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第8章
再び(2)
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――シロクさん……?!
でも、なんで彼がここに?! ライドに帰ったはずじゃ……。
あたしはシロクさんらしき人物の後ろ姿を目で捕らえる。大きな絵画の飾られた、広い廊下の壁際だ。悪魔女がふりかざす短剣を、彼は左手に持った盾で弾いた。右手には、刃先が少し変わった形の、大型の剣を持っている。
ふたりは一旦、距離を取った。
「……誰かと思えば……久しぶりなの、坊や。脚の具合はどうなの?」
悪魔女が、少し強張った表情でにやりと笑う。「坊や」と呼ばれた男性は、無言で若干身を低くして半身を引いた。ようやく、彼の横顔が見える。
やっぱり、シロクさんだ。
(――マトリ……聞こえる?)
頭に響いた声にはっとして、あたしは足元にいるレオッカを見た。身体を起こしているものの、まだ脇腹を押さえている。
「大丈夫?! 無理しないで!」
「大丈夫、大丈夫。ちょ、ちょっと無理はしちゃったけど……代わりに、働いてくれる人材を……しょ、召喚したから」
「召喚……って、じゃあ、シロクさんは魔法でレオッカがここに……?!」
「うん。僕たち……どう見ても野蛮な戦闘向きじゃないからね。彼が適役でしょ」
「でも、シロクさんひとりじゃ……それに、悪魔女の身体がナナシのものだって教えないと!」
「し……心配、ないよ。さっき……悪魔女がのん気に変身……してる時に、か、彼と頭の中で連絡を取って……多少、状況説明しておいたから……それに……彼は、元国王軍のメンバーで、おまけに……この国で唯一の、魔魂葬剣の使い手……らしいよ」
「え……?! シ、シロクさんが国王軍……っ?! え……? 待って、なにそれっ?!」
「それより……マトリ、僕から……離れないでね。ホントは、に、逃がしてあげたいけど……もうマトリも、標的に……なってるから、ひとりにはできない。待ってて、なるべく……早く、回復魔法で傷を治すから」
「う、うん、ごめん……」
あたしはレオッカを支えながら、状況が見やすい壁に大きく空いた穴のところまで移動した。
穴から廊下を覗くと、馬鹿でかいドアの前でシロクさんと魔女が対峙している。
ふと、レオッカが眠らせた兵士たちの姿がないことに気が付く。レオッカに尋ねると、あたしがナナシと話している間に、城内にいたひとを全て、魔法で別の場所に移したと語った。
悪魔女が仕掛ける。
魔女は剣を捨て、色だけはやたらと綺麗な光線を放った。シロクさんの盾が、いとも簡単に跳ね除ける。悪魔女は立て続けに同じ攻撃を放ったものの、全てが同じ結果だった。攻められているはずのシロクさんが、徐々に距離を詰めていく。
「……レオッカ。あたし、まだよくわかんない。シロクさんが元国王軍だったなんて……」
「本人もさっきまで……知らなかったらしいよ。彼曰く、お城を出て帰る列車を駅で待ってたら……急に大臣の使いが迎えに来て、連れ戻……されたんだって。で、お城に戻る車中で大臣と通信して……自分が元国王軍だとはじめて聞かされ、最悪の事態が起こった場合、金髪の魔法使いの魔魂を……斬って欲しいと頼まれた、と。僕が魔法で彼と連絡を取ったのがその後……彼と大臣が落ち合って、魔魂葬剣を……渡された時、だったみたいなんだけど……」
話しながら、レオッカは悪魔女に向けて小さな光の弾を撃った。
悪魔女は慌てた様子でこちらを向き、バリアを張ってそれを弾く。そこへ、シロクさんが斬りかかった。かろうじてかわし、悪魔女が大きく飛び退く。
レオッカは口の端だけで笑った。
「安定した戦いに……刺激を調合。空間移動の隙を……与えないようにしないとね。あれ、思ったより……集中力がいるんだよ。それで、なんだっけ……ああ、彼の話」
「う……うん。じゃあ、今シロクさんが持ってるのが、魔魂葬剣……?」
「そう。これは昔メっちゃんに聞いた話だけど……魔魂葬剣は、心と体のバランスが全てぴったり合ってる者、しかも魔魂を持たない者にしか……ちゃんと使えないらしいよ。ミグハルド大事変の時は、エミルドさんが魔法で国中からただひとり……彼を探し当てたんだって」
「そ、そうなんだ、さすがエミルドさん……!」
「僕は……誰が魔魂葬剣の使い手なのかってまでは聞いてなかったから……エミルドさんに倣って、さっき魔法で探したんだ。そしたら、該当者が偶然……彼だったって知ったわけ」
「レオッカもすごい! シロクさんも……! で、でも確かシロクさん、偶然ミグハルド大事変に巻き込まれたって……帰る前、大臣にそう説明されたって言ってなかった?」
「あの時はまさか……こんな事態になるなんて思ってなかったから……大臣が彼に嘘を植え付けてたってことじゃない? 彼の記憶を消していたのを……いいことにね。真実を話すとなると……悪魔女の魔魂を消滅しそこねたことをバラさないといけなくなるでしょ?」
「そ、そんな……そうまでして、どうして隠さなきゃいけないんだろ……9年前だって、国王様が正直に言ってくれたらよかったんじゃ……」
「9年前は、国民を安心させるために嘘をついたんじゃない? エミルドさんが死んじゃった上、悪魔女は生きてる……って知ったら、不安は収まらないでしょ。そうなると、国が9年前に彼の記憶を消したのも、悪魔女の魔魂が生きてることを知ってるからっぽいよね。真実を知るものは、ひとりでも少ないほうがいい。いくら真面目な子供でも、先々ずっと国に従順に育つとは限らないし……戦わせるだけ戦わせといて、この国はいいように扱ったんだよ、彼を」
言葉が出ない。なんせ、あたしはその嘘によって安心を貰った国民のひとりなのだ。
その安心が、そんな犠牲の上に成り立っていたなんて知りもしないで……。
レオッカはあたしの隣にちょこんと座り、片手を前方にかざして防御膜を張った。もう、身体のどの部分も押さえてはいない。
「――て、レ、レオッカ?! もう起き上がって大丈夫なの?!」
「うん。んふふ、僕の家系って回復魔法がちょっと得意なんだよね。はー、ちょっと休憩しよ。はい、マトリもどう? ミルクとカカオーレの調合物。おいしいよ」
手に持った化粧箱をあたしに渡し、レオッカは中に入った白くて丸い小さなお菓子をひとつ口に放り込んだ。頷きながら味わったあと、立ち上がって手を口元に当てる。
「おーい、どうしたの悪魔女さん! 腰が引けてるよ、攻めの姿勢忘れないで! もしかして魔魂葬剣が怖くて思い切れないのかなー?」
悪魔女は、再びシロクさんと剣を交えていた。あたしの腕の太さほどの刃が、シロクさんに襲い掛かる。彼は避けることなく、突き出された銀の凶器を盾で弾いた。ガキッ、という音と共に火花が散る。すかさず、シロクさんが魔魂葬剣を悪魔女の胴体目がけて走らせた。悪魔女は剣の刃でそれを受け止める。
「……坊やの方なの、ガルドが怖いのは!」
ピキッ……!
嫌な音を立ててひびが入った剣を、悪魔女はふり払うように投げ捨てた。天井近くの高さまで身体を浮かび上がらせ、息を整えながらシロクさんを見下ろす。
「忘れてないの、坊や。坊やのせいで、エミルドは死ぬはめになったの」
あたしは化粧箱を床に置いて起立し、浮遊する悪魔女を指差した。
「はあぁっ?! どの面下げてそんなこと言ってんの?! エミルドさんが亡くなったのは、誰がどう考えたってあなたが原因でしょ! ミグハルド国民全員知ってますけど!」
魔女の口から、高笑いが漏れる。
「キキキ……! ファンだって言う割には、本当に何も知らないの! 9年前……間違いなく、そこの坊やのせいでエミルドは消えたの。あの時、フロンドからレフドへと戦いの場を移したガルドは、エミルドたちに追いつめられたの。そして最後の最後、ガルドの魔魂を坊やが魔魂消滅用とかいうその武器で斬れば、そこで終わりだったはずなの。でも……坊やは仕留めそこねたの。ガルドが最期の力をふり絞って放った魔法弾で脚を失って、坊やの気持ちがズタズタに崩れたの。それでその武器が使えなくなったってわけなの」
話が終わるやいなや、レオッカが口を開く。
「今さらだけど、きみって独特な話し方するよね。自分を名前呼びするとか……んふふ!」
悪魔女は「黙るの、クソガキ!」と怒鳴り、手のひらサイズの光の弾を一発レオッカに撃った。肩をすくめ、レオッカも同等サイズの弾を打ち返す。ふたつの光は途中で正面衝突し、叫びながら消えていった。
でも、なんで彼がここに?! ライドに帰ったはずじゃ……。
あたしはシロクさんらしき人物の後ろ姿を目で捕らえる。大きな絵画の飾られた、広い廊下の壁際だ。悪魔女がふりかざす短剣を、彼は左手に持った盾で弾いた。右手には、刃先が少し変わった形の、大型の剣を持っている。
ふたりは一旦、距離を取った。
「……誰かと思えば……久しぶりなの、坊や。脚の具合はどうなの?」
悪魔女が、少し強張った表情でにやりと笑う。「坊や」と呼ばれた男性は、無言で若干身を低くして半身を引いた。ようやく、彼の横顔が見える。
やっぱり、シロクさんだ。
(――マトリ……聞こえる?)
頭に響いた声にはっとして、あたしは足元にいるレオッカを見た。身体を起こしているものの、まだ脇腹を押さえている。
「大丈夫?! 無理しないで!」
「大丈夫、大丈夫。ちょ、ちょっと無理はしちゃったけど……代わりに、働いてくれる人材を……しょ、召喚したから」
「召喚……って、じゃあ、シロクさんは魔法でレオッカがここに……?!」
「うん。僕たち……どう見ても野蛮な戦闘向きじゃないからね。彼が適役でしょ」
「でも、シロクさんひとりじゃ……それに、悪魔女の身体がナナシのものだって教えないと!」
「し……心配、ないよ。さっき……悪魔女がのん気に変身……してる時に、か、彼と頭の中で連絡を取って……多少、状況説明しておいたから……それに……彼は、元国王軍のメンバーで、おまけに……この国で唯一の、魔魂葬剣の使い手……らしいよ」
「え……?! シ、シロクさんが国王軍……っ?! え……? 待って、なにそれっ?!」
「それより……マトリ、僕から……離れないでね。ホントは、に、逃がしてあげたいけど……もうマトリも、標的に……なってるから、ひとりにはできない。待ってて、なるべく……早く、回復魔法で傷を治すから」
「う、うん、ごめん……」
あたしはレオッカを支えながら、状況が見やすい壁に大きく空いた穴のところまで移動した。
穴から廊下を覗くと、馬鹿でかいドアの前でシロクさんと魔女が対峙している。
ふと、レオッカが眠らせた兵士たちの姿がないことに気が付く。レオッカに尋ねると、あたしがナナシと話している間に、城内にいたひとを全て、魔法で別の場所に移したと語った。
悪魔女が仕掛ける。
魔女は剣を捨て、色だけはやたらと綺麗な光線を放った。シロクさんの盾が、いとも簡単に跳ね除ける。悪魔女は立て続けに同じ攻撃を放ったものの、全てが同じ結果だった。攻められているはずのシロクさんが、徐々に距離を詰めていく。
「……レオッカ。あたし、まだよくわかんない。シロクさんが元国王軍だったなんて……」
「本人もさっきまで……知らなかったらしいよ。彼曰く、お城を出て帰る列車を駅で待ってたら……急に大臣の使いが迎えに来て、連れ戻……されたんだって。で、お城に戻る車中で大臣と通信して……自分が元国王軍だとはじめて聞かされ、最悪の事態が起こった場合、金髪の魔法使いの魔魂を……斬って欲しいと頼まれた、と。僕が魔法で彼と連絡を取ったのがその後……彼と大臣が落ち合って、魔魂葬剣を……渡された時、だったみたいなんだけど……」
話しながら、レオッカは悪魔女に向けて小さな光の弾を撃った。
悪魔女は慌てた様子でこちらを向き、バリアを張ってそれを弾く。そこへ、シロクさんが斬りかかった。かろうじてかわし、悪魔女が大きく飛び退く。
レオッカは口の端だけで笑った。
「安定した戦いに……刺激を調合。空間移動の隙を……与えないようにしないとね。あれ、思ったより……集中力がいるんだよ。それで、なんだっけ……ああ、彼の話」
「う……うん。じゃあ、今シロクさんが持ってるのが、魔魂葬剣……?」
「そう。これは昔メっちゃんに聞いた話だけど……魔魂葬剣は、心と体のバランスが全てぴったり合ってる者、しかも魔魂を持たない者にしか……ちゃんと使えないらしいよ。ミグハルド大事変の時は、エミルドさんが魔法で国中からただひとり……彼を探し当てたんだって」
「そ、そうなんだ、さすがエミルドさん……!」
「僕は……誰が魔魂葬剣の使い手なのかってまでは聞いてなかったから……エミルドさんに倣って、さっき魔法で探したんだ。そしたら、該当者が偶然……彼だったって知ったわけ」
「レオッカもすごい! シロクさんも……! で、でも確かシロクさん、偶然ミグハルド大事変に巻き込まれたって……帰る前、大臣にそう説明されたって言ってなかった?」
「あの時はまさか……こんな事態になるなんて思ってなかったから……大臣が彼に嘘を植え付けてたってことじゃない? 彼の記憶を消していたのを……いいことにね。真実を話すとなると……悪魔女の魔魂を消滅しそこねたことをバラさないといけなくなるでしょ?」
「そ、そんな……そうまでして、どうして隠さなきゃいけないんだろ……9年前だって、国王様が正直に言ってくれたらよかったんじゃ……」
「9年前は、国民を安心させるために嘘をついたんじゃない? エミルドさんが死んじゃった上、悪魔女は生きてる……って知ったら、不安は収まらないでしょ。そうなると、国が9年前に彼の記憶を消したのも、悪魔女の魔魂が生きてることを知ってるからっぽいよね。真実を知るものは、ひとりでも少ないほうがいい。いくら真面目な子供でも、先々ずっと国に従順に育つとは限らないし……戦わせるだけ戦わせといて、この国はいいように扱ったんだよ、彼を」
言葉が出ない。なんせ、あたしはその嘘によって安心を貰った国民のひとりなのだ。
その安心が、そんな犠牲の上に成り立っていたなんて知りもしないで……。
レオッカはあたしの隣にちょこんと座り、片手を前方にかざして防御膜を張った。もう、身体のどの部分も押さえてはいない。
「――て、レ、レオッカ?! もう起き上がって大丈夫なの?!」
「うん。んふふ、僕の家系って回復魔法がちょっと得意なんだよね。はー、ちょっと休憩しよ。はい、マトリもどう? ミルクとカカオーレの調合物。おいしいよ」
手に持った化粧箱をあたしに渡し、レオッカは中に入った白くて丸い小さなお菓子をひとつ口に放り込んだ。頷きながら味わったあと、立ち上がって手を口元に当てる。
「おーい、どうしたの悪魔女さん! 腰が引けてるよ、攻めの姿勢忘れないで! もしかして魔魂葬剣が怖くて思い切れないのかなー?」
悪魔女は、再びシロクさんと剣を交えていた。あたしの腕の太さほどの刃が、シロクさんに襲い掛かる。彼は避けることなく、突き出された銀の凶器を盾で弾いた。ガキッ、という音と共に火花が散る。すかさず、シロクさんが魔魂葬剣を悪魔女の胴体目がけて走らせた。悪魔女は剣の刃でそれを受け止める。
「……坊やの方なの、ガルドが怖いのは!」
ピキッ……!
嫌な音を立ててひびが入った剣を、悪魔女はふり払うように投げ捨てた。天井近くの高さまで身体を浮かび上がらせ、息を整えながらシロクさんを見下ろす。
「忘れてないの、坊や。坊やのせいで、エミルドは死ぬはめになったの」
あたしは化粧箱を床に置いて起立し、浮遊する悪魔女を指差した。
「はあぁっ?! どの面下げてそんなこと言ってんの?! エミルドさんが亡くなったのは、誰がどう考えたってあなたが原因でしょ! ミグハルド国民全員知ってますけど!」
魔女の口から、高笑いが漏れる。
「キキキ……! ファンだって言う割には、本当に何も知らないの! 9年前……間違いなく、そこの坊やのせいでエミルドは消えたの。あの時、フロンドからレフドへと戦いの場を移したガルドは、エミルドたちに追いつめられたの。そして最後の最後、ガルドの魔魂を坊やが魔魂消滅用とかいうその武器で斬れば、そこで終わりだったはずなの。でも……坊やは仕留めそこねたの。ガルドが最期の力をふり絞って放った魔法弾で脚を失って、坊やの気持ちがズタズタに崩れたの。それでその武器が使えなくなったってわけなの」
話が終わるやいなや、レオッカが口を開く。
「今さらだけど、きみって独特な話し方するよね。自分を名前呼びするとか……んふふ!」
悪魔女は「黙るの、クソガキ!」と怒鳴り、手のひらサイズの光の弾を一発レオッカに撃った。肩をすくめ、レオッカも同等サイズの弾を打ち返す。ふたつの光は途中で正面衝突し、叫びながら消えていった。
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