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第5章
74.辺境伯領の参謀
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やがて、書状の中身を読み込んだ男は、エイクに向かって語りかけた。
「質問をさせてもらって良いですか?」
「ええ、どうぞ」
「ワレイザ駐留部隊で生き残ったのは何人でしたか?」
「副隊長のアメリア・ヨーセインさんを初めとして全部で8人でした」
「砦を奪還した後、困った事も起こったそうですね」
「……迷宮の機能が復活した事ですか? 確かにそのせいで砦から出る事になりました。
その後、ベアトリクス様とアメリア殿たちはワレイザの街に対応して、私は領都に向かうことにしました。その書状はその時に書いていただいたものです」
「ベアトリクス様は、身代わりになって殺された侍女の亡骸をどうしましたか?」
「囮となって亡くなった方の事ですか?
もしそうなら、丁重に埋葬して祈りを捧げていました。埋葬するための穴を掘ったのは私です」
「墓穴を1人で? それは大変でしたね」
「いえ、作業としては大したことはありません。首一つ分の穴でしたから」
男は訝し気な様子で更に問うた。
「首一つ分、とは?」
「そのことまでは書いてありませんか? その侍女の方は、ラモーシャズ家の者達によって首を切り落とされたのです。その首だけがベアトリクス様の前にさらされました。酷い事です」
「……なるほど、分かりました。詳しい事までありがとうございます。お話しに嘘はないようですね」
「信じてもらえたならありがたいです。ところで、私からも1つ聞いてよいですか?」
「どうぞ」
そこでエイクは、意図的に口調を変えて問いを発した。
「あんたは、本当は何者なんだ?」
男は、僅かに驚いたような表情を見せながら言葉を返す。
「どういう意味でしょうか? 私は、ヒエロニム・ロフトール以外の何者でもありませんが」
エイクは重ねて問う。
「ベアトリクス様は、ヒエロニムという人について、『普通の兵士よりも少し強い程度』と言っていた。あんたのどこが、普通の兵士より少し強い程度なんだ?」
「こう見えても、並みの兵士に遅れをとるつもりはありません。まあ、牢獄生活で多少なまってはいるかもしれませんが」
「逆だ、あんたは、普通の兵士なんかとは比べ物にならないほど強い」
エイクは常日頃から相手の強さを注意深く測っている。特に今はいつも以上に他者の強さを読む事に気を配っていた。その結果、目の前の男の立ち居振る舞いに違和感を持っていた。
一見すると大して強くはないように見えるが、実際には実力を隠している。そんな印象を持ったのである。
更に言えば、目の前の男のオドは、少なくとも一般人よりは大分強い。間近で感知したことで、エイクはそう感じ取っていた。只者ではないと思っていた理由はそれだ。
だから、この男はヒエロニム・ロフトールではないのだろうと推測した。
しかし、男は尚も否定の言葉を述べる。
「強いと思ってくれるのは嬉しいですが、それは買いかぶり――」
そこでエイクは、左腰の鞘に収めたクレイモアの柄を握り、男に向かって殺気を放つ。
「ッ!」
男は言葉をとぎれさせ、一瞬、身構えた。
(間違いない。こいつは強い)
身構える男の様子を見てエイクはそう確信する。
(多分、オスグリアとかいう女よりも、こいつの方が強い)
そして、そんな判断を下してもいた。
エイクが知る限りでは、ヴェスヴィア辺境伯領にいた者たちの中で、オスグリア・ラモーシャズよりも確実に強いと言われていたのはただ一人。傭兵団“雷獣の牙”の団長、ゼキメルス・サルマイドだけだ。
エイクは更に意を強め厳しい目で男を睨みつけ、戦闘態勢をとる。
男は慌てた様子で声をあげた。
「お待ちください。強さを隠していたのです。
私は、間違いなくヒエロニム・ロフトールです。ですが、日頃から本当の強さを隠していました。ベアトリクス様に対してさえもです。
貴方の様な、本当の強者にはご理解いただけないと思いますが、私のような中途半端な強さの者にとっては、自分の強さを悟られない事は重要なのです。なので、ずっと隠していました」
「……」
男の抗弁は、エイクにも理解できるものだった。何しろエイク自身も今正に己の強さを隠すように振舞っているのだから。
(確かに、言われていたよりも強いというだけで別人だと断言は出来ないか。だが、この男が本物だという証拠もない)
そう考えたエイクは、その懸念をそのまま言葉にした。
「俺には、貴方の言葉が本当かどうか分からない。そして、確認する為に時間をとる余裕もない。だから、貴方と協力は出来ない」
「……分かりました。やむを得ないでしょう」
男の方も、この場で直ぐに身の潔白を証明する術を持っていないようだ。しかし、ひとつの提案を行った。
「それでは、一方的に私の持つ情報をお話しさせていただきます。牢から逃れた後、反撃の糸口を掴もうと考えて探った結果得たものです。信じるかどうかの判断はお任せします。
まず、既にご存知のようですが、“雷獣の牙”は間違いなくラモーシャズ家を裏切りました。当家から寝返った騎士達も“雷獣の牙”に従っています。
そして、“雷獣の牙”は辺境伯様の屋敷に居座り、寝返った騎士達は市街の詰所を拠点にして、住民を抑えるよう努めています。
“雷獣の牙”は屋敷の1階にある大広間を本営のように使っています。それから、2階に2箇所捕虜を監禁している部屋があります。1つは、反乱時に屋敷にいた使用人達を拘留している部屋です。
もう1つの部屋には、ラモーシャズ家の関係者が押し込められています。もっとも、こちらについては、その多くは死人になっているでしょう。
“雷獣の牙”の傭兵どもは、殆んどかかりきりでラモーシャズ家の者達を甚振っていたようなのです。ちなみに、当家を裏切った家令もこちらに入れられたようです。“雷獣の牙”は最早彼を利用するつもりはないのでしょう。
それぞれの部屋の場所ですが……」
エイクは、その話を聞いて、男の事をもう少し信頼しても良いのではないかと考えた。
男が言う捕虜が監禁されている部屋の場所は、エイクがオド感知能力によって多くのオドが固まっている事を感知した場所と一致したからだ。男の言葉は真実である可能性が高い。
なので、自分からも情報を渡しことにした。
「一応、参考にさせてもらう。
こっちの話だが、俺は夜が明ける前に屋敷にいるという傭兵どもを攻撃する。
具体的な時間や方法は言えない。貴方の事を完全に信じたわけではないからな。
もしも、貴方がベアトリクス様の味方だというなら、この後ずっと屋敷の様子を注意深く探って、俺の攻撃が始まったと悟ったなら、出来る限りの援護をして欲しい」
「分かりました。心して待たせていただきます。貴方の言葉が真実だったならば、私も可能な限り貴方のお手伝いをいたします」
「ああ、次に会う時には、味方だと信じられる状況である事を期待しているよ」
エイクはそう告げると、直ぐには警戒を解かずに後ずさり、距離をとってから身を翻してその場を去った。
この後は、ベアトリクスに教えてもらった隠し通路を利用して屋敷に攻め込むつもりだ。
エイクの気配が完全に消えてから、エイクと話しをしていた男は安堵して大きく息を吐いた。
「ふ~~」
そして、心中で思った。
(ベアトリクスお嬢様、あなたは、いったいどうやって、あんな怪物を味方に引き込んだんですか? 彼の強さは異常なほどですよ。凄まれただけで死ぬかと思いました……。
まあ、少なくとも、今は味方だと思えば、これほど心強い事はありませんが)
男は、確かにヴェスヴィア辺境伯家の元参謀ヒエロニム・ロフトールだった。
そして、エイクが剣を手にして凄む事でヒエロニムの実力を測った時、ヒエロニムの方もまた、エイクが隠していた尋常ならざる強さを悟っていた。
ヒエロニムは考察を進める。
(しかし、あんな凄まじい気迫を示せるのに、度胸がないから顔を隠すなどと、よく言えたものです。
顔を隠すのは素性を隠したいから、そして、顔を見られれば素性が分かるような有名人だからこそでしょう。当然ですね。あのような強者がそう何人もいるはずがない。
実際、あれほどの気迫を身近で感じたのは、ガイゼイク・ファインド様以来です)
ヒエロニムは、かつて同じ戦場に立ったことがある、ガイゼイクの事を思い出していた。そして、更に思うところがあった。
(そういえば、何処となくガイゼイク様と雰囲気が似ていたような気もしますね。まさか……)
と、そんなことまで考えが及びそうになり、ヒエロニムは意識を切り替えた。
(いえ、今は色々考えている場合ではありません。敵を倒す事に集中しなければ。
夜明けまでに何事か起こるならのんびりとはしていられない。こちらはこちらで準備を始めましょう)
そのように考え、ヒエロニムもまたその場を去った。
領都トゥーランにおいても、“雷獣の牙”に対する反撃が始まろうとしていた。
「質問をさせてもらって良いですか?」
「ええ、どうぞ」
「ワレイザ駐留部隊で生き残ったのは何人でしたか?」
「副隊長のアメリア・ヨーセインさんを初めとして全部で8人でした」
「砦を奪還した後、困った事も起こったそうですね」
「……迷宮の機能が復活した事ですか? 確かにそのせいで砦から出る事になりました。
その後、ベアトリクス様とアメリア殿たちはワレイザの街に対応して、私は領都に向かうことにしました。その書状はその時に書いていただいたものです」
「ベアトリクス様は、身代わりになって殺された侍女の亡骸をどうしましたか?」
「囮となって亡くなった方の事ですか?
もしそうなら、丁重に埋葬して祈りを捧げていました。埋葬するための穴を掘ったのは私です」
「墓穴を1人で? それは大変でしたね」
「いえ、作業としては大したことはありません。首一つ分の穴でしたから」
男は訝し気な様子で更に問うた。
「首一つ分、とは?」
「そのことまでは書いてありませんか? その侍女の方は、ラモーシャズ家の者達によって首を切り落とされたのです。その首だけがベアトリクス様の前にさらされました。酷い事です」
「……なるほど、分かりました。詳しい事までありがとうございます。お話しに嘘はないようですね」
「信じてもらえたならありがたいです。ところで、私からも1つ聞いてよいですか?」
「どうぞ」
そこでエイクは、意図的に口調を変えて問いを発した。
「あんたは、本当は何者なんだ?」
男は、僅かに驚いたような表情を見せながら言葉を返す。
「どういう意味でしょうか? 私は、ヒエロニム・ロフトール以外の何者でもありませんが」
エイクは重ねて問う。
「ベアトリクス様は、ヒエロニムという人について、『普通の兵士よりも少し強い程度』と言っていた。あんたのどこが、普通の兵士より少し強い程度なんだ?」
「こう見えても、並みの兵士に遅れをとるつもりはありません。まあ、牢獄生活で多少なまってはいるかもしれませんが」
「逆だ、あんたは、普通の兵士なんかとは比べ物にならないほど強い」
エイクは常日頃から相手の強さを注意深く測っている。特に今はいつも以上に他者の強さを読む事に気を配っていた。その結果、目の前の男の立ち居振る舞いに違和感を持っていた。
一見すると大して強くはないように見えるが、実際には実力を隠している。そんな印象を持ったのである。
更に言えば、目の前の男のオドは、少なくとも一般人よりは大分強い。間近で感知したことで、エイクはそう感じ取っていた。只者ではないと思っていた理由はそれだ。
だから、この男はヒエロニム・ロフトールではないのだろうと推測した。
しかし、男は尚も否定の言葉を述べる。
「強いと思ってくれるのは嬉しいですが、それは買いかぶり――」
そこでエイクは、左腰の鞘に収めたクレイモアの柄を握り、男に向かって殺気を放つ。
「ッ!」
男は言葉をとぎれさせ、一瞬、身構えた。
(間違いない。こいつは強い)
身構える男の様子を見てエイクはそう確信する。
(多分、オスグリアとかいう女よりも、こいつの方が強い)
そして、そんな判断を下してもいた。
エイクが知る限りでは、ヴェスヴィア辺境伯領にいた者たちの中で、オスグリア・ラモーシャズよりも確実に強いと言われていたのはただ一人。傭兵団“雷獣の牙”の団長、ゼキメルス・サルマイドだけだ。
エイクは更に意を強め厳しい目で男を睨みつけ、戦闘態勢をとる。
男は慌てた様子で声をあげた。
「お待ちください。強さを隠していたのです。
私は、間違いなくヒエロニム・ロフトールです。ですが、日頃から本当の強さを隠していました。ベアトリクス様に対してさえもです。
貴方の様な、本当の強者にはご理解いただけないと思いますが、私のような中途半端な強さの者にとっては、自分の強さを悟られない事は重要なのです。なので、ずっと隠していました」
「……」
男の抗弁は、エイクにも理解できるものだった。何しろエイク自身も今正に己の強さを隠すように振舞っているのだから。
(確かに、言われていたよりも強いというだけで別人だと断言は出来ないか。だが、この男が本物だという証拠もない)
そう考えたエイクは、その懸念をそのまま言葉にした。
「俺には、貴方の言葉が本当かどうか分からない。そして、確認する為に時間をとる余裕もない。だから、貴方と協力は出来ない」
「……分かりました。やむを得ないでしょう」
男の方も、この場で直ぐに身の潔白を証明する術を持っていないようだ。しかし、ひとつの提案を行った。
「それでは、一方的に私の持つ情報をお話しさせていただきます。牢から逃れた後、反撃の糸口を掴もうと考えて探った結果得たものです。信じるかどうかの判断はお任せします。
まず、既にご存知のようですが、“雷獣の牙”は間違いなくラモーシャズ家を裏切りました。当家から寝返った騎士達も“雷獣の牙”に従っています。
そして、“雷獣の牙”は辺境伯様の屋敷に居座り、寝返った騎士達は市街の詰所を拠点にして、住民を抑えるよう努めています。
“雷獣の牙”は屋敷の1階にある大広間を本営のように使っています。それから、2階に2箇所捕虜を監禁している部屋があります。1つは、反乱時に屋敷にいた使用人達を拘留している部屋です。
もう1つの部屋には、ラモーシャズ家の関係者が押し込められています。もっとも、こちらについては、その多くは死人になっているでしょう。
“雷獣の牙”の傭兵どもは、殆んどかかりきりでラモーシャズ家の者達を甚振っていたようなのです。ちなみに、当家を裏切った家令もこちらに入れられたようです。“雷獣の牙”は最早彼を利用するつもりはないのでしょう。
それぞれの部屋の場所ですが……」
エイクは、その話を聞いて、男の事をもう少し信頼しても良いのではないかと考えた。
男が言う捕虜が監禁されている部屋の場所は、エイクがオド感知能力によって多くのオドが固まっている事を感知した場所と一致したからだ。男の言葉は真実である可能性が高い。
なので、自分からも情報を渡しことにした。
「一応、参考にさせてもらう。
こっちの話だが、俺は夜が明ける前に屋敷にいるという傭兵どもを攻撃する。
具体的な時間や方法は言えない。貴方の事を完全に信じたわけではないからな。
もしも、貴方がベアトリクス様の味方だというなら、この後ずっと屋敷の様子を注意深く探って、俺の攻撃が始まったと悟ったなら、出来る限りの援護をして欲しい」
「分かりました。心して待たせていただきます。貴方の言葉が真実だったならば、私も可能な限り貴方のお手伝いをいたします」
「ああ、次に会う時には、味方だと信じられる状況である事を期待しているよ」
エイクはそう告げると、直ぐには警戒を解かずに後ずさり、距離をとってから身を翻してその場を去った。
この後は、ベアトリクスに教えてもらった隠し通路を利用して屋敷に攻め込むつもりだ。
エイクの気配が完全に消えてから、エイクと話しをしていた男は安堵して大きく息を吐いた。
「ふ~~」
そして、心中で思った。
(ベアトリクスお嬢様、あなたは、いったいどうやって、あんな怪物を味方に引き込んだんですか? 彼の強さは異常なほどですよ。凄まれただけで死ぬかと思いました……。
まあ、少なくとも、今は味方だと思えば、これほど心強い事はありませんが)
男は、確かにヴェスヴィア辺境伯家の元参謀ヒエロニム・ロフトールだった。
そして、エイクが剣を手にして凄む事でヒエロニムの実力を測った時、ヒエロニムの方もまた、エイクが隠していた尋常ならざる強さを悟っていた。
ヒエロニムは考察を進める。
(しかし、あんな凄まじい気迫を示せるのに、度胸がないから顔を隠すなどと、よく言えたものです。
顔を隠すのは素性を隠したいから、そして、顔を見られれば素性が分かるような有名人だからこそでしょう。当然ですね。あのような強者がそう何人もいるはずがない。
実際、あれほどの気迫を身近で感じたのは、ガイゼイク・ファインド様以来です)
ヒエロニムは、かつて同じ戦場に立ったことがある、ガイゼイクの事を思い出していた。そして、更に思うところがあった。
(そういえば、何処となくガイゼイク様と雰囲気が似ていたような気もしますね。まさか……)
と、そんなことまで考えが及びそうになり、ヒエロニムは意識を切り替えた。
(いえ、今は色々考えている場合ではありません。敵を倒す事に集中しなければ。
夜明けまでに何事か起こるならのんびりとはしていられない。こちらはこちらで準備を始めましょう)
そのように考え、ヒエロニムもまたその場を去った。
領都トゥーランにおいても、“雷獣の牙”に対する反撃が始まろうとしていた。
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