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第四拾話
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「え?」
まだ視界にちらほらと炎が見える。と言う事はっすよ、あっしの知り合いで、ついでに此処にいる奴の中で炎を扱える奴って、あっしは一人しか知らないんっすよ。
恐る恐る振り返ると、其処には案の定暁光がもうそれは怒っていたっす。と言うかっすよ、もう背後の炎が見事な烈火っすよ。
「げ……………」
「よぉ白鳥、手前ェは氷柱に何してくれてんだ?」
「暁光さん、暁光さん落ち着いてください。」
暁光の炎のお陰で御主人の眠り羽が燃えたらしく、目を覚ましている氷柱さんが必死に暁光を宥めてたっす。いや、正直氷柱さんが起きてなかったらもう今大惨事っすよ。
「何で、あたしの館が……………」
「まぁ自業自得ってやつだと思うけど。」
「あ、鳩じゃないっすか。来てたんっすか。」
「あんた、それ故意か?」
「違うっすよ。」
本当に気が付いてなかったんっす。
「雀、俺はお前に言いたい事があるんだよ。」
「ぎょ、暁光…………何っすか?えっと、あっしは凄まじい苦情と焼き鳥調理は受け付けて無いっす。」
「両方やってやろうかと思ったけど、今は置いとくか。」
暁光の視線はあっしから御主人に移ると、御主人はビクリと肩を動かして後退りをした。いや、まぁ今の暁光の顔で睨まれたらそりゃ後退りするっすよね。
「す、雀、あんた契約がある事忘れて無いでしょうね。」
突然そう言われてあっしは慌てて御主人を見た。何があっても、どんな状況においても契約書がある限りあっしは御主人から逃げられない。だけど、だけどっすよ、あっしは氷柱さん達の味方でいたいっす。
「あ。」
突然氷柱さんの何かを思い出したかの様な声が聞こえると、全員氷柱さんの方を見た。
「氷柱さん?」
「氷柱?どうかしたか?」
「え、あ、えっと、契約って、『けいやくしょ』の事ですか?」
それ以外ならもう血の契約とかその辺になって来ると思うんっすけど。え、けいやくしょがどうかしたんっすか?
「あ、あっと、えっと、私、燃やしちゃった………………」
「はあああああああああああああ!!?」
「氷柱、そなた何時の間に…………」
「え、えっと、白鳥さんに要らない紙を燃やす様に言われて、その中にあったんですけど、内容とかが全然分からなくて適当に燃やしちゃって………………」
「ちょっとあんた何やってんのよ!!!」
「氷柱良くやった!!!」
「氷柱さんありがとうございますっす!!!」
あっしは氷柱さんに抱き付こうとすると、暁光に止められたっす。
「さて、と、なぁ白鳥、何をお前は氷柱にやらせてんだよ。」
暁光の言葉に御主人は言葉を濁していた。
「あぁそうじゃ暁光、白鳥だが氷柱の顔を叩いた様じゃぞ?」
姉さんがそう言った瞬間暁光が鬼の形相になった。それを見て御主人は小さく悲鳴をあげた。
「さて白鳥、俺は今すぐにでもお前の力全部取って唯の鳥にする事も出来るんだが?」
「暁光さん……………」
「まぁ氷柱がそんなに頭に来てない様だから今回は許してやる。だけどな、次また俺達の前に現れたら今度こそ殺すからな。」
「ひっ!!!も、もう何もしないわよ!!!」
そう言って御主人は何処かに逃げて行ったっす。
まだ視界にちらほらと炎が見える。と言う事はっすよ、あっしの知り合いで、ついでに此処にいる奴の中で炎を扱える奴って、あっしは一人しか知らないんっすよ。
恐る恐る振り返ると、其処には案の定暁光がもうそれは怒っていたっす。と言うかっすよ、もう背後の炎が見事な烈火っすよ。
「げ……………」
「よぉ白鳥、手前ェは氷柱に何してくれてんだ?」
「暁光さん、暁光さん落ち着いてください。」
暁光の炎のお陰で御主人の眠り羽が燃えたらしく、目を覚ましている氷柱さんが必死に暁光を宥めてたっす。いや、正直氷柱さんが起きてなかったらもう今大惨事っすよ。
「何で、あたしの館が……………」
「まぁ自業自得ってやつだと思うけど。」
「あ、鳩じゃないっすか。来てたんっすか。」
「あんた、それ故意か?」
「違うっすよ。」
本当に気が付いてなかったんっす。
「雀、俺はお前に言いたい事があるんだよ。」
「ぎょ、暁光…………何っすか?えっと、あっしは凄まじい苦情と焼き鳥調理は受け付けて無いっす。」
「両方やってやろうかと思ったけど、今は置いとくか。」
暁光の視線はあっしから御主人に移ると、御主人はビクリと肩を動かして後退りをした。いや、まぁ今の暁光の顔で睨まれたらそりゃ後退りするっすよね。
「す、雀、あんた契約がある事忘れて無いでしょうね。」
突然そう言われてあっしは慌てて御主人を見た。何があっても、どんな状況においても契約書がある限りあっしは御主人から逃げられない。だけど、だけどっすよ、あっしは氷柱さん達の味方でいたいっす。
「あ。」
突然氷柱さんの何かを思い出したかの様な声が聞こえると、全員氷柱さんの方を見た。
「氷柱さん?」
「氷柱?どうかしたか?」
「え、あ、えっと、契約って、『けいやくしょ』の事ですか?」
それ以外ならもう血の契約とかその辺になって来ると思うんっすけど。え、けいやくしょがどうかしたんっすか?
「あ、あっと、えっと、私、燃やしちゃった………………」
「はあああああああああああああ!!?」
「氷柱、そなた何時の間に…………」
「え、えっと、白鳥さんに要らない紙を燃やす様に言われて、その中にあったんですけど、内容とかが全然分からなくて適当に燃やしちゃって………………」
「ちょっとあんた何やってんのよ!!!」
「氷柱良くやった!!!」
「氷柱さんありがとうございますっす!!!」
あっしは氷柱さんに抱き付こうとすると、暁光に止められたっす。
「さて、と、なぁ白鳥、何をお前は氷柱にやらせてんだよ。」
暁光の言葉に御主人は言葉を濁していた。
「あぁそうじゃ暁光、白鳥だが氷柱の顔を叩いた様じゃぞ?」
姉さんがそう言った瞬間暁光が鬼の形相になった。それを見て御主人は小さく悲鳴をあげた。
「さて白鳥、俺は今すぐにでもお前の力全部取って唯の鳥にする事も出来るんだが?」
「暁光さん……………」
「まぁ氷柱がそんなに頭に来てない様だから今回は許してやる。だけどな、次また俺達の前に現れたら今度こそ殺すからな。」
「ひっ!!!も、もう何もしないわよ!!!」
そう言って御主人は何処かに逃げて行ったっす。
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