貴方じゃないと嫌

レイティア

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奏sid

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奏は元々自他共認めるクズだった
女も男も性処理の道具としか思っていないし、簡単に人を騙すような人間だった


あの日、路地裏で蹲る雪斗を拾ったのは、ただの気まぐれだった

ちょうど彼女と別れ、家の掃除や夜の相手を探しているところだった
だから、ただの家政婦兼性処理道具にするつもりだった

拾った雪斗はガリガリで虚ろな瞳をしていた
言ったことをやり、夜の相手も抵抗せずに受け入れた
苦しそうなのも気づいていたが、奏にはどうでもよかった

だが、回数を重ねるたびに必死で奏を気持ちよくしようと頑張る姿に少しだけ優しくしてやろうと気まぐれに思った

雪斗は健気にも、奏に尽くそうとし、どんな理不尽も受け入れ、褒めると本当に嬉しそうにした
それが…いつしか愛らしいと思うようになっていたのはいつ頃か

今でこそなくなってきたが、拾った当初体中にあった傷やあざ、虐待を疑うには十分すぎた

だから…甘やかして、大切にしてやりたいと思った

そんなある日、奏が資料を取りに家に戻ろうとした時、家のすぐ近くの道で雪斗を見つけた
雪斗に声をかけようとして気づく

雪斗に腕を絡ませる女に

それからは衝動のまま、雪斗を家に連れ帰り、言い訳も聞かずに雪斗を縛り、前の女に使っていたディルドを入れてやった
言い訳をしようとしている口は俺のネクタイで塞いだ


それから俺は会社に戻り、仕事をして家に帰ったのは、お仕置きを始めてから3時間ほどが経った時だった
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