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一章 目覚めた死神姫
episode11 王子の気遣い
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「おはようございます」
「うん、おはよう」
その日の朝、思いのほかぐっすり眠れた白雪は、まだレオンと顔を合わせるのは気まずかったが、それを顔には出さずに粛々と挨拶をする。
「あ、そうだ。白雪ちゃん。もうすぐ、学園でクラス対抗戦があるんだけど…」
「クラス対抗戦?」
聞きなれない単語に首を傾げる白雪に、苦笑したレオンは、その内容をわかりやすく説明してあげる。
「クラス対抗戦というのはね、3年に2回ある対抗戦だよ。トーナメントみたいに、1クラス対1クラスじゃなくて、全クラスで一気に森の中で行われる、サバイバル戦。因みに、対戦が行われる森には魔物もいるけど、最高でDランクまでだから、心配はいらないよ。Sクラスの人間だったら一瞬で屠せるだろうね……まあ、一番下のDクラスぐらいだと一瞬とまでは行かないと思うけどね」
「へぇ。そんなイベントがあったんですね」
「うん。ルールはクラスの全員がダウンするまで。1人でも残っていれば勝ちだよ。だから、1クラス以外の人間が全員倒れるまで終わらないから、何日かかるかは分からない。一応1週間って期限があるけど、それまでに終わったら終わり」
どう?楽しそうでしょ?と明るく笑いかけてくるレオンに、ああ、昨日の事を気にかけてくれてるんだなと感謝する白雪。絶対口には出さないが。
「たしかに…楽しそうですね。でも、魔法を使ったりしたら、誤って殺してしまうんじゃ?」
「ああ、それなら安心して。森の中って言ったけど、本当は森の中のような古代遺跡の中なんだ。この遺跡が凄くてね。ある魔道具とセットで使うと、中で死んでも、外に出されるだけで実際には死なないんだ」
心配そうに訪ねた白雪にニコニコと笑いながら説明するレオン。
「べ、便利な遺跡ですね…。なるほど、死なせる心配がないのなら、全力で戦いましょう」
ふふふ、と黒い笑みを浮かべる白雪は、やはり先程令嬢にバカにされたのが気に触っているのだろう。
(私の怖さを思い知らせてあげますよ。丁度身体を動かしたかったんですよねぇ~。3年全員、私のサンドバッグです…!)
白雪から黒々としたオーラが出ているのを苦笑いで見ながら、元気が出たようで良かったと安心するレオンだった。
「うん、おはよう」
その日の朝、思いのほかぐっすり眠れた白雪は、まだレオンと顔を合わせるのは気まずかったが、それを顔には出さずに粛々と挨拶をする。
「あ、そうだ。白雪ちゃん。もうすぐ、学園でクラス対抗戦があるんだけど…」
「クラス対抗戦?」
聞きなれない単語に首を傾げる白雪に、苦笑したレオンは、その内容をわかりやすく説明してあげる。
「クラス対抗戦というのはね、3年に2回ある対抗戦だよ。トーナメントみたいに、1クラス対1クラスじゃなくて、全クラスで一気に森の中で行われる、サバイバル戦。因みに、対戦が行われる森には魔物もいるけど、最高でDランクまでだから、心配はいらないよ。Sクラスの人間だったら一瞬で屠せるだろうね……まあ、一番下のDクラスぐらいだと一瞬とまでは行かないと思うけどね」
「へぇ。そんなイベントがあったんですね」
「うん。ルールはクラスの全員がダウンするまで。1人でも残っていれば勝ちだよ。だから、1クラス以外の人間が全員倒れるまで終わらないから、何日かかるかは分からない。一応1週間って期限があるけど、それまでに終わったら終わり」
どう?楽しそうでしょ?と明るく笑いかけてくるレオンに、ああ、昨日の事を気にかけてくれてるんだなと感謝する白雪。絶対口には出さないが。
「たしかに…楽しそうですね。でも、魔法を使ったりしたら、誤って殺してしまうんじゃ?」
「ああ、それなら安心して。森の中って言ったけど、本当は森の中のような古代遺跡の中なんだ。この遺跡が凄くてね。ある魔道具とセットで使うと、中で死んでも、外に出されるだけで実際には死なないんだ」
心配そうに訪ねた白雪にニコニコと笑いながら説明するレオン。
「べ、便利な遺跡ですね…。なるほど、死なせる心配がないのなら、全力で戦いましょう」
ふふふ、と黒い笑みを浮かべる白雪は、やはり先程令嬢にバカにされたのが気に触っているのだろう。
(私の怖さを思い知らせてあげますよ。丁度身体を動かしたかったんですよねぇ~。3年全員、私のサンドバッグです…!)
白雪から黒々としたオーラが出ているのを苦笑いで見ながら、元気が出たようで良かったと安心するレオンだった。
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