した。
席へ向かいつつエイクはガゼックに問いかけた。
「そういえば、俺の級位はどうなった?」
予定では、王都の冒険者の店の店主達の会合が既に行われており、その場でガゼックはエイクを英雄級冒険者とする事を提案する事になっていた。
ガゼックは顔をしかめつつ答える。
「案の定“英雄の凱歌亭”の横槍で英雄級とは認められませんでした。“英雄の凱歌亭”とライバル関係にある“三つの灯亭”は積極的に味方に付いてくれたのですが、力及ばず……。
結局、今のエイク様は上級上位の戦士、ということになっております」
“英雄の凱歌亭”という名の冒険者の店は、現在王都で唯一の英雄級冒険者を抱える店であり、その地位を守るためにエイクを英雄級と認める事に反対で、金や伝手を使って他の店に働きかけを行っていたらしい。
その結果、英雄級の中でもかなり上の方と言ってよいほどの実力と功績を示しているにもかかわらず、エイクを英雄級冒険者と認める事は却下されてしまったという事だ。
だが、ガゼックは相好を崩して言葉を続けた。
「ですが、その矢先にこのご活躍です。もはやエイク様が英雄級に相応しいのは明らか。
それどころか、“凱歌亭”の英雄級冒険者などよりも遥かに格上なのは明白です。反対した者達は、面目を失い青ざめていることでしょう。次の機会には反対する者はもう誰もいないはずです」
「そうか。まあ、その件は無理をしなくても良いから、普通に推しておいてくれ」
そんな会話をしつつエイクが席に着くと、幾人かの冒険者がエイクの周りに集まってきた。そして、エイクの功績を褒め称え始める。
中には、露骨にエイクに粉をかけて来る女性冒険者もいた。エイクはその者達を適当にあしらった。
本来なら、このような場を使って多くの者と会話を交わし、信頼できる者とそうでない者を見極めたりするべきなのだろう。だが、今のエイクはそんな事に時間を使いたくはなかった。他にしたいことがあったからだ。
(飯だけ食べて、適当なところで切り上げて、“精霊の泉”に戻ろう)
宴に参加して間もないのに、エイクは既にそんな事を考え始めていた。
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