135 / 190
閑話 ○○しないと出られない部屋
しおりを挟む
※無事、三兄弟全てカプ成立になりました。
書いてイインダヨーと心の広い読者さまのおかげです。
長く引っ張ってしまったにも関わらず読んでくださりありがとうございます(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
感謝と記念のお話です。
3カプの反応の違いをお楽しみくだされば幸いです。
アイク×リュカの場合
「アイク、セックスってなんでしょうか?」
「さぁ」
見渡す限り真っ白な部屋には扉がひとつ。
ノブを捻っても押しても引っ張っても微動だにしない。
灯りもないのに仄明るい。
部屋の中央にはおあつらえ向きに大きなベットがひとつ。
リュカは壁に手を這わせて歩く。
時折コツコツと叩いたりもする。
「アイク!すごいですよ、この部屋は継ぎ目がありません」
ぐるりと部屋を一周したリュカはベッドの端に座るアイザックに駆け寄った。
おいで、と言われるままに膝によじ登る。
「リュカ、ここに大きなベッドがあるね?」
「はい。どなたかの寝室でしょうか?」
こてと首を傾げるリュカ。
あぁー可愛い可愛い、とアイザックは力いっぱいリュカを抱きしめた後、ころりとベッドに転がした。
「あれがなんの意味かはわからないが・・・ベッドの意味はわかる?」
「へ?」
二人は鍵の開くカチリという音が聞こえるまで抱き合った。
エルドリッジ×ナルシュの場合
「ふむ。なるほど」
リュカ達と同じような部屋に閉じ込められたナルシュは、顎に手を当てて頷いた。
よし、とポンとひとつ手を打つ。
「エル、やろう」
「待て、待て、待て」
「なんだよ」
すでにナルシュはエルドリッジを大きなベッドに押し倒している。
「どう考えてもこの状況は怪しいだろうが!」
ん?と首を傾げるナルシュ。
あぁー可愛い可愛い、とエルドリッジは思ったが心を鬼にした。
「いいか?ナル。なにかの罠かもしれないんだぞ?ここの空気がどんどん無くなっていってしまうとか。お前は少し短絡的すぎるぞ」
「んー、だめ?」
エルドリッジに跨ってゆるゆると腰を振るナルシュに、駄目じゃないとエルドリッジが答えるのは数秒後──。
ジェラール×ニコラスの場合
「ジェラールは私が守ります!」
「あ、はい」
ニコラスは継ぎ目の無い部屋のあちこちを検分し始めた。
それをジェラールはベッドに座って眺めている。
まずは扉が本当に開かないのか押したり引いたり、最後には体当たりまでしたが開かなかった。
次は一巡り壁を検分した後は、四つん這いになって床までコツコツと叩いている。
そして──
「ジェラール!ここですよ、きっと」
壁の角、床からほんの少しだけ上の壁をニコラスは叩いた。
「音が違います」
そう言って剣の柄でその壁を突いた。
何度か力いっぱい突くとガラガラと壁が崩れていく。
中には小さなレバーがあり、ニコラスがそれを引くとカチリと鍵の開く音がする。
「開きました!」
満面の笑みで駆け寄るニコラスにジェラールは、ありがとうとその手を握った。
はにかんだような、けれど得意げなニコラスの顔。
あぁー可愛い可愛い、とジェラールはニコラスの肩を抱いて部屋を出た。
「ご褒美をあげなくちゃいけないね?」
「え?」
こてんと首を傾げるニコラスの耳にふぅと息を吹きかけて、ジェラールはニコラスをお持ち帰りした。
もちろんめちゃくちゃ抱いた。
※ベッドという言葉があるのにセックスという言葉がないのはおかしいのでは?
そう思ってらっしゃる方もいるかと思います。
答えは簡単です、作者が寝台と書くべきところをベッドと書いて投稿してしまったからです←
書いてイインダヨーと心の広い読者さまのおかげです。
長く引っ張ってしまったにも関わらず読んでくださりありがとうございます(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
感謝と記念のお話です。
3カプの反応の違いをお楽しみくだされば幸いです。
アイク×リュカの場合
「アイク、セックスってなんでしょうか?」
「さぁ」
見渡す限り真っ白な部屋には扉がひとつ。
ノブを捻っても押しても引っ張っても微動だにしない。
灯りもないのに仄明るい。
部屋の中央にはおあつらえ向きに大きなベットがひとつ。
リュカは壁に手を這わせて歩く。
時折コツコツと叩いたりもする。
「アイク!すごいですよ、この部屋は継ぎ目がありません」
ぐるりと部屋を一周したリュカはベッドの端に座るアイザックに駆け寄った。
おいで、と言われるままに膝によじ登る。
「リュカ、ここに大きなベッドがあるね?」
「はい。どなたかの寝室でしょうか?」
こてと首を傾げるリュカ。
あぁー可愛い可愛い、とアイザックは力いっぱいリュカを抱きしめた後、ころりとベッドに転がした。
「あれがなんの意味かはわからないが・・・ベッドの意味はわかる?」
「へ?」
二人は鍵の開くカチリという音が聞こえるまで抱き合った。
エルドリッジ×ナルシュの場合
「ふむ。なるほど」
リュカ達と同じような部屋に閉じ込められたナルシュは、顎に手を当てて頷いた。
よし、とポンとひとつ手を打つ。
「エル、やろう」
「待て、待て、待て」
「なんだよ」
すでにナルシュはエルドリッジを大きなベッドに押し倒している。
「どう考えてもこの状況は怪しいだろうが!」
ん?と首を傾げるナルシュ。
あぁー可愛い可愛い、とエルドリッジは思ったが心を鬼にした。
「いいか?ナル。なにかの罠かもしれないんだぞ?ここの空気がどんどん無くなっていってしまうとか。お前は少し短絡的すぎるぞ」
「んー、だめ?」
エルドリッジに跨ってゆるゆると腰を振るナルシュに、駄目じゃないとエルドリッジが答えるのは数秒後──。
ジェラール×ニコラスの場合
「ジェラールは私が守ります!」
「あ、はい」
ニコラスは継ぎ目の無い部屋のあちこちを検分し始めた。
それをジェラールはベッドに座って眺めている。
まずは扉が本当に開かないのか押したり引いたり、最後には体当たりまでしたが開かなかった。
次は一巡り壁を検分した後は、四つん這いになって床までコツコツと叩いている。
そして──
「ジェラール!ここですよ、きっと」
壁の角、床からほんの少しだけ上の壁をニコラスは叩いた。
「音が違います」
そう言って剣の柄でその壁を突いた。
何度か力いっぱい突くとガラガラと壁が崩れていく。
中には小さなレバーがあり、ニコラスがそれを引くとカチリと鍵の開く音がする。
「開きました!」
満面の笑みで駆け寄るニコラスにジェラールは、ありがとうとその手を握った。
はにかんだような、けれど得意げなニコラスの顔。
あぁー可愛い可愛い、とジェラールはニコラスの肩を抱いて部屋を出た。
「ご褒美をあげなくちゃいけないね?」
「え?」
こてんと首を傾げるニコラスの耳にふぅと息を吹きかけて、ジェラールはニコラスをお持ち帰りした。
もちろんめちゃくちゃ抱いた。
※ベッドという言葉があるのにセックスという言葉がないのはおかしいのでは?
そう思ってらっしゃる方もいるかと思います。
答えは簡単です、作者が寝台と書くべきところをベッドと書いて投稿してしまったからです←
59
あなたにおすすめの小説
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
美人なのに醜いと虐げられる転生公爵令息は、婚約破棄と家を捨てて成り上がることを画策しています。
竜鳴躍
BL
ミスティ=エルフィードには前世の記憶がある。
男しかいないこの世界、横暴な王子の婚約者であることには絶望しかない。
家族も屑ばかりで、母親(男)は美しく生まれた息子に嫉妬して、徹底的にその美を隠し、『醜い』子として育てられた。
前世の記憶があるから、本当は自分が誰よりも美しいことは分かっている。
前世の記憶チートで優秀なことも。
だけど、こんな家も婚約者も捨てたいから、僕は知られないように自分を磨く。
愚かで醜い子として婚約破棄されたいから。
夫には好きな相手がいるようです。愛されない僕は針と糸で未来を縫い直します。
伊織
BL
裕福な呉服屋の三男・桐生千尋(きりゅう ちひろ)は、行商人の家の次男・相馬誠一(そうま せいいち)と結婚した。
子どもの頃に憧れていた相手との結婚だったけれど、誠一はほとんど笑わず、冷たい態度ばかり。
ある日、千尋は誠一宛てに届いた女性からの恋文を見つけてしまう。
――自分はただ、家からの援助目当てで選ばれただけなのか?
失望と涙の中で、千尋は気づく。
「誠一に頼らず、自分の力で生きてみたい」
針と糸を手に、幼い頃から得意だった裁縫を活かして、少しずつ自分の居場所を築き始める。
やがて町の人々に必要とされ、笑顔を取り戻していく千尋。
そんな千尋を見て、誠一の心もまた揺れ始めて――。
涙から始まる、すれ違い夫婦の再生と恋の物語。
※本作は明治時代初期~中期をイメージしていますが、BL作品としての物語性を重視し、史実とは異なる設定や表現があります。
※誤字脱字などお気づきの点があるかもしれませんが、温かい目で読んでいただければ嬉しいです。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
記憶を無くしたら家族に愛されました
レン
BL
リオンは第三王子で横暴で傲慢で侍女や執事が少しでも気に入らなかったら物を投げたり怒鳴ったりする。家族の前でも態度はあまり変わらない…
家族からも煩わしく思われたていて嫌われていた… そんなある日階段から落ちて意識をなくした…数日後目を覚ましたらリオンの様子がいつもと違くて…
「君は完璧だから、放っておいても大丈夫」と笑った夫。~王宮から私が去ったあと「愛していた」と泣きついても、もう手遅れです~
水上
恋愛
「君は完璧だから、放っておいても大丈夫だ」
夫である王太子はそう笑い、泣き真似が得意な見習い令嬢ばかりを優先した。
王太子妃セシリアは、怒り狂うこともなく、静かに心を閉ざす。
「左様でございますか」
彼女は夫への期待というノイズを遮断し、離縁の準備を始めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる