君の幸せ

2024-5

初めての喧嘩でどうすればいいのかもわからないけど考えなきゃだからって言ったってことは少しは考えてくれてるんだと思った。
あの喧嘩の次の日私も感情的になってごめんねと言われ、仲直りできた。

でもやっぱり2人では会ってくれない。
徐々に電話の回数も減っていった。
俺はもう諦めよう。会わなくなればこの気持ちも
徐々に薄れていく。そう思って責任者だから全日は無理だけど月の半分違う営業所に行く事にした。
その話を君にしたらもんちゃんが居なかったら
こっち纏まらないでしょ、とか逃げるんだとか言われた。
違うよ。
俺は違うよ～とだけ言った。

君の事を諦めてあげようとしてるんじゃん。
振るの嫌そうだからこっちから離れて
あげるんだよ。君はいい距離感でいたかっただけでしょ。
だから俺から離れるよ。

5月の半ば、もともと俺と同じ会社に所属してた人と飯に行った。
君の嫌いな相手。
仮に山下さんにしておこう。
山下さんと俺は仲が良く山下さんがやめてからも関わっていた。
山下さんから仕事の話をもらってそこの会社の社長と会うことになった。
色々話してて、俺の苦手分野だけどやってみようかなって。今の仕事辞めれば会わなくなるしと思って最初は手伝いで入った。

山下さんとあった２日後、君と電話をしている時
山下さんが届け物をもって家に来た。


あ、ごめん、山下さんきたからまたかけるよ

　なんで？家上がるん？

いや、上がらないだろうけど

　じゃあ繋げっぱなしでいいよ

え、あ、うん。わかった
　

そういい玄関のドアをあけた。
イヤホンで電話が繋がってる状態で。

お疲れ様です。ありがとうございます。

　いいの、いいの

そっから山下さんの話は続いた

　どう？しゃっちょ大丈夫？

全然大丈夫ですよ。楽しいです

　ならよかった。早く今の所やめてそそくさうつっちゃいな！笑


俺は君に山下さんと一緒に仕事する事言ってなくて
聞こえてるよなー流石に、、と冷や冷やしながら山下さんと話してた。ドキドキし過ぎて内容あまり覚えてないけど。

20分ほど話してやっと帰って
電話を続けた。


　ふーん、そう言うことね

え？なにが？

　聞こえてた、話、山下ちゃんと仕事してるんだね

あー、まあ2人じゃないけど

　まあ別に何でもいいけど


そういい話を変えて違う話をし始めて
時間になり電話を切った。

そう言うところなんだよな。
なあなあにしてる癖に気があるような
言動する。期待すんじゃん。