12 / 46
本編
変な人
しおりを挟む
さて、中等科に特待生として入学して、1年ちょっと経ったよ
あ、研究室は持ち越しだから、今も変わらず使ってるよ
成績特待生が特待生落ちすると、研究室も明け渡しになるから、次の特待生にはそこがあてがわれるんだよ
だから、落ちない限り、高等科卒業までは持ち越しなんだ~
早く戻って、新作ポーション作りたいなぁ~(遠い目)
え?何で遠い目してるかって?
うん、だってね?
目の前でなんか喚いてる人が居るんだけど、意味が分からないんだよ。
くまったくまった…じゃなくて、困った困った
「ちょっと‼︎聞いてるの⁈」
「ええ、聞いていますよ。それで、なぜ私の研究室が貴女のものという事になるのですか?」
「だから!あの研究室はヒロインがあてがわれるものなのよ‼︎何で悪役の貴方が持ってるのよ‼︎さっさと研究室を返して!」
「…貴女も研究室を持っていますよね?」
「はぁ?何でヒロインの私があんな遠い研究室を使わなきゃいけないのよ⁈
私は…」
ね?意味わかんないでしょ?
なんかまだ喚いてるけど、誰かどうにかしてくれない?
この人って、光魔法で研究特待生として今年中等科に編入してきた、カーリー男爵家の庶子、マイン・カーリーじゃなかったっけ?
えぇ…、僕が黒で、光は侯爵家並の扱いを受けるとはいえ、僕は公爵家の子息で彼女が男爵家の令嬢なのはかわらないんだけど…不敬で首跳ねられても知らないよ?
てか、ヒロインヒロインって…もしかしなくてもこの人…転生者?
ここってなんかのゲームの世界なの?
僕ゲームってした事ないから知らないけど、ゲームのキャラとして見られるのは嫌だなぁ
僕は僕の意思がある"人間"なんだから、まるでプログラムみたいに扱われるのは…
はぁ…
「お話は分かりましたが、特待生には1つずつ研究室があてがわれ、落ちた者の研究室を新しい特待生が使う事が決まりとなっているはずです。
異議があるならば、私ではなく、先生方に抗議して下さい。
先生方から、納得のいくご説明を得ましたら、研究室を貴女にお譲りしましょう。
では」
「ちょっと!…」
なんか喚いてるけど、頭を下げてさっさと研究室に戻る
まぁ、先生に言われても、納得いかなかったら譲らないけどね
はぁ…僕はただ平穏に生活したいだけなのに…
あ、研究室は持ち越しだから、今も変わらず使ってるよ
成績特待生が特待生落ちすると、研究室も明け渡しになるから、次の特待生にはそこがあてがわれるんだよ
だから、落ちない限り、高等科卒業までは持ち越しなんだ~
早く戻って、新作ポーション作りたいなぁ~(遠い目)
え?何で遠い目してるかって?
うん、だってね?
目の前でなんか喚いてる人が居るんだけど、意味が分からないんだよ。
くまったくまった…じゃなくて、困った困った
「ちょっと‼︎聞いてるの⁈」
「ええ、聞いていますよ。それで、なぜ私の研究室が貴女のものという事になるのですか?」
「だから!あの研究室はヒロインがあてがわれるものなのよ‼︎何で悪役の貴方が持ってるのよ‼︎さっさと研究室を返して!」
「…貴女も研究室を持っていますよね?」
「はぁ?何でヒロインの私があんな遠い研究室を使わなきゃいけないのよ⁈
私は…」
ね?意味わかんないでしょ?
なんかまだ喚いてるけど、誰かどうにかしてくれない?
この人って、光魔法で研究特待生として今年中等科に編入してきた、カーリー男爵家の庶子、マイン・カーリーじゃなかったっけ?
えぇ…、僕が黒で、光は侯爵家並の扱いを受けるとはいえ、僕は公爵家の子息で彼女が男爵家の令嬢なのはかわらないんだけど…不敬で首跳ねられても知らないよ?
てか、ヒロインヒロインって…もしかしなくてもこの人…転生者?
ここってなんかのゲームの世界なの?
僕ゲームってした事ないから知らないけど、ゲームのキャラとして見られるのは嫌だなぁ
僕は僕の意思がある"人間"なんだから、まるでプログラムみたいに扱われるのは…
はぁ…
「お話は分かりましたが、特待生には1つずつ研究室があてがわれ、落ちた者の研究室を新しい特待生が使う事が決まりとなっているはずです。
異議があるならば、私ではなく、先生方に抗議して下さい。
先生方から、納得のいくご説明を得ましたら、研究室を貴女にお譲りしましょう。
では」
「ちょっと!…」
なんか喚いてるけど、頭を下げてさっさと研究室に戻る
まぁ、先生に言われても、納得いかなかったら譲らないけどね
はぁ…僕はただ平穏に生活したいだけなのに…
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,313
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる