44 / 52
第9章
ラブ イズ オール(2)
しおりを挟む
抜け殻の瞳に、怒りを露わにして大魔法使いに凄む悪魔女が映る。
「じゃあ、なんで友人なの?! なんでガルドが、こいつらと一緒なの?!」
「何度も言っただろう? オレは、この国のすべての者を平等に友人だと思っているんだ。それに……きみこそオレを愛していないじゃないか。きみは、オレに嘘をついた」
「嘘……? なんのことなの?」
「とぼけるな。きみはミグハルドが王国になってからも、ライドの支配をやめなかった。オレが再三話し合いの場を持とうとしても、話すら聞こうとしなかった」
「ガルドはずっと、お前が大嫌いだったの。ガルドを説得しようとしつこく話し合いに来るお前が鬱陶しくて仕方なかったの」
「しかし……19年前のあの時、きみはようやく、条件付きで話し合いに応じただろう」
「そうなの……あまりにも熱心にガルドを解きほぐそうとするお前を見続けてきて……ほだされてしまったの。そしてその時はじめて、このガルドに釣り合う男はこの世に大魔法使いしかいないんじゃないかって気付いたの」
アニイセンパイが「それで好きになったの? 意外とベタな展開」とつぶやいた。
エミルドさんは小さく息を吐く。
「きみはライドの支配をやめるかわりに、オレとの間に子供がほしいと言った。これまで国民と対立し、孤独に生きてきたけれど、本当は寂しかった。本心では、改心したかった。子供ができれば、きっと自分も変われる。ひとを慈しむ心を持ちたい。大切に育てる――きみは涙を流しながら、オレにそう言ったんだ。だからオレは、願いに応じた。きみを信じたからだ」
「……そうなの。それで、ガルドは愛されたの……」
悪魔女は悩ましげに身体をくねらせ、あたしの顔をちらりと見て甘く笑った。
ぐああああああああああああああああああああああ!
聞いてられない! 好きなひとと自分以外の女性の恋話を本人の口から聞く……って、これ以上の拷問あるぅ?! はあぁ、気が狂う! 気が・狂ううう!
ていうかなんなの、今の勝ち誇った悪魔女の笑い! 完全に、あたしに対する嫌がらせじゃない?!
あああ知りたくなかった……あたしがファンとして淡い思いを募らせていた時に、こんな性悪魔女がエミルドさんに擦り寄ってたなんて……!
エミルドさんは声をぐっと低くして、ゆっくりと頭を横にふった。
「でも、結局きみは変わらなかったじゃないか。ライドの支配もやめず、産んだ子供まで、すぐに殺そうとしただろう」
「だって、役に立たなかったの。子供ができれば、お前はガルドだけのものになると思ったの……でも、お前は相変わらず、どうでもいい平民連中に構い続けてガルドの側にはいなかったの」
「オレは大魔法使いだ。大魔法使いの魔力はみんなのもの、魔力を持つ限り、誰かひとりのものにはなれない」
アニイセンパイが笑いを帯びた声で「やばい。マトリもマトリだけど、エミルドさんもアイドルみたいなこと言ってる」と、ぼそりと言った。 エミルドさんは強い口調で、さらに続ける。
「それはガルド、きみにも説明して、納得していたはずだろう? オレはみんなを愛してる。みんなみんな愛している! オレのものはみんなのもの。それが大魔法使いの生き方だ!」
え……?
待って。エミルドさん、今みんなを愛してるって……。
消えかけていた情熱が、とくんと蘇生する。
センパイの手をそっと自分の口からはがし、身体を起こす。
「みんなを愛してる」? 悪魔女だけじゃなく、みんなを……?
愛してるのは、ひとりじゃない? オンリーワンで愛してはいない……?!
立ち上がると、風で髪がなびいた。
水色の空の下、あたしは憧れ続けた偉大なる大魔法使いに向けて声の限りに叫ぶ。
「エミルドさん……! じゃあ、あたしのことも愛してますかっ?! もしあたしが悪魔女と同じ立場で同じお願いをしていたら、あたしを母親にしてくれましたかっ?!」
彼は熱く真剣な眼差しで、あたしを射抜いた。
「当然だ、マトリ。オレはきみを愛してる!」
愛してる……愛してる……愛してる……!
耳に余韻を残したまま、凍り付いていたあたしの胸は打ちふるえ、そして――
――ずっきゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅんっ……!
今世紀最大のときめきを奏でた。
子供の件はまだ全然、全然まだ受け入れがたい。おまけに、あたしが長年頭の中で作り上げてきた「優しい王子様のようなエミルドさん像」は、ちょっと間違っていた。
実際のエミルドさんは「王子さま」ではなく、生粋の「大魔法使い」だった。愛情のサイズも感覚も、人間のあたしとは違う。悪魔女まで愛せるなんて、到底真似できない。
ライド区民にしてみれば、大魔法使いには、できれば悪魔女退治に全力を注いでほしかったに違いない。なんでそうしてくれないのか、密かに不満を抱いていた者もいるはずだ。
それでもエミルドさんが悪魔女を最後の最後まで生かしておいたのは、国民も悪魔女もみんな平等に愛しているという「大魔法使いの生き方」を貫いたからなのだろう。
その生き方は、あたしたち一般人とは相容れないものがある。
だけど……彼の真似できない独特の感覚、器のでかさを知って、あたしが個人的に不思議な安堵を感じているのは確かだ。
大ファンの有名人が、あたし以外の誰かのものだなんて嫌!
そんな恥ずかしくもおぞましい、歪んでいて無謀、その上ある意味で純粋な怨念を、彼の博愛が成仏させてくれたんだと思う。「そういうポリシーがあるなら、仕方ない」という落としどころができたのだ。
とにかく、「頑なで博愛主義の大魔法使い」――その異色なひととなりは、砕けそうだったファン心を立て直す材料になり得たらしい。ずっと好きだった「優しい」という彼の本質が変わったわけではないというのも、救いがあった。
平凡なあたしは、唯一無二の輝きを放つ者にどうしても惹かれてしまうのだろうか。
魔法使いに憧れた、子供の頃のように……。
悪魔女は舌を鳴らし、エミルドさんの顔を両手で挟んで無理やり自分の方へ向けた。
「黙るの! お前がそんな風だから、子供なんていらなくなったの! あんなもの、うるさいし汚いしロクなものじゃなかったの。魔魂を持ってるってこと以外は……それにお前だって、ガルドから子供を取り上げた後、他人にあげたの。邪魔だったんじゃないの?」
「違う。きみから守るためだ。オレのもとに置いていては、たとえ魔魂を封印していたってきみはまた命を、魔魂を狙うだろ。だから信頼のおける他人を探し、託したんだ。とにかく……はじめからきみは、子供を道具にしようとしていただけだったんだろう? オレを騙して」
「そんな昔のこと、もう知らないの。それより、ねえ……今のお前は、もう魔魂もないただのひとなんだから、いいじゃないの。ガルドと生きるの……」
エミルドさんの目の色が、鋭いものに変わる。
「ガルド、その身体は誰のものだ? オレを復活させるために使ったのは、誰の魔魂だ? ひととしてのきみは死んだ。魔魂ももう小さい。自力で復活の魔法はできなかったはずだ。レオッカがここにいるということは、オレたちの子供の魔魂なんじゃないのか? 息子には息子の生きる道があるんだぞ。それを奪ってまで生きようなんて、オレは絶対に許さない」
ようやく、あたしにもだいたいのふたりの関係は理解できた。
エミルドさんは深い愛を持って悪い魔女を変えようとしたけど、それが上手くいかなかったんだ。やっぱり、悪魔女はとんでもなく身勝手だってことも分かった。
そして――ナナシは、その身勝手にふり回されている。生まれた時も、今も――。
傲慢な魔女は、大魔法使いから顔をそむけて腕を組む。
「ガルドが産んだ子なんだから、ガルドがどう扱おうと自由なの」
「オレが欲しいなら、オレの身体を乗っ取ればいい。オレ以外誰も巻き込むな」
「お前、なんにも分かってないの。一体になったんじゃ意味がないの。魔力があれば、なんだって手に入るの。ガルドに逆らう平民どもも、簡単に虐げられるの。ガルドに足りないのは、絶え間なく注がれる愛だけなの。この世で一番だった男から、ガルドは愛され続けるの」
ざ、と音を立て、シロクさんがわずかに片脚を引いた。表情はいつもと変わらない。でも、彼の目の奥が沸々と燃えたぎってように見えた。
「じゃあ、なんで友人なの?! なんでガルドが、こいつらと一緒なの?!」
「何度も言っただろう? オレは、この国のすべての者を平等に友人だと思っているんだ。それに……きみこそオレを愛していないじゃないか。きみは、オレに嘘をついた」
「嘘……? なんのことなの?」
「とぼけるな。きみはミグハルドが王国になってからも、ライドの支配をやめなかった。オレが再三話し合いの場を持とうとしても、話すら聞こうとしなかった」
「ガルドはずっと、お前が大嫌いだったの。ガルドを説得しようとしつこく話し合いに来るお前が鬱陶しくて仕方なかったの」
「しかし……19年前のあの時、きみはようやく、条件付きで話し合いに応じただろう」
「そうなの……あまりにも熱心にガルドを解きほぐそうとするお前を見続けてきて……ほだされてしまったの。そしてその時はじめて、このガルドに釣り合う男はこの世に大魔法使いしかいないんじゃないかって気付いたの」
アニイセンパイが「それで好きになったの? 意外とベタな展開」とつぶやいた。
エミルドさんは小さく息を吐く。
「きみはライドの支配をやめるかわりに、オレとの間に子供がほしいと言った。これまで国民と対立し、孤独に生きてきたけれど、本当は寂しかった。本心では、改心したかった。子供ができれば、きっと自分も変われる。ひとを慈しむ心を持ちたい。大切に育てる――きみは涙を流しながら、オレにそう言ったんだ。だからオレは、願いに応じた。きみを信じたからだ」
「……そうなの。それで、ガルドは愛されたの……」
悪魔女は悩ましげに身体をくねらせ、あたしの顔をちらりと見て甘く笑った。
ぐああああああああああああああああああああああ!
聞いてられない! 好きなひとと自分以外の女性の恋話を本人の口から聞く……って、これ以上の拷問あるぅ?! はあぁ、気が狂う! 気が・狂ううう!
ていうかなんなの、今の勝ち誇った悪魔女の笑い! 完全に、あたしに対する嫌がらせじゃない?!
あああ知りたくなかった……あたしがファンとして淡い思いを募らせていた時に、こんな性悪魔女がエミルドさんに擦り寄ってたなんて……!
エミルドさんは声をぐっと低くして、ゆっくりと頭を横にふった。
「でも、結局きみは変わらなかったじゃないか。ライドの支配もやめず、産んだ子供まで、すぐに殺そうとしただろう」
「だって、役に立たなかったの。子供ができれば、お前はガルドだけのものになると思ったの……でも、お前は相変わらず、どうでもいい平民連中に構い続けてガルドの側にはいなかったの」
「オレは大魔法使いだ。大魔法使いの魔力はみんなのもの、魔力を持つ限り、誰かひとりのものにはなれない」
アニイセンパイが笑いを帯びた声で「やばい。マトリもマトリだけど、エミルドさんもアイドルみたいなこと言ってる」と、ぼそりと言った。 エミルドさんは強い口調で、さらに続ける。
「それはガルド、きみにも説明して、納得していたはずだろう? オレはみんなを愛してる。みんなみんな愛している! オレのものはみんなのもの。それが大魔法使いの生き方だ!」
え……?
待って。エミルドさん、今みんなを愛してるって……。
消えかけていた情熱が、とくんと蘇生する。
センパイの手をそっと自分の口からはがし、身体を起こす。
「みんなを愛してる」? 悪魔女だけじゃなく、みんなを……?
愛してるのは、ひとりじゃない? オンリーワンで愛してはいない……?!
立ち上がると、風で髪がなびいた。
水色の空の下、あたしは憧れ続けた偉大なる大魔法使いに向けて声の限りに叫ぶ。
「エミルドさん……! じゃあ、あたしのことも愛してますかっ?! もしあたしが悪魔女と同じ立場で同じお願いをしていたら、あたしを母親にしてくれましたかっ?!」
彼は熱く真剣な眼差しで、あたしを射抜いた。
「当然だ、マトリ。オレはきみを愛してる!」
愛してる……愛してる……愛してる……!
耳に余韻を残したまま、凍り付いていたあたしの胸は打ちふるえ、そして――
――ずっきゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅんっ……!
今世紀最大のときめきを奏でた。
子供の件はまだ全然、全然まだ受け入れがたい。おまけに、あたしが長年頭の中で作り上げてきた「優しい王子様のようなエミルドさん像」は、ちょっと間違っていた。
実際のエミルドさんは「王子さま」ではなく、生粋の「大魔法使い」だった。愛情のサイズも感覚も、人間のあたしとは違う。悪魔女まで愛せるなんて、到底真似できない。
ライド区民にしてみれば、大魔法使いには、できれば悪魔女退治に全力を注いでほしかったに違いない。なんでそうしてくれないのか、密かに不満を抱いていた者もいるはずだ。
それでもエミルドさんが悪魔女を最後の最後まで生かしておいたのは、国民も悪魔女もみんな平等に愛しているという「大魔法使いの生き方」を貫いたからなのだろう。
その生き方は、あたしたち一般人とは相容れないものがある。
だけど……彼の真似できない独特の感覚、器のでかさを知って、あたしが個人的に不思議な安堵を感じているのは確かだ。
大ファンの有名人が、あたし以外の誰かのものだなんて嫌!
そんな恥ずかしくもおぞましい、歪んでいて無謀、その上ある意味で純粋な怨念を、彼の博愛が成仏させてくれたんだと思う。「そういうポリシーがあるなら、仕方ない」という落としどころができたのだ。
とにかく、「頑なで博愛主義の大魔法使い」――その異色なひととなりは、砕けそうだったファン心を立て直す材料になり得たらしい。ずっと好きだった「優しい」という彼の本質が変わったわけではないというのも、救いがあった。
平凡なあたしは、唯一無二の輝きを放つ者にどうしても惹かれてしまうのだろうか。
魔法使いに憧れた、子供の頃のように……。
悪魔女は舌を鳴らし、エミルドさんの顔を両手で挟んで無理やり自分の方へ向けた。
「黙るの! お前がそんな風だから、子供なんていらなくなったの! あんなもの、うるさいし汚いしロクなものじゃなかったの。魔魂を持ってるってこと以外は……それにお前だって、ガルドから子供を取り上げた後、他人にあげたの。邪魔だったんじゃないの?」
「違う。きみから守るためだ。オレのもとに置いていては、たとえ魔魂を封印していたってきみはまた命を、魔魂を狙うだろ。だから信頼のおける他人を探し、託したんだ。とにかく……はじめからきみは、子供を道具にしようとしていただけだったんだろう? オレを騙して」
「そんな昔のこと、もう知らないの。それより、ねえ……今のお前は、もう魔魂もないただのひとなんだから、いいじゃないの。ガルドと生きるの……」
エミルドさんの目の色が、鋭いものに変わる。
「ガルド、その身体は誰のものだ? オレを復活させるために使ったのは、誰の魔魂だ? ひととしてのきみは死んだ。魔魂ももう小さい。自力で復活の魔法はできなかったはずだ。レオッカがここにいるということは、オレたちの子供の魔魂なんじゃないのか? 息子には息子の生きる道があるんだぞ。それを奪ってまで生きようなんて、オレは絶対に許さない」
ようやく、あたしにもだいたいのふたりの関係は理解できた。
エミルドさんは深い愛を持って悪い魔女を変えようとしたけど、それが上手くいかなかったんだ。やっぱり、悪魔女はとんでもなく身勝手だってことも分かった。
そして――ナナシは、その身勝手にふり回されている。生まれた時も、今も――。
傲慢な魔女は、大魔法使いから顔をそむけて腕を組む。
「ガルドが産んだ子なんだから、ガルドがどう扱おうと自由なの」
「オレが欲しいなら、オレの身体を乗っ取ればいい。オレ以外誰も巻き込むな」
「お前、なんにも分かってないの。一体になったんじゃ意味がないの。魔力があれば、なんだって手に入るの。ガルドに逆らう平民どもも、簡単に虐げられるの。ガルドに足りないのは、絶え間なく注がれる愛だけなの。この世で一番だった男から、ガルドは愛され続けるの」
ざ、と音を立て、シロクさんがわずかに片脚を引いた。表情はいつもと変わらない。でも、彼の目の奥が沸々と燃えたぎってように見えた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる