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3章:王都招集
79:心配事の為に
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朝起きると、俺たちはギルドに向かった。
今日で、迷宮都市を出ていく。その前に、フェルたちに用事を済ませてからだ。
ギルドのドアを開け中に入ると、一気に周りの視線が俺たちに集まる。
「あれって? 最近弓ソロで潜ってる女冒険者? 予想よりちっちゃくてかわいらしいじゃねーか」
一人の男が、フィーを指さしそう言った。
少し発言が危ないやつだが。
「何言ってんだ、ばか! 注目するのはそっちじゃないだろ、その横にいる男だよ!」
「はぁ? あの変な髪の男か、あ? いい女ばっか連れて、見せつけてんのか? 餓鬼が! イタっ」
「ばかか、あれは黒妖鬼だぞ!」
もう一人の男の声に周りがざわつく。昨日あんなことをしてしまえば、うわさが広まるのは当然なのだが。
「あっ! ユウさん!」
そんな男たちの声は一人の女性の声にかき消される。
俺たちを呼ぶのは、このギルドの受付嬢であるフェルだ。
「今日はどうしたんですか?」
笑顔で俺を呼ぶフェルに、周りが愕然とそれを眺める。
フェルはギルドでは男の誘いに乗らない。興味すら見せないけどカワイイで有名らしい。(フィー情報)
そんなフェルが笑顔で男を呼ぶのだ。周りの男からは嫉妬の目線。女からは好機の目。
「いや、今日はフェルに用事があるんだ」
「え? わ、私ですか?」
「出来れば別室がいいんだが」
「え……」
俺の言葉を聞いて、フェルが固まる。周りは声をあげる。俺はそれを無視して話を続ける。
フェルの耳に口を寄せ、そっと囁く。
「俺の能力に関する話だ」
「ひゃっ、え? なるほど」
いきなり耳元でささやかれたフェルは、びくっと反応するが、どうやら俺の意図は伝わったようだ。
「わかりました! アイナー、少し変わってくれる?」
「ほーい、親友の恋路とあらば、私はいくらでも力をかそーぞ!」
サッといつの間にか隣に来ていたアイナがそう言った。
「もう、違うってば!」
フェルはアイナの頭に拳をぶつける。
「いったー。ほれ、いつものあの部屋開けといたから早く行っといで」
何かと気が利くやつで、友達思い。俺はアイナの評価をあげた。
周りの囃し立てる、声を聞きながら、俺たちはフェルのあとについていく。
その部屋は少し広めの休憩スペースと言った感じの場所だ。
「で、お話とは?」
「あぁ、まずは驚くと思うが話を聞いてくれ」
俺はフェルに今話せるだいたいのことは話した。
俺が異世界人であること、ここに来るまでの経緯。そして俺のスキルに関すること。
「な、なんか規格外すぎて、話についていけないのですが。それでもそんな話私にしてもいいんですか?」
「あぁ、まぁそのなんというか」
俺は息詰まる。ただ言いにくい。恥ずかしいといった感じの感情が前に出てくる。
「ユウ様は守りたくなったんですよ。この町を、フェルさんやアルさん、テクルさんにリナちゃんレナちゃん。このすべてです」
俺の気持ちを代わりに話すティナ。
それを聞いたフェルが、俺の方を見る。
俺は頬を指でかく。
「まぁ、そういうことだ。それと、まだみんなには言ってなかったが、俺、人種やめてるから」
「「「「……」」」」
俺以外の4人から沈黙という名の威圧がかけられる。
俺はそのまま、人をやめた経緯を伝える。
みんなには呆れられ、それでも受け入れては貰えた。
「じゃあ、今からコピペ作業をフィーとフェルにしたいと思う」
「たしか、主様が持ってるスキルやエルさんの持ってるスキルを譲渡でき、私たちの持ってるスキルを主様が得ることができる。でしたっけ?」
「ほんと、破格のスキルですねそれ」
フィーとフェルがそれぞれ反応する。
「で、少し恥ずかしいんだが、効率よく作業を進めるために、体を接触させなきゃなんだが、あくまで、効率がいいだけで、っておい!」
俺が説明を終える前に、フィーが俺の腕を抱きしめる。
「それぐらいなら、構わないわ。私は主様の所有物ですし」
「あの、聞き捨てならない単語が聞こえたんですけど、えい!」
フィーの発言を気にしながらもフェルは反対の腕にくっつく。
「なんか、年下に甘えてるダメな大人みたい」
フェルは横で、そんなことを言っている。
《モテモテですね。ますたー》
(うるさいよ)
〝ユウ、後で私もくっ付くから、覚悟〟
〝ならおねーさんも〟
[なら、ノワールもなの!]
“むぅ、みんなずるい”
一気にしゃべりだす。のはやめてほしい。それと、ティナとフロンが羨ましそうな目でこちらを見ている。
「それじゃあ、始めるぞ。魔力を流すから、何かあったらすぐ離れろよ」
「わかったわ」
「わかりました」
そして俺は、コピペ作業を開始した。
なれない、感覚に驚き声が漏れ、悶える女の子二人に挟まれるという謎状況。
しかもそれをほかの女の子に見られるという。
本当になんだこの状況。
「よし、終わったぞ。大丈夫か? ティナ、フロン支えてやってくれ」
「「はい」」
俺はフィーとフェルを二人に任せ、二人のステータスを確認する。
『フィリア・フィルナール 女
年齢 :14
種族 :半妖精種
職 :精霊使い
属性 :無
スキル:弓術 蹴撃術 体術 精霊魔法 影移動 隠蔽 意思疎通 無詠唱 家事 奉仕術 房中術
ユニーク:精霊使役 精霊眼
武器 :慧弓ルサールカ
耐性 :魔法耐性 精神耐性』
『フェル・ナイア
年齢 :21
種族 :人種
職 :受付嬢
属性 :風
スキル:体術 話術 交渉術 契約術 風魔法 家事 危険察知 意思疎通
ユニーク:なし
武器 :なし
耐性 :精神耐性』
と、まぁこんな感じに落ち着いた。
意思疎通のスキルを試し、二人は驚いていたが、まぁ慣れるまでは頑張ってほしい。
俺たちが、部屋から戻ると、顔を赤くした、フェルとフィーを連れていた俺は、変な目で見られた。
俺はただ、変な噂が広まらないことを願った。
受付で、フェルにパーティカードの更新をしてもらい。フィーを追加した。
また、来たときはのんびりしよう。アルたちとの約束もあるしな。
そのまま、フェルの見送りと共に俺たちはノワールに乗り王都に帰還した。
今日で、迷宮都市を出ていく。その前に、フェルたちに用事を済ませてからだ。
ギルドのドアを開け中に入ると、一気に周りの視線が俺たちに集まる。
「あれって? 最近弓ソロで潜ってる女冒険者? 予想よりちっちゃくてかわいらしいじゃねーか」
一人の男が、フィーを指さしそう言った。
少し発言が危ないやつだが。
「何言ってんだ、ばか! 注目するのはそっちじゃないだろ、その横にいる男だよ!」
「はぁ? あの変な髪の男か、あ? いい女ばっか連れて、見せつけてんのか? 餓鬼が! イタっ」
「ばかか、あれは黒妖鬼だぞ!」
もう一人の男の声に周りがざわつく。昨日あんなことをしてしまえば、うわさが広まるのは当然なのだが。
「あっ! ユウさん!」
そんな男たちの声は一人の女性の声にかき消される。
俺たちを呼ぶのは、このギルドの受付嬢であるフェルだ。
「今日はどうしたんですか?」
笑顔で俺を呼ぶフェルに、周りが愕然とそれを眺める。
フェルはギルドでは男の誘いに乗らない。興味すら見せないけどカワイイで有名らしい。(フィー情報)
そんなフェルが笑顔で男を呼ぶのだ。周りの男からは嫉妬の目線。女からは好機の目。
「いや、今日はフェルに用事があるんだ」
「え? わ、私ですか?」
「出来れば別室がいいんだが」
「え……」
俺の言葉を聞いて、フェルが固まる。周りは声をあげる。俺はそれを無視して話を続ける。
フェルの耳に口を寄せ、そっと囁く。
「俺の能力に関する話だ」
「ひゃっ、え? なるほど」
いきなり耳元でささやかれたフェルは、びくっと反応するが、どうやら俺の意図は伝わったようだ。
「わかりました! アイナー、少し変わってくれる?」
「ほーい、親友の恋路とあらば、私はいくらでも力をかそーぞ!」
サッといつの間にか隣に来ていたアイナがそう言った。
「もう、違うってば!」
フェルはアイナの頭に拳をぶつける。
「いったー。ほれ、いつものあの部屋開けといたから早く行っといで」
何かと気が利くやつで、友達思い。俺はアイナの評価をあげた。
周りの囃し立てる、声を聞きながら、俺たちはフェルのあとについていく。
その部屋は少し広めの休憩スペースと言った感じの場所だ。
「で、お話とは?」
「あぁ、まずは驚くと思うが話を聞いてくれ」
俺はフェルに今話せるだいたいのことは話した。
俺が異世界人であること、ここに来るまでの経緯。そして俺のスキルに関すること。
「な、なんか規格外すぎて、話についていけないのですが。それでもそんな話私にしてもいいんですか?」
「あぁ、まぁそのなんというか」
俺は息詰まる。ただ言いにくい。恥ずかしいといった感じの感情が前に出てくる。
「ユウ様は守りたくなったんですよ。この町を、フェルさんやアルさん、テクルさんにリナちゃんレナちゃん。このすべてです」
俺の気持ちを代わりに話すティナ。
それを聞いたフェルが、俺の方を見る。
俺は頬を指でかく。
「まぁ、そういうことだ。それと、まだみんなには言ってなかったが、俺、人種やめてるから」
「「「「……」」」」
俺以外の4人から沈黙という名の威圧がかけられる。
俺はそのまま、人をやめた経緯を伝える。
みんなには呆れられ、それでも受け入れては貰えた。
「じゃあ、今からコピペ作業をフィーとフェルにしたいと思う」
「たしか、主様が持ってるスキルやエルさんの持ってるスキルを譲渡でき、私たちの持ってるスキルを主様が得ることができる。でしたっけ?」
「ほんと、破格のスキルですねそれ」
フィーとフェルがそれぞれ反応する。
「で、少し恥ずかしいんだが、効率よく作業を進めるために、体を接触させなきゃなんだが、あくまで、効率がいいだけで、っておい!」
俺が説明を終える前に、フィーが俺の腕を抱きしめる。
「それぐらいなら、構わないわ。私は主様の所有物ですし」
「あの、聞き捨てならない単語が聞こえたんですけど、えい!」
フィーの発言を気にしながらもフェルは反対の腕にくっつく。
「なんか、年下に甘えてるダメな大人みたい」
フェルは横で、そんなことを言っている。
《モテモテですね。ますたー》
(うるさいよ)
〝ユウ、後で私もくっ付くから、覚悟〟
〝ならおねーさんも〟
[なら、ノワールもなの!]
“むぅ、みんなずるい”
一気にしゃべりだす。のはやめてほしい。それと、ティナとフロンが羨ましそうな目でこちらを見ている。
「それじゃあ、始めるぞ。魔力を流すから、何かあったらすぐ離れろよ」
「わかったわ」
「わかりました」
そして俺は、コピペ作業を開始した。
なれない、感覚に驚き声が漏れ、悶える女の子二人に挟まれるという謎状況。
しかもそれをほかの女の子に見られるという。
本当になんだこの状況。
「よし、終わったぞ。大丈夫か? ティナ、フロン支えてやってくれ」
「「はい」」
俺はフィーとフェルを二人に任せ、二人のステータスを確認する。
『フィリア・フィルナール 女
年齢 :14
種族 :半妖精種
職 :精霊使い
属性 :無
スキル:弓術 蹴撃術 体術 精霊魔法 影移動 隠蔽 意思疎通 無詠唱 家事 奉仕術 房中術
ユニーク:精霊使役 精霊眼
武器 :慧弓ルサールカ
耐性 :魔法耐性 精神耐性』
『フェル・ナイア
年齢 :21
種族 :人種
職 :受付嬢
属性 :風
スキル:体術 話術 交渉術 契約術 風魔法 家事 危険察知 意思疎通
ユニーク:なし
武器 :なし
耐性 :精神耐性』
と、まぁこんな感じに落ち着いた。
意思疎通のスキルを試し、二人は驚いていたが、まぁ慣れるまでは頑張ってほしい。
俺たちが、部屋から戻ると、顔を赤くした、フェルとフィーを連れていた俺は、変な目で見られた。
俺はただ、変な噂が広まらないことを願った。
受付で、フェルにパーティカードの更新をしてもらい。フィーを追加した。
また、来たときはのんびりしよう。アルたちとの約束もあるしな。
そのまま、フェルの見送りと共に俺たちはノワールに乗り王都に帰還した。
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